福澤徹三のレビュー一覧
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侠飯6 炎のちょい足し篇
著者:福澤 徹三
シリーズ累計30万部突破! 今回も、侠客の飯は熱くて旨い!!
ひきこもりで毎日ゲーム三昧の風見蓮太郎、27歳。ある日、蓮太郎は父の意向で自立支援施設に無理やり入所させられます。施設の生活は退屈で、三度の食事はコンビニばかり。そんなとき、近所の食堂に現れたのは、頬に傷持つあの男! 男は蓮太郎たち寮生に絶品料理をふるまうのだが、そこに隠された思惑とは⁉
ストーリー展開の面白さはもちろん、コンビニ食材を活用したメニューや、ひと手間で劇的に旨くなるコツなど、マネしたくなる料理テクニックも魅力のシリーズです。
シリーズお馴染みの柳刃と火野の名コンビが、今回も人生の本質を説きながら、魅力的な料理を通じて人々を導いていく姿が描かれています。特に今回は、コンビニ食材を活用したメニューや、ちょっとした「ちょい足し」で劇的に美味しくなる料理テクニックが紹介されていて、すぐに試したくなるものばかりです。ストーリーの展開も安定しており、最後には悪を断つ必勝パターンがしっかりと決まっているので、安心して楽しめる作品となっています。今回も柳刃と火野が頼れる存在であることに変わりはなく、読後は心地よい満足感に包まれます。 -
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『侠飯4 魅惑の立ち呑み篇』
福澤徹三氏の『侠飯4 魅惑の立ち呑み篇』は、ドラマ化・マンガ化もされている「読むと腹が減る小説」シリーズ第4弾です。藤堂旬一郎、28歳の国会議員秘書が、立ち呑み酒屋で心の安らぎを見つける物語。今回は特に、お酒と相性抜群の簡単なおつまみレシピが豊富に登場します。
永田町近くの立ち呑み酒屋で藤堂が出会うのは、眼光鋭く頬に傷を持つ新店長。この怪しい男が作るつまみの数々が、読むだけで腹が減り、さらにお酒を飲みたくさせる魅力を持っています。缶詰を使った簡単レシピなど、実際に試してみたくなる料理が満載です。
特にハイボールの回は、読んでいるだけでその香りが漂ってくるかのような描写で、たまりません。そして、シリーズの一貫したテーマである「正義が勝つ」物語は、今回も健在。爽快な読後感が楽しめます。
この本を読めば、心もお腹も満たされること間違いなし。料理とお酒が好きな方には特におすすめの一冊です。 -
Posted by ブクログ
どう見てもヤの字の二人組が供する、めくるめくグルメの世界の第二弾。今回も大変美味しそうな一冊でした。
主人公は、ある日突然リストラ部署に異動させられて日々の鬱屈をためていたところ、とあるランチワゴンに出会って少しずつ何かが変わっていく。二人組で営業しているそのランチワゴンは、店員がヤクザや暴力団の関係者でないかと疑わしく思う雰囲気なのを除けば、昼も夜も営業しているとんでもなく美味しい飯屋で、訊けば作り方も答えてくれる太っ腹ぶり。けれど、ある日を境に弱みを握られ、スパイのようなことをさせられることに。二人の目的は、そしてリストラ部署に異動させられた主人公たちの行く先は。
前作を読んでいると話の展開に想像がつく部分もありますが、それはそれとして今回も大変に美味しそうな料理の連続でした。タイトルの『ホット&スパイシー篇』との文言通り、スパイス香る描写に食欲がそそられることも何度もありました。あまり自分ではスパイスを多用しないので、それだけでそんなに美味しくなるのか、と読みながら感心してしまうことも。
そして、食事が美味しそうなだけではない、人生の苦みを感じて、自分の身を顧みさせられる部分があるのも前作同様でした。
誰でも自分の都合、自分の側の主張で物事を考えがちですが、立場が違えば見えるものも違う。相手の側からはどう見えていて、どう考えているのか。そこに想像力を働かせる大切さを再確認した気持ちです。
今作で最後に叫んでいた主人公たちが、今後どうしていくのかを見るのが楽しみです。
また、前作の主人公たちも少し登場するシーンがあったので、今後のシリーズで今作の主人公たちが出てきたら楽しそうだと思いました。