夢枕獏のレビュー一覧

  • シナン(上)

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    イスタンブルに旅行に行く人には是非この本を読んでから行って欲しいと思う本。想像力の乏しい私の代わりに、シナンの生きた時代や背景を夢枕さんがとても美しく善意に満ちた表現で補完してくれます。イスタンブルのモスクやトプカプ宮殿に行き、思いを馳せるとき、イキイキとしたイメージでそこに生きていた人のことを思い浮かべることができると思います。

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    2015年01月29日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    久しぶりに陰陽師を読んだ。いつまでも変わらぬ安倍晴明と源博雅。恐ろしきことにも、いつでも風流な形で話は進む。書いて25年。変わったけど、変わらないこの物語はステキである。

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    2015年01月28日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    晴明と博雅が庭の風景を肴に呑んでいるところに客人が…といういつもの感じ。
    ただ、今回は道満が色々と出てきてたので、今後は彼に軸足を移す布石かな、とも

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    2015年01月24日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    漫画版は妙な方向へ行ってしまったが、原作のこちらは晴明と博雅を巡る世界が楽しめる。男女の悲しい業を描きながらも飄々としていて、いやな後味は残らない。

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    2015年01月23日
  • 腐りゆく天使

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    実在の詩人萩原朔太郎と、美貌の神父と、埋められた屍体の記憶のない魂の話が最初はバラバラにスタートするが、最後の方にそれぞれの物語が一つに収束する様が面白かった。
    萩原朔太郎がいい具合に病んでて、詩や手紙から感じるイメージ通りで良かった。
    幻想的で耽美だった。
    まさに菊が腐っていくような嫌なような美しいような雰囲気。

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    2015年01月21日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    ネタバレ

    「夜叉婆」がダントツに心に残った。
    この巻は比較的蘆屋道満が多め。
    ある種パターン化している陰陽師がいまだにある程度受けているのは、キャラクターの書き方の妙だろう。
    晴明はある程度パブリックイメージで怪しくひとをくったような怜悧な美青年として書かれ、相方はその反対に陽を求められる。
    しかし、博雅の「陽」をとことんまでつきつめ、笛の名手であやかしにも愛される才能の持ちぬしにすることで、晴明に負けない魅力をもたせている。(これを理解しない監督が映画化で大失敗していたが)
    この蘆屋道満も今まで何度となく、不気味な敵として扱われてきたが夢枕獏の陰陽師では晴明とよく似た人物として書かれている。
    風体や立

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    2015年01月20日
  • 荒野に獣 慟哭す 5 獣神の章

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     ニュータイプの獣化兵、御門周平は、過去の記憶を取り戻し、愛する女を救うため、最後の戦いに臨む。

     多彩な人物が登場し、日本からメキシコへと舞台も移り、物語がどんどん広がっていったこの作品もついにこの間で完結しました。

     息を持つかせぬアクションと展開にはまり、これで終わってしまうので少し寂しく感じました。

     主人公の人間として生きていく覚悟と人を愛する思いが熱く伝わってきました。

     物語の最後で、この題名の本当の意味がわかりました。

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    2015年01月18日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    終わりに向かって進む話の展開、ビジュアルが生々しく浮かんできて、すごかった。陰陽師、たまには、長編もいい。

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    2014年12月07日
  • シナン(下)

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    ベネチアへ渡ったシナンは、なんとミケランジェロと出会う。史実ではないそうだが、なんともロマン漂う出逢いである。
    ベネチアとイスタンブール(スレイマニエ・ジャーミー、リュステム・パシャ・ジャーミー、ミフリマフ・ジャーミー、ソコルル・メフメット・パシャ・ジャーミーを訪ねて)、さらにはエディルネのセリミエ・ジャーミーを巡る旅に思いは募るのであった。

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    2014年12月03日
  • シナン(上)

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    オスマントルコで活躍した建築家シナンのお話。
    カッパドキア地方に生まれ、少年徴収制度で兵士団に入団しイスタンブールへ、以後宮廷建築家となり、いよいよベネチアへ向かうこととなる。

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    2015年09月04日
  • キマイラ10 鬼骨変

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    ネタバレ

    読み始めたのは、いったいいつだっただろうかというぐらいの昔の話であり、物語の中の時間の経過がほとんどなく、その間に時代が進んでおり、本来は登場しないはずの携帯電話が登場するなど、なんとなく今の当たり前のものが紛れ込んでしまっているが、まあそれは今の話に置き換わっているのだろう。本作はそういう時代の流れの中で、九鬼の高校時代のエピソードなど、物語が持っていた若い時代に戻りつつ、今の時代に即していこうという感があって良い。それにしても最後まで行き着くのか?多くのシリーズに結末をつけつつある作者ではあるが、これは終わらないほうが良いのかもしれない。

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    2014年11月11日
  • 真・餓狼伝 4

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    無茶な人間だけど愛嬌があっていいよねぇ。

    剣対素手。
    まあ、この時点で無茶苦茶。

    でも、それを力業で、見せてくれている。それも、ボクらが見たいと思っている形のものを。

    そこがよいなぁと思います。

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    2014年10月23日
  • シナン(下)

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    観光地としてトルコは最高の所だが、モスクもその重要な要素。シナンはその建築家。
    幾何学模様(多分フラクタル構造)に神を見出す部分に共感。宇宙の始まりに想いを馳せた。

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    2014年10月12日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    空海の唐、修行時代の話をベースに夢枕獏さん得意の妖物ストーリーや楊貴妃の謎が乗っかって、李白や白楽天の漢詩の世界が織り込まれるという多層な物語だった。
    エピソードが何度も重複するのが最後まで面倒だったが、それを補う物語の強さはある。

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    2014年10月11日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    夢枕さんらしい物語
    陰陽師が空海になっただけ。
    連載されたままのせいか、同じシーンが繰返し説明されるのが、いささか面倒だが、面白い。

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    2014年09月28日
  • 陰陽師 玉手匣 4巻

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    またまた、不思議な世界が展開してきましたよ。
    晴明さまはどこへ行ってしまうのか、そして博雅も・・・。
    晴明を退治してしまうのか?頼光一行。でも、それぞれのキャラも何やら楽しいけど・・・。
    若子さま、大丈夫、パパ似のイケメンになるから!期待してるわ!

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    2014年08月19日
  • 陰陽師 13巻

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    作者自身は、めちゃくちゃ明確なものを、めちゃくちゃ明確なビジョンで描いているにもかかわらず、読者には幾通りもの解釈の仕方がある。
    わたしの好きな「名作」は、そんなのが多い気がします。

    例えば、マンガでは、永井豪の「デビルマン」。例えば、映画では、アナ・トレント主演の映画「ミツバチのささやき」。
    小説では、なんだろう?最近読んだ、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」がそうかもしれない。
    みごとなぐらい、語る人、語る人によって、物語の解釈がかわっていく物語というのがあります。

    そして、この岡野版「陰陽師」も、そんな物語の1つなのかも。

    多分、岡野玲子自身は、説明するのさえめんどくさいぐらい明

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    2014年08月18日
  • 荒野に獣 慟哭す 4 鬼獣の章

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     メキシコに渡った御門周平は、敵の手から愛する恋人を救い出すことに成功する。一方で、聖なる遺跡近くで発見された油田を巡り、アメリカの巨大企業を交えた壮絶な戦いが始まる。

     この巻も遺跡や油田を巡り、敵や味方が入り乱れての戦いが繰り広げられ、戦闘シーンやそれぞれの駆け引きが描かれています。

     また、そこで描かれているのは、人として生きていく覚悟だけでなく、文明との闘いもあります。

     それぞれの登場人物の生き方や野望など、読みながら考えさせられました。

     いよいよ次巻が最終巻ということで、結末がどうなるのか見逃せません。

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    2014年08月17日
  • 荒野に獣 慟哭す 3 獣王の章

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     愛する恋人を救うため、獣化兵の御門周平は、メキシコに渡る。そこで油田の利権争いニ巻き込まれ、敵味方入り乱れての駆け引きが繰り広げられる。

     本巻では、1・2巻に比べ戦闘アクションは抑え目だが、その分獣化兵を巡る敵味方の背景や駆け引きが描かれ、心理的な緊張感を感じさせる展開でした。

     また、今まで以上に御門周平の人間としての理性が試される場面が見られ、同時に過去の自分を探すという厳しい生き方を迫られる感じがしました。

     愛する恋人を無事救えるのか、御門自身に人間としての救いは訪れるのか、次巻も楽しみに読んでいきたいと思います。

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    2014年08月17日
  • 陰陽師 7巻

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    天徳4年(960年)の内裏歌合せを舞台にそれを台無しにしようとする菅原道真さんとそれを阻止しようとする晴明サイドとのかけひきのお話。
    このお話はよくまとまっていて、なかなか奥深く読ませてもらいました。
    道真さんが良いキャラクターだよね。

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    2014年08月12日