中村航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
広告制作会社でデザイナーとして働いていた遠山。しかし、突然倒産の報告を受け、明日から無職。転職活動をしようにも不採用ばかり。そんな時、ふと見たデザイナー募集広告に着目し、即応募。しかし、そこは法人化されていない個人事務所だった。
よくデキたストーリーでしたが、その中で垣間見る仕事の面白さや熱意が込められていました。どんな逆境にもプラスに考えて、試行錯誤していく姿には、読み手側にも働く意欲が湧きましたし、楽しさも伝わりました。
自分では無理と思っていることが、もしかしたら成功するかもしれません。もちろん失敗するかもしれませんが、やってみないとわかりません。その一歩が欲しい時には、自分自身だけで考えるだけでなく、「他人」を巻き込むことも大切かなと思いました。
自分だけだと、でも…とか決断の後にはネガティブなことがいつも付いてしまいますが、「他人」がいるからこそ、なんとかなれるのでは?というちょっとした期待が上乗せされるので、決断力も柔軟になれるのかなと思いました。
大手と対決することは無理、フリーランスだと収入が・・・といった不安を述べるよりも、それに対抗するには何が必要なのか。違った視点を持てばいいのか、吟味してやっぱり諦めるのか。
といった考えの経過をまず持つことが大切であると感じました。
なかなかこの時世、希望通りの職に就くことは難しいですが、この状況だからこそ挑戦できることもあるかと思います。
色々なことをやってみよう!と爽やかに感じさせてくれた作品でした。 -
Posted by ブクログ
カドフェス2017対象本。
芝浦工業大学の小説創作支援ソフトを使用した、中村航と中田永一の合作小説。
両著者の作品を数冊ずつは読んでいる私からすると、いろいろな手が加わっていることもあって、それぞれの味が消えてしまっているのではないかと思わないでもない。
駄作では決してないが、そこそこの作品という印象。
不幸を呼び寄せてしまうという主人公像は、中田永一っぽい。
対してヒロインの奔放さというか、軽さというか、主人公に運河でキスしてしまうようなところは、中村航っぽい。
「ああもう、そういう人を惑わすようなことしないでくれよ!」っていうのが、中村航には多い気がする。
執筆は、両著者でプロットを作ったあと、交互に進めていったそう。
冒頭は中田永一で、「知識の橋」とか言い出すところは中村航っぽい。
あと、ラストはとてもきれいだったが、これは着地の上手な中田永一の手によるものではないかと思う。
七瀬が色とりどりの風船を背にしているところとか、風船が割れるところとか。
偉そうに書いておいて、実際は全部逆だったら恥ずかしいな(笑)。
とりあえず、「ああ、これはこっちの著者っぽいな」と感じるところはいくつかあった。
ただ、中村航の冗長な甘さとか、中田永一の切なさとか、それぞれの持ち味を強く感じることは少なかったように思う。
特に私は中田永一の方が好きなので、彼が全編書いたらどうなるんだろう、と思わずにいられない。
とはいえ、一定の成功の基準は満たしているだろうし、面白い取り組みだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍で本に不自由していた時、知人が借してくれた本シリーズ。
中村航さん、おかげさまで2冊目。
ボーイミーツガール、ガールミーツボーイ。
中学、高校、浪人生とそれぞれのルートで成長したふたりが大学で出会って恋をする。
それだけといえばそれだけの物語。
全部で5つのパートの、前二つは男子の大野君視点、後二つは女子のミート君視点。
そして最後のひとつは、大野君の友人・坂本君視点。
若いふたりが主役の恋愛小説というと、ガーッと転がるように突っ走って、そこに何かしら試練があって…というイメージ。
でも、このふたりには外からの障害はない。
焦ったり背伸びしあったり駆け引きしたり、そういうものも、何もない。
平凡なようでいて少し変わったふたりが、“恋を突き抜けて愛に至る”道々のストーリー。
とんでもなく誠実で真摯。でも堅苦しくはなく、ふわっと柔らかくて、くすっと笑ってしまう。
ぼうぼう燃え上がる恋愛小説より、下手なファンタジーより、ずっと気持ちがほぐれて心地よいかも。
大野君とミート君は、きっとこれからも同じくらいの足どりで、かわりばんこに、丁寧にスタンプカードを埋めていくんだろうな。
坂本君のパートは…必要だったのか?という気もするけれど、学生時代、恋愛についてはひたすら残念だった彼も、ようやくスタンプカードを埋め始めたのかな、とほほえましかった。
皆さんのレビューで、どうやら木戸さんには他の作品でまた出会えそうだとわかった。再会が楽しみ。
大野君たちの未来は、まぁ心配しなくて大丈夫な気がするので、坂本君の未来もなんとか最強になっていて欲しいなぁ。 -
ネタバレ 購入済み
ストーリーは間違いなく面白いで
ガルパが好きでバンドリが好きでさらにRASが好きなら間違いなく買いですよ。
ストーリーがアニメやガルパのストーリーでやっていた六花が加入する前日譚になっいます。
チュチュ様がどんな風にメンバーを勧誘していったかアニメやガルパで語られていた所を深掘りしているイメージですかね。
ストーリーに関しては満足なんですが、作画の所々でギターやベースのストラップがどこに繋がっているの?手持ち?と思えてしまうカットが多いので、そこだけは残念でした。
作者はあんまり楽器を書いたことがないのかな?と感じてしまいました。
しかしながら、繰り返しますがストーリーが面白いので続巻に期待です!
六花加入までやるのか、アニメ三期のところまでやるのか、オリジナルストーリーがあるのか…
打ち切り的な終わり方だけはしないでほしいですね。