あらすじ
ドラマ化&マンガ化で話題沸騰。
「読むと腹が減る小説」ナンバーワン『侠飯』、第4巻お待ちどおさま!
【あらすじ】
藤堂旬一郎、28歳、国会議員秘書。あまりに多忙な日々に、青雲の志も忘れがち。そんな彼の心が安まるのは、永田町近くの立ち呑み酒屋で店主の小梅に逢うとき。だがある日、眼光鋭く、頬に傷を持つ“新店長”が現れた。この怪しい男のつくるつまみが滅法旨い! 読めば読むほど腹が減る、文庫書き下ろしシリーズ第4作。
【電子特典 コミック版『侠飯』70P試し読み】
電子版には、ヤングマガジンで連載中のコミック版「侠飯」(原作・福澤徹三 漫画・薩美佑)の冒頭部分を特別収録。
第1話&第2話、計70Pが楽しめます!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いやいやいやいや、面白かった。ものすごい一気読みしてしまった。
相変わらずの時代劇構成(あらすじとオチは決まっていて、シチュエーションが毎回違う)なんやけど、今回の旬一郎くんは「甘ったれな若い子」じゃなくて、めちゃくちゃ正義感も意欲もある若い子やったので、そこが今までと違ってよかった。
でもまあ、小梅ちゃんの出自には
「えぇ…」
ってなったけど(笑。そういうわかりやすさもこのシリーズの面白さとはいえ)、通常国会が終わったところで読むってのもおつやった。
(おつではない)
2017年の本なんやな…。何とも言えん。
このシリーズはわりと庶民的な具材で料理をすることが多いこと思うけど、今回は最高に庶民的やったというか、家庭でもできる「ちょっとおいしく食べて飲めるコツ」が満載でよかった。
こんなふうな丁寧な暮らしがしたいわ…。
あと、行きつけの立ち呑み屋がめちゃくちゃ羨ましいわ…(笑)。
Posted by ブクログ
今回は結構単純な構成で
何も考えず楽しむことができた
ストーリーよりも柳刃さんのレシピのほうに重点を置いてしまって(^_^;)
だって今回格別に美味しそうだったから
実際に作ってみたものもあります
マジで美味しかった
Posted by ブクログ
お次は国会議員の私設秘書が主人公。こちらもなかなかブラックなお勤め先です。
もう勝手知ったる侠飯。
今度のターゲットは言わずもがなのあの人でした。わたしも日本人のはしくれ。勧善懲悪のステレオタイプのお話は、安心して読めるので大好きです。
柳刃さんは、やっぱり現代の水戸黄門さまですね。
続きも読みます。
Posted by ブクログ
突然やってきた人相の悪い二人組の男たちが美味い食事を食べさせてくれるシリーズの第4弾です。今回の舞台は立ち呑み屋で、お客は政治家の駆け出し秘書。彼らの狙いは一体何なのか、考えるのが楽しみになる一冊です。
主人公は、毎日の仕事に忙殺される政治家の秘書。様々な雑事、陳情応対、来客対応、書類仕事にイベント事の差配、果ては国会中継で主が居眠りしていないかのチェックとフォローまで、必死に仕事をこなす日々。そんな中で癒しになるのは、心を寄せているとある立ち呑み屋の店主の顔を見に行くこと。けれど、ある時その店のカウンターの中には人相の悪い二人の男が増えていた。およそ接客業には向かないように見えたその男たちは、態度は大きいものの料理の腕は確かで、初めは警戒していた主人公もいつの間にか店で彼らの酒と料理を食べながら常連たちと話すのが心地よくなっていく。そんな折、主人公が仕えている政治家のスキャンダルが週刊誌にすっぱ抜かれて――。
今回は政治と金の裏側を見るようなお話の構成でした。相変わらずの二人組は要所要所でいい味を出しています。けれど、今回は物語の主人公サイドとはつながりが少し薄く、登場すると美味しい料理とちょっとしたお説教ですっきりさせてくれる、立ち呑み屋の料理人という感じでした。
物語の中で料理のレシピを紹介していってくれるので、また時々読み返したいなと思います。登場してすぐの缶詰料理は美味しそうでした。常備食として買い込んだ缶詰の消費の際には、私も一手間加えて美味しいご飯を食べられるようにしてみようと思います。
シリーズ4作目、すっきりとした読み心地でした。
最後に前作までの登場人物が出てくるのも楽しかったです。
次作もまた美味しいご飯を読みたくなった頃に読んでいきたいです。
Posted by ブクログ
2017年出版。シリーズ第4作。今回は議員と秘書の展開。これまでの作に比較すると、政治と秘書に絡む闇が中心になる為か、追い詰められ感は少ない。設定を読み込むのに少しだけ疲れを感じていたので、その点では楽だった。これを「物足りない」「共感できない」とマイナス評価する人は、書評も下がるのだろうなぁ。料理面では、今作は「酒肴」と「締め」なので、飲まない人からの評価も下がるのかな。個人的には飲むので、楽しく、ヨダレを垂らしそうになりつつ読ませて頂きました。
Posted by ブクログ
エピローグで、前作品の誰が、どの様に絡んでくるのか気になりました。いつかは、各作品の主人公が登場する話を読んでみたいですね。
スパイシーギャングとチドリヤ酒店のコラボとか…
今作品も、空腹時に読むとキツい内容でした。
作ってみたいな、と思うツマミも沢山ありましたね。
Posted by ブクログ
『侠飯4 魅惑の立ち呑み篇』
福澤徹三氏の『侠飯4 魅惑の立ち呑み篇』は、ドラマ化・マンガ化もされている「読むと腹が減る小説」シリーズ第4弾です。藤堂旬一郎、28歳の国会議員秘書が、立ち呑み酒屋で心の安らぎを見つける物語。今回は特に、お酒と相性抜群の簡単なおつまみレシピが豊富に登場します。
永田町近くの立ち呑み酒屋で藤堂が出会うのは、眼光鋭く頬に傷を持つ新店長。この怪しい男が作るつまみの数々が、読むだけで腹が減り、さらにお酒を飲みたくさせる魅力を持っています。缶詰を使った簡単レシピなど、実際に試してみたくなる料理が満載です。
特にハイボールの回は、読んでいるだけでその香りが漂ってくるかのような描写で、たまりません。そして、シリーズの一貫したテーマである「正義が勝つ」物語は、今回も健在。爽快な読後感が楽しめます。
この本を読めば、心もお腹も満たされること間違いなし。料理とお酒が好きな方には特におすすめの一冊です。
Posted by ブクログ
今回は、いつもの二人が麹町の酒屋の角打で料理を出す。今回のターゲットは政治家、 設定はいろいろと昭和感が漂う。 語り政治家の私設秘書。彼の恋愛もテーマの一つ。
料理は角打らしく簡単にできるおつまみがメイン。
Posted by ブクログ
柳刃は、任侠で桜田門一家の柳刃組4代目となっていた。なるほど、「桜田門一家」なんだね。それが、4巻目でよくわかったが、やはり正体不明だ。
藤堂旬一郎28歳は、衆議院議員 肝付泰造83歳の議員秘書だった。息子の兄、雄司は第1秘書で、主に肝付の身の回りのことをしたり車の運転手をする。政策秘書は弟の肝付邦彦だがほとんど何もしない。実質的な筆頭秘書陰元である。公設秘書に出来ないのは、配偶者と65歳以上の者。まぁ、家族運営の典型。肝付は、叩き上げの議員で、「名刺は、名が刺さると書いて名刺だ。相手の心に刺さるよう、一枚一枚気持ちを込めて配るんだ」というのが持論だった。人をたらしこむことは全てする。絵に描いた議員であるが、ダークな部分も合わせ持っている。そのダークな部分は、陰元が処理している。
肝付泰造のスキャンダルが週刊誌にスクープされそうになるのを、政治結社、炎政塾の総裁、骨田力也に妨害させるために、大きな荷物を藤堂旬一郎に運ばせる。炎政塾の構成員は100人以上に及び、機関紙の購読や多額の献金を強引に迫る。旬一郎は、国会議員の持つ金の動きについて、違和感を持っている。旬一郎は泰造に「お前の責任だ。俺は知らない」という。
そんな旬一郎の唯一の楽しみは、酒屋であり居酒屋のチドリヤ酒店で一杯やることだった。そこの経営者小梅が目当てだった。隠れ家的な居酒屋で、常連だけで成り立っていた。そこに、チェーン店をするということで、柳刃と火野が手伝いに来る。柳刃のつまみのメニューが、簡単だけど美味しそうなのだ。5分で作れる缶詰コース、北大路魯山人の考案した常夜鍋、ピンチョス、ビステッカ、豆料理など。柳刃は多国籍料理ができる。そして、レシピも書いてある。読みながら、作ってみたい料理もあった。
常夜鍋は、鍋にニンニクと生姜を一カケラ入れ、日本酒を8分目入れ、たぎってから、豚肉とほうれん草をしゃぶしゃぶふうに食べる。なるほど。
ピンチョスは、スペイン料理で、一口で食べられる串に刺したつまみ。同じくタパスは、皿に乗せたつまみ。ビステッカは、イタリアのビーフステーキのこと。豆料理は、納豆の礒部巻きがおもしろそう。手軽な居酒屋料理で、手間をかけて安く売る。
そして、この物語は、小梅は一体どんな謎を持っていたのか。柳刃と火野はどんな目的なのか。
意外な方向に進んでいくので、少し肌合いの違う侠飯になっている。
Posted by ブクログ
今回もとても美味しそうだった。手軽に用意は出来るけど手間ひまかかるので、私には頑張りが必要かもしれない笑 政治の世界も、警察の世界もガラが悪い…。泳ぎ切るのも大変そうです。一度離脱して良かったんじゃないだろうか…。複雑な人間関係を経て少し距離を詰められた二人が微笑ましかったです。今回も前巻の3人がちらっと出てきてニマニマ。ということは、今回の二人のその後は、また次の巻で垣間見えるのでしょうか。楽しみ。
Posted by ブクログ
就活生、ブラック企業のサラリーマン、ヤクザ見習い、ときて今回の水先案内人は国会議員秘書。毎回毎回、料理というメインテーマはブレずに持ちながらジャンルの違う小説世界に溶け込ませるのはすごいなぁと感心。今回も政治小説としての体裁がしっかりできているように感じた。
ただ個人的にはドラマの盛り上がりは前作の方が良かったかな。今回は柳刃さん達が裏方に徹しすぎて、後半まであまり活躍がなかった気がした。
ただ毎度お馴染みプロローグの、前作の登場人物のゲスト出演は今回の方が良かった。なんだかほっこりした。
そして料理。今回のは特に作ってみたくなったな。簡単そうだったし。
Posted by ブクログ
シリーズ4弾目。このサクッと読める軽い感じが病みつきになってきた。 グサッとささるようなセリフも円熟味があり良い感じです。シリーズ5弾目も積読済。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
シリーズは下手すると飽きてしまうんだけど、ブレないキャラ設定と話の進み方が安定なんだよなぁ。
柳刃の作る料理は必ずメモしてます。
今回の缶詰料理は試してみたい。
それに迷える人達に浴びせる柳刃の言葉がグッとくるんだよね。。美味しい料理と最後は前向き!!の気持ちよく安心して読む事が出来る一冊でした。
シリーズ5に行くぞ♪
Posted by ブクログ
侠飯シリーズ 第4弾
プロローグ 強欲な国会議員と秘書の愉しみ
1ひと手間で旨さ倍増、5分で作れる缶詰フルコース
2超お手軽なのに絶品、毎晩でも食べられる常夜鍋
3宅呑みでもバル気分、ちょこちょこ旨い簡単ピンチョス
4極上ハイボールで乾杯、旨さに驚く激安オードブル
5赤ワインがどんどん進む、わが家で作れるビステッカ
6浴びるほどビールが呑める、美味しすぎる豆料理
7つらい夜こそしみじみ旨い、冷酒が沁みる酒肴の逸品
8金はなくとも夢だけあった。あの頃が蘇る、おふくろの弁当
エピローグ 青雲の志は消えず。心で受け継ぐ任侠の味。
「政界のパワーショベル」と呼ばれる強欲国会議員・肝付の秘書を務める藤堂旬一郎。
政界の清濁併せ吞むやりとりにストレスが溜まっていたころ、事務所の近くの立ち飲み屋の女主人・小梅に恋をする。
しかし、しばらくして店は人相の悪い二人組・柳刃と火野に店が任されてしまい、小梅を口説くことができずにいた。
仕事では肝付の尻拭いのために危ない橋を渡らされ、ピンチを迎える。
小梅の秘密と柳刃達の策略とは?
美味しい酒と肴と政治と金の話。
目次がもはや料理本。
極上ハイボールやってみよ。
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾の事件は政界が題材……ですが、正直そちらはあまり(個人的に)重要ではなく、舞台が酒屋兼立ち飲み屋とというところがポイント。
立ち飲み屋のおつまみレシピが満載で、酒飲みの私としてはこれ以上ない内容に超満足。ちょっと小汚い感じの安い立ち飲み屋の雰囲気もちゃんと出ていて、自分の好みにバッチリ合致したお話でした。
一方で事件の方は、野心あふれる肝付氏が母親が作った弁当であそこまで心変わりするかなぁと疑問に思いますが、このシリーズは事件解決はサブで、ひと手間かけた安くておいしい料理の話がメイン(と思ってます)。事件話の方は予定調和でも全然OKなので、自分としてはこの4巻は満足な出来でした。
Posted by ブクログ
一気中
すまん
コレは止まりそーになった。
女があの女てすぐ分かった
飯のせいで次に進むでぇ!!!
進み続けるんや
読んでも!聞いた後も!(オーディブル)
Posted by ブクログ
政界の知識は全くなかったけど、このシリーズは本当読みやすい!そして読んでいて爽快!相変わらず美味しいつまみが出て来て真似したくなる品々ばかりでした。そしてエピローグで前作出て来たメンバーが登場してどうなってるのかが読めて嬉しい。
Posted by ブクログ
国会議員の不正疑惑のため、今回は飲み屋で潜入調査をするお馴染みの二人組。美味しそうなレシピの数々と、柳刃の歯に衣着せぬ本質を突いた言葉が心に残る。
Posted by ブクログ
第4作の舞台は永田町で、主人公は国会議員秘書。
この場所で柳刃さんが登場するということは、政治がらみなんだろうなと読み始める。
きな臭い感は否めないが、それ以上に角打ちの魅力ありすぎ!
Posted by ブクログ
店主目当てに行っていた居酒屋に、怪しげな男達が。
居酒屋の常連さんは、仕事が政界の人。
政治家、ではなく、秘書の方、ではありますが
これまた大変な職業です。
ついでに、よく聞くパーティーチケットな話も。
これ本当にこの状態でやっていたら
ケチだ、とかいう噂は立たないのでしょうか??
ストレスがたまり過ぎそうな職場ですが
それでも…と思っていたら、停止命令。
職業が職業なだけに、これ言われると
守らないといけないかも、です。
最後には、何となくそうかと思った、な展開が。
きちんと前回の人達も、最後には出てきました。
Posted by ブクログ
侠飯4作目。
今回は魅惑の立ち飲み篇!缶詰とか簡単な食材から作るおつまみレシピがどれも美味しそうで、これなら自分でも作れそうと思った。ラストは毎度おなじみの展開だけど、ヨッ待ってました!という感じで、あれよあれよと大団円。肝付が改心するくだりなんかちょっと笑っちゃうくらいだけど、この本はこれでいいのだ。これがいいのだ。今回も面白かったです。前作に出てきたキャラがちょっと出てくるのも嬉しい。