角田光代のレビュー一覧

  • 晴れの日散歩

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    京都の卵サンドのおいしさに震え、ドラマロスになり、レモンサワーをこよなく愛す…。角田光代が、年を重ねても変わらないかけがえのない日常を綴る。

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    2024年01月27日
  • 太陽と毒ぐも

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    11の短編を収録。11組の恋人達の話である。恋人だから恋愛小説のカテゴリーにしたけど、ハッピーエンドの恋バナではない。お互いが相手のある部分を許せなくなるという話。風呂嫌いの彼女、記念日マニアの彼女、買い物依存症の彼、などなど。ドレッシングのサラダ油と酢みたいに、混ぜるにはそれ相応の気負いと行為が必要。

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    2024年01月27日
  • みどりの月

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    『みどりの月』と『かかとのしたの空』
    という2つのお話。
    2つのストーリーは全然違うのに、どこかリンクしている気がした。

    「かかとのしたの空」での、荷物の描写は面白かった。
    旅に出る前は、
    【捨てるのは一瞬で、手放したとき自分がむりやり背負わされていた重い荷物を勢いよくおろしたような物理的快感があった。】
    と晴れ晴れした気持ちだったはずなのに、
    旅に飽き、疲れがたまり、「思ってたのと違う」と気づき始めた頃になると、
    【それでも荷物は重かった。疲れが癒えることはなかった。不要なものを捨てたぶんだけ、同じ大きさの、倍の重さの何かが入りこんでいるように感じられた。帰りたいとは思わなかった。ただ何か

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    2024年01月26日
  • 今日もごちそうさまでした

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    食いしん坊な私ですが、それでもこんなに食べ物をいろんな角度で味わい、考え、物語ることはなかったな。
    新鮮な気持ちでゆるゆる読みおわりました。

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    2024年01月25日
  • 庭の桜、隣の犬

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    最初らへんは引き込まれたけどどんどん虚無
    離婚したって結婚したままだって同じで全部に退屈してるような専業主婦の房子
    読んでると虚無な気持ちになる

    目標とかが特にない人の心情が丁寧に書かれてる
    生活って生きてるってなんなんだろって気持ちになる

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    2024年01月25日
  • 源氏物語 下

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    ど正直な思い…
    やっと,読み終わった〜!
    面白かったか,面白くなかったかといえば,間違いなく「面白くなかった」
    が,『千年ロマンス』は確かに感じられたかな?
    現代との恋愛観や人生観の違い故に理解し難い表現があるのもまた,感情移入できない要因にもなり,一方でそれでも変わらぬ人間らしさに感心したり.
    それでも最後の女性,浮舟の登場は俄然現代人にわかりやすい恋愛模様になり,最後の尻切れ蜻蛉感も,個人的には浮舟に与えられた「選択の自由」と読めて,1000年前にも女性を『個』として描いて締めくくった『紫式部』と言う作家の千里眼のような洞察力にはやはり恐れ入ったのだった.

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    2024年01月20日
  • しあわせのねだん

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    ネタバレ

    第8回紅白本合戦紅組5位

     これくらいの値段で買ったもので、これくらいの幸せゲットできたよ~的な日常エッセイ。

     例えば「ねぎそば 390円」てな感じ。

     角田光代を読むのは実はこれが2作品目で、1作品目は、まだWeb小説という言葉も巷間に流通していない頃の2001年、多分雑誌「ダ・ヴィンチ」のHPで連載されていたのを、当時非正規雇用で働いていた某○阪○三荘最寄りの工場の生産ラインの検査用PCで、生産開始前の朝7時位に読んでた懐かしい思い出がある。ふふふ、直木賞受賞前の若きカクタ作品を読んでいたワタシ(`・ω・´)b
     当時、Windowsはまだ95or2000の頃で、僕自身赤貧でMYパ

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    2024年01月07日
  • 銀の夜

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    ネタバレ

    30代半ばの3人の女性の話。すごくリアルだった。

    母親に囚われてたり、なれなかった自分の夢を子どもに投影して追わせたり、夫の浮気を黙認したり、あー、こういう人いそう、と思った

    やりたい事の原動力が、しょうもない夫にすごいって言わせたいっていうのもなんか刺さった

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    2024年01月07日
  • トリップ

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    東京近郊の街に暮らす凡庸な人々が、日常に心の中でどこか違和感やズレを持ちながら毎日を淡々と生きるのを描いた連作小説。

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    2024年01月04日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    何も考えずに読めそうだと思い購入。増えた積読の中から今年最初に手に取りました。作者がふと思ったことを綴っている。どうでもいいこともたまには引っかかる。いくつもの指示語が出てきても会話が成立していることをテレパシー会話と表現されていた。噛み合わないときのストレスは大きいが、噛み合うと凄く嬉しくなるだろうね。さらりと読めるエッセイでした。

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    2024年01月03日
  • 源氏物語 中

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    上巻は多彩な登場人物が次々に現れ、展開が急で飽きさせないが、中巻は半分過ぎまで冗長に過ぎる。それにしても因果は巡る。二人それぞれの息子がそうなるとは。最も夕鶴は無事なのか?

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    2023年12月29日
  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』をオマージュして名だたる作家さん達が紡ぐ短編集。
    私は多分、来世もあると思っている。前世もそして。
    それは決して愛する人がいなかったからではないけれど。

    それぞれの物語も勿論面白かったけど、そこまでの想像力や価値観の広がりを与えてくれた原作の素晴らしさに改めて気付いた。
    姪っ子への誕生日プレゼントに決定。

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    2023年12月23日
  • もう一杯だけ飲んで帰ろう。(新潮文庫)

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    西荻窪で焼き鳥、新宿で蕎麦、神田で羊、立石ではしご酒。夫婦で巡る「外呑み」エッセイ。文庫書下ろし「乗り越えて釜山タコ鍋旅」を収録。

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    2023年12月22日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    このバスはどこへを読んでる時に、
    前に読んでた小説と同じ「シュウ」が出てきたり、
    読んでる時にバスに乗ってたり、
    武蔵小金井駅にいたり、
    見られてるんじゃないかというぐらい状況が合ってて笑った。

    肝心の本編は、程よいクズ感というか、
    こんな人いるいるーって感じの人が多かった。
    クズでもなくてよくわかる人もいたけど、、、

    人なんてこんなもんだよねと、思う事もあり、
    もっと悪い人もたくさんいるし、ある意味リアルだった。

    ぬるっと終わる話が多かった

    ・うつくしい娘
    ・晴れた日に犬を乗せて
    ・私たちの逃亡

    以上が好きだった

    ラロリー

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    2023年12月10日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    ネタバレ

    それぞれ憎しみ、殺意が散りばめられたお話。
    どの章にも出てくる殺意の塊のような女性が
    同じ人なのかと思わせる。
    悪意や憎しみに包まれてる人って同じ雰囲気を持つようになるのかも。

    どの章も結末なんかない、悪意は終わらない
    それでも私たちは生きていく。それが現実なんだと思わせる本だった。

    おやすみ。怖い夢を見ないようにという
    意味が姉弟の合言葉だと分かったときほっこりした

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    2023年12月07日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家さんが「100万回生きたねこ」にオマージュした物語を創作。
    頭の中に、あのねこのお顔が浮かぶような、そんな物語が多く綴られていた。
    ねこの気持ちに寄り添ったり、ねこの方が何倍も人間より理解していたり。
    読後、ねこがより一層可愛く見えてしまった。
    かわいい。とってもかわいい。

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    2023年12月05日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    温かくて読みやすい一冊。のんびり読書したいときに良い。
    ただ、登場人物に少し違和感をおぼえてしまった。久しぶりに角田光代作品を読んだからか(私自身が社会に出て温かみを失ってしまった?)、主人公と自分の状況が近すぎたからか(妊娠中なのにレバーや鰻を食べているのが気になる)、はたまた少し古い作品だからか(女性の就労を取り巻く環境や空気感はこの10年で激変したと思う)。

    あと、角田さんの絵はとても素敵だけど、挿絵としての挿入箇所や挿入の仕方はこれで合っているのか。私の読み方が悪いのか、読みにくかったし、絵も楽しみにくかった。

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    2023年12月05日
  • 銀の夜

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    15歳の頃、仲のいい三人はバンドをやっていた。あの頃、精一杯生きていた。35歳になった今、大人になりきれず必死にもがいてる。自分たちがやりたかった事とは何か、考えさせられる。果たしてやりたかった事とは。

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    2023年11月28日
  • 平凡(新潮文庫)

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    タイトルに惹かれた。

    後悔しないでいい人生を送りたいが、難しい。もしあの時こうしていたら、、、
    別の人生があったのでは、、、
    を描いた短編集。

    あの時の選択に後悔し、悩んでモヤモヤした先に見える前を向く終わりが良い。

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    2023年11月08日
  • 薄闇シルエット

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    ネタバレ

    久しぶりに読んだ角田さん。角田さんの描く女主人公の呟きは、現実に根付いている。あぁこういう人いるよね。こう思ってしまう瞬間、そして、こういう態度をとってしまう時ってあるんだよね。

    薄闇の主人公ハナちゃんは、特に向上心とかもなく、キラキラしてる所を目指してない。でも、やりたくないことは避けてきた人生を歩んでいる。

    この本は2006年にハードカバーが刊行されているが、この時代は既に結婚をして、家庭を持って子どもを持つのが一般的な流れであり、女としての幸せとか、旦那に許してもらって仕事をするとか出かけるとか、そういう事に疑問を呈するハナちゃん。

    ハナちゃんと共同経営者であるチーちゃんには歳の離

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    2025年08月26日