中村航のレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「100回泣くこと」って、彼女が亡くなってから100日間毎晩酩酊しながら泣くって意味か、、、。悲しいな。
最後の196ページの、草原で少年の光景が浮かぶところで、愛する人がいなくなっても、彼女と共に過ごした時間の中で、自分の想像力は彼女の影響を受けていて、彼女との関係はweじゃなくて、その少年(想像物への問いかけ)を介したyouに代わっていくというところは、私自身の身の回りの大事な人が亡くなった時にもこういう想像をするのかな、と考えこんでしまいました。
全体としては、淡々としていて、文節ごとの接続という部分では、ストーリーには入り込みにくかったですが、内容がとてもリアルでこの作者さんのこと -
Posted by ブクログ
美味しい料理が縁を結ぶ、7つの物語。
お腹がぐうぐう鳴るくらい美味しそうな料理が出てくる作品ばかりで、その中でも伊吹有喜さんの『夏も近づく』が好みだった。
温かい食卓を通して心の距離が近づく様子を丁寧に描いていたところが素晴らしかったのはもちろん、出てくる料理の美味しそうなこと! たけのこご飯、果肉ごろごろのバレニエ、青竹のコップで食べる素麺ーー。身体の隅々まで染み渡るような滋味あふれる料理が恋しくてたまらなくなる。
テレビやスマートフォンを眺めながらささっと食事を済ますのも悪くはないけれど、目の前の料理の香りと素材本来の味に、もっとじっくり向き合って食事をしようと姿勢を正した。
伊吹有喜さ -
-
Posted by ブクログ
勤め先の倒産で失業の憂き目にあった広告デザイナーが、ひょんなことからコピーライターと会社を設立することに!?
熱意と才能が道を切り拓くお仕事小説。
* * * * *
軽く読めてそれなりにおもしろかったのですが、長編小説の第1章だけで終わってしまったような物足りなさが強い作品でした。
まず、登場人物がアッサリしすぎています。
天津が才能豊かというのはまあいいでしょう。必要なキャラです。事務処理能力に優れた長谷川という存在も ( 端から控えていた設定はどうかと思いますが ) まあよしとしましょう。
けれど、2人を傑物として設定したのなら、それにふさわしい見せ場をも -
Posted by ブクログ
好きな人よりも先に死ぬか後に死ぬか・・・。
「愛する人の死」をテーマにした話を読むたびに妹のことを考えちゃう。
妹は全然元気だけど。我ながら妹離れできてない姉なので苦笑もし妹が死んだら、戸か考えたらすぐ泣けてくる。実際死んじゃったら絶対立ち直れない('_')
結婚って、いつか死によって分かれる時が来るって覚悟することなんだってすごい心に来た・・・。
結婚の時の誓いの言葉、よくよく考えたらすごい深い言葉だわ・・・。
’’健やかなるときも 病めるときも
喜びのときも 悲しみのときも
富めるときも 貧しいときも
これを愛し これを敬い
これを慰め これを助け
死が二人を別つまで -
Posted by ブクログ
主人公はアキオくんという男の子。小学生の時に山の中で聞いたラジオが、中学生や高校生になったときに繋がっていくお話。
最初は、アキオくんの先輩の大ちゃんの目線で物語が始まる。
大ちゃん目線だと、アキオくんはなんか淡々としてるけど優しくて、ミステリアスな印象だった。
アキオくん目線になってから、大ちゃんへの印象とかがなんか微笑ましかった^^
学生時代って、若かった分失敗も多くて、思い出すと苦い気持ちになることもあるけど、
中村航さんの小説だと、不思議とそうならない。
楽しかった部分をきちんと思い出せるし、あと、なんか前を向ける感じがする。
部活を頑張っているところとかグッときたな。結果だけが