夢枕獏のレビュー一覧

  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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     詩人のしるす文章は、形容のための形容が前へ出て、およそ おおよそ読みにくい。
     夢枕獏の綴り方は、私にとって「詩人のしるす読みやすい文章」だ。
     本書は『陰陽師』シリーズの外伝のような味わいで、一気に読めた。
     夢枕版の光源氏は、好色とは別のリビドーで動いているようだ。
     

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    2019年05月22日
  • SF JACK

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    計11作収監。どれもコンパクトながら、難しくて・・・。だけど、どの作品にも流れているのは、”人はどう在るべきか”という問いなのだと思う。難しかったが、面白かった。

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    2019年05月07日
  • 獅子の門8 鬼神編

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    やはり最初から読んできた小説を完結まで読み切る事が出来るという事は幸せです。
    栗本薫、田中芳樹、夢枕獏という壮大な話をぶち上げて放り出す人達に翻弄された少年期でありましたが、ようやく獏さんが重い腰を上げてくれました。本当にうれしい。
    臨場感とスピード感のある格闘シーンはやはり獏さんの独壇場です。
    最後の結末はびっくりしましたが、これだけは絶対にここには書けないです。知りたければ読むのだ!と同年代で読むことを辞めた人たちに強く言いたい。読みなさい。

    さて、でも苦言もあるんですよ、山ほど。愛するからこそですけれど。
    剣豪小説に同時代性を求めないのと同じで、その年代で書いたのであれば「プロレスと空

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    2019年01月28日
  • 獅子の門5 白虎編

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     5人の若者たちが強さを求めて闘う姿を描く格闘小説シリーズ第5弾。

     ついに5人の若者たちが一堂に会して、トーナメントの試合でぶつかり合うこの巻、1試合、1試合の闘いに目が離せない展開でした。
     
     迫力のある格闘シーンだけでなく、5人の若者たちを取り巻く人物たちの葛藤も描かれており、物語の深さを味わうことができました。

     5人が全員勝ち続けることはもちろんなく、お気に入りの2人が敗退してしまったのが、残念でした。

     それでもこの物語の持っている熱量が下がることはなく、今後の展開が楽しみです。

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    2019年01月27日
  • 獅子の門5 白虎編

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    ネタバレ

    なんという意外な展開!まさか室戸武士が加倉文平に勝とは!ぼく的には結構びっくりでした。まだまだ発展途上の武士には、ここで一度敗北させ経験積ませる感じかなと想像しておりました。まあ、想像とは違うけれど名勝負といっても過言ではない熱い勝負でした。
    普通なら実験的に感じる文章も、獏さんがスピード感と混乱を表現する為のトレードマークです。

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    2019年01月15日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    空海が巻き込まれた事件は、想像を超える陰謀と野望が蠢くものだった。人の思いは一筋縄ではゆかぬものだ。時を超え、たどり着いた真実はえも言われぬ味わいで、よくぞその謎を紐解いたと空海の観察力の鋭さ、賢さに関心する一方で、翻弄された楊貴妃の運命が哀しい。野望も過ぎれば大惨事。恨みつらみで70年、80年生きるのは辛いものだ。後半はおかざき真里さんの阿吽とリンクするですよ。

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    2019年01月14日
  • 獅子の門4 朱雀編

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    次第に関わりが濃くなっていく各主人公達。僕の好きなコミュ障の芥くんの出番が少なくて寂しいですが、次第に唸りを上げてきた物語が非常にうれしいです。思い入れが有るので素直に楽しく読んでしまっています。あーうれしい。

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    2019年01月11日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    学生の頃、この作品を読んでいて、電車を乗り過ごしたのを覚えている。それから陰陽師にはまり、映画、ドラマ、漫画、野村萬斎、書籍、民俗学……と様々な世界を広げてくれた。

    そして本日、野村萬斎の現代能「安倍晴明」を観てきました☆

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    2019年01月09日
  • 縄文探検隊の記録(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    <目次>
    まえがき
    第1章  日本人の食の源流
    第2章  住まいとコミュニティー
    第3章  翡翠の道をたどる
    第4章  土偶と諏訪信仰
    第5章  生命の木「クリ」
    第6章  漆文化のルーツ
    第7章  天然の接着剤「アスファルト」
    第8章  縄文の神々
    あとがき

    <内容>
    学者岡村道雄と作家夢枕獏の対談集。時々ゲストが混じる。なかなか示唆に富む本でした。特に「クリ」のはなし。一方で縄文の神々ついては、学者の慎重な姿勢と作家の夢想がかみ合わなかった感じ。空海が出てきて「あれれ?」という感じでした。

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    2019年01月06日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    まさかまさかの
    横溝正史か!と思うような動機の数々…(ネタバレか?)
    思惑に思惑をかぶせて、なおまた思惑が交錯する。
    白居易の『長恨歌』をモチーフに、
    「宇宙」=「人の心」を描いた1800ページでした。

    読み終えてみれば
    「マンガだな」
    なんですけど、
    やっぱりそのへん、上手いよね…書き方が。
    結局、物語の拠り所を
    真言密教の持つ道徳観、人間観、美意識…等々にしているので
    ややもすれば法力合戦とか、お涙頂戴とかになりそうなんですけど
    そうはならないんだよな…。仕掛けがとても上手いな、と思います。
    さらに言うと
    この小説自体が、つまり、夢枕流の曼荼羅ってことに…なるんだよね?
    ということに気付

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    2019年01月06日
  • ハイエナの夜 〈新装版〉

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    たぶん再読。夢枕獏のアクションもの連作シリーズだから当然面白かったけど、オビに「巨匠の初期傑作!」ってあるのに違和感

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    2018年12月29日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    終わった。
    名残惜しい気持ちと、清々しい終わり方にニヤニヤしながら。
    最後の空海と丹翁の応酬が、また最高!

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    2018年12月27日
  • 獅子の門3 青竜編

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    ここまでは高校時代に読んだと思います。芥君VS志村の戦いが一番の見どころです。僕一押しの人見知り少年がすっかり強くなって凄絶イケメンの志村と互角以上の戦いを繰り広げます。獏さんの戦いものは、戦っていない所の静謐で精神的なシーンがいいんです。キマイラでも差し向かいで酒飲んでるシーンとかが妙に胸に染みますが、本作では最後に芥君が鳴海にぽつりと心情を吐露する所が妙に好きです。
    これ以降は読んだことが無い領域に進むので超絶楽しみです。

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    2018年12月28日
  • 獅子の門2 玄武編

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    血が騒ぎます。おっさんでもう闘争心ゼロなのに血が騒ぐぐらいなので、高校生時分は影響力絶大でした。僕的には巨体の室戸くんと人見知りの芥くんが好きです。夢枕獏さんの書く男は皆魅力的です。強さだけでは生活に結び付かず、それでも強さを追及していく姿が良いのです。

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    2018年12月27日
  • 神々の山嶺 上

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    面白い。
    羽生、魅力的な人物。親しくはなれないが、孤高のクライマー。シャイで極めて実は極めて優しい。
    生死をかけた高度登山の描写が素晴らしい。詩のよう。

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    2019年01月12日
  • 獅子の門1 群狼編

    購入済み

    獅子の門1の読後感

    夢枕さんの本は若かりし頃愛読していましたが、歳いってから読むのは久々振りです。懐かしくまた夢枕さんの世界に没頭させていただきました。また続編も読ませていただきたいと思います。

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    2018年12月17日
  • 獅子の門1 群狼編

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    青春時代の鬱屈を多大に晴らしてくれていた夢枕獏氏。内なる暴力性を読むことで昇華させてくれていたと今になると思います。勧善懲悪ではなく誰も彼も後ろ暗く、心の傷からどろどろと膿を流してのたうち回るような氏の文章はサービス精神の塊でありました。エロスとバイオレンスをこれでもかとぶち込みながら、人間の心内の泥の中に咲く一輪の花の美を描こうとしてきた人だと思っております。
    その筆力は超名作「神々の山嶺」で証明され、陰陽師で一般の人達にも浸透する事となりました。
    でも僕にとってはやはり「キマイラ」「餓狼伝」の獏さんなんですよね。30年程前に夢中で血をたぎらせて読んだのは今でも僕の血肉になっています。僕にと

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    2018年12月17日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    空海と逸勢の何気ない会話が俊逸!
    この会話から密教への理解が深まり、更に物語に入りこんで行く。
    いよいよ最終巻につづく!

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    2018年12月16日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    人たらし空海が唐の国にて巻き込まれた不思議な出来事は楊貴妃をめぐる壮大で政治的陰謀がにおう事件だった。ただ巻き込まれただけではなく、密かに着々と本来の目的である密教を教わる準備も進めていて、マルチタスクな空海に圧倒される。逸勢とのやりとりもますます冴え渡り、ホームズ&ワトソンの様相で引き込まれる。

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    2018年12月03日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    2点間の距離…空間…space…宇宙…空…

    空海の思想もジワジワと理解できるように仕込んである第3巻。
    そして物語は、楊貴妃を中心としたそれぞれの思惑が明かされる第4巻へと続く…。

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    2019年01月02日