福澤徹三のレビュー一覧

  • 東京難民(上)

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    大学生だった主人公が親の金銭的な都合から仕送りを得られず、大学を除籍、住む所まで奪われていく様にはリアリティを感じて背筋が寒くなった。

    派遣切りで仕事と同時に住む所も奪われて行き着いた先はホームレスって話しがあるけども、それも今回の話しも簡単に起こり得る事で不憫な主人公を応援したくなった。

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    2013年08月13日
  • 東京難民(下)

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    堕ちるのは早い。けれど、這い上がるのには自分が思う以上の時間がかかる。
    自分がやりたい事が見つからないうちは、本当の意味で、這い上がってやったぞ!とは言えないのかも。
    では、今の自分は本当にやりたい事をやれているのかと自問自答するのに手助けしてくれた小説でした。

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    2013年07月28日
  • 東京難民(下)

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    下巻に入っても時枝修の転落につぐ転落の人生が描かれる。なかなか抜け出せない苦しみ。時折り垣間見える僅かな光明も次々と消えて行く。そんな大都会の底辺を流浪する時枝は少しづつ人間として成長して行く。

    一つ階段を踏み外すとどこまで転落するか分からぬ現代社会の怖さを描いた佳作。

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    2013年07月14日
  • 東京難民(上)

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    時枝修の転落の人生がドラマチックに描かれる。両親が失踪し、大学も除籍処分となって時枝は底無し沼にはまり込む。フィクションと分かっていても時枝に同情しつつも、一体何をやってるんだと説教したくなる。なかなか面白い。

    来年二月に映画化されるようだ。

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    2013年07月14日
  • 夏の改札口

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    現実にもっと悲惨な事件が起きているせいか、それほどのインパクトはなかったですが、それにしても死へ向かう人々の心理が真に迫っていて読後感悪いです。読んで嫌な気持ちになりたくて読んだから、いいんですが。責任転嫁する奴は自殺しない、という言葉が凄く印象に残っています。私も自殺しないな。

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    2013年01月23日
  • 自分に適した仕事がないと思ったら読む本 落ちこぼれの就職・転職術

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     さすが小説家だけあって語りが上手い!
     この手の実用書にありがちのぎこちなさがなくて読みやすい。作家が書くと違うわー。

     結局の所「やるかやらないか」なのだよね。
     やるからには自分が納得できるまでやりなさい、という至極まっとうな本。落ちこぼれ云々は関係ないかも?

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    2012年11月12日
  • 怖い話

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    「怖い」がテーマのエッセイ。期待してたよりも面白かった。特に怖い映画の話で、「震える舌」について書いてあったけど、幼少の記憶ですごく強かったのを思い出せて、嬉しかった…

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    2012年09月03日
  • 真夜中の金魚

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    朝は早起きしてパチンコの打ち子のバイト。夜は安いクラブのバーテン。家は女の部屋に居候。
    絵に描いたようなチンピラ暮らしのおれに、パチンコ屋の店長の失踪を皮切りに次々とトラブルが押し寄せる。

    奥付をみると執筆は2003年。この著者の゙すじぼり゙は2006年だから、すじぼりの前身のような位置付けか。
    すじぼりでもそうだったけど、展開が上手く映画のように読める一冊。
    またこの作品もキャラクターの立ちっぷりがすごい。書こうと思えば登場人物全員分のスピンオフがすぐ書けそう。
    そしてそれを書かないところが偉い。まぁ初出の時点でそれほど売れなかったって事情もあるんだろうけどさ。

    好きな作家なので若干甘め

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    2012年05月13日
  • 再生ボタン

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    再読本。
    「怪の再生」には、やはりゾゾっとさせられる。集団で起こった事件、そしてその真相がテープによって(復習として)起こされるというシチュエーションは抜群。
    「幻日」は、怪談。そして少し男の夢も混じった切ないお話。
    この2編に、福澤さんのうまさが表れていると思う。

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    2013年11月12日
  • すじぼり

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    物語のテンポにはまってしまうことは間違いない

    次に何が起こる、何が起こるという展開のせいで読むためのキリがなくなってしまう

    それはたぶん主人公が感情移入しやすいとか、設定が細かいとか、そういうのが要因なのだろうが、それ以上に読んだら面白い点かもしれない

    是非読んでほしい

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    2011年01月15日
  • アンデッド

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    ホラー中級者初回向け?グロ表現がありますので、抵抗力の無い方にはオススメしません。形の良いホラー小説といった感じ。ホラーの中では初級の少し上

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    2010年12月17日
  • 自分に適した仕事がないと思ったら読む本 落ちこぼれの就職・転職術

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    [ 内容 ]
    富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる時代。
    年収二百万円以下の給与所得者は、すでに一千万人を超えた。
    拡大する賃金格差は、能力でも労働時間でもなく、単に「入った企業の差」である。
    こんな世の中だから、仕事にやる気がでなくてあたりまえ。
    しかし働くよりほかに道はない。格差社会のなかで「就職」をどうとらえ、どう活かすべきなのか?
    マニュアル的発想に頼らない、親子で考える就職哲学。

    [ 目次 ]
    第1章 やる気がでなくてあたりまえ(格差社会は差別社会である 親が貧乏なら子も貧乏 ほか)
    第2章 だめな企業ほど求人する(入った企業で、お辞儀の数が決まる いつも求人してい

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    2010年07月03日
  • 真夜中の金魚

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    製鉄と炭坑と博打で栄えた街(本文まま)北九州を舞台に、人間本来の欲望がこれでもかっ!と描写されてるが、読んで苦痛を感じる事は(暴力場面は別にして)あまりなく、主人公のオレが這いずり廻り、また、のるかそるかの行動に爽快感さえ感じてしまった。あっという間に読み終え面白かった。幽霊の噂話が出てくるがもともと作者がホラー系の作品を書いている関係だったようで、そこはご愛嬌ですね。

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    2010年04月09日
  • すじぼり

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    表紙とあらすじにつられてw



    なんか思ったより凄かった・・・・
    ヤクザ関係ってこともあって暴力的!!

    拷問とか・・・ヤバいっす。

    R-15な感じww






    結果的にみんなあれであーー・・・って感じでした。

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    2011年09月19日
  • アンデッド

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     この本の感想は、とにかく”怖い”の一言です。幽霊が人を殺害していく作品で、それだけなら普通のホラー小説にもあるのですが、この作品の怖さは、何といっても、読んでいて思わず顔をしかめてしまうほどの人物の殺害方法です。これ以上はネタばれになるので言えませんが、これは苦手な人なら読み進めるのをためらってしまうほどの怖さだと思います。私はこの本を読んだ後、久し振りに本気で怖い(と面白い)と思いました。

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    2009年11月12日
  • 壊れるもの

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    ジャンルはホラーもの。確かに怖いです。。

    中年サラリーマンの疲れた生活が妙に生々しく、現実的でけっこう厳しい描写が多いので

    似たような境遇に立たされている人にとっては読むのが辛いんじゃないかな…と思ってしまった。

    家族や同僚との関係など、まるで見てきたかのような描写に少々ヒヤッとするものが・・・;

    「あの時こうしていれば…」という主人公の思いや後悔はどうにもならない現実として受け入れるしかなく、

    結局はこうなってしまう残酷な結果に救いようのなさを感じました。

    若かりし頃に体験した、恐ろしい出来事が思ってもみなかった形で終結してゆく恐怖に背筋がゾクッとしました。

    『面白いよ〜♪』と

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    2009年10月04日
  • 壊れるもの

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    そうだったのかと後からぐっとくる。
    ドリームハウスは恐ろしい場所である。そこを訪れた者は、もう逃れる事ができないのだ。
    仕事、家族、家庭、マイホームと全てが順調にいっているはずの秀雄の心にずっと引っかかっていたものはなんだったのだろうか。
    やはり、ドリームハウスが原因なのだろうか。
    ふと我が家を振り返り、思わず、今の幸せを確かめずにはいられない衝動に駆られたのであった。

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    2009年10月07日
  • 壊れるもの

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    大手百貨店の課長職、妻と娘との家族三人暮らし、四十歳をすぎて手に入れた郊外の一軒家。大きな不満はない。ごく一般的な、ささやかな幸せ。しかし、そんなありふれた日常に生じた一点の染みが、突如、絶望の底なし沼となって男を呑み込んでいく。※なかなか読みやすい。「いったいなんなんだ・・」と思いながら、どきどきしつつ読んだ。途中から大体オチは予想できるものの、最後まで面白く読めました。

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    2009年10月04日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻行人の再生が読みたくて買いました。

    再生/綾辻行人
    ジワジワくる怖さ、ずっと続く薄気味悪さが良い。
    そして綾辻ホラー全開な感じが良い。

    夢の島クルーズ/鈴木光司
    グロさ強めでした。
    ついでに人間の怖さもあって良かった。

    よけいなものが/井上雅彦
    めちゃくちゃ短いがシンプルだからこその怖さがある。

    五月の陥穽/福澤徹三
    日常の一つ壁の向こうにある恐怖。
    手の届く範囲にある恐怖を気にしていない生きてる人間が1番怖いですね。

    鳥の巣/今邑彩
    最後にひっくり返るし怖いし、このタイプのホラー好きです。

    依って件の如し/岩井志麻子
    古い言葉や言い回しで不気味さがさらに増していると思うが、そ

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    2026年02月25日
  • 侠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇

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    安定の飯飯シリーズのオーディブル最新作で10作目。
    今回の主人公はフリーライターの青年、夢追い人的な青年、タクシードライバーの若い女性の3人が赤羽の地でヤクザが営業している簡易宿泊施設で柳刃と火野の二人と出会う。
    水戸黄門的な勧善懲悪もので安心して読めるのだが、毎回美味しそうな料理と柳刃の心に沁みる言葉が良い。
    人生は将棋と違って『詰む』ということはない。なぜなら人生には盤面はなく無限に広がりがあるからだ、と今度どこかで言ってみたい。

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    2026年02月18日