中村航のレビュー一覧

  • 星に願いを、月に祈りを

    Posted by ブクログ

    最初話がどう繋がるかと思っていたけど、切なくてとてもいい話だった。
    この作者の本はいつも読後の心地よさがとても良い。

    0
    2018年01月21日
  • 僕は小説が書けない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2018/1 11冊目(通算11冊目)。恋の話だったり小説の方法論の話になったりしてどう話が収束するのかとヒヤヒヤしたが、恋の話はちゃんと決着したので納得した。あと小説を書く点で、他人がどう考えているか気にするべきという一節があったが、その言葉に最近色々な本を読んでもなんかモヤモヤしている自分が吹っ切れたような気がした。読書を通じて色々な心の機微を理解しようと考えたのが理由だが、どうもそのことを忘れていたような気がする。そういう部分を思い出させてくれた点でためになったと思う。感想はこんなところです。

    0
    2018年01月20日
  • 世界中の青空をあつめて

    Posted by ブクログ

    嫌味のないほのぼのストーリーは大好きだし、中村航の若い文章もいいんだけど・・爽やかまでいかず、物足りなさが残る。結果的に主人公は流されているだけ。東京オリンピック前の中学陸上部5人とコーチのタイムカプセル、人間模様として面白いんだけど、そこから発展じゃなくメインになってしまった。孫同士のこれからも流れだし、ラストの棒高跳びは蛇足に思える。なんか、惜しいんだよな~

    0
    2017年09月11日
  • 僕は小説が書けない

    Posted by ブクログ

    普段あまり小説の書き方など意識したことがなかったので、こんなことを考えながら書いているのかと興味深く読むことができました。2人の小説論もどちらの考えも納得できる部分があり、それぞれの対比がとても面白かったです。肝心のストーリー部分は地味な主人公が恋をしたり家庭の問題を乗り越えながら成長していく話で、全体としてうまくできているなと感じました。今回は2人の作家さんが交互に執筆したということなのでどこがどちらが書いたとかは分かりませんが、中田永一さんの切ない話が好きなので、展開的にはとても楽しめました。こんな女性が同じ部にいたら毎日絶対楽しいと思います。小説を自分で書いたことはないのですが、もし時間

    0
    2017年08月15日
  • デビクロくんの恋と魔法

    Posted by ブクログ

    飛行機の中で映画を観た後で読んでみた。
    登場人物の関係性が映画と原作でほんの少し異なるものの、基本的には忠実に再現されていたかな。
    何と言ってもデビクロ通信の文章がポイントです。この使い方は上手いなぁと思う。
    「言いたいことがあるなら、今のうちだぜ!」か。
    確かにその通りだ。

    0
    2017年05月20日
  • まさか逆さま

    Posted by ブクログ

    フジモトマサル氏のファンなので、回文とイラストのシュールな関係が楽しめました。物語はSF、しかもナンセンスすぎてついていくのがやっと。この回文から小説なんて、無理すぎじゃないでしょうか。回文はすごいです。こんなものどうやって考えつくのでしょう。

    0
    2017年04月26日
  • リレキショ

    Posted by ブクログ

    ある意味文学的な本。抽象的というかなんというか。静かな物語。背景を突き詰めたい派なのでちょっと物足りなかったな。途中、加藤さんが数えていたお金が足りなかったのが気になる...

    0
    2016年12月28日
  • 星に願いを、月に祈りを

    Posted by ブクログ

    夏の学童キャンプでホタルを探しに夜中ロッジを抜け出し川に行く5年生の大介、麻里、4年生のアキオ。そこで不思議なラジオ放送を聴く。
    不思議で、せつなくて、純粋で、懐かしくて素敵な話でした。

    0
    2016年11月12日
  • トリガール!

    Posted by ブクログ

    鳥人間コンテストを目指すサークルでのお話。個人的には工学系の学科だったので、「こういうサークルあったなー」とか思いながら読み進めました。単位は??と思うところは正直あるけど、青春もののお話としては面白いと思う。

    0
    2016年07月24日
  • リレキショ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中村航さんの本をこの前から読み返してたんですが、
    まだ、
    未読な本が数冊ありましたので、
    ちょっと、
    本屋さんで「ぐるぐるまわるすべり台」って本の中に書いてありました。

    「リレキショ」
    「夏休み」
    「ぐるぐるまわるすべり台」の3冊で、
    「始まりの三部作」が完結すると!
    全部読んでない!
    と、
    いうことで「リレキショ」です!

    ちょっと拝借したのは、
    「大切なのは意思と勇気」それだけでねたいていのことは上手くいくのよ。
    と、
    これいただき笑

    僕はその日から、
    お姉さんに拾われて「半沢良」になりました。
    つか、
    「半沢直樹」を思い出してしまった!
    まだ、
    池井戸潤は読み切った本がない。。。

    0
    2016年06月14日
  • 世界中の青空をあつめて

    Posted by ブクログ

    表紙に惹かれて読んでみました。少し上手く行き過ぎな気もしますが・・。<守り続ける事の大変さと尊さ>手の届かないものを追い続ける事も、挑戦し続ける事もすごい事だけど、自分の手の届く範囲のものを守る事、守り続ける事もとても凄い事。かつて、少年少女だった5人とコーチような方々やオリンピックを見るのを楽しみに長生きする!そんな方もいるのだと思うと、問題は色々あるけれど、2020年の東京オリンピック絶対に成功してほしいとこの小説を読んで思いました。

    0
    2016年06月11日
  • さよなら、手をつなごう

    Posted by ブクログ

    短編集
    恋とか友情とか、人の人生とかのお話かな。
    読んだあと、ちょっと心が温かくなるおはなしばっかり。
    面白かった。

    0
    2016年02月13日
  • 世界中の青空をあつめて

    Posted by ブクログ

    なんかファンタジーだな……これはあまり好きじゃないほうの中村航。タイトルはとっても素敵なのに、思ってたのと違いすぎた……残念だ。

    0
    2016年02月02日
  • ぐるぐるまわるすべり台

    Posted by ブクログ

    読み終わったら、ヘルタースケルターを聞きたくなります。聞いてまた思い出すとなるほどと思えたり。最後はどうなんだろう、結局何だかんだで合流したかな。

    0
    2016年01月09日
  • さよなら、手をつなごう

    Posted by ブクログ

    短編集なんですが、中村氏らしいほのぼのとした可愛らしさが少なかった。
    登場人物の中心が小・中学生だったからかも。
    やや期待ハズレでした。

    0
    2016年01月08日
  • リレキショ

    Posted by ブクログ

    結局
    半沢良が何者なのか
    何の説明もないが
    それはそれで良いのかもしれない

    何もかもが
    非・現実的だが
    物語は正に現実感を帯びて
    優しい気持ちになった

    0
    2016年01月04日
  • 夏休み

    Posted by ブクログ

    登場人物が皆不思議ちゃんにしか思われず、いったい何がしたいのかよくわかんない。まさに閉じた世界である。雰囲気を楽しむものなのかな?
    スマブラらしきゲームの恐竜や髭のおじさん(笑)の叫び声などの表現がかわいい。

    0
    2015年11月18日
  • 夏休み

    Posted by ブクログ

    中盤まで丁寧に読んでいたけど、あまり面白い展開に向かっていかないので後半は飛ばし読み。憧れるね、そんな生活、仕事。特許関連の仕事とか取説の翻訳、カメラの分解、面白そう。そこばかりに興味が行ってしまった。登場人物にあまり魅力がない。淡々としてるからしょうがないかしら。

    0
    2015年11月13日
  • 世界中の青空をあつめて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    祖父母の手紙を通じて出会った2人かつて、少年少女だった5人の叶わなかった夢のその先を探す旅に出る。1964年、東京。そこには確かに5人の『約束』があった。2020年のオリンピックが東京に決まった事により、物語は大きく動き出す。祖父のために必死に駆け回る孫の姿に何度か、うるっときてしまった。中村航は苦手な作家なのだが、この作品はサラッと読めたのでビックリ。

    0
    2015年10月24日
  • ぐるぐるまわるすべり台

    Posted by ブクログ

    バンドメンバー募集をコアにした、中篇2作。主人公は最近の小説にありがちな、大学をやめてしまって、塾講師をダラダラと行う男性と、期間工の派遣社員。

    定職につかず、だらだらした人生、長編でない、特に何かが起こらないなど、芥川賞狙いかと思ったら、やっぱり候補になっていたらしい。また、表題作は、作中に解説されているがビートルズの「ヘルター・スケルター」で、もう1本はそのままオジー・オズボーンの曲名だ。

    両作品とも、恐らく私小説な部分が多く含まれており、黄金比の話や大学の数学の授業、会社の研修など、話の内容と絡んでいるかどうか今ひとつ不明ながら、いい感じにアクセントになっている用に感じる。

    純文学

    0
    2015年09月08日