中村航のレビュー一覧

  • 年下のセンセイ

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    中村航さん。切なさと甘さのバランスを描くのがめちゃくちゃうまい。恋愛小説は、読んでいると何か気恥ずかしいというか、そういう気分になることがあるけどこの本にはそれがなかった。
    人にはいろんなストーリーがあって、それが愛おしいなと、こういう小説を読むと思う。

    自分の心を守るために、諦めたりすることがあると思うけど、ちゃんと向き合わなきゃいけないことには、絶対向き合わなきゃ、後悔してしまう。

    そんなことを考えた一冊でした。

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    2020年08月14日
  • コミック版 BanG Dream!4

    購入済み

    良かった

    アニメ一期は終盤に作画が怪しかったですがw(これも勿体なかったですよ)
    コミック版は綺麗に終わりました!
    柔らかな線は手書きだったんですね!!

    ホシノコドウの歌詞の所のにJASRAC書いてあったのは残念!もう少し何とかならなかったのかなぁ。

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    2020年07月29日
  • トリガール!

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    鳥人間コンテストにかける青春物語。
    たった一度のフライトのためにそれぞれが自分の持ち場で最大限に努力する。
    このフライトはみんなの思いが詰まったものだ。
    そしてかつてこの部に青春を捧げた人の思いや努力も乗せている。読みながら泣けた。何かに夢中になるってすごいことだ。

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    2020年05月18日
  • 100回泣くこと

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    ネタバレ

    優しい世界の残酷な終わり方が描かれた小説。
    あっけないと感じる人もいるが、人間の人生らしくて私は好きだった。
    ちなみに映画版とは全く違う。映画がしっくりこなかった人こそ原作を読んでいただきたい。

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    2025年02月25日
  • 年下のセンセイ

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    名古屋の予備校で契約社員として務める主人公の本山みのりは、同じ予備校の営業部の先輩社員と別れてから3年間恋をしていない28歳です。後輩に誘われて通う生け花教室で、先生の助手(先生に対して、センセイ)を務める、もう一人の主人公で、8歳年下の滝川透と出会います。お互い意識をしますが、透は東京の大学への進学のため、離れて暮らすことになります。恋に臆病な二人は、一旦は接近しますが、再び離れていきます。
    甘くて優しい恋愛のお話で、ほっこりします。現実はこのお話よりもっとこじらせることが多いように思います。このお話で幸せを感じました。

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    2020年02月05日
  • リレキショ

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    好きです、こういう小説。
    唐突に始まる世界観で突き進む力強さ、そして青春の疾走感。

    意思と勇気さえあれば、大抵のことはうまくいく

    確かに、前に進む意思、大事です。

    意思さえあれば、前であれ後ろであれ進むのだから。

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    2020年01月30日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    中村航さんのだいぶ初期の方の作品です。塾講師のバイトのかたわらバンドを始めようとする小林と、その塾で教わっているヨシモク(小林が勝手につけたあだ名)、そして、小林がバンドを作ろうと募集をかけた時に話に乗ってきた千葉と哲郎サイドのバンドを始めようとする背景を描いた両局面からの話の展開になっています。
    結構ノリと勢いが面白い感じで、数学のこと織り交ぜつつ、ヘルタースケルターというビートルズの音楽を主軸にしながらバンドを始めようとする若い人たちのことを焦点を当てていました。
    作品は2004年のものらしいのですが、そういえばこの頃はウォーターボーイズとかスウィングガールズとか高校生がなにかを新しく始め

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    2019年09月08日
  • 絶対、最強の恋のうた

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    2019/8/13
    中村航さんの作品は読んでてなんだか和みます。主人公の大野くんが彼女と付き合い始めての経過?が描かれた話…ですが、サブキャラがいい味出してます。
    大野くんの友だちの坂本くんと坂本くんの先輩の木戸さんはなかなか。特に木戸さんという人はとてもパンチが効いているというのか、個性的というべきなのか…生き方がクズ学生過ぎて最高だけど、そういえばそういう人いたなあと少し懐かしくもなりました。
    大野くんサイドと彼女サイドの話が展開していって最後に一つにまとまっていくような感じです。
    最初大野くんが付き合い出したところの話だけ読んでいくと彼女のことがあんまりよく分からなかってので不思議キャラ

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    2019年08月13日
  • 年下のセンセイ

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    2019/7/30
    やはり中村航さんの作品であるから、最後まで非常に良い気分で読み進められる、続きが気になっていく展開になっている。
    あらすじとしては、アラサー女性の本山さんが通い始めた生け花教室の透センセイに段々と惹かれあっていく、割とよくありそうな話しである。でも、それをよくある話的な印象を与えない書き方をしているのがこの人の作品の不思議なところである。
    この作品は、2人が惹かれあった後のことまで触れて描いていて、それをどう書くがが難しいらしい。
    しかも、30代を迎えようとしている女性と高校を卒業して、大学進学を考え出したハタチの青年という、どちらも割と人生の岐路に立ちそうなところもある。

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    2019年08月01日
  • あのとき始まったことのすべて

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    2019/7/21
    この人の描く話は本当に好き。主に恋愛系の小説でこのタイトルの通り、中学の時に仲の良かったグループの男女が再び再開して恋に発展していくまでの過程を描いたものなのだが、何が良いって、みんな最後はハッピーエンドで追われるところであると思っています。
    だいたいこういう恋心的なものの小説ってどっかで誰がが死んじゃったりしてそれを乗り越えて〜みたいな展開があるのが多くて、そう言うのあんまり好きじゃないんですけど、この人の話はこの本も含めてあんまりそう言う展開が多くなくて、過去の回想などもしながらではありますが、もともと主人公が結構幸せな状態で、そこからさらに幸せ度が増していくみたいな内

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    2019年07月22日
  • あのとき始まったことのすべて

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    友人のオススメで読んだ

    大人の青春物語。表現が素敵で、魔法かけられたみたいにふわふわする。

    働きだしてすぐの今読んでよかった。
    働く前でもワクワクするし
    働きだして5年後とか、中堅になったら絶対もっともっと楽しめる
    こんな生き方したいね。東京。

    2回も泣いてしまった
    ああ、名作に出会えたら夜更かし最高って思っちゃうよなあ
    幸せ、おやすみ

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    2019年07月02日
  • デビクロ通信200

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    最高でした!人生のバイブルにしています 笑笑。中村航さんの力強くて優しい言葉が胸にしみます…。半分くらいはなんかよくわからないけれど、たまに今の自分を深く切り裂く言葉があります。その瞬間は気づかなかったけど、読み返すと今の自分にぴったりだなと感じることがあります。中村航さんの作品をたくさん読んできた方々にはご褒美のような一冊です。

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    2019年06月27日
  • 年下のセンセイ

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    後輩に誘われて通い始めた生け花教室。
    講師の孫で助手をつとめるセンセイと出会い、次第に距離が縮まっていくが、彼は8歳年下で、大学へ進学するため上京が決まっていた。
    3年ぶりの恋に臆病になるアラサーと、将来に悩むセンセイの恋愛物語。

    年の差、遠距離、社会人と大学生。
    感情のまま突っ走れないのは彼女の性格だけじゃなく、アラサーという年齢がブレーキをかけてしまうのでしょうね。
    「好き」だけでは飛び込めない。
    ストーリーは彼女と彼と両方の視点から進みますが、完全に彼女に感情移入してました。
    私が彼女でも悩むだろうなぁ。

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    2019年04月17日
  • 年下のセンセイ

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    恋に揺れる主人公の心に痛いほど共感しました!
    30代の女友達にみんなにオススメしたい。
    それでみんなで前向きになりたい。そう思える本でした。

    加藤さんという作家さんのあとがきがまたいいです。とくに締めの何行か。かみしめて何度も読みたい言葉でした。

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    2018年10月13日
  • トリガール!

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    映画化されると知って読んだ作品。
    大学に入ってもやりたいことが見つけられなかったゆきながたまたま出会った世界は、鳥人間コンテストに全てをかける熱い心を持った人たちが集まる青春の場所でした。
    パイロットとしてトレーニングしていくうちに自分が本当にやりたかったことが見つかって
    打ち込んでいく姿は、とても素敵で輝いていました✨
    最後の鳥人間コンテストの場面は、
    実際に見ているようなリアルさを感じて
    とても好きな場面です。
    仲間がいることがどれだけ大事かを改めて感じることができる作品でした。
    映画も楽しみです(^^)

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    2017年09月12日
  • 僕は小説が書けない

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    ところどころにあるクスッとポイントがいい感じ。井上部長が足をぶつけたときの言葉とか。七瀬先輩がちょっと都合のいい人に見えなくもないけれど、青春時代ってそういうものなのかも。たくさん失敗してもそれを乗り越えて大きくなっていく。成長の途中段階ということですね。解説が三上延氏で、この次に読む本が『ビブリア古書堂』(再読)なのでここでもまた偶然のつながり。

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    2017年09月05日
  • 僕は小説が書けない

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    主人公は家族との関係に悩み、小説を書くことをやめてしまった高校生の少年。
    高校の文芸部に入ることになり、部員やOB達からの教えを受け、小説を書き始める。
    小説の書き方を主人公と共に学ぶことができる。
    小説を書きたい人への入門書としては良著と言えるのではないだろうか。

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    2017年08月17日
  • トリガール!

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    ネタバレ

    【前置き】
    あれは、
    5月くらいだったかな?
    訳あって、
    フライデーを買ったんですよ。
    そこでCMされていたのが「トリガール」の映画化でした。
    その時から、
    久しぶりに会いたくなったんですよ。
    「中村航」さんの作品って、
    読みたくなるんじゃなくって「逢いたく」なるんです。


    【時間】
    映画の公開が9月だから近づいたら書こうとか思ったんではなく、
    ただ、
    最近は専門書を読んでたりしてて感想を書いてなかったんですよ。
    そんで、
    家にも実家にも「トリガール」がなくて、
    「中村航」さんのほかの作品を読んでたんですが最初に「トリガール」書きたくて寝かせた。
    つか、
    最初でもないか。
    探しても探してもな

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    2017年08月13日
  • まさか逆さま

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    フジモトマサルのイラストと吉田篤弘の文章とは、不思議に似通っているように思える。
    暖かみのある静けさ。
    すべらかでなめらかな、それでいて乾いた木石のような。
    中村航という人はよく知らないのだけれど、そんなフジモトマサルのイラストに賑やかさと広がりを加えていたようだ。

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    2017年06月24日
  • あのとき始まったことのすべて

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    中学の頃の最強な二人同士が再び出会う。
    お互い好き合うけれど、うまくいかない。
    でもそんなことは些末なことと思えるくらいの廻り合いだったんだなって思う結末。
    流れがすごくすごく良い。素敵な話だった。

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    2017年06月21日