福澤徹三のレビュー一覧

  • 東京難民(下)

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    始めのほうは、全然共感できないし、気分が悪くなった。
    が、後半になるにつれ、もしかして自分もそうなっていたのでは、そうなってしまうのでは・・・と、考えさせられる。

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    2014年06月23日
  • 東京難民(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    時枝修は、東京郊外にある私立大学の三年生。夏休み明けにクラス担任から告げられたのは、学費未納で除籍になるという寝耳に水の事実だった。北九州の実家では、借金を抱えた両親が失踪。貯金はないに等しい。アルバイトを転々とする中、家賃滞納で住居も追い出されてしまう。追いつめられる修。だが、それはまだ、底なしの貧困と孤独への入口に過ぎなかった―。


    恐ろしい。ただただ恐ろしい。しかし、フィクションであるはずなのに現実の日本社会で起こりうる可能性を少なからずも孕んでいるという事実がとても恐ろしい。まさに日本社会問題の闇を厭うかのように映しだした巣窟のようだ。

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    2014年06月12日
  • すじぼり

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    主人公の亮。
    事業の失敗して父の故郷である北九州に流れてきた。
    その父とあばら家で二人暮らし
    もうこれだけで敗北感満載。
    更に3流大学の学生。就職は絶望的。
    当然 怠惰で無軌道な生活になってしまうし、つるむ友達もその程度。

    トラブルから出入りすることになった事務所は、昔がたきのシノギで生き永らえている斜陽組織。
    けれど組長の速水以下、組員は一癖ある個性的な面々。
    無縁の世界に魅かれ関わっていくことになる亮。
    そんな事務所を襲った危機は、元をたどると亮が友達と起こしたトラブルが原因だった。
    関わりを絶つべきか逡巡する亮だが、ある事件を機会に亮は決意のすじぼりを入れる。
    余りに切なく、やるせない

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    2014年05月20日
  • 忌談 2

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    ネタバレ

    Part1と同じく、(「超」怖い話+東京伝説)÷2の福澤版といったところ。
    忌まわしい話というか、厭度はそれなりに高い。


    ……やっぱり修羅の国ですよ、F岡県は(汗

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    2014年05月05日
  • 東京難民(下)

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     するすると、面白い位にあっという間に落ちていく主人公。
     わかりやすくセーフティネットに引っかからない。

     なぜだ。
     若いから。健康だから。もっと大変な人が居るから。そこまででは無いと思うから。

     主人公はホントにろくでもない。
     しかしながら、そのろくでもなさを自分も持っていることに気づかされる。

     解説を読むと映画も見たくなるなぁ。

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    2014年04月29日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    今回のテーマは「愛」。
    うすぐら~い印象になりますね、怪談のテーマが愛だと。そういう印象持つのは、愛っていうハッピーなイメージと同じぐらいに、どろどろした憎しみのイメージがあるからでしょうね。

    そんな恋愛したことないですが。

    全話通じて、過ぎたるは及ばざるが如し、っていうのが思い浮かびます。なんかもう、気持ち悪いさが酷い。
    怪談って、怖さなんだけども、今回は気持ち悪さです。
    そういうお話になるきっかけの心の動き自体は、理解できないものではなかったりするので、余計に。
    行き過ぎた愛欲の気持ち悪さ。異性・同性・家族・他人問わず。

    「犬小屋のこと」が一番怖く。
    「ある姉妹」「隣のベッド」で人の

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    2014年04月10日
  • Iターン

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    ○作家の福澤徹三氏の著作。
    ○広告代理店の地方支店に左遷された支店長を主人公に、彼に襲いかかったヤクザや悪質上司といった“不幸”をどのように切り抜けていくのかを描いた作品。
    ○北九州を始め、広告代理店や裏稼業の描写がリアルで、読み応えのある作品。著者の経験が生きているのだろう。最後の最後まで簡単には終わらせてくれない内容にハラハラしつつ、単純な勧善懲悪でないところが素晴らしい。
    ○サラリーマン社会とヤクザ社会とは、実はそんなに違いがないのだろう。話中での西尾のデモに対するコメントは、まさに世の中を言い当てている様に感じた。

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    2014年04月07日
  • 東京難民(上)

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    主人公の投げやりな選択で、人生の坂を転げ落ちて行くのに、「なんとかせいよ。自業自得やん」いらっとくる内容です。一方で、一度最下層に近づくと這い上がることの困難さを教えてくれます。

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    2014年03月24日
  • 東京難民(下)

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    小説のカタチをした、東京生活のサバイバルマニュアル。このご時世、だれもが底辺に落ちたときを想定していくのもムダじゃない。そんなメッセージが痛々しくも深く思える。エンタメとしても面白かった。映画では大胆にばっさりと切られていたんだなぁ、と。

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    2014年03月18日
  • 東京難民(下)

    購入済み

    ありえない話ではないが…

    いろいろな貧困ビジネスやその現場の取材は良くしてあるし、平凡な大学生が堕ちていく過程も興味深い。しかし、ストーリー展開に少し無理がある場面もあり、そこが残念。

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    2014年03月03日
  • 忌談 2

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    ふざけ半分で心霊スポットに行くのは霊を呼び、霊に呼ばれること。やってはいけない。
    事故物件の話は、良く聞く。そういうのをつかまされたら大変。
    ビール瓶、切断、約束が怖かった。
    事実は、小説よりも奇なり。

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    2014年02月09日
  • 怪談実話 黒い百物語

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    お得意の現代百物語。

    訳の分からないチャイムに悩まされていて、
    旦那さんがいるときにもそのチャイムが鳴り、
    何故か自分がおかしくなってしまう「食卓」

    仔犬がいたから声をかけた。仔犬がとことこ、こちらに歩いてくる。
    しかし「何かが違う、これはいけないものだ」と悟って
    その仔犬から逃げ出すも、追いかけてくる仔犬。「仔犬」

    怪談本を読んで、なんか薄気味悪いと感じていたら
    「あんたが、呼んだんやろ」と幽霊に怒られる(?)話。

    日本の怪談、怖いです。

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    2014年01月15日
  • 東京難民(下)

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    誰でも、難民になりかねない。そんな恐怖感にかられた。普通の大学生が東京で難民になるまでを描いたフィクションではあるが、アルバイトやホスト、ネットカフェ、日雇い労働の実態はさながらドキュメントのようで臨場感があった。

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    2013年12月23日
  • 忌談

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    平山夢明さんの都市伝説に近いかな。
    自分はこういう短くてキモくて怖い話が好きだなー。
    もちろん経験するのは死んでも嫌だけど。。
    二作、三作と出してほしいです。

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    2013年10月30日
  • 東京難民(上)

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    ネタバレ

    主人公である時枝 修は社会や言葉をあまりにも知らないため、次々と都会の恐怖に陥れられる。
    学費未納で大学は除籍となり、住んでいたマンションも家賃滞納で追い出され、あっという間にネットカフェ暮らしになり、日雇いの身に。

    すべては修が社会についてあまりにも知らないことが原因となっている。
    例えば、不動産の契約書を読んでいなかったり、クレジットカードについて詳しくないのに利用したり・・・。

    作品を通して伝わってくるのは「知らないのが悪い」という社会の考え方。
    無知であることは身を滅ぼすのだ。

    人は三つのセーフティネット「国家・企業・家庭」に守られて生活している。
    主人公のように、すべてのセーフ

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    2013年09月30日
  • 自分に適した仕事がないと思ったら読む本 落ちこぼれの就職・転職術

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    この方の書く文章好きです。ストレートに書いているから、説得力がある。仕事で悩みがある人には、響くものがあるじゃないでしょうか。

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    2013年09月03日
  • 東京難民(下)

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    下巻でも更に堕ちて行くのには切なさを感じた。

    これを読んでいると住む所や仕事がある事は自分の力だけで無く、運や社会の経済情勢に左右されるもので決して絶対的な物では無いんだと考える事も出来、相対的に自分は恵まれていると実感した。

    それと終わり方には少し納得がいかない。

    這い上がり仲間を救い出す所を知りたくて読んでいたので余韻が悪い。

    映画の方は少し内容が違うようだけどこちらも観てみたい。

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    2013年08月13日
  • 東京難民(上)

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    大学生だった主人公が親の金銭的な都合から仕送りを得られず、大学を除籍、住む所まで奪われていく様にはリアリティを感じて背筋が寒くなった。

    派遣切りで仕事と同時に住む所も奪われて行き着いた先はホームレスって話しがあるけども、それも今回の話しも簡単に起こり得る事で不憫な主人公を応援したくなった。

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    2013年08月13日
  • 東京難民(下)

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    堕ちるのは早い。けれど、這い上がるのには自分が思う以上の時間がかかる。
    自分がやりたい事が見つからないうちは、本当の意味で、這い上がってやったぞ!とは言えないのかも。
    では、今の自分は本当にやりたい事をやれているのかと自問自答するのに手助けしてくれた小説でした。

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    2013年07月28日
  • 東京難民(下)

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    下巻に入っても時枝修の転落につぐ転落の人生が描かれる。なかなか抜け出せない苦しみ。時折り垣間見える僅かな光明も次々と消えて行く。そんな大都会の底辺を流浪する時枝は少しづつ人間として成長して行く。

    一つ階段を踏み外すとどこまで転落するか分からぬ現代社会の怖さを描いた佳作。

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    2013年07月14日