中村航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うん、こういうお話は大好き!
どちらかというと読書の目的は現実逃避なので
せめて物語の中では困難がクリアされて
最後はハッピーになって欲しいわけですよ。
ありえなくていいじゃないですか。
だって読んでて楽しかったですもん♪
まだ新入社員なのに会社が倒産しちゃって
なんとか見つけた求人を頼ったら
不思議なキャラの青年が
ひとりでやっている広告代理店で。
そこから仕事のおもしろさや苦労
大きな会社への対抗意識とか
共に働く人たちとの関係性の変化を盛り込みつつ
ビックプロジェクトへの挑戦という
目標に向かって話が進みます。
途中に起業に関するプチ情報もあって
興味深かったです〜。 -
Posted by ブクログ
広告制作会社でデザイナーとして働いていた遠山。しかし、突然倒産の報告を受け、明日から無職。転職活動をしようにも不採用ばかり。そんな時、ふと見たデザイナー募集広告に着目し、即応募。しかし、そこは法人化されていない個人事務所だった。
よくデキたストーリーでしたが、その中で垣間見る仕事の面白さや熱意が込められていました。どんな逆境にもプラスに考えて、試行錯誤していく姿には、読み手側にも働く意欲が湧きましたし、楽しさも伝わりました。
自分では無理と思っていることが、もしかしたら成功するかもしれません。もちろん失敗するかもしれませんが、やってみないとわかりません。その一歩が欲しい時には、自分自身だ -
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Posted by ブクログ
カドフェス2017対象本。
芝浦工業大学の小説創作支援ソフトを使用した、中村航と中田永一の合作小説。
両著者の作品を数冊ずつは読んでいる私からすると、いろいろな手が加わっていることもあって、それぞれの味が消えてしまっているのではないかと思わないでもない。
駄作では決してないが、そこそこの作品という印象。
不幸を呼び寄せてしまうという主人公像は、中田永一っぽい。
対してヒロインの奔放さというか、軽さというか、主人公に運河でキスしてしまうようなところは、中村航っぽい。
「ああもう、そういう人を惑わすようなことしないでくれよ!」っていうのが、中村航には多い気がする。
執筆は、両著者でプロットを -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍で本に不自由していた時、知人が借してくれた本シリーズ。
中村航さん、おかげさまで2冊目。
ボーイミーツガール、ガールミーツボーイ。
中学、高校、浪人生とそれぞれのルートで成長したふたりが大学で出会って恋をする。
それだけといえばそれだけの物語。
全部で5つのパートの、前二つは男子の大野君視点、後二つは女子のミート君視点。
そして最後のひとつは、大野君の友人・坂本君視点。
若いふたりが主役の恋愛小説というと、ガーッと転がるように突っ走って、そこに何かしら試練があって…というイメージ。
でも、このふたりには外からの障害はない。
焦ったり背伸びしあったり駆け引きしたり、そういうものも、