中村航のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書店員・光には、絵本作家になりたいな、という漠とした夢があった。恋に関しては、だいたい相手から告白されて付き合うが、「やさしいんだけど……」といわれて最終的には終わってしまうパターンが続いていた。
そんな光には、「デビル・クロース」、略して「デビクロ」という謎キャラに変身して、「デビクロ通信」なるイラスト入りのメッセージを添えた手製ビラを、ポストなどに無差別に撒くという意外な一面が。
そんな光に思いを寄せる実家の鉄工所で働く溶接女子の杏奈の好意に気づくことなく、ある日、光は彼女に運命の人が現れた話を嬉々としてしまうのだが―。
絵本作家として上手くいかないやりきれない気持ちをデビクロ通信として -
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Posted by ブクログ
さらさらと読みやすく、楽しめる作品だった。
就職して1年3ヶ月で会社が倒産、デザイナーの職探しをするが、なかなか経っても決まらない主人公の遠山健一。
健一は、小さな広告で出会った変わり者の男 天津功明と、新しくフリーでの仕事を始めるのだが…
指示待ちで仕事をするどこにでもいる平凡な若者の健一が、天津にテスト的な仕事の出来から「優秀なデザイナー」と言われるのが何だか不思議な感じ。
どんどん、健一が成長していくし、力になってくれる仲間が現れるし、軽くてハッピーな物語なんだなと思いつつ、それだけではない良さを感じます。
健一のような若者は、結構リアルだと思うし、会社が倒産しなければ与えられた仕 -
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Posted by ブクログ
バカやってばかりの中学生の頃の出来事や思い出を大切な宝物のようにしまって成長した男女のなんだか読んでいるこっちが影響されて幸せな気分になっちゃうくらいのいい話でした。
自分と同じ名字ということもあって、石井さん、という女の子がとてもとてもいいコでスゴク嬉しかったナ。こういう彼女の独特のふんわりとした雰囲気ってとてもいいと思う。惚れた。
主人公の岡田君も素敵な男の子で、中学生の頃の石井さんが好きになっちゃうのもよくわかるね。彼と先輩社員の門前さんとの送別会のシーンなんか、素晴らしいです。この門前さんがまた男っ前なんだなぁ、かっこいいー!
「本気で照れて、本気で笑って、自分の世界を回転させる -
Posted by ブクログ
拾われた男の子が、ガソリンスタンドで深夜バイトをしているときにラブレターをもらうお話
ストーリーはあってないような、会話の雰囲気を楽しむものなんじゃなかろうか
現代を舞台にしながら、どこかリアリティのない関係性
「現代のおとぎ話」という評価が的を射ている
主な登場人物は5人くらいでさくっと読める
ページ数も200と少ないし厚さの割に軽いので密度の低い紙を使ってるのかな?
バイトのために履歴書を書く描写から始まるが
姉さんと呼ぶ人から良という名前を指定されていることから、実の姉弟ではなくどうやらかりそめの関係なのがわかる
姉さんの家に遊びに来る山崎さん、ガソリンスタンドで手紙を渡してきた