福澤徹三のレビュー一覧
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柳刃は、任侠で桜田門一家の柳刃組4代目となっていた。なるほど、「桜田門一家」なんだね。それが、4巻目でよくわかったが、やはり正体不明だ。
藤堂旬一郎28歳は、衆議院議員 肝付泰造83歳の議員秘書だった。息子の兄、雄司は第1秘書で、主に肝付の身の回りのことをしたり車の運転手をする。政策秘書は弟の肝付邦彦だがほとんど何もしない。実質的な筆頭秘書陰元である。公設秘書に出来ないのは、配偶者と65歳以上の者。まぁ、家族運営の典型。肝付は、叩き上げの議員で、「名刺は、名が刺さると書いて名刺だ。相手の心に刺さるよう、一枚一枚気持ちを込めて配るんだ」というのが持論だった。人をたらしこむことは全てする。絵に -
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ネタバレ澤村伊智 霊能者怪談
投稿文から浮かび上がる霊能者。面白かった。さすが。
ヒトコワではないが、ダメだと思いながらもずるずる先延ばしたり、無視したりする心理がめちゃくちゃわかる。
加門七海 実話系怪談
実話かフィクションか。実際に足を運んで写真をとって、写真が変化する。怖かった。
名梁和泉 異界系怪談
燃頭はフィクションだったが、子供達の想像力や願いによって実在化するのが良いし、黄泉というのも良いが、戻ったところで、っていうラストも良い。
菊地秀行 時代劇怪談
淡々と場が映り話が進んでいく。まあまあ。
霜島ケイ 民俗学怪談
住もうとした家がおかしいのは嫌だなあ。猿かもという思い込み、思い -
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三津田信三の元にホラー界屈指の作家6人が
集まり、各々、テーマ別の怪談を描く……(; ´⊙Д⊙)ゾワッ
バラエティーに飛んだ7作品でした!
個人的に面白かったのが、
『サヤさん』澤村伊智
新居に越してきた家族に起こる祟り
そしてあの!霊能者が現る!!
いや〜まさかねあの人が出るとわ笑笑
内容もぼきわんが来るみたいな感じで面白かった!!
『燃頭のいた町』名梁和泉
ひょろひょろな長身にフラフラな足取り
見たものを震え上がらせるという亡者
その名も……燃頭!
サイレントヒルの様な話だった
燃頭が追っかけてくるーーー!
いや〜中々面白かったぁ〜('▽')ヨカッタ
『 -
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どれも面白かった。
著書に『リング』がある鈴木光司の作品にはリアルな生々しさがあった。
特に好きだったのがビルとビルの隙間に落ちる『五月の陥穽』。
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角川ホラー文庫約30年の遺産!90年代から現在までの最恐セレクション。
1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに -
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終戦直後を生きる滋と現代のコロナ禍を生きる駿。ともに17歳の人生が交互に語られていく。戦争の影響が色濃く残り、生きていくので精一杯の日々のなかでの出会いから商売を始める滋。コロナ禍で不自由ななか居場所を見つけられず悩む駿。時代は全く違うし、悩みも違う。でも人と関わって変化していくのは同じでどちらの時代もとても面白く読める。時代が違う二人がどうやって交錯するのか。その瞬間に人生とか時間とかの不思議さに思いを馳せる。
本書の解説は北上次郎さん。一月にお亡くなりになり、恐らく最後の解説が本書のだそう。亡くなるひと月前に書かれたらしいけれどいつもの北上さんの文章でそんなことは全く感じない。北上さんを