中村航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普段あまり小説の書き方など意識したことがなかったので、こんなことを考えながら書いているのかと興味深く読むことができました。2人の小説論もどちらの考えも納得できる部分があり、それぞれの対比がとても面白かったです。肝心のストーリー部分は地味な主人公が恋をしたり家庭の問題を乗り越えながら成長していく話で、全体としてうまくできているなと感じました。今回は2人の作家さんが交互に執筆したということなのでどこがどちらが書いたとかは分かりませんが、中田永一さんの切ない話が好きなので、展開的にはとても楽しめました。こんな女性が同じ部にいたら毎日絶対楽しいと思います。小説を自分で書いたことはないのですが、もし時間
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Posted by ブクログ
ネタバレ中村航さんの本をこの前から読み返してたんですが、
まだ、
未読な本が数冊ありましたので、
ちょっと、
本屋さんで「ぐるぐるまわるすべり台」って本の中に書いてありました。
「リレキショ」
「夏休み」
「ぐるぐるまわるすべり台」の3冊で、
「始まりの三部作」が完結すると!
全部読んでない!
と、
いうことで「リレキショ」です!
ちょっと拝借したのは、
「大切なのは意思と勇気」それだけでねたいていのことは上手くいくのよ。
と、
これいただき笑
僕はその日から、
お姉さんに拾われて「半沢良」になりました。
つか、
「半沢直樹」を思い出してしまった!
まだ、
池井戸潤は読み切った本がない。。。
途 -
Posted by ブクログ
バンドメンバー募集をコアにした、中篇2作。主人公は最近の小説にありがちな、大学をやめてしまって、塾講師をダラダラと行う男性と、期間工の派遣社員。
定職につかず、だらだらした人生、長編でない、特に何かが起こらないなど、芥川賞狙いかと思ったら、やっぱり候補になっていたらしい。また、表題作は、作中に解説されているがビートルズの「ヘルター・スケルター」で、もう1本はそのままオジー・オズボーンの曲名だ。
両作品とも、恐らく私小説な部分が多く含まれており、黄金比の話や大学の数学の授業、会社の研修など、話の内容と絡んでいるかどうか今ひとつ不明ながら、いい感じにアクセントになっている用に感じる。
純文学