夢枕獏のレビュー一覧
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ゆるりとした、怪しい物語
陰陽師安倍晴明と、音楽の才人源博雅を中心とした、雅な都に起こる奇怪な物語です。
様々な怪異を解決する天才陰陽師と、本人は自分でよく分かってないながら鋭いアドバイスをする人の良い博雅のコンビに、妖怪じみたライバルの芦屋道満、面倒は全て晴明に丸投げの師匠賀茂保憲。それぞれがそれぞれに活躍します。
基本的にはショートストーリー集なので読みやすいです。あまりアップダウンのある物語ではなく、ゆるゆると進んでいくので、読んでいる側も雅な気分になります。
人の執念や欲や情が人を鬼に変え、または人と神や仏と呼ばれる力を持つものとのこじれた関係を直してゆく、というのが基本となっており、そこに人々のドラマが垣 -
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Posted by ブクログ
陰陽師シリーズ。長編。
シリーズ発刊以来、初の長編ということですが、すでに既刊の短編集で収録されている話を一つの長編に組み込んで纏めたものであったらしい。シリーズ最初から読み進めている者からすると、すでに読んだような話ばかり。ただ、完全コピーというわけではなく、同じ話を違う方向から描かれていたりで、あらためて晴明と博雅という人物を確認できる意味では良かったのかな。
この作品の話の中心は言わずもがな、「付喪神ノ巻」の「鉄輪」。短編作でも十分に切なさは伝わっていたけれど、長編となって更に迫るものを感じることが出来た。とにかく、、、博雅が本当にイイ漢、、、。それに尽きます。 -
Posted by ブクログ
夢枕獏の作品。
これがまたなんとも、エロく涼やかでちょっとセンチメンタルな内容の短編集。
まぁだいたい鬼が出てくる内容で百鬼夜行的な感じの
陰陽師のような、まぁだいたいそんな感じ。
漢文もーちょい読み方また勉強し直さないとな…
・文徳天皇の后、染殿皇后が鬼に抱かれる
・紀長谷雄が鬼と勝負する話
・禁断の愛で閻魔大王にまで会ってしまう篁物語
すごくサクッと説明するとこんな感じ…
まぁ人はいつでも、鬼になれるということでしょうか。
3作品あるのだけども、やはり最後の小野篁の篁物語が一番良かった。
せつねぇ!!!みたいな。
たまにはこーゆー奇想天外摩訶不思議なのも面白い。