あらすじ
体内にキマイラを宿す大鳳と久鬼。2人を案じる玄道師・雲斎は、キマイラの謎を探るため台湾の高峰・玉山に向かう。一方キマイラ化した大鳳と対峙した九十九。己の肉体に疑問を持ち始め悩む九十九の前に、気を操る謎のアメリカ人、フリードリッヒ・ボック、異能の格闘家・龍王院弘と次々に強敵が現れる。キマイラを巡り熾烈さを増す争いのなかで、少年たちの修羅の道は続く――。激動の第三弾!
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Posted by ブクログ
キマイラ第3巻
九十九編といってもいいほどの巻だと思う。
1巻の登場から体躯以外は最も人間的な雰囲気で描かれていた九十九だからこその悩みや葛藤があり、共感的に読み進めることができた。
物語の展開として、非常に今後の恐怖をあおるような話ではあるが、九十九については救いのある話だった。
Posted by ブクログ
己の肉体に疑問を持ち始め悩む九十九が闘いを通して立ち直り、キマイラの謎に立ち向かっていく。
この巻は、好漢、九十九三蔵がメインとなって物語が進み、若さゆえの挫折を味わいながら強くなっていく様子が描かれ、いい年のおじさんが思わず手に汗握って応援しながら読み進めていきました。
この巻も大鳳、久鬼、雲斎、龍王院など多彩な人物が物語を紡いでいき、物語の壮大な世界を味わうことができました。
次巻もそれぞれの人物の闘いが描かれることになるので、楽しみです。