あらすじ
九十九乱蔵(つくもらんぞう)。身長二メートル、体重一四五キロ。中国拳法八卦掌(はっけしょう)の達人。妖魔封じを稼業とする祟られ屋――いわば《現代の陰陽師》である。今回の依頼は、企業グループ総帥の娘・涼子に憑依した謎の生き霊を祓うこと。修験者・玄角と協力して“気”を送った乱蔵の前に現れたのは、憤怒の形相をした、“鬼”だった……。巨体にみなぎる、本物の男の優しさ。これが、乱蔵の憑き物落とし!
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Posted by ブクログ
「銀河英雄伝説」と同じく、小説好きになったきっかけとなった1冊。ほぼ同時期にそれぞれを読み、どちらにもどっぷりとハマったw
コチラは1つ1つの話が拍子抜けするほどアッサリと終わり後を引かない短さながら、途中でやめられなくなる面白さ。気付けば読み終わっている、というのが正直なところ♪
長い物語にどっぷり浸って、じっくりと余韻を味わいたい人には不向きかも知れないけれども、これほど読みやすい作家さんもそうそう居ない(特に「陰陽師」はその筆頭)♪ 小説がニガテな人にこそ読んでみる価値のある夢枕獏作品群♪
Posted by ブクログ
再読。
って言っても、前に読んだのは四半世紀以上前なんだけどね。(^^;
今のようにラノベが溢れている時代ではなかったので、格闘技と陰陽師の組み合わせを新鮮に思った記憶がありますが、今読んでもそう古くなっている感じはしませんね。
やはり格闘の描写がすばらしいです。
憑き物落としについては、まだ単純すぎる気もしますが。(^^;