あらすじ
大人気シリーズ『侠飯』の著者が描く、愛すべき青春
高校入学を控えた草食系男子の悠太は、アクシデントに見舞われ1979年にタイムスリップ。父の剛志郎として高校に入学するハメに。しかしそこはヤンキーどもが跋扈する、超底辺校だった――! コワくて愉快な仲間との出会い。ヤンキー女子の恋。70年代テイスト満載、あの時代を知る人も知らない人も爆笑感涙の青春小説。
感情タグBEST3
いわゆるタイムスリップ物だけど、主人公は現代に生きる少年で、ソレがひょんな事で1970年代にタイムスリップし、そこで現代の道具や知識を活かして大活躍……ではなく、そこで嫌々ながら始まる生活の中で生まれる友情?や恋愛の話
Posted by ブクログ
昭和の良き時代を擬似体験できる本。あと不良の生き様が知れる笑 読んでて面白かった。違う人として生活する物語は基本ハズレがない。
主人公の父親の旧友が、父親の墓で手を合わせる場面が良かった。義理堅い人。中年になっても続く友情は美しい。
Posted by ブクログ
この装丁で、まさかのSFもの。
壮大な遥か数千年先の未来や、戦乱の世へのタイムスリップではなく、東京の高校入学を控えた引きこもり系ゲーム男子学生がタイムスリップしたのは...
70年代の北九州は小倉。
右も左もビーバップハイスクール宜しく。
パンチにリーゼント。長ラン、短ラン、ボンタン、ドカン。ヤンキーしか生息していないので、ヤンキーという言葉が存在しない。
インベーダーゲームにチェリオ片手に。
パンチパーマ発祥の地で巻き起こる珍事は、牧歌的で温かい。
著者の作品は『狭飯』しか読んだことなかったが、なかなか面白い一冊でした。
Posted by ブクログ
2016年、高校入学を控えていた悠太は、井戸から落ちてタイムスリップし、父の百鬼剛志郎として1979年を生きることになる。入学した高校は超底辺校でヤンキーばっかり。百鬼はジャイアンだらけの場所に降り立ったのび太のよう。パシリにされ、ヒエラルキーは底辺だったが、好きな人に書いたラブレターをクラス全員プラス担任にも読まれ、もうどうにでもなれと思ったことで、生き生きしてきて面白くなった。終わり方はわりと適当だった。