【感想・ネタバレ】侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

美味しそう!かっこいい!頑張る力が湧いてくる(^^)♪今回は歌舞伎町で半グレ集団に関わった若者達を柳刃組が…(゜゜;)最初に登場した冷凍食品アレンジは近いうちに、やってみようっと♪

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月16日

任侠✖️食✖️若者=今を生きる勇気

短いエンタメの小説の中に、現代社会の課題に対しで、生きる為の食を大切に感謝し、そして自分の足で歩いていくための言葉と、主人公の気付きと成長が、無理なくキチンと伝わる形で織り込まれている。
読むだけで、食欲と勇気が満たされる本。

今回も、良い刺激を頂きました。
...続きを読むうつ病になって漸く気がつけた眼差しを改めて教わる。

誰からも必要とされてないと思うのは、他人になにかを求めてるからだ
いずれにせよ他人になにかを求めている限り、成長はない

自分の意思で変えられないことを悩むのは時間の無駄だ。古代ギリシャの哲学者、エピクテトスはこういった
幸福への道は、ただひとつしかない。意思の力でどうにもならない物事は悩まないことである

作中、柳刃は、自分の意思で変えられないことを悩むな。だが、自分の意思で変えられることはたくさんある、と語る。

自身としては、挑戦あるのみ。

翌日改めて、思ったところだが、半グレだのトー横だの、今の日本の社会の怖さも十二分に感じられる。
今現在、現実にそうした闇に巻き込まれている人達がいることを考えると、恐ろしく、底が抜けた状態が怖いと思う。物語のように簡単には行かないが、大人として何かをしていくことも必要なのかもしれない。

物語の良さスカッと解決、カタルシスを得ることの心地よさと、物語の中で思考停止してしまうことの恐ろしさも感じる。

全てを疑うことはできないが、思考停止せずに常識や物語を疑うことも必要なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2024年01月27日

 警視庁特務部捜査官の柳刃竜一と火野丈治が、潜入捜査のかたわら料理の腕を奮って、悩める若者のリスタートを援けるヒューマン × グルメ小説。シリーズ9作目。

 なお主人公は人生に行き詰まった若い男性で、物語は彼の視点で描かれる。
         ◇
 山口県でタクシー運転手の父親と2人暮らしだった...続きを読む蓬創介。進学のため憧れの東京に出てきたまではよかったが、努力せずに入れる専門学校に入学したのが失敗の元。

 卒業しても就職先がなく、彼女には速攻でフラレた。カラオケボックスのバイトで食いつないでいたが、3ヶ月前にそこも閉店した。以後、正社員目指して中途採用の求人先を当たっているのだが、返ってくるのは軒並みお祈りメールである。
 まもなく 12 月を迎える。創介の心も懐も冷え込むばかりだった。

 そんなある日、面接の連絡をくれた会社があった。創介は喜び勇んで出向いたものの、面接はなぜかファミレス。
 個人情報を詳しく聞かれ、保険証の写真まで撮られたうえ、翌日アパートに送られてくる荷物を指示された場所に届けるよう頼まれた。

 不審に感じつつ迎えた翌朝。受け取った宅配便は送り主が匿名になっている。その時スマホに着信があり、荷物の受け渡し場所に指定されたのが新宿大久保公園の公衆トイレ前。
 この時点でようやく怪しいと思った創介が、その荷物を持って警察に向かおうとしたところ……。(「プロローグ」) 全7話とプロローグ及びエピローグからなる。

     * * * * *

 本作には3人の若者が登場します。
 創介以外の2人、凜花と鱈夫は家庭環境の悪さがあり、とにかく家を出たかったというのは理解できます。( 特に鱈夫は命名からして誕生を歓迎されていなかったことがわかります。)
 主人公の創介が、もっとも甘えた考えの持ち主だったと言えます。( シリーズのいつものパターンです。)

 将来の目標が見つからないけれど、東京に行きさえすればなんとかなるかな。だから取りあえず手近なところに進学して、卒業を目指してみよう。などと考える。
 創介もそんな、人生を主体的に生きようとしていない若者の1人でした。流れに身を任せるだけ。言われたことをただこなすだけ。うまい話を疑わない。半グレにつけ込まれるような甘い人間です。

 けれど柳刃たちと出会うことによって、準備することの大切さや創意工夫の意義を身を以て知ることになりました。
 特に料理を通して、生きる上での背骨になる心構えを教わったのは大きいと言えます。
 
 毒親のもとで育ち上京後も小狡い連中に虐げられていた鱈夫や、パパ活暮らしの荒んだ生活を送っていた凜花にさほどの屈折ぶりが見られず、まっすぐ優しい人間性を保持していたことは少しできすぎている気がしますが、それだけに応援する気になるのも確かです。


 今回も柳刃の見せる料理の腕に魅せられるばかりでした。しかも、自分でも( 頑張れば )作れそうだと思ってしまうレシピです。
 ビールの注ぎ方やスパークリングワインの定義などは( 山口恵以子さんのおかげもあって )知っていましたが、やはりグルメ小説としての価値が高いシリーズだと再認識しました。( 実際、柳刃たちの捜査や推理の様子はほとんど出て来ないのでミステリーではないのでしょうね。)
 柳刃の蘊蓄垂れたがりの一面も気に入っています。次作も楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年12月27日

任飯はいつ読んでも本当に面白い小説です。
今回は、自分の意思の大切さを学べます。
今回もやってみたい料理のオンパレードでした。

料理の知識もそうですが、最終章に向けてのストーリの展開などとてもよかったです。
また、前回の登場人物が出るのもいいですね。

次回の新作が出るのがとても楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年11月06日

悩める若者主人公と、潜入捜査官の柳刃竜一&部下の火野丈治のシリーズ。
もう9弾?!
ここまで来ると、ああ、この捜査をしているのねとすぐに分るが、それは面白さをマイナスする物ではない。
本業の傍ら、行きがかり上、生きづらい若者を助け、教え導き、支援する・・・そんな感じになっている柳刃さんたちだが、今回...続きを読むは個人的にちょっと深刻に感じた。
主人公は、専門学校を出たものの就職浪人中の、蓬創介(よもぎ そうすけ)
求人の募集に応じたところが、反グレ集団の活動の被害に遭ってしまう。

毎回、若者の抱える問題に寄り添っている作品だが、今回は巻き込まれたら最後、地獄を見る、闇バイトからの半グレ集団との関わりである。
創介のように真っ当に生きていても、うっかり面接に行って、こんなことになる。
美味しい食べ物がたくさん出てくるお話だけれど、うまい話には気をつけよ!ということ。

居場所がなくて家を出てきてしまう青少年が転落してしまうのは昔々からだけど、最近は大きな犯罪の手先に使われてしまうことも多いという。
「家に居られない」若者たちを、本当は行政がなんとかしなくてはいけないのだけれど。

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Posted by ブクログ 2023年10月31日

歌舞伎町と半グレ、闇バイト!!
いやぁ旬の話題を取り込むのがうまいこったわ。
相変わらずどれもこれも美味しそうだよ。

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Posted by ブクログ 2023年10月29日

今回の舞台は新宿歌舞伎町。半グレと半グレから追われる青年、ホスト崩れの青年、元トウ横少女の女の子。4人の前にいつもの二人組が現れる。
毎回の食事が美味しそう。食べたい。作りたい。
この本は料理ブックか???

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Posted by ブクログ 2024年02月17日

シリーズ第九弾。今回は新宿歌舞伎町で半グレグループの隠密捜査を行う柳刃と火野。料理は相変わらず、手間をかけずに美味しそうなものをつくる。火野さん、金属バットでフルスイング、頭に当たったらやばいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月02日

侠飯シリーズ 第9弾
書き下ろし。

プロローグ 応募したら即闇落ち。恐怖の求人広告
➀冷凍食品がひと手間で激変の簡単レシピ
②冬が旬。寒ブリと小松菜と柚子の極上メニュー
③超簡単なのにうますぎる。アメリカのソウルフード
④知らないひとも意外と多い。伝説のコンビニグルメ
⑤寒い夜もポッカポカ。日本...続きを読む酒にあう絶品うどん
⑥イブに食べたい。至福のチキンとローストビーフ
⑦これぞ勝負飯!戦う男の激ウマ鉄火巻
エピローグ 弱さが強さ。はたちの三人は未来を変える

会社を首になり、半グレの求人広告から闇落ちした創介。半グレの幹部・蜂矢に拾われ、歌舞伎町のスナックの手伝いをしながら仲間ができた。

歌舞伎町の半グレの犯罪を暴くために潜入している柳刃と火野はスナックに出入りし、料理をふるまう。

大物やくざの組長・大膳やトー横キッズなど、歌舞伎町の犯罪をリアルに描く。


大膳のスピンオフ読みたい。

第8弾束して読んじゃった。

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Posted by ブクログ 2023年10月14日

最新刊。
就職活動の面接に行って、保険証とか免許証のコピーを取られて実家とか把握されたら確かに結構怖いなぁ。逃げ道たたれちゃうものな…
今回の主人公君はある意味良い人に拾ってもらったんだろうな、という感じ。
最後のたい焼きを一つづつ焼いてる屋台は前回の人か〜とちょっとほっこりしました。でも今回の主人...続きを読む公君たちはあまり調理してなかったけど大丈夫なのかな。
肉うどん、美味しそう。

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