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任侠×グルメ×ミステリー第五弾!
24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。宿泊客の今宮葉月は未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。はたして事件は解決できるのか? こんどは何が食えるのか? 文庫書き下ろし人気シリーズ第5作!
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五巻目ともなると、話の展開がある程度読めてくるのですが、それでも面白い。
たぶん、設定と話の進め方、細部表現、そして料理、三つの整合が絶妙なんだと思います。
出てくる料理は、ときどき作ります。ぜひ続編継続をお願いします。
Posted by ブクログ
シリーズ5作目。嬉しい、読みやすい!
柳刃さんと火野さんの正体は分かっているので、2巻目以降は謎がひとつ減るが、今回は一番、一作目の雰囲気に近い気がする。
今回は奥多摩にある、流行らないペンションが舞台。
大学を出たが正社員の口が無く、アルバイトを転々としてきた湯原和斗(ゆはらかずと)は、三日前から「ペンション・サライ」で住み込みのバイト。
24歳、自分探しの途中である。
同じ屋根の下に柳刃さんたちがいるのが嬉しい。(一作置き?)
料理のアドバイスをしてくれて、ときどき叱ってくれるのもいい(Mか!)
「食べ物を無駄にするな」と何度か言う柳刃さんには「命を大切にしろ、自分を大切にしろ」と言われている気がする。
捜査している事件はバレバレだが、犯人を想像しながら読む楽しさもある。
テンポ良く読めるがすかすか感を感じない。
エピローグに前作のキャラをチョイ出しは定番になったのか、それとも予告編?
柳刃さんの生姜焼きレシピを長い間使っていたが、今回新しいレシピが公開されたので、作ってみようと思います。
また会えますか?
プロローグ―――――ひまなペンションと迷宮入り事件
①焼きかげんひとつでプロの味。塩だけで食す絶品ステーキ
②目玉焼きもトーストもひと手間で激旨。朝食のセオリー
③猛暑と汗と筋肉痛が調味料。人生でいちばん旨いおにぎり
④簡単調理で驚きの美味しさ。真夏の夜の鶏づくし
⑤舌がとろける極上美味。スクランブルエッグと牛すじカレー
⑥スーパーの鰻が専門店の味に。冷酒が旨い、ふっくら蒲焼き
⑦角煮とエビで生ビールがぐいぐい進む、夏のスタミナレシピ
⑧豊潤な味わいが心を癒す。嵐の夜に食す大自然の恵み
エピローグ―――――みんなの笑顔が自分の喜び。料理の道は任侠に通ず
Posted by ブクログ
突然やってきた人相の悪い二人組の男たちが美味い食事を食べさせてくれるシリーズの第5弾です。今回の舞台は奥多摩のペンション。そこに宿泊している客はみんなそれぞれ訳ありのようで…。
主人公は大学を卒業して新卒での就活に失敗し、アルバイトを転々としている二十代の男性。この夏いっぱいは奥多摩のよく言えば自然豊か、悪く言えば辺鄙なところにあるペンションで住み込みのアルバイトをしている。こぢんまりとしたペンションで、客室は五部屋のみ。一号室には彼と同年代のフリーライターの女性、二号室にはグルメブロガーの男性が宿泊している。そこに新たにやってきた客は二人組のヤクザと見紛うような男たち。奇しくも時節は十年前に起きた五億円強奪事件の時効を目前に控えており、主人公の彼は周囲の人々を怪しみだすが、時効直前、事態は大きく動き出す。
今回は全体的に迷宮入り間近の五億円強奪事件を影ながら追いかけて行くような構図でした。相変わらず、下手な料理を出す主人公サイドに我慢できず料理指導をしていく『推定ヤクザ』の二人組がいい味を出しています。
現実の話として考えると、アルバイトとオーナーの二人しかいないところで調理師免許も衛生管理者の資格も持っていないアルバイト一人に全てを任せてペンションを空けるオーナーというのはあり得ないと思うわけですが…主人公のアルバイトくんはアルバイト以上のお仕事をしていたと思いますね…。よくがんばりました。
このシリーズ、中身のストーリーよりもむしろお料理小説として読んでいる側面が大きいです。何せ、作る物や描写が美味しそうなので…。食材から考えるだけじゃなく、どんな料理を食べたいのか、どんな味を自分が欲しているのか、自分の体調や状況と合わせて考えていくのも大切なんだろうなと改めて考えさせられました。我が家にはあまり豊富に調味料がありませんが、あるものでも美味しく食べられる物はたくさんあるので、簡単で、美味しく、身体が喜ぶものを食べていけるようにしたいです。
今作で出てきた中では大根と塩昆布の浅漬けなんかはすぐチャレンジできそうですし、スーパーのパックのうなぎを美味しく食べる方法はためになりました。焼かないスクランブルエッグの作り方は初めて知りましたし、長芋の辛子明太子和えは美味しそうです…。どんなものでも食べ方一つ、食材を無駄にせずに美味しく頂けるようにしたいものです。
最後の種明かしまで含めて安心のシリーズです。また美味しいご飯のレシピが読みたくなったら続きに手を出していくと思います。
Posted by ブクログ
感想
シリーズを重ねれば読み手は柳刃達の正体が分かっているが、作中の人物はいつもヤクザかとオドオドするところから料理の腕に驚き、信じるようになる流れが水戸黄門っぽくて安心する。
犯罪のあるところに柳刃アリだな。
それにしても味覚に厳しい柳刃がタバコ吸っている点だけいつも腑に落ちない。
今回は豚の生姜焼き、牛すじカレー、じゃがバターが美味しそう。
あらすじ
和斗は就職活動に失敗し、奥多摩のペンションサライに住み込みでバイトしている。サライは二代目の息子が切り盛りするも料理もイマイチで流行っていない。宿泊者のライターの葉月は時効寸前の5億円強奪事件を追ってサライに宿泊していた。
サライに風貌の怪しい柳刃と火野が宿泊する。二人は何をやっているか分からないが、料理にアドバイスをして、今まで不味かった料理が激変する。グルメブロガーの飴矢は、柳刃に店と対等な立場にたっていないと一喝される。そのうち、オーナーの皿井が妻が急病になったからと行って、バイトの和斗に任せてペンションを飛び出す。
和斗は一人でペンションの切盛りに奮闘する。柳刃達の助けを得てなんとか回すうちに併設する居酒屋が繁盛する。皿井は帰ってくるも顔色が悪い。実は近くの有名店の鮒口のオーナーに借金をしてペンションに抵当権をかけられていたのだった。柳刃は時効の日に鮒口を呼び出し、鮒口が5億円事件の犯人であることを突き止める。
和斗は柳刃に料理に向いていると言われて、今後のことを考える。
Posted by ブクログ
第5弾
あまり人気のないペンション兼居酒屋が舞台。
できるだけ低予算でそろえた材料で作るイマイチだった食事が柳刃さんの手で絶品料理に。
料理に対する経験と手間を惜しまない姿勢がかっこいい。そして、自分でもちょっとやってみたくなる程度に少しハードルの低い感じがたまらない。目玉焼きの朝食のひと手間。休日にでもやってみようかなぁ〜なんて思わせてくれる。やらないだろうなァ〜私。
そして、昔、ペンション近くで起きた5億円強奪事件の時効が迫る。怪しい人物が何人か登場するが、柳刃さんや火野さんがかっこよく解決。お決まりのパターンって安心感と爽快感だわ。
何より、汗だくになって歩いたあとのオニギリと梅干しと冷たい麦茶。これは絶対美味い!
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