【感想・ネタバレ】忌み地 怪談社奇聞録のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年09月27日

取材をしていく形式で進んでいく内容。一話一話が短いので隙間時間にピッタリな1冊です。涼しくなりたい夏の移動時間にオススメ

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購入済み

幽霊などとは違った怖さ

2022年01月27日

取材記録の羅列かと思いきや、読んでいくうちにおや?と思うことがちらほら。
最後にはぐるっと繋がる感覚があります。
日本古来の風習やそれにまつわる怪異などに興味がる方におすすめです。

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Posted by ブクログ 2021年08月22日

怪談社さんのファンで購入しました。
読み終わってからだいぶ経ってからの投稿で申し訳ないです。
実話に基づいているので、解決せずにもやっと終わることも多い。またあまり派手な怖さはない。
だけど、それが故にリアルな怖さがジワジワ迫ってきます。それが実話怪談の面白さだと思う。

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Posted by ブクログ 2021年05月03日

読み始めは何も感じなかったが、読み進めていくうちに背後がどうも気になるようになった。後半は背筋のざわつきを気にしながら読んだ。

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ネタバレ購入済み

じんわり怖い

2020年07月11日

残穢的な怖さがありました。
住む場所を変えるのが怖くなってきました。

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Posted by ブクログ 2019年07月18日

ほんとうの怖さは密やかだ。福澤徹三さんの文体で読むとそう思う。全部がとても怖い訳じゃないし、原因も解明される訳じゃないんだけれど、怖い話の中毒に陥る。
あちこちに散らばる変な出来事は、もしかしたらワタシの近くにだってあるかもしれない。
何個かお気に入りの怖い話ありました。
『女の子の怪談』『不思議な...続きを読む迷子』『アヨノサト』です。内容はネタバレになるから書きません。めちゃくちゃ面白かったです、ありがとうございました!!

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Posted by ブクログ 2023年11月28日

「怪奇小説好きは、結局怪奇実話に落ち着く」とも言われる。言い換えれば「ホラー好きは怪談実話にたどりつく」というところか。
怪談師の大家・I川御大は「創作している」ことを公言しているが、確かに聞くと小泉八雲や小川未明が元ネタだというものがわかる。実話怪談と名がついていても、読むとどこかで聞いたパターン...続きを読むというのも少なくない。
しかし、怪談社や彼らが出演する番組で語られる実話怪談は独特なものがかなり多い。
この本も水辺の幽霊・井戸は恐ろしい・事故物件の怪という怪談の定石もありながら、「発想が鋭すぎる」、特異な実話怪談がメイン。
取材で得た話、伝聞のため、はっきり怪異が描かれないことも多いし、何があったのかもわからないこともある。
怪談自体は曖昧模糊としている、しかし怪しげな物件は目の前にある、怪異ははっきりわかるのに原因があやふや、怪談の予感がありながらも又聞きどころか通行人の電話という曖昧さ等々…アンバランスがむしろリアリティに溢れていて楽しい。
某地域での怪異を集めると、朧気な全体像が見えそうで見えない、何かしらの繋がりらしきものがありそうな気がする、という感覚は、柳田国男の民俗学論のよう。
映画や心霊ドラマのようなわかりやすい恐怖ではないけど、じんわり怖い。これぞ実話怪談!

そういえば、本書でも紹介されてるお笑い芸人がMCの怪談番組を好きで見ているのだけれど、そこで語られる怪談もやはり唯一無二のものが多い。
そんななか、ある人が語った話が古典怪談の焼き直しのような内容だった。ここまで見ていると「聞いたことのある話」はむしろ浮いていたのだが、「それに似た話がありますね」としっかりつっこんでいた怪談社サイドがすごく印象的だった。やっぱり古典や伝承も押さえているお二人なのだなと感心した。

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Posted by ブクログ 2022年05月11日

怪談社の取材の様子から文章に起こすという企画で、怪談を取材するシーンが頻出する珍しい実話怪談本。ネットで聞いた話を送ってくる提供者などハズレもあるが、現場で別の話を聞ける場合も多いという。そして帯にも書かれる問題の「K市」。 残穢と共に読んでみては。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月26日

怪談を蒐集する際、怪談社を任されている糸柳と上間は現地に行って取材をするのだ。徒労に終わる事もあるが、現地に行って取材をした分関連した話を収穫できる事が多いらしい。本書は、それぞれが同じ色を帯びた話を集めた怪談実話集である。
***
実話怪談集。今までずっとホラー小説ばかりを読んでいたのでとっても久...続きを読むしぶり。こちらの本は、ただ怪談を集めただけではなくその怪談を聞くに至ったプロセスも一緒に書いてあり、新鮮だった。どうした理由でという前後があるおかけでより一層、リアリティがあった。(実話怪談なのでリアリティという言葉はやや不適切か?)オチがきっちりつくホラー小説と違って、結論が曖昧模糊としているがそれがこちらの想像を掻き立てて、余計に怖い。ああじゃったんじゃないか、こうじゃったんじゃないかといろいろ考えてしまう。どれもこれも家や建物、土地に関する話ばかりで、そのいずれかがいずれかに関係していたり、多くの話の根底に同じだと推測される原因が横たわっていたりと、話それぞれに連鎖があるのは非常に良かった。関連しているとわかった瞬間のあのぞーっとする感じがいい。一番怖かったのは「うなる男」。語り手のマンションに出た、体に火傷を負った男。それが週に何回か現れ何かを訴えるように、「うーッ、うーッ」とうなる様も不気味。しかも、その話の最後にはその語り手がこんな感じだったと描いてくれた絵が不気味だった。その場でササっと書いたので大雑把な絵であったが余計怖さを倍増させた。昨日の夜その話を読んだが、よもや暗闇の向こうから現れまいな?とちょっとビクビクしてしまった。もう一つ真相が気になった話が、「封印されたアパート」こちらは、幽霊らしい幽霊は出てこないのだが、必要以上に人を入れまいとまさに封印されているアパートの様子、そしてそのアパートの事を聞こうとすると示し合わせたかの様にこちらを無視する近隣住民。そして、やっと話を聞けそうな人を見つけたと思ったら「関わらないほうがいい」「絶対中に入るな」と釘を刺される始末。物件に対する曰くなので、有名な事故物件サイトで検索しても杳として知れず……。ここで何があったのか、本書では判明していない。おそらくこれから先もよほどのことがない限り明るみにはならないだろう。しかし、それだけ近隣住民が触らぬ神に祟りなしといわんばかりに敬遠しているところを見ると、興味が募るが、恐怖もより募る話だった。

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Posted by ブクログ 2023年08月03日

事故物件は事故物件を呼ぶ。
霊は霊を呼ぶ。不思議な話だよね〜。

実際に取材した話ということで
オチがなかったりもするけれど、そこがまた絶妙にリアルでよいのかも。

「底喰川」なんかゾッとして良い。

オチのある作品を読みたいなら他の創作物を読むことをオススメ。
この作品はリアリティなので…

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Posted by ブクログ 2023年05月15日

怪談モノは往々にして過度な味付けがされていくので興醒めすることも多いけれど、この本は一貫して誠実な書きぶり。幽霊がいる/いないが重要なのではなくて、怪談話の語り手として信用出来る/出来ない問題が怖い話界隈にはあって、「あの芸人の話嘘ばっかじゃねーか!」みたいなこともよくある。その点においてはとても好...続きを読む感を持った。
ただ、だからこそ本で読むと地味というか怖すぎないというか、そのあたりワガママな読者ですみません。

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Posted by ブクログ 2022年07月03日

ノンフィクションだからか怖すぎず、でもノンフィクションだからこその気味の悪さや後味の悪さがあって面白かったです。
怪談師の方の、怪談との距離の取り方が、絶妙だなと感心しました。

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Posted by ブクログ 2022年04月01日

怪談実話を収集している怪談社さん
この本は、実際に足を運んで聞いたお話を集めたものだそう。

よくできた怪談話のように
明確にオチがあるわけではなく
謎な終わり方も多い
でも、実はそっちの方が怖い
原因がわからないまま終わる恐ろしさ

じわじわくる怖さのある本でした。

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Posted by ブクログ 2022年02月09日

淡々と綴ってあるので、実話怪談とはこういうじわじわした恐さだと思った。入ってはいけないアパートが気になる。

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Posted by ブクログ 2022年01月15日

私が、怪談が好きで色んな話を聞いていたということが前提になるのだけれど。

多くが話も、どこかで聞いたことあるなあとか、YouTubeであの怪談家さんが話してたなあとか、そんな感じ。

すごい怖いという感じはないけれど、それなりに楽しめるものではあるかな。

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Posted by ブクログ 2021年07月29日

何気ない怪談話しだが、夜中に読んでいたら
背後がちょっと怖くなった。
読むなら昼間に読むのがお勧め。

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購入済み

怖くなかった

2021年06月21日

実話を語ってくれる人を取材して、その話を、という内容。
冷房の効いた部屋を楽しみに飛び込んだら破れた団扇と壊れて極たまに微風がそよぐ位の扇風機が置かれていた部屋、という感じ。
表紙とタイトルと思わせ振りな写真が一番怖かった

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Posted by ブクログ 2021年06月07日

「怪談実話」の土地由来限定版、だろうか。
実在の人物が取材してそれをもとに書かれているとのことなのだが、故に派手さはなく、明確な真相もない。
読み進めて時々ぞくっとする程度、かな。

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Posted by ブクログ 2020年12月31日

土地や建物など怪異が起きる場所に重点を置いた怪談実話集。大体の怪談実話集は、ただ現象だけ羅列されていて最後の方は飽きてくるのですが、これはその怪異を取材するプロセスから描かれているので飽きずに楽しめた。ひとつ前に読んだ、松尾タニシの「恐い旅」と似たようなコンセプトの本でした。
私の家の近くにも、立地...続きを読む的には悪くないのに新しく入った店がどんどん潰れていく場所がある(それが霊的な理由でなのかどうかはさておき)忌み地って本当にあるんだろうなと思った。

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