中村航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1986年、高校で放送部の虎太郎は、友人から文通の代筆を頼まれます。相手は別の高校の今日子。友人が文通を辞める事にしたので、彼のふりをして交流を続ける事に。お互い洋楽好きで、いつか話したい、会いたいと想いが募ります。今日子は2人が大好きなボン・ジョヴィのチケットを送り、武道館で会おうと誘うのですが、、、。会いたいけど、会えない。揺れる気持ちが切ないです。
物語は、過去編と現代編、交互に進んでいきます。2024年の恋は、ラジオのリスナー同士の奇跡の物語。過去と現代の話を繋げる音楽の世界。読書後、爆風スランプの曲を聴くと、そのままの世界観でした。映画版はまだ観てませんが気になります。 -
Posted by ブクログ
料理にまつわる短編のアンソロジー。
小洒落た創作寿司屋、土鍋ご飯、金平糖、蕗の薹(ふきのとう)、パン…。
どれも美味しそうで、お腹がすいてくる本だ
★5が2本
★4が2本
★3が3本
やはり大好き作家さんのは面白かった!
男たちの下心が渦巻く隠れ家的な高級寿司屋。
男たちが落としたい女性にお寿司のウンチクをスマートに披露している場面に、唐突にのしのしと現れたのは…。
乳児を抱っこ紐で抱え、母乳で汚れたカットソーにスウェットを履いた体格良い中年女性。
ドスンとマザーズバッグを置き、ツウなお料理を野太い声で次々と注文し始める。
お母ちゃんに支配されていく店内の様子が痛快!
このストーリーは柚木麻 -
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若林さんは不思議な人だ。
めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。
私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
あとは角田光代さん -
Posted by ブクログ
【純愛不倫 】
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不倫を擁護するわけではないし
決して許されるものではないことを
前提とした上で、でも純粋な好きって
こうなるよねって共感してしまう作品。
大人の恋愛を胸焼けするくらい
キャピキャピ表現していて
見てるこっちが少し恥ずかしくなるのよ。
ませた高校生か、ラブラブな大学生かΣ\(゚Д゚ )
ってツッコミたくなるような内容なんだけど
でもどこか文学的で
どこか甘くて
どこか切なくて
どこかほろ苦くて……
中村航さんの作品ははじめてだったけど
他の作品もぜひ読んでみたいな!と
思わせてくれる食前酒のような本でした!
恋愛系の小説が読みたい人はおすすめです!
ぜひ
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Posted by ブクログ
アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなった。
他は伊吹有喜『夏も近づく』、深緑野分『福神漬』も滋味があってよかった。井上荒野『好好軒の犬』はラストが上手い。柚木麻子『エルゴと不倫鮨』はトップバッターとして勢いがあり好印象。柴田よしき『どっしりふわふわ』はラストが安直な気がしたのと、中村航『味のわからない男』は好みが合わなかった。 -