福澤徹三のレビュー一覧
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おとこ飯シリーズ、第7弾。
おなじみ、頬に傷ある、柳刃竜一(やなぎば りゅういち)と火野丈治(ひの じょうじ)のコンビは今まで、数々の悩める青年の人生を救ってきた。
もっとも、それが仕事ではないけれど。
就活生、新入社員、実家が斜陽のやくざの若者、議員秘書、大学は出たけれど・・・のフリーター、司法試験に挫折した引きこもり・・・
今回は満を持しての、新米刑事の登場。
乾正悟(いぬい しょうご)27歳は、交番勤務などを経て去年の秋、念願の刑事となって組織犯罪対策課に配属されたが、芸能人の麻薬使用疑惑の張り込みに失敗してしまった。
そこへ、本庁から「組対で一番若い奴をよこしてくれ」との応援要請 -
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ネタバレ彼女と同棲していたU。平和に暮らしていたが、徐々に険悪な雰囲気になってきた。そして、ある日大喧嘩をしてしまい、勢いのまま彼女が家を飛び出してしまった。なかなか帰らない彼女を心配しつつ、家で待っていると、憔悴した様子の彼女が帰ってきた。
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実話怪談本。この作者さんの実話怪談は何冊目だろう。さっくり簡潔に読める長さの怖くて不可解な話が40編。 怖いよりは不思議、という話もあり、恐怖度はまちまちだが、これが誰かの日常の中で起ったかと思うと鳥肌が立つ。私は体験したくないとゾッとした。
そんな中でも特別に怖いと感じた話は、「失踪」、「霊安室」、「S霊園」。 「失踪」はフリーターであるUという人物 -
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ネタバレ怪談を蒐集する際、怪談社を任されている糸柳と上間は現地に行って取材をするのだ。徒労に終わる事もあるが、現地に行って取材をした分関連した話を収穫できる事が多いらしい。本書は、それぞれが同じ色を帯びた話を集めた怪談実話集である。
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実話怪談集。今までずっとホラー小説ばかりを読んでいたのでとっても久しぶり。こちらの本は、ただ怪談を集めただけではなくその怪談を聞くに至ったプロセスも一緒に書いてあり、新鮮だった。どうした理由でという前後があるおかけでより一層、リアリティがあった。(実話怪談なのでリアリティという言葉はやや不適切か?)オチがきっちりつくホラー小説と違って、結論が曖昧模糊としているがそ -
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ネタバレ人間は思っているよりずっと頻繁に怪異に出会っている。あなたがその恐ろしい体験をしなかったのはただの偶然で、怪異はいつでもあなたが来るのを待っている。もしかしたら、気づいていないだけで、もう怪異に取り込まれているかもしれない。
こちらは、前日のホラー小説と違い62話からなる、怪談実話集。非常に恐ろしいものから、不気味なもの、不思議なものまで話は多岐に渡り読んでいて飽きなかった。中でもおすすめは「古本」「非常に悪い出品者」「応接室」「戻ってきた携帯」「見知らぬ駅」「地下倉庫」「赤い紙」「古本」は体験者が古本屋で購入してきた本に前の持ち主の痕跡(髪の毛の混入など)が残っておりそれだけで気分が -
購入済み
初めて読む作家さん。幻冬舎のフェアをやっていたのでたまたま見つけて購入。
中にはあまりぱっとしない作品もあったが、全体的にはなかなか面白かった。
とくに「幻日」は秀逸。さすがにデビュー作だけのことはある。阿刀田高の作品
や「笑うせーるすまん」にも似たような話があって、読んでいるうちに次の
展開が見えてくるが、それでもストーリーに引き込まれてしまう。「骨」も
よかった。こんな話は実際にありそうで怖い。福澤さんはいろいろな職業を
転々としてきた人らしいが、そうした過去の苦労や体験が物語に色を添え、
引き立たせているような気がする。 -
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就活生、ブラック企業のサラリーマン、ヤクザ見習い、ときて今回の水先案内人は国会議員秘書。毎回毎回、料理というメインテーマはブレずに持ちながらジャンルの違う小説世界に溶け込ませるのはすごいなぁと感心。今回も政治小説としての体裁がしっかりできているように感じた。
ただ個人的にはドラマの盛り上がりは前作の方が良かったかな。今回は柳刃さん達が裏方に徹しすぎて、後半まであまり活躍がなかった気がした。
ただ毎度お馴染みプロローグの、前作の登場人物のゲスト出演は今回の方が良かった。なんだかほっこりした。
そして料理。今回のは特に作ってみたくなったな。簡単そうだったし。