中村航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
◆心に刺さったワード◆
⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
⚫強い心は強い肉体に宿る
◆読んでみたい本◆
⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
⚫世界の実相 -
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Posted by ブクログ
大切な人と出逢い、生きていくということは
同時に失う恐怖を覚悟するということ
そして自分がいなくなってしまった時、相手に悲しみを負わせることの責任を持つということ
初めは犬の悲しい物語なのかなと呑気に読み進めていたが
途中、当たり前に続くと思っていた二人の幸せに暗雲がかかり始める。
彼女が体調を崩してから亡くなるまでの描写は長く、一瞬だった。
もし私だったら・・・
主人公、そして彼女それぞれと重ね合わせてみる。
私は自分の心にポジティブとネガティブが存在していて
ネガなことが起きた時に、俯瞰的にそれを見たポジが考え方を教えてくれるのである、
「悲しいよね、でもポジティブに考えたらこうだよ -
Posted by ブクログ
半沢良。近所のガソリンスタンドでアルバイトをするために履歴書を書く。それと同時に、妄想を取り混ぜたリレキショを作成するのだが。半沢良が姉の弟として、姉の友達の山崎と馬鹿話をしながら深夜のアルバイトをしながら暮らしているある日、原付きのスクーターで給油に来たある少女から白い封筒を渡される。少女の名はウルシバラ。
そうか、中村航のもともとの(?)スタイルってこういうのだったなと。『トリガール』などのような青春ストーリーと言うより、なんだかふんわりした純文学の手触りを感じる作品である。
姉と山崎の間に入って、酒を飲みながらダラダラと過ごすものの、過去がない人生が続いていく。護身術を独学で学びつつ -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルがあまりにもにも可愛くて読みました。
これは主人公の山田と北海道から同じ研究室に期限付きでやってきた斉藤恵の2人が、何もしないお話。
山田とめぐは一目見たその時から惹かれあって日を追うごとに愛が大きくなっていくけど、めぐが言うには「山田さんはわかってない」。何がわかってないのか山田は中々気が付かないが、読者からしても山田はわかってなさすぎる。
まずめぐに惹かれていった具体的な理由や経緯があまり描かれない。多分めぐ視点でこの2人を見ていたら、全く違ったと思う。
初めてのキスをするシーン(123p)で罪悪感やそれでも抗えない気持ちと格闘し、恐怖し、震えているめぐに対して「よく震える