中村航のレビュー一覧

  • ぐるぐるまわるすべり台

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    ネタバレ

    相変わらずの中村航!
    ヘルタースケルターが聴きたくなる作品。
    というか今聞いてる。

    メンバー募集の文面は一体なんなんだよ…と思いながら読んでいたが
    集まったメンバーは結構素敵なんじゃないかと思ったり。
    ドラムの人のポリシーはなかなか素敵。

    ネタバレだが、結局自分が参加しない、ということに中村作品らしさをとても感じた。

    文庫で追加された短編も良い感じ。

    「女の子は笑わせる」
    という信念にそういう考えもアリだな、と思ってしまった。

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    2013年01月25日
  • リレキショ

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    夜のガソリンスタンドの神秘的で半透明な魅力。心に甘くてちょっぴり哀しいスピッツ系作家、発見!
    いま私が書くことを迫られてるのが、"リレキショ"だったなら良いのに。本当は何処にでも行ける、自分でデザインする切符。設定としてはあり得ない現代ファンタジーなのになんだかすごく自然で可笑しくて、一気に読んだ後デジャヴのような気もする。「薄汚れてるぎりぎりの三日月」、「片隅に捨てられて呼吸をやめない猫も」…分かるようでわからないあの歌詞と、やっぱり「どこか似ている」んだよなぁ。

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    2013年01月15日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    大学を辞めて塾のバイトをしながらバンドを組もうとする青年の話。ぶっちゃけ何が言いたいのか全然わかんなかった。でもそこがよかった。非生産的なところがリアルで文学を感じた。

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    2012年10月30日
  • 夏休み

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    奇妙?奇抜?な人物達の織り成す‥愛情物語(※恋愛小説とは違う気がする)。
     

    読み出しと‥中盤後半の展開が↓
    意外ちゃ意外‥
    杜撰ちゃ杜撰‥
    風味ちゃ風味ヾ(*'-'*)
     
    いや‥俺は好きですが‥
    否定的な意見が多いのもうなずけますかな(^з^)-☆

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    2012年09月27日
  • リレキショ

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    小説は、羅列した文字で表現される美術みたいなもの。その中から自分なりの解釈と本質を見出すのが読書だとすれば、それはそれで構わない。けれども読み解くと個々人のよって考え方は異なる。著者が伝えたい事をストーリーから感じる読書は、この手のものだと非常に難しい。柔らかい世界で閉鎖的な生活を営む人々の日々。考えるんじゃない、感じるんだ。

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    2014年11月18日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    夏風邪にやられて会社を休んだ日に読んだ。
    カラダが弱っているためか、表題作のように他人に多くを求めないゆる~い作品が心地よかった。

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    2012年07月12日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    ぐるぐるまわるすべり台
    →黄金比。無限の自己増殖性。自己相似性の永遠。ヨシモク。へルター・スケルター。狛犬。にゅいーん。フレットレス。バンド。
    月に吠える
    →ハインリッヒの法則。1:29:300。ヒヤリ・ハット。ゴン太くん。ホウ・レン・ソウ。オガサー。ギタリストは職業、ドラマーは属性。俺の旗。いつだって全体を見ることができるのは壇上の人間と一番後ろの人間だけ。

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    2012年02月03日
  • 夏休み

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    ネタバレ

    集英社の夏の課題図書です。

    紹介にはカメラの解体に興味をもったということでしたが、
    だんぜんスマッシュブラザーズのほうがやりたくなります。

    内容は若い夫婦の日常っていうか、ちょっとしたトラブル?
    をほんわかムードで進んでいます。

    夏休みには ちょうどいいかもしれません。

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    2011年07月17日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    ストーリーの流れや登場人物の会話が独特。
    塾講師をしていた主人公がある日
    バンドメンバー募集の掲示板に書き込みをします。
    その書き込みをみて集まった人達が
    主人公とぐるぐる関わって行くお話。

    主人公とヨシモク君のやり取りと
    募集したバンドメンバー達が
    ビートルズのヘルタースケルターでやりとりする所が好き。

    穏やかにゆっくり、ぐるぐると進んで行く展開に途中ダレたけど
    最後まで読んだら、おわ!!こんなオチか!ってなってすっきり。

    にゅいーんと笑う。ってどんな笑い方なんだろー。

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    2011年02月20日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    大きな出来事は起こらないけれど、テンポよく読め、共感できる作品。

    学校に行く決意をした”ヨシモク”、おそらく軌道に乗るであろう”狛犬”。
    それに反して、”僕”だけがぐるぐる回るのである。

    けれど、それだけが黄金らせんだけが、ある意味、ずっと、たどり着くことのないものではあるけれど、終着点を目指すことが出来る方法なのだろうか。

    時がたつにつれて、四分円の半径が小さくなるにつれて、”僕”のかわしぐせも少しずつ程度がましになっていくのではないだろうか。

    ”僕”が幸せになることを願わずにはいられない。

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    2010年10月06日
  • 夏休み

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    吉田くんが、主人公の「義理の友達」として出てくるので、
    「あなたがここにいて欲しい」のあとに続けて読んでみたくて再読。

    吉田くんのぽやーっとした雰囲気が好き。

    あと、主人公の妻の母親も穏やかで丁寧でよいです。

    主人公が学生の頃に
    よく家にきたという「東スポ」ってあだ名の友達は、
    やっぱり木戸さんなんだろうか。

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    2010年08月15日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    とぼけてるのにかっこいい。決意とか決断とか、重そうなものをさっぱり書いてるところが素敵。そんな身構えなくてもだいじょうぶだと思わせてくれる。月に吠えるも面白かった25/5/10

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    2010年05月26日
  • ぐるぐるまわるすべり台

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    読み終えて まずは ビートルズのヘルター・スケルターを聞きました
    結構 テンポよく 始まる・・・。
    いい感じの曲!!
    この曲を 聞きながら散髪をしていたのかなぁ〜
    狛犬の今後が 楽しみ


    一度 リセットをするって 大事な事なのかなぁ〜
    新しくスタートをきる為の一歩なのかもしれない・・・。

    ゆったりとした感じが 伝わってきます


    一周回ったんだ、と僕は思った。
    一周回ったスタート地点は、かつて僕がいた場所とは違う。
    始めたこと、始めなかったこと、
    聞いたこと、語れなかったこと
    一周回ったんだ、と僕は思った

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    2009年10月04日
  • 夏休み

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    中村さんの作品はおおむね読んでいる。
    誠実そうな人認定をした。
    誠実な人ではないところが、俺的にミソ。

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    2009年10月04日
  • 夏休み

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    2008.7.4
    「始まり」の三部作ってことだったので、続きかな?と
    思って読んだら違ったのね・・・
    スマブラで戦うってところがいいですね。
    草津に行ってみたくなりました。

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    2009年10月07日
  • リレキショ

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    日常を背景にしながら、そのリアリティーの無さ。そもそも何で主人公が姉さんに拾われ半沢良になったのか判らないし。。。でも、そんなことが気にならないほど物語に引き込まれます。
    登場人物が良いですね。現実感は無いけど存在感は十分です。
    なんだかでしゃばる事無く、ホワホワと暖かく柔らかく、不思議な物語でした。

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    2016年08月07日
  • 夏休み

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    ある若い2組の夫婦が巻き起こす、夏休みのひと騒動の話。
    途中、ドラえもんやマリオが出てきてその小ネタに思わずくすっとしました。

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    2009年10月04日
  • 夏休み

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    凄く面白かったです。中村さんの本の、ほんわりしてる空気が凄く好きなのです。吉田君とか、いいキャラしてると思いません?(笑

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    2009年10月04日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理をテーマにした7人の作家さんによるアンソロジーです。

    こちらのお目当ては柚木麻子さんと伊吹有喜さん。あと未読の井上荒野さんが気になってました。装丁のデザインとタイトルがなかなか洒落てますよね。

    『エルゴと不倫鮨』柚木麻子
    最初は不倫の話かぁ…ちょっと嫌だな、と思いきや、さすがの柚木さん。吹き出しそうになるくらい痛快でおもしろかったです。

    『夏も近づく』伊吹有喜
    自然の中で食べるちゃんと手をかけた料理が本当においしそうでした。

    『好好軒の犬』井上荒野
    初めましての井上荒野さん。最初から最後まで独特で不穏な雰囲気のあるお話でしたね。

    『色にいでにけり』坂井希久子
    こちらも初めましての

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    2025年10月28日