夢枕獏のレビュー一覧

  • 別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都

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    番組を見損なった。萩尾望都大ファンの番組プロデューサー(秋満吉彦)が満を持して放つ100分de名著。番組よりも論者は更に加筆したようだし、論者たちをア然とさせたらしい萩尾望都ロングインタビューも完全版で載っている。番組観なくても、こういうムックで読む方がよっぽど役に立つ。

    【内容】
    『トーマの心臓』をよむ――小谷真理
    『半神』『イグアナの娘』をよむ――ヤマザキマリ
    『バルバラ異界』をよむ――中条省平
    『ポーの一族』をよむ――夢枕獏
    萩尾望都インタビュー

    ここで新たに提示されている萩尾望都論は、それなりに新しい視点ではあるけれども、驚くようなことは書かれてはいない。かつて80年代の

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    2021年08月02日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    ネタバレ

    陰陽師安倍晴明の活躍と言うより、晴明と博雅の日常(?)。物怪、怪異が跋扈する闇の京都が舞台なのだけど博雅の人柄が緩和剤になってホッとさせる。
    改行の仕方が絶妙で臨場感をもたらせる。読みながら登場人物と息をのんでしまうというのか…。更に読みやすい。
    2巻では「鬼小町」がココロに残った。やるせなさ、安倍晴明でも解きほぐす事の出来ないしがらみがあるのだなぁ…と。

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    2021年07月29日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    歌合のような雅な宮中行事も描かれる一方、哀しい思いが凝り固まって鬼に変じたものも出てくる。
    晴明と源博雅が今作もいいコンビ。

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    2021年07月25日
  • JAGAE 織田信長伝奇行

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    織田信長の物語。面白かった。垣根涼介さんの『信長の原理』同様に信長の心理を描いた物語。一気に読めた。

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    2021年07月22日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅のコンビがおもしろい。
    いろんな妖しいものが出てくるけれど、強い思いが形になって現れてくるものが多く、訳もなくいたずらをするのではない。陰陽師はその思いを聞いて、成就する手助けをしているのだなと思った。

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    2021年07月18日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    平安の闇の中で博雅の無骨な真っ直ぐさを眩しく思う。前作よりももっと。
    晴明の掴めぬ妖しさが見え隠れする度に、博雅の意図せぬ可愛いらしさを感じる。ホームズとワトソンを思わせる凸凹なコンビの姿は麻薬に似ている。もっと、もっと2人の活躍を知りたいと続きを求めてしまう。
    どこか仄暗い世界で、2人の何とも言えぬ信頼感には安堵感すら感じるのだ。
    そして、一冊を読み終えてまた続きを…と思いキリがない。

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    2021年07月14日
  • 別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都

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    お正月に放送された素晴らしい番組の本が出てたので買った!スペシャルインタビューも。じっくり読みますよ

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    2021年06月22日
  • 神々の山嶺 下

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    やっとよみました。上下巻の感想です。
    漫画の方を読みたいなと思って数年たってしまい、結局読んだのは小説の方。有名なだけあって面白くないわけはない。これだけ長いのに漫画のようにするすると読めてしまった。

    ひとつ気になったのは女絡みの話が多いこと。
    山の話をわざわざ手に取る以上、山に人生を捧げた狂った人間の話が一途に読みたいところ。
    主人公がやたらと別れた女や新しい女に言及していてうんざりしてしまった。女々しい。。。羽生との対比が際立つにしても、もう少し主人公には格好良くあってほしかった。

    特に誘拐とか現地妻とかそのあたりの話はいらなかったなぁというのが、恋愛ものが苦手な自分の率直な意見である

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    2021年11月10日
  • 獅子の門8 鬼神編

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    夢漠の大作「獅子の門」を読み終えた。
    作者自身が一番楽しんだんだろうと感じられる、
    まさしく趣味で書かれた小説だろう。
    最後のメインヒーローとダークヒーローの闘いは結末も含めて楽しませてもらった。
    ストーリーとしては読者を選別するだろうが、男なら何故か惹かれる単純だけど骨太な小説だった。

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    2021年05月28日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集

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    『神々の山嶺』のスピンオフ本。
    とのことですが、私は『神々の山嶺』読んでません。でも問題なく読めました。
    山に纏わる8編の短編集。

    ガッツリ登山の本。って訳ではなく、山に因んだホラーだったりファンタジーだったり、ダークだったりちょっと恋愛モノだったり。色々なテイストが読める一冊でした。山も日本だけでなく海外の山も出てきます。

    これ読んで逆に『山々の山嶺』読みたいな、と思ってます。

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    2021年05月09日
  • 小説 ゆうえんち -バキ外伝- 1

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    週刊チャンピオンで連載中の小説バキ外伝「ゆうえんち」。

    主人公は葛木無門。あの柳龍光を師匠の仇という少年。時系列はバキの最強死刑囚編の前なので、柳を捕まえた少年ということですね。
    いろいろと、バキの登場人物との関わりがあったり、夢枕獏の小説の登場人物が出てきたりと、板垣恵介&夢枕獏の世界を重ね合わせて煮詰めていく様子です。

    無門の素性に驚き、師匠である松本太山の素性にまた驚く。
    克己の兄という無門。こずえの父親だという太山。いやいや、好き勝手やらしてもらっているなぁ、という感じです。漫画版餓狼伝の方も、好き勝手やらしているので、お互いにどうぞどうぞ、なのでしょう。

    刃牙とこずえが

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    2021年05月05日
  • 混沌の城(下)

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    ネタバレ

    エログロ描写にオドオドしながらも上下巻一気読み!
    バトルもの小説としてめちゃくちゃに面白かった
    敵も味方もキャラ立ちまくりで読んでて楽しい

    ……なんだけど…これ途中だよねえ…
    第一章完くらいな感じ
    続き読みたいけど、もう20年以上経ってるみたいだしねえ…
    残念

    個人的には左門推しなんだけど、正体分からんままだな
    主人公武蔵の生い立ちも、本当の能力もまだちゃんとは明かされてないし

    ていうか、幻夜斎は…?
    魔王信長は?
    片桐良いキャラだな…とか

    続き読みたい…

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    2021年05月03日
  • 獅子の門6 雲竜編

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    主要人物の闘いが続くためか、魂の闘いばかりになってしまった。闘いにちょっとメリハリが欲しいかな。
    後2巻。どういう結末を用意しているのか?

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    2021年04月27日
  • シナン(下)

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    セリミエ・ジャーミーやスレイマニエ・ジャーミーを見に行きたくなる。
    あとコーヒーが飲みたくなる。
    チューリップを植えたくなる。
    章の間に入る詩が良い感じ。
    読後感も良い感じ。
    塩野七生の『小説 イタリア・ルネッサンス』と合わせて読むと面白い。

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    2021年04月18日
  • シナン(上)

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    奇しくも、先日読んだ塩野七生の『小説 イタリア・ルネサンス』と同時代。
    塩野七海の方は、ヴェネツィア視点の話で、こちらはオスマン視点で面白かった。
    スレイマンが、イブラヒムが、ミケランジェロにアルヴィーゼが!もう、奇跡の時代。
    世の理について何か一本通っている話。

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    2021年04月16日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    人が普通に生活できない領域へ踏み込むこと、そこに依存していった男たちの物語。
    高山でのしんどさ、限界を迎えた人間の心理描写が秀逸。
    ●気に入ったフレーズ
    人は両手に荷物を持っていたもうそれ以上は持てない。いったん両手の荷物を捨てなければ次の荷物を抱えられないからね。

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    2021年04月04日
  • 獅子の門3 青竜編

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    いよいよ主要人物達の強さを求めるぶつかり合いが始まった。副題に則れば四神の凄惨な闘いのオープニングにあたる巻でルール無用の強さの頂点を目指す。
    それぞれが誰かに対する勝利の渇望を秘めて次巻へと進んでいく。

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    2021年04月04日
  • 獅子の門2 玄武編

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    群狼編で登場した人物が強さに憧れ、進んでいく
    姿を描いた玄武編。
    強さへの渇望による闘い(ケンカ)とSEXがすべての
    シリーズだ。
    このシリーズはあきらかに夢枕獏の趣味で描かれたものであると感じた。

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    2021年03月29日
  • ヤマンタカ 上 大菩薩峠血風録

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     星5つでもよいのだが、「音無しの剣」の術理が明かされる下巻はさらに面白いはず。星4つにとどめておく。
     史実に詳しい者なら、近藤・土方・沖田が本作で死ぬことはないと解りきっている。だったら、架空の剣豪と刃を交えても安心していられるかというと、ハラハラさせてくれる夢枕獏の筆力。
     新選組ファンにとってバイブルと言える司馬遼太郎『燃えよ剣』。本作の沖田総司は、司馬版に殺人嗜好症を加味したような残念な奴。あと一歩で半村良『産霊山秘録』の沖田になってしまう。
     大好きな土方歳三が活躍するのは嬉しいが、「丈六尺に近い」というのはどうだろう。実際は170前後ではないか。

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    2021年02月18日
  • 神々の山嶺 下

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    ネタバレ

    あらゆるものを犠牲にし、とてつもない時間かけて準備して山に挑む羽生の姿がすごい。
    極寒の絶壁で羽生の筋肉が熱をもって、迷うことなく登っていくみたいな表現があって、これはもう神の領域だなと思った。それだけ神聖な状態になった人間に圧倒されさた。これは神になろうとした男の物語だった。

    途中ちょっとついていけなくなるくらいの自問自答シーンに戸惑ったり、予想通りのラストに苦笑いしたりだったけど…
    それをひっくるめてもお釣りがくるくらいの熱量の物語だった。

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    2021年01月12日