福澤徹三のレビュー一覧

  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

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    2016年69冊目

    前回読んだ侠飯の第2弾。
    前回は大学生の一人暮らしの部屋への潜入だったが、今回はある企業の前での屋台のランチワゴン車。
    主人公は人つき合いにも興味なく仕事で何がしたいという意思もなく、突然人材開発部に異動となり自分で会社の中で自分で雑用を見つけてくるという仕事をさせられているリストラ直前の独身サラリーマン。
    そんな中、ランチワゴンでうまい昼飯に出会うが、店主はどうみてもカタギではない。
    今回は7月から8月の物語なので、出てくる食べ物がスープカリーであったり、メキシコやアフリカの唐辛子やスパイスをつかった料理が登場
    読んでいるだけで食べたくなる表現力は見事。
    そんな食べ物を

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    2018年10月28日
  • 侠飯4 魅惑の立ち呑み篇【電子特典 コミック収録版】

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    ネタバレ

    シリーズ第4弾の事件は政界が題材……ですが、正直そちらはあまり(個人的に)重要ではなく、舞台が酒屋兼立ち飲み屋とというところがポイント。

    立ち飲み屋のおつまみレシピが満載で、酒飲みの私としてはこれ以上ない内容に超満足。ちょっと小汚い感じの安い立ち飲み屋の雰囲気もちゃんと出ていて、自分の好みにバッチリ合致したお話でした。

    一方で事件の方は、野心あふれる肝付氏が母親が作った弁当であそこまで心変わりするかなぁと疑問に思いますが、このシリーズは事件解決はサブで、ひと手間かけた安くておいしい料理の話がメイン(と思ってます)。事件話の方は予定調和でも全然OKなので、自分としてはこの4巻は満足な出来でし

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    2018年08月24日
  • 侠飯5 嵐のペンション篇

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    第4作まですっ飛ばして第5作を初めて読んだという人はまずいないでしょう。だから、読者はみんな、柳刃&火野コンビの正体を知っている。知らぬは本の中のほかの登場人物のみ。

    今回の舞台は、料理イマイチのペンション。10年前に強奪された5億円が隠されているかもしれないというこの地に現れたギバちゃんヒノちゃん。宿泊客なのにオーナーとバイトにアドバイス、料理どんどん旨くなる。

    某カレー対決小説を読んだときに、最強のドーピングアイテムが化学調味料というオチに怒りすらおぼえました。だからって私は化調を全否定したいわけじゃない。柳刃の料理は化調全開ではなく、でも手際よくつくるために少量を絶妙のバランスで上手

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    2018年08月21日
  • 侠飯5 嵐のペンション篇

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    柳刃さんと火野さんの正体は分かっているから、五億円強奪事件の犯人は誰なのか?と美味しそうなペンションのご飯に注目!(^o^)♪そして今回も見事に解決でスッキリ(^-^)毎回、一手間かけると料理が美味しくなる事は分かっているんだけど、出来ない(-_-;)

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    2018年08月11日
  • 侠飯5 嵐のペンション篇

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    シリーズ第5弾
    舞台はペンション
    今回の潜入捜査は未解決で時効が迫るの5億円強奪事件。
    ペンションでアルバイト中の悩めるフリーターを導きながら今回もまた数々の料理に腕をふるう。朝食やお酒のアテなど早速参考にしてみた。すぐに実践できるところが嬉しい。
    悩める若者には無骨に道の先を照らしてみたり、屁理屈ばかりの野郎にはスカッと一蹴したり。
    なんとも頼りになる任侠刑事でした。

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    2018年07月16日
  • 死に金

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    金、金、金
    金のために生きた男が余命わずかとなり、金の亡者が騒ぎ出す。ストーリーはテンポよく、大変読みやすかった。
    結末は予想でき、雑さもある締め方でしたが読後感は良い。
    自らの欲望ではない、そんな使い方が必要であろうと思った。

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    2018年04月21日
  • 侠飯(1)

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    コミカライズの方が気軽で、おいしさのイメージもアップしていて良かったです。
    組長の食に対する考え方は、生き方にも繋がっていて、毎日の食事を侮ってはいけないと痛感しました。
    …別に上等で高級なものを食べなくても、家にある食材の持ち味を最大限に引き出して美味しく食べようとする姿勢が大切なんだなと、組長の料理を見て思いました…

    堂々と転がり込んできた料理上手な893の組長に対しての、就職戦線真っ只中にいるのにほんとに危機感ゼロな若水良太の心の声がめっちゃ笑えます。
    でもこれから先、彼も柳刃の美味しい侠飯の影響で、徐々に成長していくのかな?
    かなり好みのストーリーでした。メニューもシンプルでおいしそ

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    2018年04月13日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    シリーズ3巻もとてもお腹が空きました。面白かったです。
    今回の主人公も初めは嫌なやつで、でも潜入した柳刃さんの言葉で変わっていったところが良かったです。
    今回の柳刃さんの作るごはんもとても美味しそうでした。予算1人300円という範囲での料理、今までで一番実用的な気がしました。季節もちょうど冬ですしぴったり。
    今回の舞台がやくざの組ということで、色々なしきたりが大変そう…と思いました。主人公の祖父である組長と、柳刃さんとの初対面のときの仁義、「お控えなすって」のやりとり…長かったです。でも和室での作法とか立ち居振舞い、勉強になりました。
    スパイシーギャングもがんばってるみたいです。4巻も楽しみで

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    2018年02月11日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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     やっぱり面白い福澤徹三。今回は、半グレの卓磨がヤクザの行儀見習いをしながら男になっていく。

     半グレ集団に属し、闇金の店長をしている卓磨が、半グレ組織串刺連合のリーダーの命を受け、ヤクザの祖父の事務所の地上げに乗り出す。なんとか行儀見習いとして働きだしたが、昔気質の祖父を口説けないでいた。そんな時、例の2人組、柳刃と火野が現れた。
     行儀見習いをしながらもリーダーからは地上げをせっつかれ、挙句に祖父を殺せと指示される。板挟みになった卓磨の出した結論は・・・。

     相変わらず柳刃の作る料理は旨そうで、しかも他のレシピ本とかと違い、簡単そうなので思わず作りたくなってしまう。また、このシリーズの

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    2018年02月03日
  • 灰色の犬

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    ネタバレ

    評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    県警捜査四課のエースだった片桐誠一は、情報漏洩の疑いで左遷された。十年後、濡れ衣を晴らす機会が訪れるが、上司から拳銃のやらせ捜査を命じられ、かつての捜査協力者だった暴力団幹部の刀根剛に協力を求める。しかし刀根は組を追われる寸前で、誠一の息子、遼平は職を失い多重債務に苦しんでいた。三人は巨大組織を相手に絶体絶命の窮地を脱出できるのか!?

    息子の遼平の駄目さかげんにイライラした。しかし、刀根&誠一はやり取りがほっこりして良い感じであった。最後は・・・最後まで楽しめた。

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    2018年01月22日
  • Iターン

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    福澤徹三は、ヤクザの論理をうまく小説に取り入れる。
    相手の弱みをつくり出し、そしてはめる。
    そのはめ方がたくみで、従わせる。
    中堅広告代理店のサラリーマン 狛江は、
    北九州の支店に左遷された。
    狛江は、簡単に ヤクザにはめられる。
    そして、借入が どんどんと 増えていくが
    単にはめられるのでなく、自分もはめる側に
    回って、悪事を働くが、それが 悪事だと認識していない。
    いつの間にか、仕事を どんどんとることが出来るようになる。
    そして、ヤクザをバックにして 出世する。

    ふーむ。筋金入りブラック企業のブラック中間職となる。
    みごと、返り咲くのである。

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    2018年01月20日
  • 白日の鴉

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    福澤徹三『白日の鴉』光文社文庫。

    痴漢冤罪を描いた警察・法廷小説。600ページにも及ぶボリュームに、どんな展開が描かれるのか興味があったのだが、最後まで面白く読むことが出来た。登場人物が皆細い糸でつながっていくところが見事。

    製薬会社のMR・友永孝が電車の中で見知らぬ男女に痴漢の疑いをかけられる。友永を逮捕した新人巡査の新田真人、老弁護士の五味陣介らの活躍により少しずつ明らかになる事件の真相…

    テレビドラマの原作。

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    2018年01月14日
  • 灰色の犬

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    福澤徹三の小説にでてくるヤクザは、花村萬月や馳星周 の非情で苛烈な血も凍るようなイメージとは違う、どこかお茶目で憎めない、そこが読者をホッとさせる。

    著者のホラー小説も好きだが、『灰色の犬』を読み、社会派小説の評価も一段と高まる。ヤクザ稼業、職場、人生とそれぞれに冴えない3人の大逆転劇に拍手を送りたい。『Iターン』を面白く読めたひとには、こちらもおすすめ

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    2017年11月14日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    内容(「BOOK」データベースより)
    渋川卓磨、27歳、ヤミ金業者店長。上層部から「やくざの組長宅を地上げせよ」という指令を受け組に潜入したが、なりゆきで行儀見習いとして住み込むはめに。そこに現れた頬に傷もつ中年男。客人なのに厨房に立ち、次々に絶品料理をつくっていく。一体何者?卓磨の地上げはどうなる?旨さ3倍増の文庫書き下ろし第3作!

    意外性も何も無く、シチュエーションが変わっただけ。物語の大枠も予想が付くし、上手くいき過ぎでもあります。しかしながら、お話っていうのはリアリティーだけではないのですね。こういう寓話めいた話というのは昔の映画によく有って、その世界観のお約束事ごと愛するべきもので

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    2017年07月21日
  • 夏の改札口

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    ネタバレ

    7つの短編

    ・夕立:あの日 傷ついた自分に重ねて・・・思いやりや強さ、そして優しさを感じた。

    ・蛇飼う男:気が触れるってこういう感じなんだろうな。

    ・青空の記憶:幼い時にも感じた愛情を ふと今・・・

    ・老信者:何かに夢中になれると若くなれるんだ?

    ・夏の改札口:自殺志望の人たちが数人集まり・・・

    ・犬死の旅:そんなんで死ぬ事を考えるか?自分の方が強いと確認できた。

    ・ベランダの鳩:うかつにもラストにホロりと。

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    2017年07月13日
  • 忌談

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    この本のまえがきにもあるように心霊物とかそういうのじゃなくて人間って怖いっていう話
    ゾッとしたり不快感だったり・・

    生きた人間が関わると心霊現象よりも怖いかもしれない

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    2021年12月30日
  • 忌談 2

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    こんな言い方をしたらあれだけど、この話が実際にあったことなら
    世の中には壮絶な体験をした人がたくさんいるんだなあ・・。
    前作ほど厭な話はないけれどインパクトあるえげつない話がチラホラ

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    2021年12月30日
  • Iターン

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     著者の恐怖ホラー小説のファンなのだが、『東京難民』とか社会派(?)小説もそれなりに楽しめる。中年サラリーマンが左遷先の土地でひょんなことからヤクザの舎弟になり、組絡みの抗争に巻き込まれる。そこまで落ちぶれ、暗い展開しかないと思わせてからの大逆転劇は痛快である。現実離れもここまで行くとファンタジーとして受け入れやすい。

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    2017年05月30日
  • もうブラック企業しか入れない 会社に殺されないための発想

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    高学歴、高収入の社会学者が抗弁を垂れている書物よりとても好感が持てました。
    専門書ではないけれど、作者の経験が面白い。
    著者のバイタリティはなかなか凡人ではできない。凡人でないような人だからこそ作者という道の選択ができたのだろう。

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    2017年05月14日
  • Iターン

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    福澤徹三『Iターン』文春文庫。

    リーマン・ノワールとはまさにピッタリのネーミング。スピード感があり、ユーモラスで、ドキドキハラハラの一気読み小説。

    同族経営の弱小広告代理店の冴えない営業マンの狛江はリストラ対象の北九州支店への赴任を命ぜられる。単身赴任で向かった北九州支店は営業マンの柳と事務員の吉村の二人だけ。リストラ回避のために奔走する狛江は思わぬトラブルからヤクザに絡まれ、大借金を負い、ついには犯罪にも手を染める。果たして狛江の運命や如何に。

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    2017年05月11日