感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「原作を越えた」と原作者の夢枕獏に言わしめた作品。絵の美しさと大胆な展開が他の追随を許しません。漫画の域を超えています。特に後半の、原作からどんどん飛躍していく物語に関して、僕はおそらくその10%くらいしか理解できていなく、正直なところ「玄象と巻き物かわいいな」、くらいの勢いの駄目読者なのですが、そ...続きを読むの世界観には大いに感銘を受けました。
10巻以降、辞書みたいな厚さで、腕が疲れます…。
Posted by ブクログ 2019年03月30日
「桃園の柱の穴より児の手の人を招くこと」では、陰陽五行にかんする知識を晴明が博雅に語るというかたちではじまります。ただ、この冒頭の部分がなくても、物語をたのしむのに差支えはなく、おもしろく読むことができました。
「源博雅 朱雀の門の前に遊びて鬼の笛を得ること」は、博雅が自身のもつ笛を、童子の「葉二...続きを読む」という笛と交換するエピソードに、三条の堀川橋に現われる妖しげな女をめぐる謎を晴明が解決にみちびく物語を絡めたストーリーで、シンプルに平安時代を舞台にとった本作の世界観を堪能できる内容になっています。