【感想・ネタバレ】侠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇のレビュー

あらすじ

任侠×グルメ 大人気シリーズ、ついに第10弾!

売れないライターの薫平は、ネタを探して、元組長が営むという赤羽のゲストハウスにたどり着く。そこには、頬に傷持つあの男が……。

売れないライターの熱川薫平はヤクザがらみの記事を書くため、元組長が経営する赤羽のゲストハウスに連泊する。そこにあらわれたのは頬に傷持つあの男。昭和レトロな古民家ゲストハウスで、男が作る絶品料理を堪能するが、取材ははかどらぬまま人生最大の窮地に陥って――ロングセラーの書き下ろしシリーズ、ついに第10弾!

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Posted by ブクログ

また若者達が救われた(*^^*)柳刃さん&火野さんがカッコいいのはいつもどおりだけれど、ゲストハウスを営むオジキの津久根さんは更にカッコいい〜(゚∀゚)そして今回も美味しそうな料理の数々( ´∀`)とりあえずアンチョビペーストを買おう!

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2024年10月23日

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2024年出版。シリーズ第10作。よくネタが続くものだとも思うが、犯罪の種類の多様化もあり。今回はトクリュウ。前作までとは少し流れや設定の方向性が異なり、どうなる事かと思いつつ読み進めたが、最後はそれなりに締まった。「赤羽」のゲストハウスが舞台で、「旨そう」感は少し控えめだが。

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2025年10月12日

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ネタバレ

今回も安定の中途半端な若者と、トクリュウや半グレなどなど時勢にあった構成で、そして安定の柳刃さんたちと美味しそうなお料理でした。前回の若者3人組もちゃんと登場していて、最後お掃除だの、なんだのの心遣いもほっこりと。面白かったです。

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2025年03月09日

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ネタバレ

今回もおもしろくて、そして美味しそうだった。
そうか。ポールウインナーは関東では売ってないのか。
一時、毎日1本食べてたな。最近食べてないので、一気に食べたくなった。
あとハラスメントの話。マルハラは知らんかった。
上司のチャット返信の語尾に!がやたらついているのはそういうことなのか???
最後、ニュー来夢の3人が出てきてびっくり。
凜花ちゃんにここで会えるとは!
3人で経営がんばっているようでよかった。

「生きているかぎり、あきらめないかぎり、次の一手は必ずある」

柳刃と火野が潜入捜査官であることが裏社会で広まっている。これは意味深。ていうかそろそろ任務終了なのかなあ。

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2025年03月08日

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やはり面白いし、柳刃さんと火野さんがカッコ良すぎるし渋い
今回は赤羽を舞台にレトロの世界観を楽しめました。

時代によっての価値観など、学べることが本当に多い。
そして、料理の蘊蓄もためになっていい。
今回も本巻紹介された料理に挑戦したくなります。

この任飯は全ての人に読んでもらいたいシリーズです
料理の知識や人生哲学など分かりやすく。
また、ドキドキして読めるところやアクションシーンなどが本当にいい。
是非、新社会人や学生に読んでもらいたいです。

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2024年11月24日

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ネタバレ

相変わらずサクサクと読みやすいシリーズ10作目。今回登場した料理の中では、大阪のイカ焼きが気になりました。

そもそも大阪のイカ焼き自体を知らなかったので、どんな食べ物なのだろうと興味深々。本作を読んでるとき偶然大阪にいたので、早速食べに行っちゃいました。イカ焼きはビールのつまみやおやつ向きの料理でしょうか。東京では食べられるところがほとんどないのが残念。

お話の方はというと、今回はトクリュウや弱者男性などが取り上げられています。どちらにも共通しているのは「志のなさ」で、それが故に社会的弱者を利用した犯罪に走ったり、将来に希望が持てずに居場所がないと感じたりするのかな?

薫平と芯太は柳刃と火野、津久根と出会えたから前向きに変われたように、今問題になっている多くのことは人や社会とのつながりが解決のとっかかりになるのかも。これは本作の直前に読んだ「罪の境界」でも考えたことだったので、ちょっと運命めいたものを感じてしまいました。

そして、前作のキャラが登場するのが定番のラストシーン。いつもは「誰だっけ?」と忘れてるのに、ニュー来夢の面々はなんとなく覚えてました。本作の薫平たちが、11作目ではどのような姿で登場するかが楽しみです。

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2024年11月19日

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相変わらずの時事ネタ拾いで面白いんだけど、流石に年齢設定気になってくるな笑
オジキは昭和を社会人として生きてきたとして、、、いや考えるのはやめよう。
長期シリーズものの宿命だな。
10年目おめでとうございます。

薫平の依頼元の編集者も怪しかったな〜。

でも『週刊回春』はないわ笑
どう考えてもエロ雑誌だよ笑

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2024年11月09日

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福澤徹三『侠飯 10 懐ウマ赤羽レトロ編』文春文庫。

ついにシリーズ第10弾。今回も書き下ろし。

今回も柳刃竜一と火野丈治の2人が絶品レシピを振る舞い、痛快無比な活躍を見せる。

昭和から平成、令和と時代が流れるにつれ、犯罪の質が変わって来た。今やトクリュウや闇バイトといった匿名の首謀者が姿を隠しながら、社会的経済的弱者を手足に使い、強盗殺人や特殊詐欺でカネを奪うという凶悪事件を起こしている。そんな時代の移ろいを憂うかのようにストーリーは展開する。


売れないウエブライターの熱川薫平が主人公で、彼はヤクザ関連の記事を書くために元組長が経営する赤羽にある1泊1,500円の昭和レトロな古民家ゲストハウスに連泊することになった。

薫平はやはりゲストハウスに泊まる関西出身のルミとゲームオタクでバックパッカーの芯太と知り合うそこに現れたヤバそうな柳刃竜一、火野丈治の何時もの2人組が、昭和レトロな絶品料理を作り、薫平たちに振る舞う。

しかし、薫平の取材はなかなか捗らず、イライラしているうちに何者かに拉致される。

本体価格780円
★★★★

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2024年10月20日

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 柳刃さん、火野さん、若者たちの定番な体制に起こるエピソードは期待と安心感で楽しいひと時を約束してくれる。銭湯とコーヒー牛乳くらい定番の組み合わせで、かっぱえびせん的な中毒性がある。
 トクリュー、本で見たかニュースで見たか?ふと困惑するほどタイムリーに目にするキーワード。話の展開も推測してしまう。半グレが生まれ、トクリューに変貌したカラクリをさりげなく教えてくれる。"元暴5年条項"なる言葉は初めてお目にかかりました。
 やることなす事が期待と反比例しても、食事を摂って"美味しい"と感じるなら、決して詰んだ状態ではない。無限の盤上にはそもそも詰みはない。ですよね〜

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2024年10月19日

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オジキと柳刃さんと火野くんの関係が分かって意外!すっごく良かった。相変わらずの時事ネタが入っててニュースが思い浮かんだ。また柳刃さん・火野くんによって若者達が救われた。無限の盤上にはそもそも詰みはない。柳刃さんの言葉に相変わらず痺れた!

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2025年09月24日

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侠飯10作目。
売れないライターの熱川薫平はヤクザ絡みの記事を書くために元ヤクザの組長が経営するゲストハウスを訪れる。何とか元組長の津久根からネタを引き出そうとする薫平だが上手くいかない。そこへ柳刃と火野が現れる。

半グレとか闇バイトとか前作となんとなくネタかぶってないか…?と思ったけど、毎回同じようなネタでも楽しめてしまうこのシリーズが大好きです。
ギンビスのアスパラビスケットにマヨネーズマスタードのディップソースをつけて食べるというのが想像できなすぎて、合うのか…??ちょっとやってみたい。
ピンチに柳刃と火野が駆けつけて悪人をぶちのめしてくれる展開はお約束なんだけどやっぱりかっこよくてスカッとする。最後に前回の歌舞伎町のニュー来夢の面々が出てきてニッコリ。
「懸情流水、受恩刻石」かけた情けは恩を着せたりせずに水に流せ、受けた恩義は一生忘れず石に刻め。いい言葉だなと思った。

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2025年02月13日

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シリーズ第十弾。舞台は赤羽のゲストハウス。ライター志望のフリーター・薫平、キノコ頭の芯太、関西弁のスカジャン娘・ルミがトラブルに巻き込まれ、柳刃と火野が解決する。柳刃と火野が作る料理、今回は昭和のグルメ。

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2024年12月29日

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ネタバレ

今回の主人公は売れないWebライター青年。オーナーが元ヤクザだという噂のゲストハウスに宿泊します。いつ取材を申し込もうかと思っていたら柳刃と火野登場。オーナーのことを「おじき」と呼んで慕うふたりを現役のヤクザだと勘違いする青年。で、柳刃がつくる料理に魅入られる。

ま、毎度のパターンに変わりはないのですが、だからこそ安心して読めます。しかし今回の事件は今まででいちばんハラハラしたような気も。裏社会に柳刃と火野の正体が広まりつつあるとのくだりがあって、そろそろこのシリーズも終焉を迎えそうで寂しい。だけど、人生に詰みはない。

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2024年11月28日

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変わらずサクサク読めて、続きも気になるので早く読み終えてしまいました。もう暴力団には面が割れてるので違うトクリュウをターゲットにしたようですが、読者からしてみたら正体を隠されてる若者たちが怯えてるのが気の毒なので、早く正体をバラしてあげて欲しいと思っちゃう。

途中、主人公が大学生のとき〜と書かれてたのは、間違いよね。

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2024年11月17日

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今回もおもしろい!なんとなく時事問題的なものが入っているところに、池袋ウェストゲートパークシリーズを思い出しました。

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2024年10月20日

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『迷惑かけたり、かけられたりするのが人生じゃねえか。』不寛容さを穿つセリフ。

レッテル貼りは思考停止、見た目や金でしか測れないなどなど、現在の日本社会の課題も浮き彫りにされている。

だからこその任俠道か。

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2024年10月20日

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