福澤徹三のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
底辺ユーチューバーの葉室浩司は伸びない再生回数と、
最近つれない彼女に悩んでいる。
フードフェスを撮影にいったら、
なぜか頬に傷持つ男の屋台を手伝うはめに。
まかないは絶品だが、彼女との仲はますます悪化。
さらに隣人トラブルと無差別テロ事件に巻きこまれて人生最大のピンチ。
義理と人情がほとばしる文庫書き下ろし第8弾。
**************************************
この本はシリーズもので、毎回、なぜか頬に傷持つ男が美味しそうな料理をパパッと作る。
料理の作り方を文章で説明されて読むのって、香りも盛り付けも自分のイメージでしかないから、きっと現実以上の味 -
Posted by ブクログ
【正義か悪か。決めるのは強者だ。】
条川署クロニクルシリーズの第一弾。
冤罪で左遷されたかつてエースだった警察官と職を失い多重債務に苦しむ息子。うだつの上がらない暴力団幹部の男。
3人は巨大組織が絡んだ事件に巻き込まれていく。
息子のクズさ加減にイライラしつつも、章が短いかいため読みやすく、一気に読んでしまった。
“闇金ウシジマくん”の雰囲気が漂いつつ、ラストに掛けて窮地に追い込まれていく様子はハラハラし、面白かった。
会話は方言がでてくるので多少読みづらさはあったものの、暴力団が出てくる小説としてはいい演出効果なのかもしれない。
気の緩みからあっという間に転落していく様がリアルで怖 -
Posted by ブクログ
物件、つまり家や土地にまつわる怪談集。
表紙に並んだ著者名を見てほしい。
どれもこれも怪談の名手じゃないか!
一作品既読があるだけで、他は全て初めて。
なんだよー全然怖くない、なんて思っていたが、やっぱり夕暮れ時から夜にかけて思い出したり読んだりするとぞわぞわする。
「牢家」は、座敷牢というキーワードに引っかかってしまうと、最後にひっくり返される。
そして、ホラーにはお決まりの(作中でも言及されているが)地元の老人が「はいっちゃいかん!止めろ!」という。
もう絶望しか無いフラグが立つ。
そしておそらくその通りになる。
が、みなまで言わず余韻を残すところは作者の技量。
大島てるの「旧居の記 -
Posted by ブクログ
侠飯8作目。
今回は屋台の賄い編。鉄板でじゅうじゅう焼けるソースの匂いが漂ってきそうな相変わらずお腹の鳴る一冊。
今回の悩める若者は底辺ユーチューバーの葉室浩司。伸びない再生回数と、最近つれない彼女に悩んでいる…。彼の口から何度も出る「親ガチャ」という言葉。10代の学生ならいざ知らず、大学まで出させてもらった24歳が何を甘えたことを言ってるんだ…と思ってしまう。
絵に描いたような悪者が正義(見た目はヤクザ)に成敗されて大団円。清々しいほどの勧善懲悪がこのシリーズの醍醐味。今回も堪能しました。
柳刃さん、前回パックご飯の美味しい食べ方伝授してくれたのにそれは今回は出してこないのね。ラストにちょこ -
-
購入済み
死者は何も出来ない
世の中には、説明出来ない怪異や不思議が溢れている。
この作品もそんな話が詰まっている。オチも無く、ただ不思議を楽しんだり怖がったりした。
ただ、怪異のせいで家族や友人が亡くなる話は正直気分が悪かった。
怪異で人は死なない。
死者は何も出来ない。