あらすじ
大反響のグルメサスペンス。お待ちどお!
頬に傷、どう見てもその筋の男だが、彼のつくる料理は絶品! グルメサスペンスという新ジャンル? を切り拓いたシリーズ第2弾。
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Posted by ブクログ
このシリーズどう展開させるんだろう?
と思っていたが
柳刃さんと火野さんは変わらず
他の主要メンバーは毎回変わるのか
今回は設定が夏だったからか
サブタイトル通りやたらスパイシーな料理ばかり出てきた
美味しそうではあるけど
ちょっとげっそりした
でもストーリーは前より良かった
普通こういうタイプのストーリーって
主人公が危ない目に合うと柳刃と火野コンビで助けるパターンだと思う
でもこれは違ってて
主人公が自力で助かる
そこら辺も自然な感じ
万人が楽しめるシリーズだと思う
Posted by ブクログ
め…ちゃくちゃ面白かった。
数年前から気になってたタイトルやけど(ドラマ化もしたっけ?)もっと早く読んでおけばよかった…! ていう具合には面白かった。(意味が分からん)
いやいや、読書は縁のものやから、今、読んだからここまで刺さるんやろうな。それもわかってる。
さてシリーズ二作目が、まさかこういう形で続くとは!
てっきりあの大学生ちゃんたちのその後、みたいな流れと思ってたので、いい意味で裏切られた。
著者の文章は読みやすいなあ。
そのうえ文春文庫は文字が大きいので、初老が通勤電車の暗い車内でも読めるのが助かる。笑
そして今回のテーマがリストラというか、仕事と人生を見直す、みたいな話で、まあ、刺さる刺さる。
「会社に入社したらそれで終わり、と、思っていないか」
と、いうのは「ウッ」と思ったな。
でも、だからって、会社に貢献できる人間になろうと努力する気力はもうないねんなあ。
意識低い系で申し訳ない…。
そういうのは、20代30代でやりつくしちゃった…。
それにしてもスパイシー料理はおいしそうすぎた。
ああー、飲みに行きたい! と、思いながら、家でビール飲みつつ続きを読むわ!
リクエストしとこう。
Posted by ブクログ
侠飯シリーズ、気に入っちゃってどんどん読んでる。今日からスキーだからいろんな本6冊くらい持ってきたんだけど、3巻以降も持って来ればよかったなー。
1巻でストーリーがいったん完結したから2巻以降はどんな展開になるんだろうと思っていたら、全く新しい登場人物が出てきた。今回の主人公は、会社から能力不足を理由に自主退職を迫られて、会社の地下三階にある謎の部署に左遷された28歳の順平。同じ部署に送られた不遇の同僚たちと昼休みにたまたま入ったキッチンカーで、柳刃と火野に出会う。今回もヤクザのふりをする二人に料理を教わったり脅迫されたりしながら、自らの今後と向き合う。
今回はメキシコやアフリカの料理がたくさん出てきて、前回とはまた違う真新しさと楽しさがあった。家族がチリコンカンが好きだからときどき温めるだけのを買ってくるけど、これを読んだらなんか気分でも作れそうな感じがした。豆を煮るのは時間がかかりそうだから水煮巻とかを使えば時短になるかも。前作もだけど、大さじいくつとかそういう記載がないだけで読んでてとっても楽。あの調味料を測る手間がどうにもこうにも面倒臭くてレシピ本なんかいくら買っても家帰ったら一向に開くに至らない。
2016年に生瀬さん主演でドラマ化もされてた。時間あったら観たいけど最近ドラマ観る習慣がないからなあ。とりあえず5巻まで本で読もうと思う!
Posted by ブクログ
侠飯シリーズ 第2弾
プロローグ ブラック企業に豹変した職場
1二日酔いに効く。誰でも作れる極旨スープカレー
2夏こそタイの旨辛料理。これ一本で完成の万能調味料
3ビールが止まらない、夏の絶品つまみ
4死ぬほど暑い夜はメキシコ&アフリカ料理
5汗まみれで路上で食うから旨いジャークチキンバーガー
6超低価格で激旨確定。ニンニク黒チャーハン
7めくるめくアワビの麦とろ。誰でも作れる和の逸品
8スパイス香る屋台料理、ケバブつくねとケイジャンチキン
9夏の終わりの至高の果実。ひと粒のぶどう
エピローグ 最高に旨い飯は、おれたちが作る
会社のリストラ組にあげられ、閑職の人財支援部に異動させられた順平、魚住、餅田、麦島。
あからさまな自主退職を迫られる中、柳刃と火野が会社近くで開店するスパイシーギャングと出会う。
絶品の料理と柳刃の講釈で、自信を取り戻していくリストラ組。
新たな船出にランチワゴンを湘南に出したところで、事件はクライマックスを迎える。
一巻完結型というシリーズですね。
今回も腹が減って仕方がない。
Posted by ブクログ
唐辛子の辛さは体質的に受け付けないので今回の「ホット&スパイシー」編は、そこまで魅力的には写らないかも、といった心配は杞憂でした。
ちょうど季節は夏。しかも、異常気象故なのか、連日35℃に手が届きそうな 猛暑です。
こんな日はインドのカレーを食べたくなります。そう、苦手なのは唐辛子の辛さであってスパイシーなのは、けっこう好きだったんですよね、わたし。
ワンコインで本格的なスパイシー料理を食べられるなんて、このランチワゴン、うちの近所に来てくれへんかなぁ……
さて、今回の柳刃さんたちのターゲットは、まぁ、そのまんまだったわけですが、今回も柳刃さんと火野さんに出会って変わっていった人たちがハッピーエンドに向かってくれるのが嬉しいです。
なんだか、現代の水戸黄門さまみたいね。
Posted by ブクログ
2015年出版。シリーズ第2作。見掛けはヤクザにしか見えない中心人物、実は警察関係の特務員...との設定の元に進む。料理と「仕事」への拘りが深い。出てくる料理はグルメ的な物ではなく、国内問わず日常的な「旨いもの」。あ、これ、スーパーで調味料買えるんだ!?作ってみようっ!と思わされてしまうこと、しばしば。腹が鳴る。1冊で1エピソードだが、必然的に暴力団関係の「悪」が相手になるので、その設定の展開を読むのに少し疲れる...。仕事、と言うか、自立して生きることの責任を周りに押し付けるな!的なメッセージも毎回強く。フンワリした作品ばかり読んで、少し緊張感を失い過ぎた時には丁度良いかな。
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意思とは、いったん決めたことをやり遂げること。
想像力とは、仕事に対する創意工夫と、相手の立場で考えることだ。常に客の立場で考えれば、何が必要なのか見えてくる。
目から鱗のワンフレーズである。
Posted by ブクログ
どう見てもヤの字の二人組が供する、めくるめくグルメの世界の第二弾。今回も大変美味しそうな一冊でした。
主人公は、ある日突然リストラ部署に異動させられて日々の鬱屈をためていたところ、とあるランチワゴンに出会って少しずつ何かが変わっていく。二人組で営業しているそのランチワゴンは、店員がヤクザや暴力団の関係者でないかと疑わしく思う雰囲気なのを除けば、昼も夜も営業しているとんでもなく美味しい飯屋で、訊けば作り方も答えてくれる太っ腹ぶり。けれど、ある日を境に弱みを握られ、スパイのようなことをさせられることに。二人の目的は、そしてリストラ部署に異動させられた主人公たちの行く先は。
前作を読んでいると話の展開に想像がつく部分もありますが、それはそれとして今回も大変に美味しそうな料理の連続でした。タイトルの『ホット&スパイシー篇』との文言通り、スパイス香る描写に食欲がそそられることも何度もありました。あまり自分ではスパイスを多用しないので、それだけでそんなに美味しくなるのか、と読みながら感心してしまうことも。
そして、食事が美味しそうなだけではない、人生の苦みを感じて、自分の身を顧みさせられる部分があるのも前作同様でした。
誰でも自分の都合、自分の側の主張で物事を考えがちですが、立場が違えば見えるものも違う。相手の側からはどう見えていて、どう考えているのか。そこに想像力を働かせる大切さを再確認した気持ちです。
今作で最後に叫んでいた主人公たちが、今後どうしていくのかを見るのが楽しみです。
また、前作の主人公たちも少し登場するシーンがあったので、今後のシリーズで今作の主人公たちが出てきたら楽しそうだと思いました。
Posted by ブクログ
今回はブラック企業にリストラされかけた真鍋順平を中心にした話だった。リストラっていう言葉が世間で普通に使われるようになった頃、実際にこんなこともあったかもしれないと思うとこわい。今の若い人は転職も軽い気持ちでやる感じがあるからこの展開に実感が沸かないかもしれない。前作に続き柳刃の料理はそれほど難しくなく美味しそう。ウンチクもあり料理したくなった。
Posted by ブクログ
いつものパターンです。
刑事の柳刃と火野が料理を作りながら、犯人を隠密捜査する
柳刃や火野にかかわる一般人が、いつのまにか軌道修正した人生を歩んでいく
ワンパターンだけど、面白い。
Posted by ブクログ
第2弾
柳刃さんと火野さんは今回も格好いいわ~。料理も間違いなく美味しそう。
実はランチワゴンで食事を買ったことないのだけれど、「スパイシーギャング」みたいに仕事場の近くで美味しいランチが日替わりで手軽に食べられるのはいいなぁ〜。
柳刃さんは「どんな仕事にも必要なのは意志と想像力」と説く。それを人財支援部ヘ異動した3人がランチワゴンでの練習販売を通して実感するのが良かった。何気に働くことや会社との距離感についても考えさせられた。
Posted by ブクログ
2023.11.16
「いただきます」を心をこめて言える人間になりたい。
缶ビールをグラスに注いで飲む人になりたい。
食事についてはこの2つ。
あと、今、非常に仕事がツライので、それをこの主人公に比べたら、自分がどれだけ恵まれていることかと情けなく思う。
将来、読み返して、これを読んだころはナアと笑い飛ばしたい。
Posted by ブクログ
1.牛筋カレー、
「牛スジを煮込んだベースに、ターメリック、クミン、クローブ、コリアンダー、ブラックペッパーといったスパイスを足した。ほかに入れたのは、飴色になるまで炒めた玉ネギとビンダルーペーストだな」 「ビンダルーペースト?」
2.タイ料理、
「ナムプリックパオ。チリインオイルともいうが、唐辛子やニンニク、玉ネギや干しエビを大豆油で揚げてペースト状にしたタイの調味料だ」
3.ガーリック炒飯、「老抽王」
「スライスした大量のニンニクを、フライパンで炒める。ラードがなければサラダ油でもいい。ニンニクに軽く火が通ったら、いったんフライパンからだして、べつの器に入れておく。そのあと刻んだ豚バラ肉と白ネギ、飯を炒める。火力は常に最大だ。味付けは塩か、味覇という中華スープの素を使う」
4.辛子明太子うどん、稲庭
柳刃はうどんをザルに入れ、水ですすいでからガラスのボウルに入れた。続いてボウルに、ほぐした辛子明太子を入れ、ゴマ油をすこし垂らした。
5.ケイジャンスパイス
「ケイジャン料理は、アメリカのルイジアナ州が起源だ。ケイジャンスパイスはカイエンペッパー、ブラックペッパー、パプリカ、ガーリックパウダー、オレガノ、タイム、塩を混ぜあわせてある。このフライドチキンの衣には塩が入っているから塩味は濃いめだが、海で食べるにはちょうどいい。汗をかくから、塩分が欲しくなる」
真鍋順平、28歳、独身、情報サービス企業勤務。突然の“追い出し部屋”への配置転換にうろたえる順平は、ある日、ランチワゴンで実に旨い昼飯に出会う。店主は、頬に傷を持つ、どう見てもカタギではない男、柳刃―。任侠×グルメという新ジャンルを切り拓き、大好評を博したシリーズ第2弾、登場!文庫書き下ろし作品。
Posted by ブクログ
一作目が就活に苦戦するFラン学生の話なら、こちらはリストラ間際の若手サラリーマンの話。
世代や環境が近い分、一作目より柳刃さんの言葉が一層響いた。
料理小説だけど、お仕事小説でもある。
一作目よりもアクション多めだしストーリー仕立てになっているので、よりエンタメが増した感じ。面白かったです。
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今回もとっても美味しそうで素晴らしかった。前回のような料理の豆知識はなく、レシピ中心だったのが少しだけ残念だったけれど、それでもやっぱり好きだなと思う一冊。
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2016年69冊目
前回読んだ侠飯の第2弾。
前回は大学生の一人暮らしの部屋への潜入だったが、今回はある企業の前での屋台のランチワゴン車。
主人公は人つき合いにも興味なく仕事で何がしたいという意思もなく、突然人材開発部に異動となり自分で会社の中で自分で雑用を見つけてくるという仕事をさせられているリストラ直前の独身サラリーマン。
そんな中、ランチワゴンでうまい昼飯に出会うが、店主はどうみてもカタギではない。
今回は7月から8月の物語なので、出てくる食べ物がスープカリーであったり、メキシコやアフリカの唐辛子やスパイスをつかった料理が登場
読んでいるだけで食べたくなる表現力は見事。
そんな食べ物を食べながら主人公が店主に仕事とは説教されつつ進んでいく。
ビジネス書のようで娯楽小説であり、食い物本。
これは面白いジャンルです。楽しめます。
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侠飯2 ★3.5
柳葉とその舎弟だけはそのままで他は1とは全く違う登場人物やった。今回の主人公はリストラされかけてる冴えないサラリーマン。前回同様主人公は柳葉の料理に胃袋を掴まれ、料理と社会での心構えを学んでいく。またまた色々美味しそうなレシピが出てきた。侠飯レシピまとめとかないかな笑
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どう言う風にシリーズ化してるのかと思ったら柳刃・火野の周りを変えるのか!そして前作出て来た登場人物が少し出て来てほっこり。働く事は何なのかと考えさせられた。そして相変わらず美味しそうなご飯でした。
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ブラック企業に勤務する主人公が、スパイシーギャングという料理店に出会い、その店主から働くということはどう言うことなのかを学ぶお話。
最終的に会社の不正を暴き、前に進んで行きます。
料理の描写は食欲をそそり、お腹が空きます。
料理と働く人の権利などが知ることが出来ます。
会社からお金もらってる事に対し、自身がなにか還元できているのかを考えさせられました。
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前作を読んでいたため張られた伏線には気づきやすくなっていたが、新たな登場人物のキャラクター性でカバーされていた。
今回出てくる料理は少し真似しづらそう。
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前の話で主人公とお別れしたので、今回はどんな始まりなのかと思ったら、主人公変わってた。
驚きだけど、新主人公を取り巻く会社の人事に再び驚き。どう考えてもブラック!と、そこまで思ったものの、作中で柳刃さんに主人公と一緒に諭されてしまった。
相変わらず柳刃さんて、すごいえぐることゆうー。
まだ2巻なんだけど、作中に出てくる女の子がどれもびみょーーーなのはなんかあるのかな?
いつか女の子主人公で描かれる回があるのかも。
ラストのバイオレンスも楽しかったです。
Posted by ブクログ
シリーズ第二弾。主人公?が一新された。今回はブラック企業でリストラにあう会社員を主役に話が進む。実際の主人公、柳刃と火野は初めは名前無く傷男と髭男として登場。途中で前作主人公の良太が出てきて、以降は柳刃・火野で活躍。移動キッチンで提供されるのはエスニック料理で、ビールが進みそう。
あれっ、間違えた?
「侠飯」?と思ったけれど内容面白そう❗と読み進める。「ヤクザ?」「小指が半分ない?」あれっ本選ぶの間違えた?と思いながら、次々と出てくる料理に「美味しそう」とレシピをメモリながらあっという間に一冊読んでしまった。読みやすいのでついつい見逃してしまいそうだが、人生や仕事に対する向き合い方がすらっと描かれている。次巻を購入します。
Posted by ブクログ
突然部署から移動された先は
辞める事を迫られる部署。
なかなかに真っ黒けな会社ですが
社長が息子になってから、との事。
いやでもこの息子、ものすごく頑張る方向を
間違えている気がしてなりません。
会社の裏にあるランチワゴンについても
禁止が通達されるとか、ないです。
最初から録音してやりたい、という横暴っぷり。
そんな所に、キッチンカ―など見たら
ふらっとそちらに傾くのは当然。
ですが、商売ってそこまで甘くないような??
まぁ軸はそこではないでしょうし
頑張りだけ切り取ればよし、なのでしょうか。
当然1巻から職業は変わってないので
当然の最後といえば最後でした。
前の登場人物も、ちょっと出てきてます。
Posted by ブクログ
「任侠✖️グルメ」の第2弾!
突然の辞令でリストラ部屋へと配属になっ28才独身真鍋順平が主人公。
なるほど、今回はそこからスタートね。
キッチンカーから繰り広げられるグルメの数々!
そして、バイオレンス&アクションが多めでドキドキ(汗)
途中、前作の4人組が登場でニヤニヤ。
Posted by ブクログ
柳刃さんはキッチンカーで潜入だ。なかなか柳刃さんがでてこないから心配したが、きっちり料理の腕前を披露し、うんちくも語って、考えの甘さを理詰めで解いていく。水戸黄門的な安心感がある。今回の主人公はブラック企業で左遷された順平。SEだが、惰性で仕事し、飛ばされた先は子会社の出向ありきの部署。転職もできず、与えられた仕事にグチをこぼすだけで、何も変えられない。柳刃にキリキリと詰められる姿は自業自得とはいえ、どこにでもいるサラリーマン。勤めている会社もなかなかのブラック企業だが、多分ゴマンとあるよなそんな会社。
Posted by ブクログ
ブラック企業が舞台。一作目の彼らもちょこっと顔出し♪正直…その環境に耐えられる体力と精神力があれば、転職できるだろうに…と思うのだけど、私の感覚がおかしいのかな…。柳刃さんと火野さんが今回も大活躍で、お料理もとても美味しそうで読んでいて楽しかった。辛いものも得意ではないけど食べたくなってしまった。