中村航のレビュー一覧

  • 広告の会社、作りました

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    厳し目な評価にしてしまったけど、大好き。
    展開が読め、結末もだいたいわかってしまうというお気楽といえばお気楽なお話。
    でも健一のまっすぐさと天津さんの実はすごい人というのと、2人の相性ぴったりな感じが、読んでいて楽しい。
    ゴールに向かってみんなで力を合わせるお仕事系のお話は、ほんと好き。
    チーム内の女子とやすやす恋愛に発展しないのもいい。

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    2025年10月22日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    ネタバレ

    木戸さんがツボ

    恋愛の表現とか雰囲気の文体がとても良い。
    ただ、設定的にどうしても「うーーん…」と引っかかってしまい色々考えてしまうので心の底からいろんなことに共感できなくて、消化不良で終わってしまったかんじです。
    僕とメグのことだけ考えてこの刹那が楽しければいい、という気持ちに没頭できたらもう少しハマれたかもしれない。

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    2025年08月11日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわるアンソロジー。
    柚木麻子さん、伊吹有喜さん目当てだったけど、柚木さんは既読だった。
    好きだったのは伊吹さんの「夏も近づく」。
    お料理小説の中でも、こういう温かい感じがする家庭料理のものが好みみたい。
    葉月のその後を描いた物語も読んでみたいと思った。

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    2025年07月27日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    不倫なのに美しく描き過ぎでは、と思った。
    いやいや、もっと葛藤せえよ。

    男の人視点の恋愛小説も若干苦手。特にこういうピュアっぽいやつ。
    世の中に本当にこういう感情は存在するのだろうか?もし存在していても、こんなピュアボーイは私は好きじゃないなあと思ってしまう。

    ただ所々の描写はハッとするものもあり、それは心に留めておきたい。

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    2025年07月25日
  • 大きな玉ねぎの下で

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    そうゆう意味だったのか。ちゃんと歌詞を知らなかったけど映画化されると帯に出ていたので興味がわいて読んでみた。途中からはラストが予想できたけど赤いラジカセ、カセットテープのメーカーなどなど懐かしいワードに嬉しくなった。

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    2025年06月19日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    同じ恋でも視点が違えばちょっとだけ色味も違ってくる。男目線と女目線で同じ時を描いているのが面白かった。
    同じ水族館デートでも見ているものが違ったり、同じ電話1本でも考えていることは違う。

    恋愛は壮大だけど、人生の全てではない。恋人も友達も勉強もバイトも全部大切で、そのうえでやっぱり恋愛はちょっとだけ特別。そんな大学生の温かい日常が心地よく描かれている。

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    2025年06月09日
  • 100回泣くこと

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    ネタバレ

    どちらも社会人で両想いの若いカップルが経験する幸せと不幸を描いた青春恋愛小説。
    主人公の青年は理系のロマンチスト。思考はロジカルであるが故に直情的で、とても好感が持てる。反復を多用する文体がその感情表現をさらに効果的にもしている。
    ストーリー自体は名作『世界の中心で愛を叫ぶ』などを彷彿とさせる王道で言ってしまえば陳腐、バイクや飼い犬などのキーアイテムの絡め方も今一歩と感じてしまうが、主人公たちが魅力的でよかった。

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    2025年06月07日
  • サバティカル

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    ゆっくり読んでだけど、休みをとって最後まで読んだ時にちょっとだけサバティカルを感じてしまった。わかった気で過ごしていたけどそのことに目を向けていく姿が良かったな。人との繋がりってやっぱり大事なことなんだと思った。

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    2025年06月02日
  • 大きな玉ねぎの下で

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    ネタバレ

    タイトルのインパクトが大きい。表紙の装丁的にティーン向けなのかなと思いきや、中身は80年代のロックがたくさん出てきて、これが刺さるのはティーンではないのでは…とちょっと面白かった。友人の代わりに文通していたら、そんなつもりはなかったのに段々と相手に惹かれていって、でも相手を騙しているという罪悪感でなかなか本音が言えないという設定はベタだが切なくて好み。

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    2025年05月03日
  • 広告の会社、作りました

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    2025/04/29
    こんなふうに仕事できたらなぁ〜
    健一やで天津が羨ましく感じた。
    でも、現実はなかなか難しいよなぁ
    ただ、人生の舵を切るのは自分ということを忘れなければ、苦境をチャンスに変えられるのかもと思えた。

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    2025年04月29日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

    料理をテーマにしたアンソロジー。
    柚木麻子さん『エルゴと不倫鮨』…安定した著者の「反権力(=男性)」「女たちの結束」鉄板ネタ。安定した漫才を見ているよう。
    伊吹有喜さん『夏も近づく』…一番飯が美味そうだった。柚木さんの後に「義姉から性的虐待を受ける少年」が登場するので、並びとして良い。
    井上荒野さん『好好軒の犬』…文学的。悪い犬じゃないんだよ、かわいそうな犬なんだよ が無意識的な嫌味、斜めな見方。おもしろかった。
    坂井希久子さん『色にいでにけり』…金平糖の着色や和菓子の着色。江戸時代の話。粋。
    中村航さん『味のわからない男』…こういう芸能人、いそう。リアル。
    深緑野分さん『福神漬』…表現がうま

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    2025年04月18日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    タイトルがおしゃれ
    許されぬ恋。自分では終わらせることができない気持ちを、何か他の力で記憶から消してほしいのかな。

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    2025年03月30日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    先に同著者の「僕の好きな人が、よく眠れますように」を読んで、謎の登場人物「木戸先輩」が登場するというので、こちらも読んでみたのだが、話としてはちょっと盛り上がりに欠ける感じだった。

    そして、木戸先輩はやはり謎の人物のままだった。

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    2025年03月23日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    ネタバレ

    ・今、共にある二つの手を、僕は見つめる。夏に一メートルの距離まで近付いた僕らは、今、ゼロメートルまでその距離を縮めた。このあとまた離れるだけのために。ただそれだけのために──。

    ・僕の好きな人が、よく眠れますように。いつの日も、これからどんなことがあっても、健やかに眠れますように。

    どんなに思い合っていても結ばれることのないふたり。こんなに好きならば彼女はなぜ夫と別れないのかとそこばかりが気になって。そんな彼女に彼が願えることがよく眠れるようにだけなのかな。それが彼の愛情なのか?

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    2025年03月19日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    好きな人とうまく行かないこともある。うまくいけばいくほど。でも、間はただただ2人がラブラブで微笑ましかった。

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    2025年03月15日
  • あのとき始まったことのすべて

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    すきな人のフードには物を入れたくなるらしい!
    中学生の班のメンバーが再会してるのがなんだか素敵。好きだけど付き合えないけど報われてる恋愛って難しいって思った!

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    2025年03月10日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    ネタバレ

    どんどん現実離れした不思議で取り止めのない物語になっていって、どういう結末になるのかドキドキしながらの読書になった。

    ミニーちゃんが現れた時にすぐに美紀ちゃんじゃんと気づいたけれど、掌さんがお父さんというのは最後の方まで気づかなかったな。
    アキオと迷ったんだよー。

    サトザキ世界はてっきり異世界発信だと思ってたから録音放送と知った時は現実だったんだと驚いたけど、よく考えたらやっぱり小学生の三人が聴いた内容とかその後の諸々は異世界発信だよなぁ。

    夢と現実が曖昧な世界観はわりと好きなのでそういう点では好みの作品かもしれない。

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    2025年02月21日
  • 大きな玉ねぎの下で

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    過去パートと現代パート、加えてそれぞれの人物のパートを行き来しながら物語は進みます。年代がはっきりしているので、こんがらがることはないので安心。
    これこそロマンティックなお話。文通やラジオというアナログな要素がまた良い。
    そんなことが起こることはほぼほぼ無いけれども。

    ここで繋がるんだと伏線回収もあり、楽しめた。

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    2025年02月10日
  • 注文の多い料理小説集

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     アンソロジーは初めてかも。柚木さんの『エルゴと不倫鮨』が最高に面白かった。柚木作品に限らず、今まで読んできた短編の中でも1、2を争うほど好き。おしゃれな創作寿司の店で完全に自分のペースに持っていくママがカッコ良すぎる。次点は『色にいでにけり』と『夏も近づく』。なぜかお彩は北川景子で脳内再生された。料理がテーマなので、ほっこりと終わる話が多い。よだれが出そうなほど美味しそうな料理の描写は柚木さんがダントツだった。

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    2025年02月09日
  • 大きな玉ねぎの下で

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    [こんな人におすすめ]
    *Bon Joviを聴いたことがない人
     この本のタイトルは爆風スランプの曲に由来すると思われます。Bon Joviではありません。また、Bon Joviがメインの小説ではありません。
     しかし、この本に登場するBon Joviの曲は最高です(もちろん出てこない曲も素敵ですが)。本が読めなくてもBon Joviに救われる夜があります。一度も聴いたことがない人はこの本をきっかけに検索することをおすすめします(もちろんこの本も面白いです)。

    [こんな人はいったんストップ]
    *リトルトゥースの人
     タイトルから深夜ラジオを連想して手に取った人へ。あなたが想像するストーリーで

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    2024年12月04日