夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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     今宵も晴明と博雅のコンビが都の怪異を解決していく短編10編。

     久しぶりの「陰陽師」、この巻も晴明と博雅がホームズとワトソンの二人のような関係で読んでいてとても安心できます。

     この巻の10編のうち、一番印象に残ったのは、「安達原」のお話です。

     昔話にある山姥の怖い話かと思いきや、ラストは鬼でありながら人として思う心を描いた逸品でした。

     こういう話に出会う醍醐味が「陰陽師」の魅力なのでしょう。

     これからもやめられません。

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    2017年07月09日
  • 陰陽師 螢火ノ巻

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    相変わらず、あの二人は仲がいいねぇ。
    それこそなんかあったら酒を飲んで話をしている。
    そりゃ道満先生も妬けるわね。

    今回は道満先生も、お出ましが多くて、酒を報酬に働いてます。晴明様の代わりに。
    色々と面白かったよ。

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    2017年06月18日
  • 餓狼伝 the Bound Volume.2 【合本版】

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    ネタバレ

     僕自身がもうアラフィフなので、最も感情移入するのが泉宗一郎で、雑魚キャラ的にあしらわれてしまい悲しかった。いよいよMMAの萌芽が描かれ、野試合で殺し合いみたいな戦いばかりしていた丹波文七が大いに戸惑っている様子が面白かった。他の登場人物がみっちり描かれる中、梶原年雄の影がすっかり薄くなってしまった。試合がたくさんあって楽しかった。試合描写そのものはあんまりよく分からなかったのだが、誰が誰に勝ったのか前巻までは曖昧なケースもあったがしっかり白黒着くようになった。

     この小説が時代のものだと感じるのは、基準が当時のもので、またこの小説が作った基準もあり、それが覆ってしまった現在、成立していない

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    2017年06月11日
  • 餓狼伝 the Bound Volume.1 【合本版】

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    ネタバレ

     単行本4冊分で870ページもあって辞書みたいで持ち運びが大変だった。シリーズを4冊にまとめていて、他の3冊はここまで厚くないようだ。

     最初に発売された当時2巻くらいまで読んだ記憶がある。完結したらまとめて読みたいと思っていたのだがいつまでも完結せず、そのままモチベーションがなくなってしまった。今回は改めて最後まで読んでみたい。

     まだ、MMAがなかった時代でそれを夢想しているなんでもありのルールで誰が一番強いのかを競う。見返りはなにもないに等しい。だからこそその思いを共有できる人たちの繋がりが強く、選ばれし者感も強い。みんなちょっと狂ってる感じがすごくいい。そんな彼らがもし現代に現れて

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    2017年05月15日
  • 宿神(1)

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    佐藤義清(西行)の話。歴史物の体を借りた恋愛物。そこは稀代のストーリーテラー夢枕貘が素晴らしい小説に仕上げていて満点。

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    2017年04月25日
  • 陰陽師 醍醐ノ巻

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    今回も晴明、博雅コンビの安定感が何とも心地よい。
    全9編の中で個人的に好きなのは『犬聖』でした。
    晴明の兄弟子である賀茂保憲と保憲の兄である心覚上人が登場するお話ですが、物語の中から保憲と心覚や晴明との関係や心覚と晴明との関係が垣間見えた点が良いなと。
    あとは『百足小僧』も不気味さや気味悪さが効果的に用いられていて面白かったです。最後に少しだけですが道満が登場するというのも良い。

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    2017年04月25日
  • 妖樹・あやかしのき

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    設定が古代インドという事で、馴染めるか不安があったけど、壮絶な妖しい世界に一気読み。
    冒険好きで、怪力の若い王子アーモンと、従者の仙人の老人ヴァシタが、妖しい世界ラ・ホーの国に迷い込み、不老長寿が得られるという紅末利迦の樹を求める勇者と出会い、妖と戦う話。
    残酷な描写が沢山出てくるのですが、その描写が映像となって鮮やかに思い浮かびます。
    1巻なので、話としてはあっさり読み終わってしまいましたが、紅末利迦の甘く腐敗した匂いに、血の匂いも感じ取れる様で、世界観にどっぷり浸りました。

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    2017年04月13日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    陰陽師シリーズの長編。都で次々と怪異が起き、それらがとある人物の復活に繋がる。

    ポイントポイントの良いとこで道満(晴明のライバル)が出てくるのがちょっと笑ってしまう。

    ストーリー内のエピソードも凄まじく、読み応えがありました。

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    2017年04月09日
  • キマイラ12 金剛変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第12弾。

     数多くの登場人物たちがそれぞれの思惑で動き出し、運命的な接点が描き出されます。

     今作もあの三蔵と典膳がついに闘う場面など、見所が満載でした。

     一方で一人一人に成長のドラマが描かれている所も読みごたえのある巻でした。

     次巻も楽しみです。

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    2017年03月30日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    今回は1話目から博雅と晴明の距離感がいつもよりも近い気がする!!と思いながら読みました。
    博雅のことを誰よりも愛おしいと思っているであろう晴明と、晴明のさり気ない一言に翻弄される博雅…
    いつも通りの安定の展開が心地よい^^

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    2017年03月02日
  • キマイラ11 胎蔵変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第11弾。

     前巻では、物語が過去の世界にも広がりましたが、この巻では、舞台が日本から世界に広がり、さらにスケールが大きくなってきました。

     いったいこの物語はどこまで行ったら終わるのか、楽しみがさらに増えていく感じがします。

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    2017年02月26日
  • キマイラ10 独覚変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第10弾。

     出だしから雲斎と典膳との闘いからスタートするという何とも贅沢な巻でした。

     この巻から、大鳳の過去が描かれ、物語の世界が現代だけでなく、過去の世界にまで広がり、ますますスケールが大きくなって、この先がさらに楽しみになりました。

     それぞれの登場人物が新たな出会いをとげ、謎が少しずつ明かされていくミステリー要素も今回強く感じました。

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    2017年02月26日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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    コミック版のストーリーは、どこかあさっての方に飛んで行ってしまったが、原作は安定の面白さ。
    獏先生の健康を祈ります。

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    2017年02月12日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    最後は大活劇の様相。今までの短編とテイストが違ったが、二人のやり取りは相変わらず。いつまでも続いて欲しい。

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    2017年01月25日
  • キマイラ9 狂仏変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第9弾。

     大鳳と久鬼との関係も判明し、徐々にキマイラの謎が明らかになって、さらに物語に深みが出てきた感じでした。

     多数の人物が様々な場面で出会っていく展開に今回は意外な人物たちが関わっていき、この先の展開がさらに楽しみになりました。

     特に雲斎と典膳の闘いがついに始まり、どのような決着がつくのか、次巻に期待です。

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    2016年12月30日
  • キマイラ8 鳳凰変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第8弾。

     この巻も多彩な人物たちの活躍や出会いが描かれていますが、意外な二人がここで出会って物語が進んでいくという展開もあり、さらに楽しみが増えていきます。

     また、大鳳、九十九、深雪の純粋な三角関係も新たな進展を迎え、この先が気になる所です。

     新たな登場人物「狂仏」がこの後どのようにこの物語にかかわってくるのか、楽しみです。

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    2016年12月19日
  • キマイラ7 涅槃変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第7弾。

     多彩な登場人物たちが様々な場面で巡り合い、物語の世界がさらに広がっていく展開はこの巻も健在。

     キマイラの謎が少しずつ解明することでさらに新たな謎が深まっていくところも読みごたえがあります。

     愛すべき男、九十九と深雪の関係も気になる第7巻でした。

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    2016年12月18日
  • キマイラ6 如来変

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     幻獣キマイラを巡って男たちの闘いが描かれる物語の第6弾。

     この物語の面白さの一つに一人一人の登場人物にそれぞれの魅力があることが挙げられます。

     主人公側の人物に魅力があることはもちろんですが、この巻では敵側の人物にも新たな出会いがあり、さらに成長していくさまが描かれ、敵としての魅力に磨きがかかっていく感じがしました。

     それらの人物が主人公たちに今後どのように関わっていくのかを見ていくことも楽しみです。

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    2016年12月03日
  • キマイラ5 菩薩変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが闘う伝奇アクション第5弾。

     キマイラに苦しめられる大鳳を巡って、九十九や雲斎がまさに命を懸けて闘う姿に読む方も思わず力が入ってしまいました。

     この巻ではさらに登場人物が増え、物語の世界が広がり、それぞれの人物の物語を読んでいく感じでした。

     どこまで話が広がっていくのか、次巻も楽しみです。

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    2016年11月28日
  • キマイラ4 魔王変

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     幻獣キマイラを巡る男たちの闘いを描く第4弾。

     前巻で立ち直った九十九三蔵がこの巻もさらにパワーアップして活躍してくれたので、安心して読めました。

     しかし、この巻では、大鳳と久鬼が宿命の対決をせざるを得ないことを運命づけられてしまうようなかなりショッキングな出来事が起きたので、それを受け入れるのに、覚悟がいるほどでした。

     九十九の気持ちを思うとなおさら九十九を応援したくなる自分がいました。

     次巻での展開も目が離せません。

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    2016年11月28日