福澤徹三のレビュー一覧

  • Iターン 2

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     やっぱりいいなぁ、福澤徹三。大好きなIターンの続編が出たとあっては読まないわけにはいきません。

     Iターンといえば岩切猛。この男に尽きます。今回も会社を解雇されそうになっている狛江を困らせつつも助けていきます。

     狛江も前作に比べ、少しは骨のある男になっていて、それも見どころの一つ。

     ただ、前作に比べてパワーダウンしている感は否めない。今後に期待したい。

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    2022年07月24日
  • 羊の国の「イリヤ」

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    スピード感がある小説ってこう言う事なのかなと感じた。
    途中からは止まらない。
    サラリーマンから闇の方へと、羊から狼へと変わるように、読み始めと終わりのイリヤの違いは、ガサガサしていて、滑らかで荒々しくて。読み応え充分。
    映画よりもずっと面白い!

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    2022年07月12日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    依って件の如し、良かったなぁ。
    読んでいるだけで灰色の空とじっとりとした空気を感じられる作品でした。

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    2022年06月30日
  • 侠飯7 激ウマ張り込み篇

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    ネタバレ

    ヘタレな主役キャラが柳刃&火野コンビにどやされながら成長。その過程で身近な食材を使った、柳刃のこだわりレシピが登場という、もう毎度おなじみの展開。

    それでも、7作目にもなるのに飽きないから不思議。毎回違うシチュエーションだったり、出てくる料理がバリエーションに富んでいるなど、何かしら今までと違うところがあるからかな?

    今回の内容は潜入捜査だったので、ヘタレな正悟がミスしないかとか、出てくる人物それぞれが敵なのか味方なのかといったスリリングなところが特にいい感じ。

    そしてエピローグで前作の登場人物らしき人達が出てくるけど、ブランクありすぎてどんな人物だったか思い出せなくて、前作を引っ張り出して読む羽目になるのもお約束(笑)

    サクッと読めるので、時間があるときにまとめて読み直ししてみようかな、なんて思った次第です。

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    2022年06月04日
  • 忌み地 怪談社奇聞録

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    怪談社の取材の様子から文章に起こすという企画で、怪談を取材するシーンが頻出する珍しい実話怪談本。ネットで聞いた話を送ってくる提供者などハズレもあるが、現場で別の話を聞ける場合も多いという。そして帯にも書かれる問題の「K市」。 残穢と共に読んでみては。

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    2022年05月11日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    澤村伊智、岩井志麻子、鈴木光司さんの作品は既読だったので、それ以外の作品を。こういう感じの怖さか、という作品が多かったけど、中では鳥の話が面白かったです。短編は手っ取り早く面白くていい。

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    2022年05月01日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    やっぱり料理の豆知識が入っているとありがたいなあ。今回も非常に美味しそうだった。プデチゲは読んだその日に食べたし、トムヤムクンは作ってみたくなった。いつか絶対作ろう。正直、物語より料理のことしか覚えてないかもしれないくらい、料理パートが魅力的すぎる。

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    2022年04月26日
  • 作家ごはん

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    出てくる料理は結構ネットで探せるようなものなので、ちょっとげんなりもするけど、竹林の最後の原稿を出すあたりはじわっときていい感じでした。

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    2022年03月16日
  • 群青の魚

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    ネタバレ

    登場人物がとりわけ多いわけではなかろうに、かなり頭がこんがらがります。所轄の刑事と交番勤務の警察官ら、似たタイプが入り乱れるうえに半グレ集団の幹部も混じり、各々の行動が描かれるから、アンタはどこのモンでしたかと聞きたくなる。肩入れしたくなるキャラの人もほぼいないけれど、とても面白かったのは確か。事の顛末が気になってやめられません。

    舞台は特別養護老人ホーム。認知症の老人が殺されて、容疑者も認知症。想定以上に大がかりで嫌な話。介護職は重労働で低賃金の一方で、老人を喰いものにして楽して稼ぐ輩がいる。どうなのさ。

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    2022年03月10日
  • 作家ごはん

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    初めて読んだ作家さんです。
    作中に出てくるお取り寄せ料理がどれも美味しそうなこと(笑)
    ひなちゃんと竹林先生と和真くんの和気あいあいとした感じがとっても良かったです。
    小説を書くということ、をひなちゃんに教えていく竹林先生はやっぱり大先生なんだなぁっと感じる場面もありました。
    ぜひ続編読みたいです!

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    2022年03月01日
  • 作家ごはん

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    新人編集者の山野内和真(やまのうち かずま)は、竹林賢一郎(たけばやし けんいちろう)の小説が好きで編集者を目指した。
    上司から担当するようにと割り当てられた作家たちのほかに、立候補して竹林の担当にしてもらう。
    これが、なんとも寡作の作家。
    このところは滅多に原稿をもらえないので「書かずの竹林」とあだ名されていた。
    そして先輩の若槻からは、文学新人賞で佳作を取ったもののその後が書けない巣籠ひな(すごもり ひな)を押しつけられる。
    若槻は売れっ子作家だけを効率よく書かせて成績を上げたいので、西も東もわからない新人を時間をかけて育てる気はさらさら無いのである。
    あら?「寡作の作家」と「佳作の作家」を掛けているのかしらん?

    和真は誠実な若者。
    とにかく、直接会うのが礼儀と、高尾に住む竹林賢一郎のもとに通う。
    しかし毎回、仕事の話になる前に、美味しい酒と肴のお相伴をさせられて・・・
    ひなをどんなふうに育てたらいいのか(鳥ではなく人間です)分からず相談として一緒に連れて通うようになった。

    一章ごとのサブタイトルの付け方が、「侠(おとこ)飯」と同じスタイル。
    見るからに美味しい話が待っていると分かる。
    三人がいい感じに化学反応を起こして・・・
    落ちはなんとなくそちらの方向か、と思ったけれど、楽しく気持ちよく読めた。
    しかし、竹林いわくの、平易に書かれていても、奥の深い内容も込められているのだ。
    ホラー作家を目指していた巣篭ひなに竹林が薦めた、青空文庫で読めるこわい話のリストは、私も挑戦してみたいと思う。

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    2022年02月16日
  • 作家ごはん

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    美味しそうなお料理と
    小説作法のうんちくが面白かった。
    こういう知り合いが欲しい笑
    読むべきリストに小川未明が入ってたのが
    個人的には嬉しいポイント。

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    2022年01月31日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    表題「再生」は伊藤潤二の「富江」のような不気味さがあり、
    それを受け入れてしまう語り手もまた気持ち悪すぎる。

    「鳥の巣」の結末にもひんやりとさせられた。

    「依って件の如し」
    「ぼっけぇきょうてぇ」でも読んだけど
    今読み返しても岩井志麻子の作品はこの作品集のなかでも圧倒的だと思う。

    明治時代(?)の陰鬱で貧しい小さな村で交わされる会話や
    情景描写は読んでいて息が詰まりそうになる。
    結末まで一気に読んでしまえるほど引き込まれた。

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    2022年01月23日
  • 白日の鴉

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    ここのところ、長い本は途中で挫折するケースが多かったのだが、久しぶりに600ページ近くあった本だが、最後まで読む。痴漢冤罪に悩む友永。また留置所の様子非常に良く書けており面白かった。

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    2021年12月24日
  • 晩夏の向日葵(ひまわり)~弁護人 五味陣介~

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    老いた弁護士・五味 陣介の活躍するミステリー。

    条川署の新田 真人は、オレオレ詐欺の受け子・立花 康平を逮捕した。
    彼は、苦学生で、単にアルバイトと一つと考えていた。そこで、新田は、五味弁護士に相談することに。

    受け子、かけ子、リクルータ、番頭、金主など、オレオレ詐欺の実態も複雑ですね。

    最後、康平の成長を期待しています。

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    2021年12月19日
  • 侠飯5 嵐のペンション篇

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    24歳のフリーター、湯原和斗は
    奥多摩のペンションでバイト中。

    宿泊客の今宮葉月は、
    未解決の5億円強奪事件について調べているが、
    まわりは怪しい奴ばかり。

    そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。
    男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。

    はたして事件は解決できるのか。
    こんどは何が食えるのは。

    **************************************

    4まで読んでたけど、気づいたらいっぱい出てた。
    これはサクッ読めて読みやすい。

    ある事件があって、その内容が進んでいくねんけど、
    あいだあいだに、怖いお兄さんが料理を作る話。

    料理を作る品々を、本当にどうやって作ってるか、ちゃんと本の中で説明してくれるから、想像するだけでも、美味しそうやし、何なら誰でも作れるもんやから、この本の通りに作ってみたくなる。

    料理以外の内容も、ちゃんと話が進んでいって、
    最後は綺麗に解決してて面白い。

    パターンは同じでも内容は違うし、
    料理も違うから、読んでるだけで楽しめる本。

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    2021年11月15日
  • 侠飯7 激ウマ張り込み篇

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    ネタバレ

    侠飯シリーズ 第7弾
    書き下ろし。

    プロローグ 張り込みに失敗した新米刑事の末路
    ➀レトルトカレーとパックご飯がごちそうに変身
    ②ちょっとお高い。でも旨さ太鼓判のオードブル
    ③二日酔いが見る見る回復。熱々の激ウマ朝食
    ④豚肉が主役。本場の味がすぐ作れる絶品レシピ
    ⑤スーパーの無料のアレが味の決め手、男の昼飯
    ⑥練らずにこねずツナギなし。これがザ・アメリカン
    ⑦イタリアン調味料で、ささっと作るお手軽ディナー
    ⑧手間ひまかける値打ちあり。特別な夜に、この一杯
    エピローグ 新米刑事は任侠の道をゆく

    捜査でドジを踏んだ新米刑事・乾正吾が、本庁の特命を受けて薬物の潜入捜査に投入される。

    柳刃組の一員として奔走し、マル対の組長の女・サラに恋をする。

    自信のなかった正吾が、柳刃達と行動を共にすることで成長し、薬物取引の悪を暴く。


    安定の読みごたえ。

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    2021年10月30日
  • 侠飯7 激ウマ張り込み篇

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    おとこ飯シリーズ、第7弾。

    おなじみ、頬に傷ある、柳刃竜一(やなぎば りゅういち)と火野丈治(ひの じょうじ)のコンビは今まで、数々の悩める青年の人生を救ってきた。
    もっとも、それが仕事ではないけれど。

    就活生、新入社員、実家が斜陽のやくざの若者、議員秘書、大学は出たけれど・・・のフリーター、司法試験に挫折した引きこもり・・・

    今回は満を持しての、新米刑事の登場。
    乾正悟(いぬい しょうご)27歳は、交番勤務などを経て去年の秋、念願の刑事となって組織犯罪対策課に配属されたが、芸能人の麻薬使用疑惑の張り込みに失敗してしまった。
    そこへ、本庁から「組対で一番若い奴をよこしてくれ」との応援要請がある。

    今までの主人公たちは、『どう見てもカタギではない』柳刃さんたちの正体が分からず、恐る恐る接している。
    読んでいるこちらとしては、ドッキリを仕掛けられている人を見るような楽しさがあったけれど、今回は、柳葉さんたちの身分に関してだけは最初からネタバレである。
    身内と思うからか、火野さんの叱りっぷりは今までよりも厳しい。
    そして、黙って気遣いの飯を作る柳刃さんがオカンである。
    きっと、いつもの主人公たちよりも、正悟のことは何倍もかわいいと思っているに違いない。

    プロローグーーー張り込みに失敗した新米刑事(デカ)の末路
    ①レトルトカレーとパックご飯がごちそうに変身
    ②ちょっとお高い。でもうまさ太鼓判のオードブル
    ③二日酔いが見る見る回復。熱々の激ウマ朝食
    ④豚肉が主役。本場の味がすぐ作れる絶品レシピ
    ⑤スーパーの無料のアレが味の決め手、男の昼飯
    ⑥練らずこねずツナギなし。これがザ・アメリカン
    ⑦イタリアン調味料で、ささっと作るお手軽ディナー
    ⑧手間ひまかける値打ちあり。特別な夜に、この一杯
    エピローグーーー新米刑事(デカ)は任侠の道をゆく

    前作の登場人物がチラっと出るのはお約束ですが、この乾くんは警察官ですから、今後の作品でもう少し長めの登場があったり、活躍があったりしたらいいな、と期待します。
    政界に入った子、法曹界に入った子も、出番が作れそう!

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    2021年10月11日
  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    今回も美味しい簡単メニューが多彩でした。柳刃さんと出会ったばかりの頃はストーリーの方に気を取られていましたが、このところは料理のレシピを読みたくなっているのに気づいた。今回は、自宅での食事が増えてきた昨今、コンビニ食を題材にされたのが率直に手に取る要因だった。
    スーパーの食材コーナーでは明らかにインスタント麺、パックのご飯が多くの陳列棚を占領しているのを予見したかの調理テクニックを取り入れたセンスには脱帽です。早速パックご飯を美味しくいただきました。
    また、美味しい捜査との新たな出会いを楽しみにしています。

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    2021年09月26日
  • 侠飯7 激ウマ張り込み篇

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    侠飯もシリーズ7作目。
    今回の主人公は、警視庁六本木署の新米刑事。
    ダメダメ主人公に魅力的なヒロイン、かっこよすぎな柳刃と火野のコンビ。物語の定番の設定は鉄板。正に安心して読める。
    にしても毎度毎度、読んでて涎がたまる激ウマ料理の数々にやられます。

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    2021年08月17日