東京難民(下)
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東京難民(下)

660円 (税込)

3pt

行き場を失った修(おさむ)は、ホストとして働く決意をする。大金が飛び交うきらびやかな世界。だが、そこは、男と女の色と欲がせめぎあう凄(すさ)まじい格差社会だった。必死で自分の居場所を作ろうとする彼に、さらに大きなトラブルがふりかかる! 流転(るてん)を続ける修に、安住の地は見つかるのか? 索漠(さくばく)とした大都会の底辺であがく若者の姿をリアルに描く、異色青春小説の傑作。

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東京難民 のシリーズ作品

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  • 東京難民(上)
    660円 (税込)
    時枝修(ときえだおさむ)は、東京郊外にある私立大学の三年生。夏休み明けにクラス担任から告げられたのは、学費未納で除籍になるという寝耳に水の事実だった。北九州の実家では、借金を抱えた両親が失踪(しっそう)。貯金はないに等しい。アルバイトを転々とする中、家賃滞納で住居も追い出されてしまう。追いつめられる修。だが、それはまだ、底なしの貧困と孤独への入口に過ぎなかった――。
  • 東京難民(下)
    660円 (税込)
    行き場を失った修(おさむ)は、ホストとして働く決意をする。大金が飛び交うきらびやかな世界。だが、そこは、男と女の色と欲がせめぎあう凄(すさ)まじい格差社会だった。必死で自分の居場所を作ろうとする彼に、さらに大きなトラブルがふりかかる! 流転(るてん)を続ける修に、安住の地は見つかるのか? 索漠(さくばく)とした大都会の底辺であがく若者の姿をリアルに描く、異色青春小説の傑作。

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東京難民(下) のユーザーレビュー

両親からの仕送りを頼りに東京の大学に通う主人公・時枝 修。が、ある時、両親が事業に失敗し行方不明に。仕送りも無くなり大学は除籍。住んでいたマンションも強制退去となり日雇いの危ないバイトを転々としながらネットカフェ中心の生活に陥っていきます。
自分に弱く、そして優しすぎるがゆえに底なし沼にはまっていく姿はとてもはがゆい。しかし同時に必死に生き抜こうとする姿を応援したくなります。
ちょっとしたボタンの掛け違いで坂道を転がり落ちるように落ちていく。フィクションなのにまるでノンフィクションかと錯覚してしまうマンガ『闇金ウシジマくん』を彷彿とさせるリアルなストーリー。現在の日本社会のひずみを鋭く描き切った傑作です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年09月23日

    上巻から

    怒涛のイレギュラー人生になってどんどん逞しくなる主人公。本人はそんな事微塵も思っていないようだけど、読んでいるこっちはすげえな、の一言。

    警官からの職務質問
    中国へ行かされるかも

    このあたりが特に大きな分岐点の気がする。

    最後までハラハラして読みラストへ。

    ぐうたら学生からもう最...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月23日

    主人公には苛立ちを覚えるかもしれない。
    いや、覚えるだろう。

    しかし、どんどん沼底へと沈んでいく主人公が、そんな沼に順応していくのが面白い。

    さまざまな方法で生活費を稼ごうとするが、その過程が面白い。

    側から見ている第三者だからだろう。

    でも、自分も修のようにならないとも言い切れないのだから...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年01月10日

    最初は主人公が嫌いでたまらなかったが、後半はあっと言う間に読み切ってしまった。

    自分も、春から東京の私立大学に通う身として、何処か小説と割り切って読むことはできなかった。

    0
    購入済み

    ありえない話ではないが…

    2014年03月03日

    いろいろな貧困ビジネスやその現場の取材は良くしてあるし、平凡な大学生が堕ちていく過程も興味深い。しかし、ストーリー展開に少し無理がある場面もあり、そこが残念。

    1

    Posted by ブクログ 2022年11月30日

    なんだかんだで、少し希望の光が見えてきた終わり方だったので、ずっとヒヤヒヤしながら読んでいた側からすると、少し救われた気持ち。
    素直に、衣食住の保障された生活ができていることに改めて感謝した。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月25日

    主人公のクズぶりにざまあみろという気持ちがわきながら読んでいたが途中から流石に哀れになってきつつも展開が気になり一気に読破
    とはいえ自分が主人公の状態に落ちたらあの様な行動は取らないとは言えるが今の世を生きていく術を持っていないことを感じさせられた。読んでいて親に感謝しつつ自分に何が出来るか考えさせ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年01月18日

    下巻。こんな苦難な状況からどう結末を迎えるのか気になったが、一応、ハッピーエンドでOK?
    色んな人に出会い、経験していく中で日々垣間見られた修の心の変化や成長が逞しく感じた。
    どんな状況にも人は人に助けられ、支えられて生きているんだなあとこの物語を読んで実感。
    終始楽しく読めた。文句をつけたくなる時...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年07月15日

    あながちファンタジーではなく、いまの大学生にも起こる可能性はありそうな話だと思わせてくれる。
    中国マフィアはちょっとあれだけれども。
    私はグイグイ読まされた。

    現代の日本社会の抱える大問題であろう。ネットカフェ問題は。
    東京砂漠をうろつく難民の物語。

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月23日

    始めのほうは、全然共感できないし、気分が悪くなった。
    が、後半になるにつれ、もしかして自分もそうなっていたのでは、そうなってしまうのでは・・・と、考えさせられる。

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月12日

    内容(「BOOK」データベースより)
    時枝修は、東京郊外にある私立大学の三年生。夏休み明けにクラス担任から告げられたのは、学費未納で除籍になるという寝耳に水の事実だった。北九州の実家では、借金を抱えた両親が失踪。貯金はないに等しい。アルバイトを転々とする中、家賃滞納で住居も追い出されてしまう。追いつ...続きを読む

    0

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