福澤徹三のレビュー一覧

  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    名作の寄せ集めなのでもちろん良い
    ただ半分は読んだことある作品だった
    読んだことなくて面白かった作品が収録されてる短編集を買うことにした

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    2023年09月03日
  • 群青の魚

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    読み進めるうちに、事件が複雑化してきて、先が気になりぐんぐんページをめくってしまう。シリーズ作品の3部作目であったようだが知らずにいきなり読んでしまった。が、話を理解するには問題なく、しっかり入り込めた。シリーズの順を追って読むと、登場人物に愛着が湧いたりして、より楽しめるのかもしれない。
    同じ著者が書かれた「東京難民」もそうだったが、絶対絶命のような、どん底のような気持ち、またそこから這い上がる希望の描き方が本当に面白く、ハラハラさせてくれるなと思う。

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    2023年08月26日
  • 侠飯4 魅惑の立ち呑み篇【電子特典 コミック収録版】

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     柳刃は、任侠で桜田門一家の柳刃組4代目となっていた。なるほど、「桜田門一家」なんだね。それが、4巻目でよくわかったが、やはり正体不明だ。
     藤堂旬一郎28歳は、衆議院議員 肝付泰造83歳の議員秘書だった。息子の兄、雄司は第1秘書で、主に肝付の身の回りのことをしたり車の運転手をする。政策秘書は弟の肝付邦彦だがほとんど何もしない。実質的な筆頭秘書陰元である。公設秘書に出来ないのは、配偶者と65歳以上の者。まぁ、家族運営の典型。肝付は、叩き上げの議員で、「名刺は、名が刺さると書いて名刺だ。相手の心に刺さるよう、一枚一枚気持ちを込めて配るんだ」というのが持論だった。人をたらしこむことは全てする。絵に

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    2023年08月23日
  • 七人怪談

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    一篇一篇を読み終わる度に、さすがだ、とニンマリしてしまった。皆さん、特にこのメンバーに依頼をした三津田さん、お見事としか言いようがありません。

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    2023年08月20日
  • 超怖い物件

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    家にまつわる、呪い・人の怖さが盛りだくさん。
    どれも怖い話だけれど、群を抜いて、ゾワゾワしたのは澤村伊智の『笛を吹く家』・芦花公園の『終の棲家』。
    自分自身の「先入観」も怖いと感じた。

    人の家の怖さは、医療職で訪問をしていた時によく味わったので、その時の怖い経験も思い出して、余計怖かった。
    開かずの部屋のある家、どこからか監視されているような家、どうしても気分が悪くなる家、、、いろいろあったなぁ。

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    2023年08月17日
  • 七人怪談

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    一人目、澤村伊智「サヤさん」でやられました。他の人も面白かったけど、個人的にはこれがいちばん面白かった。

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    2023年08月14日
  • 七人怪談

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    大好きな三津田信三さんのホラーと、三津田さんの選ぶ作家さんとテーマで編集者としての三津田さんも楽しめるという、ファンには嬉しい企画の本です。
    静かな夜、自室で読むのにぴったり。
    勘違いかな、でも変や感じがするな、という日常の中に潜む怪異を感じることができました。
    「何も無い家」の、肌触りまで気持ちのわるさを感じられる空気感、さすがです。

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    2023年08月12日
  • 七人怪談

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    ネタバレ

    澤村伊智 霊能者怪談
    投稿文から浮かび上がる霊能者。面白かった。さすが。
    ヒトコワではないが、ダメだと思いながらもずるずる先延ばしたり、無視したりする心理がめちゃくちゃわかる。

    加門七海 実話系怪談
    実話かフィクションか。実際に足を運んで写真をとって、写真が変化する。怖かった。

    名梁和泉 異界系怪談
    燃頭はフィクションだったが、子供達の想像力や願いによって実在化するのが良いし、黄泉というのも良いが、戻ったところで、っていうラストも良い。

    菊地秀行 時代劇怪談
    淡々と場が映り話が進んでいく。まあまあ。

    霜島ケイ 民俗学怪談
    住もうとした家がおかしいのは嫌だなあ。猿かもという思い込み、思い

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    2023年08月09日
  • 超怖い物件

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    11人の作家さんによる短編集

    心霊系から人怖まで様々な怖い話が盛り沢山の超お得な本

    糸柳さんのは簡単な日記で怪談社で活動する日常が面白かった

    澤村さんのは捻りが効いていて最後辛くなる話

    芦花さんのはやっぱり狂気を感じる話

    私が1番絶対嫌な家は平山さんの話の家です

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    2023年08月01日
  • 超怖い物件

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    家にまつわるホラー短編集。
    様々なホラー作家の作品が読めるのもいい。
    物件も町おこしのための古い家や事故物件、マンションなど様々。
    一つ一つが短いためサラリと読めるが、短い中に怖さは凝縮されていてとても良かった。

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    2023年07月30日
  • 七人怪談

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    三津田信三の元にホラー界屈指の作家6人が
    集まり、各々、テーマ別の怪談を描く……(; ´⊙Д⊙)ゾワッ

    バラエティーに飛んだ7作品でした!
    個人的に面白かったのが、

    『サヤさん』澤村伊智
    新居に越してきた家族に起こる祟り
    そしてあの!霊能者が現る!!

    いや〜まさかねあの人が出るとわ笑笑
    内容もぼきわんが来るみたいな感じで面白かった!!

    『燃頭のいた町』名梁和泉
    ひょろひょろな長身にフラフラな足取り
    見たものを震え上がらせるという亡者
    その名も……燃頭!

    サイレントヒルの様な話だった
    燃頭が追っかけてくるーーー!
    いや〜中々面白かったぁ〜('▽')ヨカッタ

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    2023年07月29日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    岩井志麻子と澤村伊智がよかった。

    岩井志麻子先生、バラエティ出てきた時文章との差にぶっ飛んだもんな。今回も硬くて陰鬱な空気感。読み慣れるまでちょっとかかる。

    学校は死の匂い。うん。好意、真っ直ぐ返ってきてほしいよね。古市くんがいい人格付与されてるなぁ。

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    2023年05月19日
  • 侠飯8 やみつき人情屋台篇

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    参考文献にあった「たい焼きの魚拓」は私も持ってる!って嬉しくなりました。それにしても今時屋台のお好み焼きが100円なんて、安いどころか大赤字なんじゃ、と心配になりました。

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    2023年05月10日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    どれも面白かった。
    著書に『リング』がある鈴木光司の作品にはリアルな生々しさがあった。
    特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。
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    角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。

    1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに

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    2023年05月04日
  • 晩夏の向日葵(ひまわり)~弁護人 五味陣介~

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    多少の物足りなさはあったものの、すんなり読めて楽しめた。オレオレ詐欺の受け子を逮捕したことをきっかけに、親玉まで逮捕するまでのお話。老弁護士五味陣介がいい味出してる。

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    2023年05月02日
  • 群青の魚

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    特養老人ホームで起こった殺人事件。
    介護の仕事なりが知れて、興味深かった。
    最後の50ページくらいまで?謎がなぞを呼び、筆者の思惑通り、ミスリードされてしまった。
    正直嫌な展開だなと思いつつ、リアリティーあるなと思わされるラストだった。
    飽きさせないストーリーに脱帽。
    次巻に期待。

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    2023年04月18日
  • 侠飯8 やみつき人情屋台篇

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    ネタバレ

    さくさく読めて、飯テロでお腹すくしお料理したくなる。だらだらと日常を過ごす若者が主人公。親ガチャとか流行ってたなー。今も流行ってるのかな、最近聞かない。すべてを親のせいにしておけば、その場しのぎの言い訳はできるのだから、なんて親は都合の良い存在でしょう。とはいえ、私だって親が伝えたかった事をきちんと理解できている訳もなく。まぁ、自己責任でどうぞ、という読後でした。柳刃さんと火野さんは安定の仁侠っぷり。今回もさらさらと読めて楽しかったです。

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    2023年04月12日
  • そのひと皿にめぐりあうとき

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    終戦直後を生きる滋と現代のコロナ禍を生きる駿。ともに17歳の人生が交互に語られていく。戦争の影響が色濃く残り、生きていくので精一杯の日々のなかでの出会いから商売を始める滋。コロナ禍で不自由ななか居場所を見つけられず悩む駿。時代は全く違うし、悩みも違う。でも人と関わって変化していくのは同じでどちらの時代もとても面白く読める。時代が違う二人がどうやって交錯するのか。その瞬間に人生とか時間とかの不思議さに思いを馳せる。

    本書の解説は北上次郎さん。一月にお亡くなりになり、恐らく最後の解説が本書のだそう。亡くなるひと月前に書かれたらしいけれどいつもの北上さんの文章でそんなことは全く感じない。北上さんを

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    2023年04月05日
  • 侠飯

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    紹介してもらったのと少し違うな、勘違いかと思いながら楽しく読み、最後に勘違いではなかったことが判明してよかった。

    料理は素材のせいでは?と思いながらもお腹が鳴った

    主人公の落ち着き先はやっぱりそこだよねという安定感もあり。

    軽く楽しく読める。

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    2023年03月10日
  • 灰色の犬

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    ネタバレ

    前半の鬱展開で気が滅入り、数日あけて続きを読んだ。
    予想に反して?ページをめくる手が止まらず、一気に最後まで読んでしまった。

    警察の上層部の腐敗に翻弄される一警察官、という図式?

    警察官も大変だなあと思った。

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    2023年02月03日