福澤徹三のレビュー一覧

  • 侠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇

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    変わらずサクサク読めて、続きも気になるので早く読み終えてしまいました。もう暴力団には面が割れてるので違うトクリュウをターゲットにしたようですが、読者からしてみたら正体を隠されてる若者たちが怯えてるのが気の毒なので、早く正体をバラしてあげて欲しいと思っちゃう。

    途中、主人公が大学生のとき〜と書かれてたのは、間違いよね。

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    2024年11月17日
  • 怖の日常

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    私自身は霊感皆無だし、怪異に遭遇した経験もありませんが、虫の知らせなどはあるかもしれないと思っています。

    勤務先が博物館で、研究者が「憑く」ものをわざわざ持ち帰っているような場所ですから、それなりに話も聴きます。私が休暇を取っていた日に収蔵庫で私の足音が聞こえたと翌日聞き、「そういえば私、一昨日収蔵庫のゴミ箱に古い上履きを捨てたで」と笑い話にしたら、怪談を集めている研究者がそれを自著に書いた、読んだらそれなりに怖い話になっていたなんてことも。

    元を辿れば「怖」ではなかった話をいかに怖い話にするかは作家の技か。

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    2024年11月03日
  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    侠飯9作目。
    今回の舞台は歌舞伎町。知らずに闇バイトに応募してしまったことから半グレ組織のいざこざに巻き込まれてしまい、歌舞伎町のバーで働かされることになった創介。半グレから抜け出したいマスターの蜂矢、凛花と鱈夫ら行き場のない若者たちが集うバーに、柳刃と火野が現れる。

    もうこの水戸黄門的な展開が最高!絶体絶命のピンチに颯爽と現れて正体を明かすシーン、わかってるんだけど何度見てもしびれる。今回は大膳親分もかっこよかったなぁ。
    牛頬肉のうどんが美味しそうでお腹が減った。私は柔らかいうどんが大好きなんだ…。料理のうんちく語りたい柳刃さん可愛い。日本酒飲んだ凛花が「これって超エモい」って言ってたけど

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    2024年11月02日
  • キッチンつれづれ

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    星3.5
    アンソロジーはなかなか記憶に残らないし、好みでないものにあたることも多いのでので、もう読むのをやめようかなと思っていたところだったが、これは私にとって当たりだった。アミの会のメンバーが短編小説の名手が揃っているからかも。そして、男性作家がゲストで参加しているのだが、女性にはない視点でまた楽しい。
    どれも好きだったが、松村比呂美さんの「離れ」、矢崎存美さんの「黄色いワンピース」が特に好きだったかな。

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    2024年10月24日
  • 侠飯7 激ウマ張り込み篇

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    今回は新米刑事張り込み編
    う〜ん
    やっぱりダメダメ君は警察にもいたか(笑)
    でも、この雰囲気だとくるぞ、くるぞ〜
    と思ってたとおり巻き返しがあったね
    今回も張り込みご飯美味しそうだったなぁ
    我が家のバルサミコ酢ストック探しちゃったよ

    しかし、警察官って
    交際相手まで申告しなきゃいけないのか
    うーむ お疲れ様ですm(_ _)m

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    2024年10月24日
  • 侠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇

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    今回もおもしろい!なんとなく時事問題的なものが入っているところに、池袋ウェストゲートパークシリーズを思い出しました。

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    2024年10月20日
  • 侠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇

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    『迷惑かけたり、かけられたりするのが人生じゃねえか。』不寛容さを穿つセリフ。

    レッテル貼りは思考停止、見た目や金でしか測れないなどなど、現在の日本社会の課題も浮き彫りにされている。

    だからこその任俠道か。

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    2024年10月20日
  • 七人怪談

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    澤村伊智『サヤさん』が一番面白かった。

    今回のではじめて知ることができた作家さんだけど、名梁和泉『燃頭のいた町』もよかった。

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    2024年10月15日
  • オカ研はきょうも不謹慎!

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    ネタバレ

    オカルト研究会の大学生たちが怪奇現象に挑む。

    冥國大学オカルト研究会に入部してしまった蒼太郎だったが、かわいい同級生の麻莉奈と大学デビューを夢見るも、怪奇現象が起きる空き家にいってから、部員の部屋の怪奇現象、麻莉奈の失踪など、霊障を疑うような事件が発生。

    部員たちは科学とオカルトの両面から難局に立ち向かう。


    ホラーを書く作者なのに、中身はサイエンスティックであり、アカデミックであり、ミステリーでもある。

    新しい切り口で面白かった。

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    2024年10月14日
  • 群青の魚

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    ある介護施設で殺人事件が起こる。

    第一発見者は新人のシングルマザー。

    そこから更に、複雑に様々な時間が絡み合う。
    半グレ集団によるオレオレ詐欺、猫の里親探し。

    各事件に関わる人物達の心理描写、人物描写が実に巧みだ。

    福澤作品の中では割と重厚な長編。
    本作はシリーズもののようで、作中の端役が主役の別作品もあるようなので、早々に読みたいと思います。

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    2024年10月04日
  • 超怖い物件

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    家、部屋、土地に纏わる超怖いアンソロジー
    “物件怪談小説集”
    人気作家+事故物件サイトの大島てるさんの11編

    土地や建物に関わるホラーが好きなのです
    と思い、読みましたが、人がやっぱり怖いという作品が多かった気がします

    「妹の部屋」神永学
    死んだ妹の賃貸の部屋
    片付けて解約するも 元に戻っている
    事故物件小説ではなかったけれど
    ありそで怖い

    「笛を吹く家」澤村伊智
    息子を預かってくれる家は、幽霊屋敷
    両親の望む息子の行末

    この2編が、私のBestかな

    「倒福」大島てる
    事故物件系かなと思っていたけれど
    反発もある情報提供をしているから
    こんな経験もあるのかな
    いろんな摩擦があるのでし

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    2024年09月29日
  • 忌み地 屍 怪談社奇聞録

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     実話怪談蒐集のシリーズ第四弾。

     今作は、また現地取材・現地での聞き取り調査の状況が復活してきたことが窺える内容となっていました。
     前作はコロナ禍の自粛期間でなかなか取材が進まなかった様子だったので、またあちこちで話を聞いているうちに内容が寄ってくる感覚を味わえる構成になっていることが興味深かったです。
     青木ヶ原樹海は、やはり色々なことが起きているのだろうと、読みながらぞわぞわしました。富士五湖周辺の旅行が好きだったこともあり、時々車を走らせる方向なので、知った地名が出てくるとぞっとします。
     一方で、ホテルの支配人さんの話は少しほっこりする内容でした。けれど、いつまでも心配をしていな

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    2024年09月08日
  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    同シリーズでは珍しく、今回は料理よりストーリーに引き込まれた!いつもは読後に美味しそうな料理の数々のことしか覚えていないのに、今回はもんじゃが出てたっけな〜???くらいの曖昧さになるくらい、個人的にはすごく面白いストーリーだった。どうなるんだろー?ってハラハラした。




    ただ、弁護士を目指している主人公のわりに立ち回りが全体的に「頭悪すぎない!?」と思ってしまった。そこで弁護士の知識は役立たないの!?と思うような場面もあって、じゃあなんでその設定だったんだ…って。でもちょっと引っかかる程度で全体的には楽しかった。

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    2024年09月03日
  • キッチンつれづれ

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    キッチンと言う位だから、食に関する話だけど食べる事だけではなく、その前に感じたり、
    する事、思いが多々ある。その思いが子供から大人に成った時、自分の人生の1部に、その人の一生の思い出が残る。自分も考えて見ると、小さいときの思い、一生残るこの年になっても。

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    2024年08月23日
  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    今回の舞台は自立支援施設。いつものテイストで楽しめるが、マンネリ感もあり、後日談がもう少しほしかった。最期のキッチンカーは以前に登場した人だろうか。

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    2024年08月23日
  • そのひと皿にめぐりあうとき

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    戦後の日本と、現代の日本の両方の話で進んでいく。
    どうリンクしていくのかとワクワクして読んだが、リンクはいまいち。単に2つの話として読んだ方が良いくらい。
    戦後の混乱期の生活がわかりやすく勉強になる。

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    2024年08月22日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ベストと謳ってるので、一定水準はクリアしてる読み応えのある作品が多いけど、その分既読も多かったり。特に綾辻行人、澤村伊智の両作品が印象深かったかな。

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    2024年08月15日
  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    俠飯第9弾!
    今回はハードボイルド強め。
    求人誌からアルバイトを応募しただけなのに
    闇の世界へ引き摺り込まれる。
    恐ろしい世の中だ。
    ラストに第8弾の「一丁たい焼き」登場!
    うれしい♪

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    2024年08月14日
  • 侠飯5 嵐のペンション篇

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    美味しそうな描写が相変わらず食欲をそそるシリーズ。さまざまな登場人物の背景もあるけれど、楽しみなのはやっぱり食事パートだね。最後の無理矢理に見えるハッピーエンドも、まあいっかってなる。

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    2024年08月12日
  • キッチンつれづれ

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    大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三らのアンソロジー。
    キッチンにも色々な物語があり、ほっこりできました。

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    2024年08月12日