あらすじ
任侠×グルメ 怒涛の第六弾!
頬に傷もつあの男が今回、腕を振るうのは小さな食堂。その近くには、引きこもり青年を“社会復帰”させると謳う施設があって……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回は引きこもりの自立支援がテーマ
ストーリーは読みやすく面白く
物語にスッと入り込めたし
サクサク読んで終わった
料理はコンビニ弁当のアレンジやもんじゃ焼きなど目新しいものが多く
こちらも興味深かった
毎回読んできて感じたのは
この物語スパイシー料理の頻度が高い
柳刃さんの好みがそういう設定なのか
はたまた作者の好みなのか?
わからないけど
美味しそうなことは間違いない
Posted by ブクログ
このシリーズ、いつも美味しそう。
お手ごろな材料で、お馴染みの料理にひと手間で、とても美味しそうなものができあがっていて、参考になる。
今回は引きこもりの引き出し屋の話。
それぞれが兄貴の料理と語りで立ち直るいつものパターン。このパターンがとても好き。
Posted by ブクログ
久しぶりの、柳刃さんと火野さん。
特別捜査官なのに、ほぼ料理で世直ししてるような……
美味しいものを食べると、生きる力が湧くのです。
今回は引きこもりのための施設が舞台。
こういう施設の知識が多少なりともあるので、
一ヶ月80万円もかかるなんて、そりゃ眉唾だっていうことはわたしならわかるけど、
おそらく蓮太郎の父は、息子を放置してきた負い目なんかもあって、この金額でもと納得して、びたみんビレッジに預けることに決めたのだろう。
蓮太郎たちがどんなふうにびたみんビレッジから脱出するのか、
柳刃さんと火野さんペアが、どんなふうに活躍するのか、
結末が気になって、今回も一気読みしてしまいました。
料理のことになると、ぶっきらぼうな饒舌になる柳刃さんを、なんだか可愛く感じるのはわたしだけかしらん。
柳刃さんのコンビニ飯を絶品料理に変える“ちょい足し”料理、私も、作ってみたくなりました。
Posted by ブクログ
すっかりおなじみ、侠飯(おとこめし)シリーズ第6弾。
風見蓮太郎(かざみ れんたろう)27歳は、製薬会社重役の父と二人暮らしだが、独善的な父と対立し、目指す“司法試験予備試験”にもなかなか受からず、ゲームにはまりこんで引き篭りになってしまった。
そこへ、自立支援施設の職員と名乗る男たちがやってきて、父の意向で施設に入ってもらうことになった、と連れ出される。
この本を読み始めたタイミングで「引き出し業者」の事件をヤフーニュースで見て、初めてその名を知った。
何とタイムリー!
今回も、悩める青少年の味方(本業はそこじゃないけど)、柳刃さんと火野さんが料理をふるまってくれる。
近所にはコンビニしかないので、コンビニ飯のアレンジが今回のテーマだ。
主人公たちと目線の近い火野さんの、話の聞き出し方が絶妙。
そこへぼそっと、柳刃さんの渋い人生論が入る。
息ぴったり。
今回、柳刃さんの「ひきこもり」に対する考え方にはちょっと驚いたが、なるほど。
そして、最後は二組の親子の問題でもあった。
親の心子知らず、蓮太郎親子のケースは、子の心親知らずなところもあった。
「炎のちょい足し篇」という副題がついているけれど、別の本だったら、エピソード⑧の「涙の親子丼」がサブタイになったかもしれない。
お約束で、前作の主人公の名前がちょっと出るサービスも健在。
プロローグ――ひきこもりと引きだし業者
①ちょい足しとアレンジで絶品コンビニ飯
②自家製タレと焼き方が秘訣。本格焼肉
③ジャンクな食材が大ごちそうに。手作りもんじゃ
④鍋とリゾットで二度美味しい。熱々ポトフ
⑤鯨ベーコンと貝柱とヅケマグロ。簡単海鮮づくし
⑥ステーキと本場のサルサが決め手。激旨タコス
⑦富士宮に横手に日田。ビールが止まらぬ名物焼きそば
⑧父と子の心をほぐす、この一膳。涙の親子丼
エピローグ――弱きを助け、強きをくじく。任侠の道に挫折なし
―――――――――――――
次回作に名前が挙がる時は、蓮太郎は弁護士になっているかなあ~?
Posted by ブクログ
父親と折り合いが悪く、弁護士になるべく司法試験に臨むが3年で挫折した蓮太郎は引き篭もってゲーム三昧の日々を3年間過ごしていた。ある日突然、2人の男が乱入し自立支援施設に送り込まれてしまう。そこはいかにも怪しい施設で、とんでもなく劣悪な環境だった。唯一許された外出は1日のコンビニへの食事の買い出しのみ。その途中には人相の悪い2人の男が営むヤカラ食堂があって…。施設に放り込んだ父親をますます恨む蓮太郎だが、読む側は、その父親に何かありそうだと気付くのはお約束。今回は主にコンビニ食材を使って、ちょっと一手間加えて絶品料理に変身させていく。そういえば家で親子丼って作った事なかったなぁ…。
Posted by ブクログ
2020年出版。シリーズ第6作。今回は引きこもり更生施設が主な舞台。コンビニメシ、或いは食材に「ちょい足し」して再調理しバカ美味にしちゃう、と云う方向。面白さは毎度の通りなのだが、更生施設に軟禁されて精神的にも苛烈な暴力に会い続けるのは、さすがに読むに耐えず、ななめ読みしたが...。解決時の大団円を強調する為に、どん底が細かに描かれるのは本作に全く限らないのだが。年齢と共に、「もうイイよ...」と思うようになって来た。かと言って、低刺激過ぎると退屈だし、難しいなぁ。
Posted by ブクログ
侠飯6 炎のちょい足し篇
著者:福澤 徹三
シリーズ累計30万部突破! 今回も、侠客の飯は熱くて旨い!!
ひきこもりで毎日ゲーム三昧の風見蓮太郎、27歳。ある日、蓮太郎は父の意向で自立支援施設に無理やり入所させられます。施設の生活は退屈で、三度の食事はコンビニばかり。そんなとき、近所の食堂に現れたのは、頬に傷持つあの男! 男は蓮太郎たち寮生に絶品料理をふるまうのだが、そこに隠された思惑とは⁉
ストーリー展開の面白さはもちろん、コンビニ食材を活用したメニューや、ひと手間で劇的に旨くなるコツなど、マネしたくなる料理テクニックも魅力のシリーズです。
シリーズお馴染みの柳刃と火野の名コンビが、今回も人生の本質を説きながら、魅力的な料理を通じて人々を導いていく姿が描かれています。特に今回は、コンビニ食材を活用したメニューや、ちょっとした「ちょい足し」で劇的に美味しくなる料理テクニックが紹介されていて、すぐに試したくなるものばかりです。ストーリーの展開も安定しており、最後には悪を断つ必勝パターンがしっかりと決まっているので、安心して楽しめる作品となっています。今回も柳刃と火野が頼れる存在であることに変わりはなく、読後は心地よい満足感に包まれます。
Posted by ブクログ
引きこもりの自立支援施設が舞台。
いつもの二人は施設の近所で定食屋をやっている。
しかし施設の入居者が訪れると日替わり定食はいつも売り切れ、柳刃が特別レシピでおいしい料理を300円で提供する。
まあいつもの通り、これは情報収集の手段なのだろう。
今回のレシピで自分でつくれそうなのはポトフかな。
電子レンジを利用した時短方法を参考にして作ってみよう。
Posted by ブクログ
今回も美味しい簡単メニューが多彩でした。柳刃さんと出会ったばかりの頃はストーリーの方に気を取られていましたが、このところは料理のレシピを読みたくなっているのに気づいた。今回は、自宅での食事が増えてきた昨今、コンビニ食を題材にされたのが率直に手に取る要因だった。
スーパーの食材コーナーでは明らかにインスタント麺、パックのご飯が多くの陳列棚を占領しているのを予見したかの調理テクニックを取り入れたセンスには脱帽です。早速パックご飯を美味しくいただきました。
また、美味しい捜査との新たな出会いを楽しみにしています。
Posted by ブクログ
柳刃さんも、火野さんも本当に相変わらずで、料理もさることながら、この二人の登場だけで癒やされる自分がいます。今回はまたヤル気のない困った人が主人公。施設も施設だけど、本人達もどうなの?と思ってしまう面々。杏奈ちゃんが良い清涼剤でした。柳刃さんと火野さんの正体も正式に明かされ、なんだかスッキリ。最後に前作からのリンクもあり…その後を知れるのは嬉しい限り。続編を待ちます♪
Posted by ブクログ
お馴染みシリーズ第6弾。
いつもクライマックスでは涙がホロリと来てしまうな。今回もグッとくるラストだった。
料理もいつも通り美味しそうだけど、今回はコンビニで買えるものがメインだからいつも以上に簡単そう。試してみたい。
前作の和斗と葉月のその後も知れて良かった。
続編も楽しみ!
Posted by ブクログ
侠飯、6作目。
毎度おなじみの展開ながら、今回は悪徳引きこもり支援施設の施設長が胸糞すぎて、はやくはやく柳刃さん助けに来てよーー!と思いながら読んでいた。ので、ラストの爽快感はシリーズいちでした。火野さんがシリーズ追うごとにただの気のいい兄ちゃんになって行ってるような気がする。
炎のチョイ足し篇ってことで、コンビニ飯をチョイ足しで美味しくしたり、これならできそうと思えるようなレシピが紹介されていて、毎度のことながらお腹が減ってきます。手作りの焼き肉のたれは今度やってみたい。
お手軽に読めて、美味しい料理と人情話に心が満たされるお気に入りのシリーズです。(それにしても最近の文庫がそうなのか、このシリーズだけなのか、文字がでかいなぁ)次回も楽しみ。
Posted by ブクログ
第6作から読んでますという人はいないですよね? 皆さん、一見ヤクザコンビの正体をご存じですよね?
もうとにかく柳刃さんの料理さえあれば、どこが舞台であろうがかまいません状態になっている私です(笑)。化学調味料アレルギーの家族を持つ身としては、ジャンクフードに走りすぎないでいてくれるとありがたい。柳刃さんの場合、ジャンクフードを使いつつもそれに頼りすぎない料理だから嬉しい。
舞台はどこでもいいと言ったものの、自立支援とは名ばかりのぼったくり施設に腹が立ち、最後は柳刃と火野が颯爽と現れるシーンを心待ちにしていました。
レシピ本の出版、まだですか。
Posted by ブクログ
生き方にチョットしくじってしまい、所謂底辺的な環境下でもがく若い男性。そんな主人公の目の前に現れる見た目はヤクザな料理人。その料理人が作り出す数々の絶品メニューに、望みを失いかけていた主人公が活路を見出す。そして大団円な結末。
設定も展開も登場人物も結末も、読者はバッチリ分かりきっているのに楽しめる。そんなシリーズも早6作目。
今回の主人公は、引きこもりニートでゲーム三昧な27歳が、自立支援施設に入れられるという設定。そして料理人、柳刃に課せられたのは、素材のベースがコンビニで売っている惣菜からのアレンジ。
このシリーズは、ストーリーよりも、柳刃が生み出す涎モンの料理だ。正に腹が減っては戦はできぬ。
ランチを食べ終わってから読み出したのにお腹がグーグー鳴りまくり。
このシリーズ、巻を重ねるごとに作品のページボリュームが少なくなってきてるのがちと残念。
Posted by ブクログ
シリーズ第6弾
司法浪人の末引きこもりになり無理矢理自立支援施設に入れられる。自立支援施設とは名ばかりのブラック会社で最低限の生活に追い詰められていく。
今回心を救う料理はコンビニちょい足し。
お金をかけずに少し手間をかける料理は今回も試したいものたくさん。
安定の水戸黄門スタイルだと分かっているのに面白い。
そしてまた次も読みたいと思えるからやっぱり凄い。
Posted by ブクログ
引きこもりの自立支援の施設の話。今回は施設の中が壮絶過ぎてイメージしてみたら本当にこんな施設がありそうで震えた。最後はやはり爽快!格好良いな、柳刃さん、火野さん!今回はエピローグで出て来たペンションの人達はサラッとでした。
Posted by ブクログ
同シリーズでは珍しく、今回は料理よりストーリーに引き込まれた!いつもは読後に美味しそうな料理の数々のことしか覚えていないのに、今回はもんじゃが出てたっけな〜???くらいの曖昧さになるくらい、個人的にはすごく面白いストーリーだった。どうなるんだろー?ってハラハラした。
ただ、弁護士を目指している主人公のわりに立ち回りが全体的に「頭悪すぎない!?」と思ってしまった。そこで弁護士の知識は役立たないの!?と思うような場面もあって、じゃあなんでその設定だったんだ…って。でもちょっと引っかかる程度で全体的には楽しかった。
Posted by ブクログ
今回の舞台は自立支援施設。いつものテイストで楽しめるが、マンネリ感もあり、後日談がもう少しほしかった。最期のキッチンカーは以前に登場した人だろうか。
Posted by ブクログ
シリーズ6弾。
貧困ビジネスに搾取されるひきこもり少年たちを襲う悪手。
自立支援施設と称される寮での生活は軟禁生活。
近所のヤカラ食堂に現れるはあの二人。
頬に刃傷を持ち、小指が飛んだあの男とその舎弟。
本作も実に美味しそうなレシピと共に味わいました。
Posted by ブクログ
今回も任俠道まっしぐら!
シリーズ第6弾の舞台は自立支援施設。
入所するのもハードルが高く辛いのに、この施設が真っ黒!
シリーズの流れを知っているだけあって、印籠がいつ炸裂するのかワクワクしながら読んだ。
Posted by ブクログ
簡単にできそうな料理もある
焼きおにぎりにたまごの黄身を落とすとか美味しそう。
最後は久しぶりに迫力があったかな・・・
とはいえおまけだけれど。
Posted by ブクログ
引きこもり支援を名目に非道を尽くす悪辣漢を成敗する任侠のお話。
引きこもりの人は身の回りにもいて、そういう悩む親や子を騙すような業者は許せない。
ヤカラ食堂を陣取ってタダ飯を振る舞うのはあやしい。。ひたすら怪しい。
Posted by ブクログ
シリーズ第六作。今回の舞台は、ひきこもりに対応する自立支援施設。その施設がブラックというより犯罪レベル。登場する料理は、焼肉、もんじゃ、ポトフ、タコス、焼きそば、親子丼。これは美味そうというのが無かった。
Posted by ブクログ
ひきこもりで毎日ゲーム三昧の風見蓮太郎、27歳。
ある日、蓮太郎は父の意向で自立支援施設に無理やり入所させられる。
施設の生活は退屈で、三度の食事はコンビニばかり。
そんなとき近所の食堂に現れたのは、頬に傷持つあの男。
男は蓮太郎たち寮生に絶品料理をふるまうが、そこに隠された思惑とは。
**************************************
今回もサクサクと読めた。
でも今回は、料理と問題とされる自立支援施設の内容を無理やりくっつけたみたいな。
メインの2人組も、料理人としては登場するけど、本業で活躍するのは、最後のほんのちょっと。
これは前回もそうやった。
読みやすくて、ほっこりもする。
問題となっている内容も面白い。
でも、ちょっと物足りなかった。
ただ、前回出てた人達が今回にも登場してたり、最初はダメダメやった子が頑張って生きていく姿は、応援したくなるので、登場人物の人柄は最高やなと思った。
Posted by ブクログ
今回は、引きこもりニートが主人公。
コンビニで買えるお惣菜にちょい足しただけのお料理なので、家でもできそう。
最後の親子愛には、感動してしまった。
Posted by ブクログ
侠飯シリーズ 第6弾
書き下ろし。
プロローグ ひきこもりと引きだし業者
➀ちょい足しとアレンジで絶品コンビニ飯
②自家製タレと焼きかたが秘訣。本格焼肉
③ジャンクな食材が大ごちそうに。手作りもんじゃ
④鍋とリゾットで二度美味しい。熱々ポトフ
⑤鯨ベーコンと貝柱とヅケマグロ。簡単海鮮づくし
⑥ステーキと本場のサルサが決め手。激旨タコス
⑦富士宮に横手に日田。ビールが止まらぬ名物焼きそば
⑧父と子の心をほぐす、この一膳。涙の親子丼
エピローグ 弱気を助け、強きをくじく。仁侠の道に挫折なし
司法試験に失敗し、ゲーム中毒になり、引きこもりになった蓮太郎は、悪徳引き出し業者によって連れ出される。
他の寮生とともに、食事の買い出しの途中に現れたヤカラ食堂に立ち寄った蓮太郎たちは、コンビニ飯の素晴らしい味と、柳刃と火野の指南に影響を受ける。
寮での生活は悲惨を究め、窮地に陥いるが、徐々に捜査のメスが。
事件は巨大な汚職事件へと発展していく。
いつもながら警察小説20%、料理80%。
もう少し目新しいネタが欲しいところ。