あらすじ
恋人の体をまさぐる生霊の手、夜の教室でブランコをする少女、部屋の中にぼうっと立っている、灰色の背広を着た男……読んだあと、思わず振り返って後ろを確認したくなるような20の掌編からなる表題作のほか、仏陀になる前のシッダールタを描いた「異形戦士」「輪廻譚」などバラエティに富んだ短編9篇収録。「ガキの頃から奇妙な話が好き」な夢枕さんが、虚実ないまぜて読者の恐怖心を刺激します!
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Posted by ブクログ
「鳥葬の山」と同時に購入したヤツ。
作者曰く、頭は長編型。
なので、短編、更に短いショートショートは苦手みたい。
作家としては、長編一作とショートショート一作は、同じ頭脳労働が必要とか…
星新一さんって、どんなけ凄いんや!って事やな。
タイトルにもなってる奇譚草子は、都市伝説とか、友人の体験等の話が中心で、めっちゃ怖いというより、ゾワゾワして来る感じ。
でも、こんなんの方が、後から来るから嫌やねんなぁ…
フッと夜中に思い出して寝れん…とか…
夜道歩いてて…「ゲッ!」みたいになる…
それ以外は、
ミステリーっぽい
仏教系?
狂ってる?
と様々あり。
通勤電車とか、隙間時間に最適やけど、夜に読むのは…(>人<;)
Posted by ブクログ
あれ?
どこかで、読んだような気がします。
他社で文庫になってるのかな。
「逆さ悟空」みたいな感じの話が好きです。
「陰陽師」の初期にも、こんな作品ありましたよね。
「如」の字の話。
Posted by ブクログ
獏さんは短編も好き。
とつとつとした語り口調が、なんでもない闇をも怪しくさせてしまう。彼岸と此岸はほんの紙一重。怪しいけれど、どこか暖かみを感じるのは氏の人柄か?
Posted by ブクログ
怖い!!
けれど、時々でてくる素の夢枕獏が「現実のはなしも書きたいけれどわるいものが集まりそうでこわい」というのですこしホッとしてしまってこわいけれど読めてしまう、という感じです。
Posted by ブクログ
古くは『日本霊異記』や『今昔物語集』、はたまた『百物語』『耳襄』に匹敵する不思議で怖い出来事を集めたのが本書『奇譚草子』である。一本多い手の話、手に映ったサムライの顔の話、何度も雪に埋めた死体の話、逆さ悟空…等々、現代に伝わる怪異な話の数々を収録。夢枕ファン、待望の一冊が遂に復刊。
カテゴリがイマイチよくわからないけど。
とりあえず小説って感じではないので。
そんなに怖いって感じでもない。
これだけまとめたってだけでも大変だったとは思う。