感情タグBEST3
文章も話の展開も上手いのでどんどん読み進められます。情けなくも憎めないリストラ寸前のサラリーマンである主人公が巻き込まれる一大騒動記。これぞエンターテイメント!傑作です。
Posted by ブクログ 2018年10月07日
序盤は、有り得ないほどドンくさい狛江にイライラしたけど。サラリーマンがこんなに異次元の体験を繰り返したら、怖いもん無くなるわ!って、すっかり引き込まれてしまった。
Posted by ブクログ 2017年09月22日
ぱっとしないサラリーマンの日常と40代の複雑な感情を表現。また彼が巻き込まれる非日常がなぜか日常と通ずるところがある。最後は本当にほっとしました。
Posted by ブクログ 2013年03月08日
ありえねえ。
むちゃくちゃである。
出てくるキャラが厭な奴ばっかりだ。
そして後半急にハードボイルド。
禁酒禁煙していた私には悪影響だらけだ。
でも何だろう、今年イチかもしれん。
なんで涙が止まらないんだ。。
……って感じでしたよっほーい^^
Posted by ブクログ 2022年10月24日
いつだったか話題になっていた本だなと
概略も知らずに読み始めました。
Uターン、IターンとかのIターンかと思ってたら全然違いました。笑
ヤクザがでてくる話とかいつも読まないのですが、会社とヤクザにふりまわされる主人公がおかしく、またテンポが非常に良いのでスラスラと読み終わってしまいました。2があるよ...続きを読むうなので、続きも楽しみたいと思います!
Posted by ブクログ 2020年03月03日
広告代理店の営業マンの単身赴任先Q支店で、ヤクザの抗争に巻き込まれてしまう。獄中で自首のタイミングを図る組長に、広告マンらしく新聞広告の誤植でメッセージを入れるところなど面白かった。展開は荒唐無稽だけど、コミック的面白さ。
Posted by ブクログ 2019年09月07日
40代、望まぬこと、理不尽に思えることに多々会うけれども、逃げるではなく、渦中に思い切って飛び込めば、活路が見えてくる!
そんな40おっさんへの応援歌。
Posted by ブクログ 2019年07月25日
ごく普通のさえないサラリーマンが、ひょんなことからヤクザの舎弟になってしまいう、っていう荒唐無稽な設定だけど、面白かった。
次の展開が気になってしまった。
Posted by ブクログ 2018年12月20日
任侠映画とか血生臭くて観ないが、この本を読んで映画化して欲しいと思ってしまう、魅力ある本でした。
とにかく面白かった。
最後の終わり方…続編が読みたくなる。
Posted by ブクログ 2018年01月20日
福澤徹三は、ヤクザの論理をうまく小説に取り入れる。
相手の弱みをつくり出し、そしてはめる。
そのはめ方がたくみで、従わせる。
中堅広告代理店のサラリーマン 狛江は、
北九州の支店に左遷された。
狛江は、簡単に ヤクザにはめられる。
そして、借入が どんどんと 増えていくが
単にはめられるのでなく、自...続きを読む分もはめる側に
回って、悪事を働くが、それが 悪事だと認識していない。
いつの間にか、仕事を どんどんとることが出来るようになる。
そして、ヤクザをバックにして 出世する。
ふーむ。筋金入りブラック企業のブラック中間職となる。
みごと、返り咲くのである。
Posted by ブクログ 2017年05月30日
著者の恐怖ホラー小説のファンなのだが、『東京難民』とか社会派(?)小説もそれなりに楽しめる。中年サラリーマンが左遷先の土地でひょんなことからヤクザの舎弟になり、組絡みの抗争に巻き込まれる。そこまで落ちぶれ、暗い展開しかないと思わせてからの大逆転劇は痛快である。現実離れもここまで行くとファンタジーと...続きを読むして受け入れやすい。
Posted by ブクログ 2014年09月14日
うん、面白かった。
会社員として、主人公が抱えている諦めも鬱屈もよくわかります。自分を殺し続けるのは疲れるよね。
読んだ後は爽快な気分に。
でも、狛江さんはさらに受難続きになりそうですね。
Posted by ブクログ 2014年09月05日
中堅広告代理店のサラリーマン狛江に辞令が下りた。
閉鎖も噂される北九州支店の支店長。
部下、取引先はおろか、子供さえも見送りに来てくれない左遷人事。
雑居ビルの狭いオフィスに地元採用の部下2人
取引先は・・・・・二束三文ばっかり。
有力クライアントに顔出すと、そこは立派なフロント企業。 ...続きを読む
そこの発注を印刷会社に回したものの、とんでもない誤植。
そして、その尻拭いが狛江をノワールジェットコースターに乗せてしまう。
「真夜中の金魚」「すじぼり」に続く北九州シリーズ
ノワール謳ってますけど、それはあっさり目。
一気読み確実のジェットコースター極道小説(笑)
爆笑の節目に任侠道の悲哀テイストも充分に。
Posted by ブクログ 2014年04月07日
○作家の福澤徹三氏の著作。
○広告代理店の地方支店に左遷された支店長を主人公に、彼に襲いかかったヤクザや悪質上司といった“不幸”をどのように切り抜けていくのかを描いた作品。
○北九州を始め、広告代理店や裏稼業の描写がリアルで、読み応えのある作品。著者の経験が生きているのだろう。最後の最後まで簡単には...続きを読む終わらせてくれない内容にハラハラしつつ、単純な勧善懲悪でないところが素晴らしい。
○サラリーマン社会とヤクザ社会とは、実はそんなに違いがないのだろう。話中での西尾のデモに対するコメントは、まさに世の中を言い当てている様に感じた。
Posted by ブクログ 2019年08月05日
「Iターン」
熱演中。
ムロツヨシ熱演中のIターン。ムロツヨシのキャラクター的にぴったしだと思っていたところ、原作は結構キツイ。とにかく狛江が不憫なのだ。コメディ要素がもっとあるかと思っていたが(これもムロツヨシが主演だから、と言うバイアス)、親会社も支店も取引先も妻も、ヤクザに絡まれる前段...続きを読む階からかなりキビィ。不憫過ぎる。広告業は潰しが効かないとか考える前に、絶対やめるべきだ。と何度思ったことか。なんじゃ、これは〜!である。
しかし、本丸の竜崎と岩切である。これはあかん。狛江はよくぞ頑張ったと言える。確かに、狛江は狛江なりに、ちゃんとすべき点があった。でも、怖いのは怖い。と言うか、一番やばいのは土沼印刷。取引先としてやば過ぎる。Q市とはこれほどやばいのかを示している。絶対、辞める笑。
生き地獄に陥った男のI(自分)ターンとは?を問うテーマが狛江の肩にかかっている。人生後半、どうやって自分を取り戻すか。それを体現している。本来あるべき姿を無視する会社。下っ端にミスを押し付ける、嫌がらせをするお偉い方・上司。そんな理不尽な環境を変えることを諦めてしまっていた自分。
しかし、それがなんだと反旗を振りかざす狛江。普通はこんな遣り方じゃないはずなのに、ヤクザに絡まれたことで火事場の馬鹿力が発揮されるのだ。めちゃくちゃ絶望的なとこに放り込まれた唯一の功名だろうか。にしても、絶対に嫌だな。
Posted by ブクログ 2018年10月09日
うだつの上がらない広告代理店の冴えない営業マン・狛江が単身赴任したのは、リストラ対象の北九州支店。
思わぬトラブルからヤクザに絡まれ、あれよあれよという間に組長の舎弟になることに。気付けば堅気の仕事と土日は組事務所の住み込みに。
百貨店からピンハネし、更には銀行から金を強請りとることに。
四十半...続きを読むばの悲哀の中年サラリーマンのコミカルな北九州物語。
福澤徹三氏、ハズレなし。面白い。
Posted by ブクログ 2014年09月20日
会社組織とヤクザ組織。
案外共通点が多い事にビックリです。
合法と非合法、やり方が違うながらも仕組みはほとんど一緒。
組織ってのは面白いなぁ。。
Posted by ブクログ 2014年03月27日
新宿駅で本屋プラプラしてる時に「北九州」「営業」というキーワードが目に止まり即買ってしまった。北九州に左遷された広告営業マンがヤクザに絡まれとんでもない日々を送る物語。故郷が修羅の国北九州の私としては、出だしの街の風景を描いている部分で「すごい!」ってなった。駅を出て右に行くとストリップがあり、さら...続きを読むに行くと風俗街がある。。もう小倉の情景そのまますぎて、頭の中でストリートビューが出た。話の感想としては以下2点。営業でミスるととんでもないことに巻き込まれる、この話の主人公の場合、ヤーさんに絡まれズブズブになる。恐ろしや、北九州の営業。。しかし、主人公があまりにもヤーさんと親しくなりすぎて、若干リアリティに欠けますな、小説なんでしょうがないとは思うけど。蟹工船乗せられるらへんまではすごく面白かったけど、それ以降は物足りなさを感じました。北九州はこんな恐ろしい街やないと思うと同時に仕事はしたくないなと思った。
Posted by ブクログ 2014年03月21日
さえない中年サラリーマンのお話です。
あまりにもどんくさく、やることなすこと悪い方向へ悪い方向へ進んでいきますが、最後の最後追い込まれたところでついにカッコいいところを見せてくれます。
自分もヘマするタイプなので、最初は主人公のポンコツ具合に共感したりイライラしてましたが、次第にあまりにもひどい...続きを読む負のスパイラルにはまってることに笑いがこらえられなくなりました。
この本を読んで、ぐじぐじ言ってないで自分のやりたいようにやって頑張ってみようと思いました。そんなサラリーマンにちょっと元気をくれる話です。
Posted by ブクログ 2013年02月27日
おもしろかったです♪
この本の前に 壬生義士伝を読んでいたので、一気に読めちゃいました。
どんどん話しがとんでいくので えっ!?誤植の件は?とか、もう月がかわったンだ?とか、ついていくのにちょっと苦労しました。
それと、よみながら このストーリーで伊坂幸太郎さんが書いたらどんなんだろうとか 考え...続きを読むていました。m(__)m