夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 太極ノ巻

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    陰陽師シリーズ。

    一つ目の「黄金虫」の話がとにかく可愛い。露子姫が出てくるとどうしても可愛くなっちゃうのかな。前作を読んで再登場してほしいキャラだったので、早速出てきてくれて嬉しかった。怖いお話もあるけど、時々可愛らしい話が挟まっていて、バランスが絶妙。各話の冒頭でいつもなされる「呪」についての会話も毎回興味深くて唸らせられる。大好きなシリーズになりました。

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    2015年07月10日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    陰陽師シリーズ。

    集中的にシリーズを読破しているところですが、全然飽きが来ず、いつまでも読んでいけそう。
    「むしめづる姫」の露子姫がやっぱりイイ。途中の芋虫描写はちょっと、、、と思ったけど、彼女のキャラは素敵。また出てきてくれるといいな。賀茂保憲も今後、レギュラー化してくるのかしら。道満とはまた違った意味で、こちらもちょっとお騒がせな感じ。悪気がなさそうなだけに、晴明も苦手としているのかな。どんどんキャラが増えていくので、シリーズ読みが楽しい。

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    2015年07月10日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    陰陽師シリーズ。

    前作の長編「生成り姫」から、また短編集に戻る。新しい話が読めて嬉しいし、晴明と博雅の変わらぬ会話のやり取りが心地よい。飽きの来ない文章でずっと読んでいられそう。蘆屋道満がちょこちょこ出てくるようになったけど、完全に敵対している風でもなく、面白いライバル関係だなと思う。

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    2015年07月09日
  • 陰陽師 生成り姫

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    陰陽師シリーズ。長編。

    シリーズ発刊以来、初の長編ということですが、すでに既刊の短編集で収録されている話を一つの長編に組み込んで纏めたものであったらしい。シリーズ最初から読み進めている者からすると、すでに読んだような話ばかり。ただ、完全コピーというわけではなく、同じ話を違う方向から描かれていたりで、あらためて晴明と博雅という人物を確認できる意味では良かったのかな。
    この作品の話の中心は言わずもがな、「付喪神ノ巻」の「鉄輪」。短編作でも十分に切なさは伝わっていたけれど、長編となって更に迫るものを感じることが出来た。とにかく、、、博雅が本当にイイ漢、、、。それに尽きます。

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    2015年07月08日
  • おにのさうし

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    夢枕獏の作品。
    これがまたなんとも、エロく涼やかでちょっとセンチメンタルな内容の短編集。
    まぁだいたい鬼が出てくる内容で百鬼夜行的な感じの
    陰陽師のような、まぁだいたいそんな感じ。
    漢文もーちょい読み方また勉強し直さないとな…
    ・文徳天皇の后、染殿皇后が鬼に抱かれる
    ・紀長谷雄が鬼と勝負する話
    ・禁断の愛で閻魔大王にまで会ってしまう篁物語
    すごくサクッと説明するとこんな感じ…
    まぁ人はいつでも、鬼になれるということでしょうか。
    3作品あるのだけども、やはり最後の小野篁の篁物語が一番良かった。
    せつねぇ!!!みたいな。
    たまにはこーゆー奇想天外摩訶不思議なのも面白い。

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    2015年07月04日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    陰陽師シリーズ、3作目。

    今作から(?)晴明のライバルである蘆屋道満が登場。他作家さんの作品で読んだ時はもっとバチバチしたライバルだったんだけど、夢枕版ではそうでもないのかな?いい感じでライバル感を愉しんでいる二人がいて、これはこれで良かったと思う。
    ホラーな話もあるけど、全体的には綺麗な文章で読みやすい。聞いたことのある和歌と絡めたお話だったり、丑の刻参りの元?みたいな話もあって、面白かった。今後も読み続けたいシリーズです。

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    2015年07月02日
  • 陰陽師 玉手匣 4巻

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    腐女子、マキモノ説全開(笑)
    そして、振られてガーンってなってる博正が、なんともかわいらしいです。

    うーん。このお話で、晴明を歴史から消してしまうつもりなんでしょうか。
    玉手匣全体の構成というのは、あるのかなぁ。

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    2015年06月28日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    ☆2015.6.18
    なんと、芦屋道満が出てきた!
    「宿神」シリーズとのこと、しかも源氏物語がベースと来ては、読まねばなるまいと思い手にした。
    細かいストーリーはさておいて、これは「宿神」と「陰陽師」を足して、源氏物語を語ったというテイスト。
    夢枕さんは頭がいいなぁ!

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    2015年06月20日
  • おんみょうじ 鬼のおっぺけぽー

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    安倍晴明、若かりしころの物語。
    妖怪退治に失敗はしたものの、師匠に「よくやった」とほめられる。
    「うれしいけれど、くやしい」と安倍晴明。
    そのセリフを読んで、我が9歳息子が「その気持ちわかる」と言った。
    彼も、いろいろ経験してるのだなと、しみじみしました。

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    2015年06月19日
  • ヴィラネス ―真伝・寛永御前試合―(1)

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    登場人物全員性別逆転かと思ってたけど、そんなことはなかったぜ!御前試合に関わる主要キャラだけ女体化なんかな?
    割とえげつない描写も多いのに、弁ちゃんが思いの外可愛くて、ほのぼのする読後感ですね()
    近日発売の2巻が楽しみだな、これは。

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    2015年06月15日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    相変わらずの二人。この雰囲気が大好き。
    無残なシーンもあるが、『むしめづる姫』の月光の中を舞う蝶の羽を持った式神や、『呼ぶ声の』の月光と舞い散る満開の桜など、美しい情景の描写は読んでいて心が澄む。

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    2015年06月06日
  • 宿神(4)

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    「そこに樹があり、石があり、花がある如くに、宿の神はただそこにあるだけ」日本古来の神
    そして西行がその後の日本人に植え付けた「桜」を愛でる心
    は、その桜に宿る「宿神」とともに現代にも残っている。

    この本では、清盛が西行に「そのままでいい。」という言葉とともに西行の生き方自身が、「宿神」であったのだろう。
    「ありのままで」の流行も、西行以来の心の持ち方の下地があったからだろうか。

    しみじみと西行を思う本です。

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    2015年04月26日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    『道満、酒を馳走されて死人と添い寝する語』では典型的な悪人ではないけれど作中では良く描かれない蘆屋道満の見方がすこし変わりました。
    『牛怪』でも晴明に協力したりと行動の読めないお人。それは以前の作品でもそうでしたが、この巻でも変わらない。というよりも巻を重ねるほど、興味があるのに煙に巻かれていく気がします。
    一体どういう行動理念を持った人なのだろうか。

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    2015年04月22日
  • 東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術

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     ついに「警視庁武術試合」で講道館と古流柔術各派との闘いが行われ、弘道館の名が世に響きわたる。

     講道館の4人それぞれと古流柔術との闘いが繰り広げられ、一気に読まされてしまいました。

     講道館の4人だけでなく、古流柔術の人物も丁寧に描かれているので、闘いの描写も深いものとなり、一つ一つの闘いに熱いものを感じました。

     この闘いを乗り越えた講道館にこの先どのような運命が待っているのか、次巻の最終巻がとても楽しみです。

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    2015年04月19日
  • 東天の獅子 第四巻 天の巻・嘉納流柔術

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    沖縄唐手の達人と講道館 四郎による、行き詰まる寝技と立ち技の死闘の先にあった、決まり手『それまで』。 同じく講道館四天王 横山と、中村半介の死闘は、さながら全日本プロレス四天王時代の、60分フルタイム激戦の様。その決着は『あずかり』。凄か結末。そして終盤にちょっぴり登場する前田光世。 続編への期待は煽られるが… 「地の巻」は、いつ着手されるのですか夢枕先生!

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    2015年04月18日
  • 東天の獅子 第二巻 天の巻・嘉納流柔術

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     明治時代、「警視庁武術試合」へ向け、嘉納流講道館に対抗すべく九州と関東で古流柔術の猛者たちの闘う姿が描かれる。

     第1巻では、嘉納治五郎と講道館四天王にスポットが当てられていたのに対して、本巻では、新興の講道館をライバル視する古流柔術の猛者たちの死闘が展開し、この後の警視庁武術試合が盛り上がってきます。

     その中で、他流の柔術と嘉納流講道館の違いが浮き彫りになり、これから迫る対決がとても楽しみなりました。

     明治という時代は、侍が滅ぶ一方で柔術を通して男たちの強さが試される時代だったというのが伝わってきました。

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    2015年03月29日
  • 東天の獅子 第一巻 天の巻・嘉納流柔術

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     明治時代、衰退する柔術界に嘉納治五郎が技の追求と人間教育への情熱を持って挑む。闘う男たちの壮大な物語。

     全4巻のうち、この第1巻は、嘉納治五郎が「講道館流」を立ち上げ、「四天王」と呼ばれる若き弟子たちを鍛えていくところまでが描かれています。

     明治という時代が柔術界を通して、熱い男たちの時代だったのだと感じました。

     文字通り命がけの闘いに情熱を燃やす若者たちの息づかいが伝わってくるようでした。

     多くの柔術家が登場し、これらの人物がこれからどのように絡んでくるのか、次巻以降も楽しみです。

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    2015年03月16日
  • 宿神(2)

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    佐藤義清は、待賢門院璋子への恋慕の思いを断ち切れず苦悩し、出家する。
    義清の側に、自分の心に正直に生きる平清盛を配して、義清が出家して西行となっても、自分の心の内を隠し、心を受け入られず苦しむ様が対比される。

    次巻で、西行として新しく生きる道はみつかるか?
    宿神との関わりはどうなっていくのだろうか?

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    2015年03月15日
  • 宿神(1)

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    佐藤義清(後の西行)がひとりの女性に心奪われ、その執着心に苦しむ様が描かれる。
    書物にかかれた西行に関する話を挟みながら、さまざまに伏線も張られ、流れるように話が展開していく。

    佐藤義清と平清盛の関係の描き方は、「陰陽師」の源博雅と安倍晴明との関係を見ているような感じ。

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    2015年03月14日
  • 大江戸釣客伝(下)

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    元禄時代の俳人、絵師、商人。生類憐みの令と討ち入り。粋な生き方と釣り。江戸の文化の花開いた時代を「釣り」の視点で説く。出てくる釣りは、ほとんどはぜときすだが、そこがいいのかも。

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    2015年01月31日