福澤徹三のレビュー一覧
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無料版購入済み
絵があると料理の様子が
原作を読んでとても面白かったので、コミック版もあることに気づき読んでみた。絵があると料理の様子が実によく分かる。原作の雰囲気をよく伝えているコミカライズ版である。もっとも子分の火野の雰囲気は原作を読んだときと異なっていたが。
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購入済み
第一作目
出した本や映画が思いがけずヒットしたので、次々と続編を世に出しシリーズ化する というマーケッティング手法はたくさん類例があるが、本作もその例の一つである。またこのようにシリーズ化したものの大半は第一作目が一番面白い という傾向があるが本作もその傾向通りの作品である。サスペンスものとして読んでも結構意表を突く展開があるし、グルメモノ料理ものとしてもそこそこ高水準である。
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Posted by ブクログ
警視庁特務部捜査官の柳刃竜一と火野丈治が潜入捜査のかたわら料理の腕を奮い、行き詰まった若者のリスタートを援けるヒューマン × グルメ小説。シリーズ8作目。
なお、主人公は人生に行き詰まった若者(男性)で、物語は彼の視点から描かれる。
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今回の主人公は底辺ユーチューバーの葉室浩司。
浩司は三流大学を出てなんとか就職はできたものの、コロナ禍を理由に退職勧告を受けて失職。
多くない貯金を取り崩しながらユーチューバーに活路を見いだそうとしているが、全く鳴かず飛ばずの状態だ。
そんな葉室が思いがけす出会った相手は、コワモテながらかなりの料理の腕を持ついかつい男たち -
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Posted by ブクログ
表紙が怖すぎる。
でもカバーするのはもったいない。
みんなに、見せたいから笑
『文化住宅』『不審者』『O山』『居心地の悪い部屋』『黒いナースコール』『濡れたシャツ』『デスクの下』『電柱』『佇むひと』『Oさんがいるアパート』『死にたくなる部屋』が良かったです。
『電柱』は都市伝説ぽさもあって、こっちに戻る戻れないはなしはやっぱり面白いです。
『Oさんがいるアパート』も糸柳さんが実際体験してはるから余計リアリティー感じて怖さと興味深さと強いです!Oさんがだんだんはなしがおかしくなるとか異世界に入り込みそうで、怖すぎます。
そして福澤徹三作家の文体は相変わらずめちゃくちゃ好きです~!!
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Posted by ブクログ
ネタバレヘタレな主役キャラが柳刃&火野コンビにどやされながら成長。その過程で身近な食材を使った、柳刃のこだわりレシピが登場という、もう毎度おなじみの展開。
それでも、7作目にもなるのに飽きないから不思議。毎回違うシチュエーションだったり、出てくる料理がバリエーションに富んでいるなど、何かしら今までと違うところがあるからかな?
今回の内容は潜入捜査だったので、ヘタレな正悟がミスしないかとか、出てくる人物それぞれが敵なのか味方なのかといったスリリングなところが特にいい感じ。
そしてエピローグで前作の登場人物らしき人達が出てくるけど、ブランクありすぎてどんな人物だったか思い出せなくて、前作を引っ張り出 -