あらすじ
そしてもう一通。玄宗皇帝側近の宦官・高力士が遺した手紙には、更なる驚愕の事実が記されていた。その呪いは時を越え、順宗皇帝は瀕死の状態に。呪法を暴くよう依頼された空海は、逸勢や白楽天、大勢の楽人や料理人を率いて、華清宮へと向かう。そこはかつて玄宗皇帝と楊貴妃が、愛の日々をおくった場所であった。果たして空海の目的は――? 大河伝奇小説、堂々の完結!!
◆日中共同製作で映画化! 豪華キャスト競演!
『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』
監督:チェン・カイコー
公開:2018年2月24日
配給:東宝 KADOKAWA
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Posted by ブクログ
よかったぁ~。
かっこよかったぁ~。
あっと、いうまに4巻読破!
空海と逸勢の関係が、陰陽師の時の清明と博雅の関係とダブるけど私はすきです! 丹翁もいい味!!!
最後は、泣きそう。
あぁ~たまらぬ春の曼荼羅であった。
Posted by ブクログ
橘逸勢が他人とは思えない。
自分のプライドズタズタにした男に縋らないと国に帰れないってのがね…。
この天才と凡人のどうしようもない差が切なかった。
優秀すぎる人が横にいるのは、色々と利点もあるけど、それ以上に自分の無能さが際立ってほんとつらい。
Posted by ブクログ
誰かの人生が幸せだったか、幸せでなかったか。
そんなことを問うても、仕方が無いことなのに、
人はおせっかいにそんなことを思ってしまうんだと思う。
気になってしまう。
人生の中に一瞬でも満たされた時間があれば、
その人の人生は幸せだったと思うのだけれど。。
だから、丹翁と貴妃は幸せだと私は思う。
Posted by ブクログ
17年かけて描いた作品をこの1か月足らずで読み終えた。天平から平安に至るこの時代の中国と日本の交流があったからこそ生まれるこの物語にワクワクして読み進められた。
Posted by ブクログ
物語の場面は玄宗皇帝と楊貴妃が出会い別れし華清池の廃墟へと移り、やがて月下、最後の宴の幕が切って落とされる。空海の招きに応じ集いしは愛ゆえか憎悪ゆえか死にそびれた人鬼達。各々、仇敵を前に空海の酌で静かに酒を酌み交わす。やがて死すべき者は死に静かに宴の幕が下りる。この後、生き残った者共の後日談が淡々と語られる。空海を狂言回しとしたのは正解。その圧倒的事績と残された書簡集の前にはどんな小説家の想像力も色あせたものにならざるを得ない。「龍馬伝」で人気再燃中の坂本龍馬が明治維新の奇跡なら空海は日本史の奇跡である。
Posted by ブクログ
わずか700日で密を極めた空海の遣唐使時代の偉業とは何だったのか?!
17年かけてようやく完結。他のシリーズも完結に向けて頑張ってもらいたい。
(2010/8/20)
Posted by ブクログ
全四巻を読み終わりました。
空海の遣唐使として唐に渡った、時代背景を組み込んだ、実に読み応えのある珍しい日本の中国を舞台にした小説です。
色々な形で歴史上の人々が絡み合い(実際に絡み合ったのも事実ですが)読んでいるとまるでそれを見てきたかのような錯覚さえ感じます。
楊貴妃の悲しい一生が読んでいて辛くなりました。
いわゆるスルメのような読めば読む程味が出てくる超大作でした。
Posted by ブクログ
空海が主人公なんて最高。
空海が経糸で、横糸がいろいろな妖術使いだ。
奇想天外な冒険活劇だ。
中国の歴史上の人物も出て来て、間違いなく楽しめる。
ああ、満足だ。
Posted by ブクログ
堂々の大団円――ということになるのかな。
最後はやはり、「空海凄すぎ」の一言。でもこれは決して夢枕さんの創作だけではなく、本当に空海は超人で、しかも周りへのパフォーマンスも上手い人だったのだと思う。
ストーリーのほうは、ちょっと広げすぎ&長すぎて大風呂敷を畳めなかった感がなきにしもあらず。
本編の最後の方は「超展開?」とも言いたくなってしまったが、キャラクターの魅力と世界観が素晴らしかったので、ご愛嬌ということで。
空海その人と、物語を取り巻く密教的世界観に興味を持てた一冊でした。
これは余談だけれど、私がこの本を読み終えたとき、ちょうど東京国立博物館で「空海と密教美術展」が開催されて、空海や密教の関連本がたくさん出て、個人的に大変嬉しかった。
九州国立博物館にも、展示が来てくれないものだろうか。。