あらすじ
ひきこもりの息子とその父親、認知症の妻の介護に疲れた夫、日常の虚しさにとりつかれた主婦、痴漢容疑を受けたサラリーマン、際限なきいじめに悩む中学生…。図らずも人生の陥穽に落ちた人々は、「死」の深淵に臨むが…!? 現代社会のひずみを映し出す、珠玉の短編集。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
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Posted by ブクログ
7つの短編
・夕立:あの日 傷ついた自分に重ねて・・・思いやりや強さ、そして優しさを感じた。
・蛇飼う男:気が触れるってこういう感じなんだろうな。
・青空の記憶:幼い時にも感じた愛情を ふと今・・・
・老信者:何かに夢中になれると若くなれるんだ?
・夏の改札口:自殺志望の人たちが数人集まり・・・
・犬死の旅:そんなんで死ぬ事を考えるか?自分の方が強いと確認できた。
・ベランダの鳩:うかつにもラストにホロりと。
Posted by ブクログ
現実にもっと悲惨な事件が起きているせいか、それほどのインパクトはなかったですが、それにしても死へ向かう人々の心理が真に迫っていて読後感悪いです。読んで嫌な気持ちになりたくて読んだから、いいんですが。責任転嫁する奴は自殺しない、という言葉が凄く印象に残っています。私も自殺しないな。