中村航のレビュー一覧

  • 奇跡

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    映画を元に書かれた作品というのがなんだか新鮮だった。

    幼い子ども達のひたむきさがまぶしくて、悲しい。
    何かが本当に起こってくれたら…と、ついつい先を読み進めた。
    つい物語に引きこまれるテンポの良さみたいなのがあって読みやすい。

    前を向いて進んでくれたことが「救い」だと思った。

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    2014年06月10日
  • 奇跡

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    親の離婚で福岡と鹿児島に離れ離れとなった兄弟が、九州新幹線の交差に立ち会えば願いが叶う奇跡を信じて仲間と旅をする。原案の是枝裕和が監督、脚本で映画化され、主演は前田兄弟。まぁ、観てないけど良い出来だろうと予想はつく。映画化前の小説だとノベライズにならないのかな・・ともあれ中村航作品としては直球。読みやすいけど、らしくない。7人の子供が主人公で、素直な内容。無理してなくて好きだけど、インパクトは弱いな・・

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    2014年05月13日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    タイトルからベタ甘を想像していたけと、予想とはちょっと違ったかな。
    中村氏よりむしろ伊坂作品が似合う個性をもつ木戸さんのパワーか。持ち味と思っている会話の可愛らしさは健在であるものの、些かパワー不足で星3つ。

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    2014年05月10日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    途中で??ってなったけど、最後に全てが繋がった。うまい。

    ラジオの嘘つきウサギの話になぜかじーんときてしまった…w

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    2014年04月09日
  • リレキショ

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    非現実的なファンタジー。

    つまりは、そういう類のもの。

    突然別人に成り代わった主人公、半沢良。
    赤の他人の姉と暮らし、架空の履歴書で仕事に就く。
    彼の謎は作中では解き明かされない。
    それはこの物語にとって重要なことではないからだろう。

    「リレキショ」というタイトルがすべてを現している。
    思うがままに書いた履歴書とは違う、リレキショこそが彼のすべて。

    まるでリアリティのない世界なのだけれど、
    ひとつひとつのエピソードが柔らかくて
    ページをめくるたびに微かな喜びや悲しみを運んできてくれる。

    中村航は物語を必要としない。
    それだけは確かなようだ。

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    2014年02月28日
  • さよなら、手をつなごう

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    短編集。
    繋がりがないためか、読み終わった後は物足りなさが残りました。

    「インターナショナルウチュウグランプリ」と「さよならミネオ」は結構面白かった。

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    2014年02月12日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    「月に吠える」の方が勢いがあるような気がして楽しかったかな。
    本編の方は、なんで教え子の名前をハンドルネームにしちゃうのかとか、なんで約束した練習に行かないのか、そもそもなんで大学を辞めちゃうのか・・・などなど、主人公の鬱々としたものがどこからくるのかわからないままに終わってしまった。

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    2019年05月26日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    淡々と進んで、でも読み終わったあとに何かを残してくれる。けれどやっぱり大きなストーリーを追っていける小説の方が楽しいな。

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    2014年01月23日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    「絶対、最強の恋のうた」というからには…もちろん木戸さんのギターが唸りを上げるんだろうと、そう思っていたらそんなことはなかったというのが残念でした。
    同著者の「僕の好きな人が、よく眠れますように」を先に読んでいたので、その中でもいい味を出していた木戸先輩の勇姿が見たくて購入したのですが…ギターこそ聴けなかったものの、相変わらず木戸さんは木戸さんでした。
    鍋をすれば肉ばかり食うし、突然よくわからないけど妙に説得力のあることを言うし、シーズナルスポーツプレイヤーには謎の対抗心を燃やすし…しかし、それが木戸さんの魅力なのだなぁと改めて実感。

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    2013年12月18日
  • 100回泣くこと

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    何年か前に流行ったよね、と思いなんとなく読んでみた。設定的には片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』に似てると思った。そして中村航の会話は本当に村上春樹っぽい。これから体重を聞かれたら○○ストーンって答えるのも新しくていいかも!ちなみに1ストーンは6.35キロ。2011/481

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    2022年07月08日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    読みくだくのがむつかしい。
    すらすら読んでいて、気がつくと小さな石に躓き続けている。
    そしてまたすらすら読んでいる。

    あたたかくいい感情にふれたと思うのに
    淡泊な空気が流れている。

    いまのわたしに合わなかっただけだろうか。

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    2013年10月14日
  • 夏休み

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    ダメだ…。これの前に村上春樹の短編集を読んだから文章の村上春樹っぽさがなんだか鼻につく。中村航はハルキストなのかしら?『あなたがここにいて欲しい』を読んだ人は吉田くんと舞子さんにまた会えるちょっとお得な小説。ヒロインが私の嫌いな某アイドルと同じ名前だった為途中からそのアイドルの顔がちらついて仕方がなかった。2011/334

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    2022年07月08日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    ネタバレ

    【前置き】
    あれは、
    5月くらいだったかな?
    訳あって、
    フライデーを買ったんですよ。
    そこでCMされていたのが「トリガール」の映画化でした。
    その時から、
    久しぶりに会いたくなったんですよ。
    「中村航」さんの作品って、
    読みたくなるんじゃなくって「逢いたく」なるんですよ「木戸」さんに!


    【構成】
    その一、スクランブルが「大野」目線で「私」との出会いを書いてて、
    「僕」が「私」に告白をすることを決めるところまで。


    その二、突き抜けろは「大野」と「私」がつきてって、
    でも、
    ちょっと行き詰った感があって「約束」を決めて恋愛をリブートする。
    と、
    友達の「坂本」に連れられて「木戸」さんと出

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    2017年08月15日
  • リレキショ

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    ネタバレ

    ここでおわんの?ってかんじだった。せっかくウルシバラさんも山崎さんも加藤さんともお姉ちゃんとの関係の輪郭が現れだしたのに。そういうもんといえばそうかもしれないけど。でも出自はわからんかった。どんな経緯でリレキショを書くことになったのかも。それがわかるんかなともおもったんやけど

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    2013年09月15日
  • さよなら、手をつなごう

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    “ありがとう”、この一言の良さを改めて感じられた
    「女子五編 その五、歩いていこう」に書いてあり、主人公の好きな言葉として出てくるが、言う時の自分の気持ち、言える相手がいる喜び、これら全てをかみしめることが出来る言葉だと思った

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    2013年08月29日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    相変わらずの柔らかく軽い文体で読みやすかったです。
    あまり大きな展開などはなかったですが、恋愛小説ってそういうものかなとも思いました。

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    2013年08月14日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    小学生、中学生、大人と章ごとに成長していく。
    かなりのファンタジーでついていくのがちょっと大変だった。
    中学の野球部がいい。
    魔球ナックル。
    おれはベースボールをやるぜ。

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    2014年12月30日
  • 100回泣くこと

    購入済み

    彼女との思い出

    今映画化されて話題になっている書籍ということで読んでみた。彼が彼女からもらった、彼女と共有した景色や価値観は今後も彼に影響を与えるだろう。

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    2013年08月02日
  • 奇跡

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    "博多発と鹿児島発の新幹線、「つばめ」と「さくら」が初めてすれ違う時に奇跡が起こる"…それぞれの思い・願いを胸に、その場所を目指しその瞬間を迎える男女七人の小学生たち。子供の純真な真っ直ぐ目線と、見守る大人たちの温か目線にホノボノさせられる。

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    2013年07月17日
  • 奇跡

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    離ればなれとなった兄弟の再会と、奇跡を信じ旅に出る物語。タイトルからどんな奇跡が物語中で起こるのかと期待して読み始めはしたものの、内容は奇跡にあいにいくまでの軌跡。流れ星が見たいから星のよく見える場所にいくということとかわりはない。ただ、奇跡を信じる子供達の状況、心境が、この小説の面白さの主軸となっているように思います。子供ながらの葛藤や、子供らしい純粋さは、自分にとっては懐かしく、そしてうらやましく感じずにはいられません。

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    2013年09月28日