中村航のレビュー一覧

  • 夏休み

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    中村航の作品はいつもスピッツも想起させる ちょつと甘酸っぱいところも、どの曲もまったく違うはずなのに 同じに見えてしまうところも 大乱闘スマッシュブラザーズと家出の話で間違いない本作もやはり面白かった

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    2015年01月04日
  • デビクロくんの恋と魔法

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    ストーリーはすぐに予想できる展開になるんだけど、それでもいいから温かな気持ちになりたい心がクサクサになっている時に読む本

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    2014年10月12日
  • トリガール!

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    ネタバレ

    誰かそのうち書くだろうとは思っていたけど鳥人間コンテストを題材にした青春小説です。

    大学に入学したゆきなは友人に誘われて鳥人間サークルに入部する事に。

    設計班、フェアリング班、電装班、数あるチームの中で、いつのまにかパイロットを目指すことになっていた。

    テストフライトでの事故、冴えないし良くわからない先輩、青春エンジョイするはずの学生生活がトレーニングの毎日に。

    一年に一回、琵琶湖で飛ぶ。それだけのために100人以上の部員が心を一つにする。

    琵琶湖の上を飛ぶ景色は、パイロットにしかわからない。


    鳥人間サークルで100人越えの大所帯ですかぁ。いいなぁ。作者は芝浦工大だし、大所帯なん

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    2014年09月08日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    君はいつか、本当に届けたい人に、本当に届けたい思いを届けるんだ。
    清潔感あふれる言葉が並べられ、晴れた星空のように澄んだ空気を感じる小説。
    3章が切なくて好き。今自分の周りにある世界は決して当たり前のものではなく、どこかで支えられ、支えながら存在しているのだと気づいた。
    挿話のショートストーリーが気になった。『星空放送局』も読んでみたい。

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    2014年08月16日
  • トリガール!

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    鳥人間コンテストの話。
    あぁ…私も出たかった。滑空部門に。ロボコンや鳥人間に憧れたなぁ…。

    相変わらず、素敵な文章です。読みやすい爽やかな小説でした。

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    2014年06月26日
  • あのとき始まったことのすべて

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    中学時代の岡田くんと石井さんの会話、テンポがよくておもしろくて、ずっと読んでいたいくらいだった。中学時代は私も楽しかったな。そして男子はおもしろかった。
    岡田くんは会社の先輩とも仲が良く、仕事も順調で、読んでいてとっても感じのいい青年。こういう話って好きだな。
    石井さんとの今後が気になるけど、ずっとこのままなのもアリなのかなと思う。白原さんがすっきりした大人になっていて純粋に感動した。
    社会人になってからも昔の同級生とうだうだ付き合ってるのってあまり現実味がなくて好きじゃないけど、この話はそれとはちょっと違う。読後感がとってもさわやか。

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    2019年05月26日
  • リレキショ

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    止まらず読んだ。

    くしゃくしゃっとしてたところを、すっとのばして整えられるみたいなかんじ。
    素朴なあたたかさ。
    アイロンみたいに。

    梅酒、浸けようかな。


    それにしても、人から本を借りるというのは、その人の構成要素を覗くみたいでわくわくしますね。

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    2014年04月28日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    この一冊の向こうに果てしない宇宙が広がってる。子供の頃の話、甘酸っぱい恋の話、ときて、三章であれ?ってなる。だけど最後は歯車がかちっと組み合わさったように繋がりがわかって、おもしろかった、けど切なかった。

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    2014年01月24日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    きれいな文章を書く人だなあ中村航って。
    心は少年、でも書く文章は芯があって純度の高い作品。

    青春という言葉一つでは片付けたくない、
    その頃の年代でしか感じられない心の微細な揺らめきを感じられる作品。

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    2013年11月04日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    最初は意味がよく分からなかったけど、途中からどんどん繋がってきて、最後には全てがストンと胸に落ちてきた。ちょっと悲しいけど、読後は温かくてジーンとくる。

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    2013年10月20日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    表題作『ぐるぐるまわるすべり台』と
    その関連作『月に吠える』の二篇を収録。

    気に入ったくだりをいくつか模写してみてわかったけれど、
    中村氏の文章はそれほど美しくなかった。
    ストーリーもシンプルでそれほどスペシャルではない。
    それでも惹かれてしまうのは、たぶんきっと温度のせいだ。

    圧倒的な近似値をもって「同じものができない」と言わせる。
    居酒屋の「はい喜んで」を福音のように尊く描く。

    その独自の感性、表現力が
    迷いと戸惑いを秘めたありきたりの日常のなかで
    砂金のごとく燦めいている。

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    2013年10月17日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    1、2章はミステリーの臭いが全くしなかったのですが、3章からは繋がりがあるようでないような展開になり、様子が怪しくなってきます。これらの世界がどう終息していくのか全く予測がつかなかったのですが、意外にも正々堂々と繋がっていました。青春、ファンタジーの中にミステリー要素と刹那さが隠れている構成はお見事でした。ジーンとくる余韻がとても良かったです。
    ただ、オチが解りにくかったせいでカタルシスが半減した印象で勿体無いと思いました。

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    2013年08月08日
  • 100回泣くこと

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    久しぶりに本読んで泣きました。
    この手の恋愛モノなんて安っぽいと思ってたけど、中村航さんのはもう何冊か読んでみたくなった。

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    2022年07月19日
  • 星に願いを、月に祈りを

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    最後の最後で泣いてしまった。

    最初、ラジオのDJちょうのトークがなじむまでたいへんだったけど、様々な角度から進むストーリーに
    優しさと悲しさと嬉しさと、暖かいような切ないような感情につつまれました。

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    2013年08月01日
  • 奇跡

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    無粋を承知で言うなら。
    ・今時の子達なら、さくらとつばめの一番列車がどこですれ違うかなんて、ネットでちょちょいと調べてしまいそうなもんだけど。
    ・ついでに言えば、そんなオイシいポイント、鉄オタがほっとかないんじゃない?
    ・あと新幹線は停車駅ごとに減速・再発進するし、駅と駅の距離もバラバラなんだから、上り列車と下り列車がきっちり真ん中ですれ違うとは限らないんじゃ…。
    ・そもそも九州新幹線の開通って、3月じゃなかったっけ?
    …等々突っ込みどころは数あれど。

    健気な子供って設定は、ズルい。
    何だかんだ応援したくなってしまう。
    しかも幼い兄弟が二人で困難乗り越えて…って、『はじめてのおつかい』シリー

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    2013年06月24日
  • さよなら、手をつなごう

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    既発表の作品を集めた短編集。
    初出が中高生向けの媒体だったものもあって、正直なところ物足りない感は否めない。

    でもやっぱり、中村航さんの小説、好きだなぁ。
    ほのぼのした恋人たちのやり取りとか、さりげないシュールな小ネタとか、「カルピコ」みたいなぜっっつみょーなネーミングとか。さりげなさすぎる故郷リスベクトとか。

    本作に限らず、「さよなら」を描くのがほんとうに上手な作家さんだと思う。
    さよならだけが人生なのかも知れないけど、さよならは悲しいだけじゃないでしょう。
    だって「さよなら」の後には、「手をつなごう」がつづいているのだから。


    そろそろ、長編の恋愛小説が読みたいです。

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    2013年04月04日
  • さよなら、手をつなごう

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    「サヨナラだけが人生だろ?」

    と聞くと、ひどく悲しいことのように思えますが
    中村航が紡ぐサヨナラたちは相変わらず優しくてあたたかです。
    (だから宮尾和孝の表紙もいつもながらすごくピッタリなの)

    「さよなら」をモチーフにした短編集。
    とはいえ、さよならにもさまざまな色があるわけで、
    悲しいブルーのさよならばかりではなく
    虹色のさよならが詰まっています。

    真っ白な新しい明日へ向かう「幻視画」
    漆黒の宇宙にきらめく、
    「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」
    夕陽のオレンジと深緑のカエル「さよならマイル・ストーン」
    懐かしい気持ちが甦るビビットカラーの「女子五編」
    透き通ったブルーの「さよ

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    2013年03月24日
  • さよなら、手をつなごう

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    幻視画は、航さんらしいいつも雰囲気で安心した。
    こういう日常の素敵感、本当に好きだ。
    あとはさよなら、ミネオが秀逸だった。
    自分の感じていたことと重なる部分があって共感できたし、意外な事実にやられたなあって思った。

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    2013年03月23日
  • さよなら、手をつなごう

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    短編集。幻視画、インターナショナルウチュウグランプリ、女子五編が特に好きな話だった。
    キラキラとニヤニヤが楽しめる。でもそれだけではない色んな味わいがある一冊だと思う。

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    2013年03月23日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    狛犬(仮)のその後も気になるけれども
    いい雰囲気で読み終えられた。

    小林くんは4月からはどうなるのかな。
    塾講はなかなか似合ってるんではないでしょか。

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    2013年03月12日