中村航のレビュー一覧

  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわる短編のアンソロジー。
    小洒落た創作寿司屋、土鍋ご飯、金平糖、蕗の薹(ふきのとう)、パン…。
    どれも美味しそうで、お腹がすいてくる本だ
    ★5が2本
    ★4が2本
    ★3が3本
    やはり大好き作家さんのは面白かった!

    男たちの下心が渦巻く隠れ家的な高級寿司屋。
    男たちが落としたい女性にお寿司のウンチクをスマートに披露している場面に、唐突にのしのしと現れたのは…。
    乳児を抱っこ紐で抱え、母乳で汚れたカットソーにスウェットを履いた体格良い中年女性。
    ドスンとマザーズバッグを置き、ツウなお料理を野太い声で次々と注文し始める。
    お母ちゃんに支配されていく店内の様子が痛快!
    このストーリーは柚木麻

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    2025年03月02日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    ネタバレ

    不倫中のバカップルの話、と言ってしまえばそれまでだが、不倫だからこそ二人はバカップルになるのかもしれない。考えたくないことを頭から追い出し続けるために。いずれ直面することはわかっているけれど、せめて今だけはと。

    一人称の「僕」が考えたくないことは、当然、小説内でも描かれない。結果、バカっぽい文章が続いているだけに見えるかもしれないが、実はそれがこの小説のリアリティなのだと思う。

    とりあえず、「木戸先輩」が謎過ぎるので、彼が登場しているという『絶対、最強の恋のうた』も読んでみたい。

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    2025年02月17日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんは不思議な人だ。
    めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
    だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
    この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
    人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。

    私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
    この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
    あとは角田光代さん

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    2025年02月13日
  • 100回泣くこと

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    解熱の舞をリクエストする彼女もそれを真面目に実行する藤井くんも、なんていじらしいのだろう。

    辛い治療をがんばった彼女には、あたたかくてなんだかいい匂いがするような優しいところで静かに眠って欲しい。

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    2025年02月09日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    【純愛不倫 】
    .
    不倫を擁護するわけではないし
    決して許されるものではないことを
    前提とした上で、でも純粋な好きって
    こうなるよねって共感してしまう作品。

    大人の恋愛を胸焼けするくらい
    キャピキャピ表現していて
    見てるこっちが少し恥ずかしくなるのよ。

    ませた高校生か、ラブラブな大学生かΣ\(゚Д゚ )
    ってツッコミたくなるような内容なんだけど
    でもどこか文学的で
    どこか甘くて
    どこか切なくて
    どこかほろ苦くて……

    中村航さんの作品ははじめてだったけど
    他の作品もぜひ読んでみたいな!と
    思わせてくれる食前酒のような本でした!

    恋愛系の小説が読みたい人はおすすめです!
    ぜひ

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    2025年01月16日
  • 注文の多い料理小説集

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    読後感が良く楽しかった!
    もっと前後を読みたくなるようなお話もあり、おいしいとこどりできるアンソロジーの良さだなと思いました。柚木麻子さんが好きで手に取ったけれど、読んだことのない作家さんのお話も良かったです。

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    2024年12月29日
  • 広告の会社、作りました

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    面白かった!200ページくらいなので1時間半くらいでサクッと読める。
    会社が倒産して無職となったデザイナーの主人公が敏腕コピーライターと出会い、会社を作る話。内容はさらっとしているが盛り上がりもあり、綺麗に終わったので読後感もスッキリ。住宅の広告ってどれだけ読み手をワクワクさせられるかが特に大事なんだろうな。

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    2024年12月07日
  • 大きな玉ねぎの下で

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    ネタバレ

    爆風スランプの「ペンフレンドの二人の恋」のその後と現代のラジオリスナーの若者たちのラブストーリー、楽しめました。エモい
    虎太郎と今日子の子供が美優、大樹はDJwhoというのはわかるけど丈流の母も今日子、、、??
    そのへん、読み取れなくてモヤモヤ

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    2024年12月03日
  • あのとき始まったことのすべて

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    中学生の時は、自分の気持ちを伝える事が恥ずかしかったり関係性が壊れる事をすごく恐れたり。でも、大人になったからこそ、伝えない事の後悔がわかる。伝えたからって全てが上手くいくわけではないけど、自分の心に素直になる事で軽くなるなぁと思えた!

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    2024年11月28日
  • あのとき始まったことのすべて

    匿名

    購入済み

    誰にでも起こりそうな学生時代の友達との再会。
    4人とも昔も今も心の綺麗な人達だった。自分の昔を思い出し比べたりしてしまった。綺麗な物語でした。

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    2024年11月22日
  • 僕は小説が書けない

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    なんとなく手に取って購入したこの作品。主人公の光太郎の成長だったり、七瀬先輩との恋模様だったり、文学部の面白さを楽しめる爽やかな青春小説でした。読みやすくて少し時間がある休日に1日で読み終えられるような感じ。

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    2024年11月03日
  • ご本、出しときますね?

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    西加奈子さん、朝井リョウさん、加藤千恵さん、羽田圭介さんなど、多数の著名な作家さんとのトークがとにかく面白い。
    みなさん言葉選びが秀逸で何気ない話でも深さが出て思わず笑ってしまう。
    親交の深い若林さんだからこそ聞ける攻めた質問も多数あって興味深かった。
    いろんな作家さんの人間性が垣間見れる。
    マイルールやオススメの一冊などを紹介してくれていて、読みたい本も見つけらた。

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    2024年11月03日
  • 広告の会社、作りました

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    軽くて読みやすかった。ここまで上手くいくことの方が少ないかもだけど、読後感よく楽しめた。人の縁は繋がるときは繋がるもんですしね。

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    2024年09月21日
  • 注文の多い料理小説集

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    アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなった。

    他は伊吹有喜『夏も近づく』、深緑野分『福神漬』も滋味があってよかった。井上荒野『好好軒の犬』はラストが上手い。柚木麻子『エルゴと不倫鮨』はトップバッターとして勢いがあり好印象。柴田よしき『どっしりふわふわ』はラストが安直な気がしたのと、中村航『味のわからない男』は好みが合わなかった。

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    2024年08月20日
  • トリガール!

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    一所懸命な人はとても美しいなと思わせる作品であった。鳥人間コンテストに出場するチームは大所帯であり、一人一人の受け持つ箇所はとても小さなところかもしれない。しかし、一年間を捧げて、進み続けるからこそ生まれる感動があるのだろう。青春の美しさを実感するとともに、一つの物事に全力な人は素晴らしいなと感じた。

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    2024年08月14日
  • トリガール!

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    久しぶりに再読。
    臨場感が伝わってきて、読みながら心臓ドキドキ。

    青春のあの感じを思い出し、自分ももう一度走りたくなる。(元陸上部)

    目標に向かってみんなで頑張るあの頃がなつかしくなった。

    部活を頑張ってる人に読んでほしい〜!

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    2024年07月23日
  • 100回泣くこと

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    ネタバレ

    「命」とは何なのかを深く伝えてくるような作品でした。
    大切な人が亡くなってしまった。それでも生きなければならない。
    そんな時自分はどう生きていくのか?
    私はきっと生きたいとは思えない。
    もっと他に何か出来たのではないのか?
    後悔の雨が自分に降り注いでると思う。
    この主人公も初めはそうだった。
    けれど自分が愛した人への愛を守り抜きたい。
    we→you この言葉がすごく響いた作品でした。

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    2024年07月14日
  • 僕の好きな人が、よく眠れますように

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    ネタバレ

    不倫のはずなのになぜかドロドロした感じが全くない、純愛の物語を読んでいるようで不思議な気持ち
    でもタイトルに全共感している
    自分の好きな人がよく眠れていたら私は嬉しいなと思ったから
    忘れられない作品の1つである

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    2024年07月11日
  • ご本、出しときますね?

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    面白い企画。小説家2人とオードリー若林の鼎談。
    お互いへの質問、それぞれのマイルール、おすすめ本という流れで、読みたい本が増えた。
    村田沙耶香さんがすごく個性的で面白い。

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    2024年06月29日
  • これさえ知っておけば、小説は簡単に書けます。

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     面白い小説の書き方のエッセンスを凝縮した一冊。
     勿論、これ読んだだけで小説が本当に簡単に書けるわけではなく、本書内でもある通り、努力は必要。ただ努力すべき方向性は示してくれる。過去と未来とのプロットの交差、日常から非日常そして日常への回帰と成長、また転じると比喩の重要性など。小説を書きたい、という人の裾野を広げる内容になっている。
     
     何より小説は、読者に読んでもらうもの、どうやったらページをめくってもらえるかを意識することが大事。小説のみならず、他の文章の書き方としても役立つ。

     本書の内容を知っていると、小説のみならずテレビ、映画の「物語」も深く味わえるようになると思う。

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    2024年06月18日