福澤徹三のレビュー一覧

  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    お馴染みシリーズ第6弾。
    いつもクライマックスでは涙がホロリと来てしまうな。今回もグッとくるラストだった。
    料理もいつも通り美味しそうだけど、今回はコンビニで買えるものがメインだからいつも以上に簡単そう。試してみたい。

    前作の和斗と葉月のその後も知れて良かった。

    続編も楽しみ!

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    2020年12月05日
  • 侠飯5 嵐のペンション篇

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    「侠飯」シリーズ、ほんと好きだー。
    まず料理が美味しそうだし、自分でも作れそうな気がしてくる。ていうか実際に何品か作ったりもした。
    そして話の内容も面白い。今回は舞台は奥多摩のペンション。近くで時効間近の未解決銀行強盗事件があったという曰く付きの場所で、登場人物はクセのありそうなオーナーと宿泊客たち。ちょっとサスペンスの趣もあった。文体が読みやすいこともあり、サクサク読めた。
    基本的にみんな素直な良い人だし、柳刃さんの含蓄ある言葉にはハッとさせられる。
    読んでスッキリ、ハッピーな気持ちになれるシリーズです。

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    2020年11月07日
  • 侠飯4 魅惑の立ち呑み篇【電子特典 コミック収録版】

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    ネタバレ

    今回もとても美味しそうだった。手軽に用意は出来るけど手間ひまかかるので、私には頑張りが必要かもしれない笑 政治の世界も、警察の世界もガラが悪い…。泳ぎ切るのも大変そうです。一度離脱して良かったんじゃないだろうか…。複雑な人間関係を経て少し距離を詰められた二人が微笑ましかったです。今回も前巻の3人がちらっと出てきてニマニマ。ということは、今回の二人のその後は、また次の巻で垣間見えるのでしょうか。楽しみ。

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    2020年09月23日
  • 怖の日常

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    ネタバレ

    人間は思っているよりずっと頻繁に怪異に出会っている。あなたがその恐ろしい体験をしなかったのはただの偶然で、怪異はいつでもあなたが来るのを待っている。もしかしたら、気づいていないだけで、もう怪異に取り込まれているかもしれない。




    こちらは、前日のホラー小説と違い62話からなる、怪談実話集。非常に恐ろしいものから、不気味なもの、不思議なものまで話は多岐に渡り読んでいて飽きなかった。中でもおすすめは「古本」「非常に悪い出品者」「応接室」「戻ってきた携帯」「見知らぬ駅」「地下倉庫」「赤い紙」「古本」は体験者が古本屋で購入してきた本に前の持ち主の痕跡(髪の毛の混入など)が残っておりそれだけで気分が

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    2020年09月22日
  • 廃屋の幽霊<新装版>

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    不自由や不満がないわけではないが、確かに彼らは日常を送っていたはずだったのに……。 あるふとした出来事をきっかけに彼らの日常は非日常に侵食され始めた。一度日常から離れてしまったが最後、もはや元に戻る道などない。夢と現実を行き来して、恐怖を体感する。この作者の本を読むのはこれで二冊目。前作の感想でものべたが、わっと驚かせる文体ではなく、じわじわと恐怖を与えてくる。まさに、怪談といった感じ。 ただ、前作と違いオチが「なん、だと(恐怖を伴う)」と、なる展開が多かった。この作者の話は好きだなぁ。

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    2020年09月22日
  • 再生ボタン

    購入済み

    初めて読む作家さん。幻冬舎のフェアをやっていたのでたまたま見つけて購入。
    中にはあまりぱっとしない作品もあったが、全体的にはなかなか面白かった。
    とくに「幻日」は秀逸。さすがにデビュー作だけのことはある。阿刀田高の作品
    や「笑うせーるすまん」にも似たような話があって、読んでいるうちに次の
    展開が見えてくるが、それでもストーリーに引き込まれてしまう。「骨」も
    よかった。こんな話は実際にありそうで怖い。福澤さんはいろいろな職業を
    転々としてきた人らしいが、そうした過去の苦労や体験が物語に色を添え、
    引き立たせているような気がする。

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    2020年09月18日
  • 侠飯4 魅惑の立ち呑み篇【電子特典 コミック収録版】

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    就活生、ブラック企業のサラリーマン、ヤクザ見習い、ときて今回の水先案内人は国会議員秘書。毎回毎回、料理というメインテーマはブレずに持ちながらジャンルの違う小説世界に溶け込ませるのはすごいなぁと感心。今回も政治小説としての体裁がしっかりできているように感じた。
    ただ個人的にはドラマの盛り上がりは前作の方が良かったかな。今回は柳刃さん達が裏方に徹しすぎて、後半まであまり活躍がなかった気がした。
    ただ毎度お馴染みプロローグの、前作の登場人物のゲスト出演は今回の方が良かった。なんだかほっこりした。

    そして料理。今回のは特に作ってみたくなったな。簡単そうだったし。

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    2020年09月14日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    うー今回も良かった…!エンタメとして読み応えがあったし最後グッときた。
    柳刃さんは本当にカッコいいなぁー。火野さんもどんどん良いキャラになるし。相変わらず涙脆い。
    面白かった。

    今回も前作の登場人物達がちょっとだけゲスト出演。こういうの連作もの読んでて嬉しいサービスですね。

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    2020年09月06日
  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

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    一作目が就活に苦戦するFラン学生の話なら、こちらはリストラ間際の若手サラリーマンの話。
    世代や環境が近い分、一作目より柳刃さんの言葉が一層響いた。
    料理小説だけど、お仕事小説でもある。

    一作目よりもアクション多めだしストーリー仕立てになっているので、よりエンタメが増した感じ。面白かったです。

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    2020年08月28日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    ネタバレ

    半グレがヤクザを地上げするという、なかなかの設定でした。怖いものなし。この世界の人たちの話は物語で読むととても魅力的。卓磨のグズグズっぷりに途中「長いな」とは思いましたが、その間も柳刃さんの美味しそうな節約レシピに癒されながら読めました。前作の登場人物がちらっと出てくるのも良い。続編も読みたいです。

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    2020年08月27日
  • 侠飯(1)

    購入済み

    特殊シチュ グルメのはしり?

    かなあと思っています。
    どうみてもヤクザの男を部屋にかくまってしまい、
    たびたび食事をふるまわれることになる。
    「かくまっている」ために、ありあわせの材料で作ることになるのですが、これが工夫が効いていて面白い。

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    2020年08月22日
  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    侠飯、6作目。
    毎度おなじみの展開ながら、今回は悪徳引きこもり支援施設の施設長が胸糞すぎて、はやくはやく柳刃さん助けに来てよーー!と思いながら読んでいた。ので、ラストの爽快感はシリーズいちでした。火野さんがシリーズ追うごとにただの気のいい兄ちゃんになって行ってるような気がする。
    炎のチョイ足し篇ってことで、コンビニ飯をチョイ足しで美味しくしたり、これならできそうと思えるようなレシピが紹介されていて、毎度のことながらお腹が減ってきます。手作りの焼き肉のたれは今度やってみたい。
    お手軽に読めて、美味しい料理と人情話に心が満たされるお気に入りのシリーズです。(それにしても最近の文庫がそうなのか、この

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    2020年08月04日
  • 侠飯(4)

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    ネタバレ

    ポリスメンいいよね。毎回、ドキドキハラハラさせてくれます。毎回、ささっと料理していくのが笑える…!ポリスメン流冷やしレモン蕎麦おいしそうです!

    今回も柳刃の心に刺さる名言が。
    料理は再現できるが人生は後戻りできない…ほんとにそう。
    流行り廃りを気にせずいつの時代も変わらないものを身につけろって、893とは思えない深いアドバイスです。
    心の安定を得たいなら自分が成長すること…だそうです。自分が変わるしかない、自分の限界を決めてしまうのはいつも自分だから。
    自分を振り返って、柳刃の言うとおりだと思いました。
    諦めずに意志を持って前向きに生きることはとても大切ですね。
    良太がアイドルイベントスタッ

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    2020年07月17日
  • 侠飯(3)

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    ネタバレ

    心に響く柳刃の言葉の数々。
    食った事もない料理を自分で作れるか、は確かにそう。あと失敗を恐れていたら無難な事しか思いつかないとか、自己は分析するものじゃない、自己は自分で作るものだとか、ひとつひとつ心に留めておきたいです!!

    相変わらず就活で四苦八苦している良太と、春菜ちゃん。夏休み半分過ぎていてエンジョイすることもできずに焦ったり、でも柳刃が美味しい沖縄料理作ってくれて完全に洋介に勝ってるね。
    焼きそば、ポーク玉子作り方見習いたいです。

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    2020年07月17日
  • 侠飯(2)

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    ネタバレ

    就職戦線真っ只中にいるのに、相変わらず危機感ゼロなダメダメ良太~!
    なんか簡単で美味しいレシピ…とSNSで探してたところ、ふと侠飯思い出して。
    塩豚丼とかお昼にピッタリ。
    柳刃レシピはシンプルでスタミナたっぷりで、インスタ映えはないけど実用的ですよね。
    そして、柳刃語録はどれも心に刺さるものばかりです。
    11時間かけて良太が書き上げたエントリーシートに対して、かかった時間ではなく密度が大事であり、短時間でも集中すれば充実するし何時間かけてもぼんやりすれば手抜きになると手厳しいお言葉。
    インスタ映えについても、いいね!は社交辞令、誰もお前の私生活なんかに興味は無いし内輪で褒め合っても何の進歩もな

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    2020年07月17日
  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

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    今回もとっても美味しそうで素晴らしかった。前回のような料理の豆知識はなく、レシピ中心だったのが少しだけ残念だったけれど、それでもやっぱり好きだなと思う一冊。

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    2020年06月25日
  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    第6作から読んでますという人はいないですよね? 皆さん、一見ヤクザコンビの正体をご存じですよね?

    もうとにかく柳刃さんの料理さえあれば、どこが舞台であろうがかまいません状態になっている私です(笑)。化学調味料アレルギーの家族を持つ身としては、ジャンクフードに走りすぎないでいてくれるとありがたい。柳刃さんの場合、ジャンクフードを使いつつもそれに頼りすぎない料理だから嬉しい。

    舞台はどこでもいいと言ったものの、自立支援とは名ばかりのぼったくり施設に腹が立ち、最後は柳刃と火野が颯爽と現れるシーンを心待ちにしていました。

    レシピ本の出版、まだですか。

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    2020年06月22日
  • 怪談実話コンテスト傑作選 お不動さん

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     気になる作家さんが居るとき、なるべく第1作目を読むようにしている。可能ならば、書かれた順に読みたい派だ。

     そんなわけで、最近気になっている郷内心瞳さんのデビュー作が収録されているこちらを手に取る。
     そうか。デビュー前から拝み屋としてのスタンスを出しつつ怪談書いてたのか。と驚いた。それから最初から構成力とか文体がずば抜けている。
     どうして書き始めたんだろう。供養という意味合いもあるだろうけれど、これでもかというくらい構成を練ったり、余計なものをそぎ落とすような文体は、書いてみた、だけでは収まらない気がする。それはいつか語られるのだろうか。

     それから、文末のコンテスト講評を見ると、表

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    2020年06月21日
  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    生き方にチョットしくじってしまい、所謂底辺的な環境下でもがく若い男性。そんな主人公の目の前に現れる見た目はヤクザな料理人。その料理人が作り出す数々の絶品メニューに、望みを失いかけていた主人公が活路を見出す。そして大団円な結末。
    設定も展開も登場人物も結末も、読者はバッチリ分かりきっているのに楽しめる。そんなシリーズも早6作目。
    今回の主人公は、引きこもりニートでゲーム三昧な27歳が、自立支援施設に入れられるという設定。そして料理人、柳刃に課せられたのは、素材のベースがコンビニで売っている惣菜からのアレンジ。
    このシリーズは、ストーリーよりも、柳刃が生み出す涎モンの料理だ。正に腹が減っては戦はで

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    2020年06月06日
  • 侠飯(1)

    購入済み

    ありそうでなかった?

    任侠ものとグルメの奇跡の融合です。

    任侠ものは血生臭すぎると苦手。
    グルメはストーリー展開が派手なものが少ないので飽きてしまう。
    そんな自分にとっては程よい調和具合であっという間に読んでしまいました。

    コメディ調なのにやくざの恐さはしっかり残っていて
    美味しいものを一生懸命作る姿とのギャップが面白いです。
    レシピも難しすぎず、初心者でも真似できそうなお手軽かつ美味しいものという印象です。
    自粛期間中の今、出会えてよかったです。

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    2020年06月04日