中村航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「こんなに人を好きになったのは初めて」。ある大学院生の前に運命の女性が現れた。だが、彼女にはある事情から誰とも付き合うことができないと知らされる。お互いに幸福と不安をかみしめる2人の恋の行方は?
この話では主に「僕」と1年限定で北海道からやってくる運命の人・めぐと僕の妹と謎の男・木戸さんの4人で成り立っています。「僕」とめぐはお互いにことあるごとに何度も好きと言い合う周りから見るとすごいバカップルに見えるような関係になります。「あふれたのはビールの泡だけかしら」など「~だけかしら」などほかにも様々な「僕」とめぐの語呂遊びがあり読んでて面白かったです。でも、年越しで話が終わるので残りの3か月 -
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Posted by ブクログ
以下、ネタバレ含みます。
33歳の「5ヵ月の休暇」と「自分探しの旅」。
ああ、良いテーマだなと思って、迷わず読んだ。
転職に伴って生まれた空白期間、梶くんは、日常を少し非日常にするような、街歩きや、趣味を作ることに、時間を費やしていく。
行動が出会いを生み、思考は、それまでの自分を振り返り、掘り下げることに繋がる。
終盤の梶くんの独白は、これまでの彼の「のんびりとして冷ややかな」姿とは違って、切実な痛みを伴っていた。
そんな鮮やかな痛みに触れながらも、でも、それは必要なステップなのだろうな、とも思った。
サバティカルと言うと、意味は異なるのだけど、私も、割と最近手にした空白期間 -
Posted by ブクログ
とてもとても愛おしい。
「○○だと思っていた。」という文章に対して、ずっとマイナスなイメージを抱いていたのだが、これ程プラスで抱擁的な文にもなるのかと謎な関心を抱いていた。白原さん的な発想なのかもしれない笑
地に足の着いた物語のように見えて、実はかなり上手く行きすぎているのは分かりきっている。けどこの温かさが凄く良いんだ。
普段何気なく話しているどうでも良いことを、どうでも良くしていたのは自分自身で、それをもっと大切に感じ取れる自分がいればもっと人生が面白くなるのかもしれない。
覚えておきたい、残しておきたい、そう思った瞬間をこれからいくつかちゃんと覚えて残しておこうと思う -