中村航のレビュー一覧

  • 100回泣くこと

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    大切な人と出逢い、生きていくということは
    同時に失う恐怖を覚悟するということ
    そして自分がいなくなってしまった時、相手に悲しみを負わせることの責任を持つということ

    初めは犬の悲しい物語なのかなと呑気に読み進めていたが
    途中、当たり前に続くと思っていた二人の幸せに暗雲がかかり始める。
    彼女が体調を崩してから亡くなるまでの描写は長く、一瞬だった。

    もし私だったら・・・
    主人公、そして彼女それぞれと重ね合わせてみる。

    私は自分の心にポジティブとネガティブが存在していて
    ネガなことが起きた時に、俯瞰的にそれを見たポジが考え方を教えてくれるのである、
    「悲しいよね、でもポジティブに考えたらこうだよ

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    2023年04月16日
  • リレキショ

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    半沢良。近所のガソリンスタンドでアルバイトをするために履歴書を書く。それと同時に、妄想を取り混ぜたリレキショを作成するのだが。半沢良が姉の弟として、姉の友達の山崎と馬鹿話をしながら深夜のアルバイトをしながら暮らしているある日、原付きのスクーターで給油に来たある少女から白い封筒を渡される。少女の名はウルシバラ。

    そうか、中村航のもともとの(?)スタイルってこういうのだったなと。『トリガール』などのような青春ストーリーと言うより、なんだかふんわりした純文学の手触りを感じる作品である。

    姉と山崎の間に入って、酒を飲みながらダラダラと過ごすものの、過去がない人生が続いていく。護身術を独学で学びつつ

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    2023年04月03日
  • 怪物

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    彼には一瞬で引き込まれた。試合もそうだが、雰囲気に現れている。嫌な人はほぼいないだろう。本著で、人間性を垣間見れ余計にファンになった。これからも、応援する。

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    2023年02月04日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    ネタバレ

    タイトルがあまりにもにも可愛くて読みました。

    これは主人公の山田と北海道から同じ研究室に期限付きでやってきた斉藤恵の2人が、何もしないお話。


    山田とめぐは一目見たその時から惹かれあって日を追うごとに愛が大きくなっていくけど、めぐが言うには「山田さんはわかってない」。何がわかってないのか山田は中々気が付かないが、読者からしても山田はわかってなさすぎる。

    まずめぐに惹かれていった具体的な理由や経緯があまり描かれない。多分めぐ視点でこの2人を見ていたら、全く違ったと思う。
    初めてのキスをするシーン(123p)で罪悪感やそれでも抗えない気持ちと格闘し、恐怖し、震えているめぐに対して「よく震える

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    2023年01月14日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわる小説短編集。どれも美味しそうな描写があり食欲がそそられた。時代小説に分類されるのか『色にいでにけり』はなかなか読み進められず時間がかかってしまった。やはり時代小説は苦手なんだと再認識できた。

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    2022年12月31日
  • 僕は小説が書けない

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    2人の作家が小説執筆支援ソフトを活用して合作したというのにびっくりした。個性豊かなキャラクターに関わっていくことで主人公が抱える悩みが消化されたのはよかった。他のメンバーの未来については言及されているが、2人の今後は描かれていないので今後が気になる感じの終わり方。

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    2022年12月15日
  • いつかこの失恋を、幸せにかえるために

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    中村さんのユーモアがまぶされた文体が好きなんだけど、今回はすくなめ。
    「めぐがよく眠れますように」、彼も来たのか。

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    2022年11月29日
  • 世界中の青空をあつめて

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    50年前の祖父たちの青春を追いかける。時代が変わっても、根っこのキャラクターとか、女子トークの中身とかは、あまり変わらないというのは、面白かった。
    中村航さんらしい温かさが心地いい。

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    2022年11月29日
  • 100回泣くこと

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     生と死がテーマの作品。人と出会いもあれば別れもある。それはペットとても同じこと。生きるものは必ず死ぬ運命を伴う。ただ、それが自分より早いか遅いかだけ。ただそこが非常に大きな問題である。自分が早いと周囲に悲しみや喪失感を与えてしまうことになり、相手が早いと自分がそれを受けることになってしまう。
     悲しんでくれる人がいる人生というのは、何事にも代えがたいものであると感じる。
     今は永遠には続かないということを改めて実感させられる作品だと思う。

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    2022年11月28日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    青春と恋愛と親子愛の話
    主人公は誰なんだろう
    最終章で腑には落ちるけど、読み終わった瞬間1頁から読み直すパターン
    序盤は訳が分からず、ゴールはどうなるか不安になる書き方

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    2022年11月16日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    ネタバレ

    所謂不倫の話なんだけど、純愛物と錯覚してしまうくらいに爽やか。掛け合いが可愛くて面白い。二人が余りにも幸せそうで、切なくなる。個人的には終わり方が少しもどかしかった。

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    2022年10月14日
  • 100回泣くこと

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    中村航作品初めて読みました。
    初めてが、この作品で良かった…というのが読んで思います、非常に日常に近い構成と演出が読みやすいし判りやすい。内容は喪失していく主人公の物語。

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    2022年10月08日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんと人気作家さんとの対談形式の本です

    作家さんって孤高な存在のような気がしていたけど、
    みんなそれぞれ(いい意味で)普通に人間なんだなって思いました。

    創作活動の話も聞いてみたかったですが、
    ゆるい内容だったので1日で読めました。

    ここから興味を持った方の
    著書を読んでいこうと思います!

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    2022年09月16日
  • あのとき始まったことのすべて

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    大人の世界も、「好き」だけで一緒にいられるものだったらいいのに、と思う。年収とか相手の家族とか将来子どもが欲しいとか欲しくないとか。考えるだけでくらくらしそうな条件越しに、あなたを見てしまう。かっちりとピースが合うような人と出会えたって、手放さなくちゃいけない時だってある。

    「石井さんと一緒にいると、自分が凄く特別で、面白い人間のような気がしてくるんだよ」(本文引用)

    泣きながら飲み込んだ現在は、ありふれた過去になってゆく。あのとき、好きな人の隣で「特別」にしてもらった自分を、これからも大切にしていきたい。

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    2022年09月12日
  • 100回泣くこと

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    ネタバレ

    「100回泣くこと」って、彼女が亡くなってから100日間毎晩酩酊しながら泣くって意味か、、、。悲しいな。

    最後の196ページの、草原で少年の光景が浮かぶところで、愛する人がいなくなっても、彼女と共に過ごした時間の中で、自分の想像力は彼女の影響を受けていて、彼女との関係はweじゃなくて、その少年(想像物への問いかけ)を介したyouに代わっていくというところは、私自身の身の回りの大事な人が亡くなった時にもこういう想像をするのかな、と考えこんでしまいました。

    全体としては、淡々としていて、文節ごとの接続という部分では、ストーリーには入り込みにくかったですが、内容がとてもリアルでこの作者さんのこと

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    2022年07月21日
  • 年下のセンセイ

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    手に入れる前から失う事を怖がってどうするんだ、という心のモヤモヤ具合は、通じてきた。基本的に、恋愛なんて当人同士が良ければいいし、悪ければダメなわけよ。どっちもどっちでお似合いでした!

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    2022年07月07日
  • 100回泣くこと

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    素敵なカップル。特に彼女はなかなかユニーク。幸せになって欲しい2人だからこそ、辛くなります。ただ、残念涙を流すまでには至らず。

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    2022年06月30日
  • 100回泣くこと

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    恋人が病気と闘っている間も、自分の生活はいつもと変わらず流れてしまう。その事への葛藤や不安、やるせなさ、わかるし、心を取り乱す場面には人間らしさも感じた。
    【やるせない】を辞書で調べてしまった。「憂い、悲しみを紛らわそうとしても、晴らしどころが無くせつない」

    信頼している人からの「大丈夫」という言葉は強い。

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    2022年06月22日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    幸せな気持ちになれる本でした。 第1章、第2章は少年少女の淡い初恋や友情、様々な経験を経て成長していく姿が描かれ、懐かしいような、初々しい気持ちになる。 第3章から話しは変化し、これまで謎に包まれていたこと、これまで描かれてきたことの先が見えてくる。 最終章では全てが明らかになると同時に、優しい気持ちで溢れた結末を迎える。 そんな小説でした。

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    2022年05月07日
  • 広告の会社、作りました

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     勤め先の倒産で失業の憂き目にあった広告デザイナーが、ひょんなことからコピーライターと会社を設立することに!?
     熱意と才能が道を切り拓くお仕事小説。

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     軽く読めてそれなりにおもしろかったのですが、長編小説の第1章だけで終わってしまったような物足りなさが強い作品でした。

     まず、登場人物がアッサリしすぎています。

     天津が才能豊かというのはまあいいでしょう。必要なキャラです。事務処理能力に優れた長谷川という存在も ( 端から控えていた設定はどうかと思いますが ) まあよしとしましょう。
     けれど、2人を傑物として設定したのなら、それにふさわしい見せ場をも

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    2022年03月06日