福澤徹三のレビュー一覧

  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    シリーズ第九弾。今回は新宿歌舞伎町で半グレグループの隠密捜査を行う柳刃と火野。料理は相変わらず、手間をかけずに美味しそうなものをつくる。火野さん、金属バットでフルスイング、頭に当たったらやばいです。

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    2024年02月17日
  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

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    前作を読んでいたため張られた伏線には気づきやすくなっていたが、新たな登場人物のキャラクター性でカバーされていた。
    今回出てくる料理は少し真似しづらそう。

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    2024年02月13日
  • 超怖い物件

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    家にまつわるホラーのアンソロジー。玉石混交という感じ。

    【収録作品】
    「氷室」宇佐美まこと
    「倒福」大島てる
    「旧居の記憶」福澤徹三
    「やなぎっ記」糸柳寿昭
    「たかむらの家」花房観音
    「妹の部屋」神永学
    「笛を吹く家」澤村伊智
    「牢家」黒木あるじ
    「トガハラミ」郷内心瞳
    「終の棲家」芦花公園
    「ろろるいの家」平山夢明

    たとえば「倒福」「旧居の記憶」「やなぎっ記」の御三方は実話怪談や事故物件をメインにしているだけあって実録風というかとりとめがない。それもそれで好きだけどほかの短編小説の中では浮いてるように個人的には感じた。
    この中で怖かったのはやはり「終の棲家」と「ろろるいの家」。芦花公園さ

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    2024年02月11日
  • 灰色の犬

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    警察小説と思い手を出したけど典型的な警察小説ではなく警察を舞台にした小説です。 警察やヤクザを中心にどこの世界にでもありそうな組織の中の上からの理不尽がうまく描かれおり、なんとなく分かるーと思いながら読んでました。 ストーリーもなんとなくは予想がつくもどのように決着させるのかが完全には分からず読み進めました。 KU

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    2024年02月07日
  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    ネタバレ

    侠飯シリーズ 第9弾
    書き下ろし。

    プロローグ 応募したら即闇落ち。恐怖の求人広告
    ➀冷凍食品がひと手間で激変の簡単レシピ
    ②冬が旬。寒ブリと小松菜と柚子の極上メニュー
    ③超簡単なのにうますぎる。アメリカのソウルフード
    ④知らないひとも意外と多い。伝説のコンビニグルメ
    ⑤寒い夜もポッカポカ。日本酒にあう絶品うどん
    ⑥イブに食べたい。至福のチキンとローストビーフ
    ⑦これぞ勝負飯!戦う男の激ウマ鉄火巻
    エピローグ 弱さが強さ。はたちの三人は未来を変える

    会社を首になり、半グレの求人広告から闇落ちした創介。半グレの幹部・蜂矢に拾われ、歌舞伎町のスナックの手伝いをしながら仲間ができた。

    歌舞伎

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    2024年02月02日
  • 侠飯

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    シリーズになっていて前々から気になってはいたけれど何年か前にドラマを先に見てしまったのでなんとなく読む気にならずにいた。柳刃さんの料理のウンチクもなるほどと思ったり、就活に悩む今どきの若者の気持ちが少し分かったような気がした。

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    2024年01月30日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    今回は下町のやくざ事務所にあの二人がやってくる。卓磨には若さ故の甘さが見え隠れするが、本質を突いた柳刃の言葉にハッとさせられる。

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    2024年01月28日
  • 七人怪談

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    ‘ふさわしいテーマ‘っていうのがとても良い。確かに望まれているのは、それぞれに振られている短編だろう。
    初見では名梁和泉さん、見知りでは福澤さんがよき。

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    2024年01月28日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。第二弾の「恐怖」の方を先に読んでたけどこれが第一弾。
    綾辻行人「再生」鈴木光司「夢の島クルーズ」は既読でした。「再生」すごく久々に読んだけどやっぱり最高だな…。初読のなかでお気に入りは今邑彩「鳥の巣」山荘で出会った女性と主人公の会話が進むほどに不穏さが増していき、じわじわとした恐怖に締め付けられた。岩井志麻子「依って件の如し」は陰湿な村社会の厭な話という感じでラストのおぞましさたるや…きょうてぇきょうてぇ。

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    2024年01月20日
  • 侠飯6 炎のちょい足し篇

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    シリーズ6弾。
    貧困ビジネスに搾取されるひきこもり少年たちを襲う悪手。
    自立支援施設と称される寮での生活は軟禁生活。

    近所のヤカラ食堂に現れるはあの二人。
    頬に刃傷を持ち、小指が飛んだあの男とその舎弟。

    本作も実に美味しそうなレシピと共に味わいました。

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    2024年01月16日
  • 忌み地 屍 怪談社奇聞録

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    福澤&怪談社シリーズ、第四巻。
    相変わらず、訳がわからない・不気味な実話怪談が目白押し。ただ怪談の特定地域≒「忌み地」要素は薄めで、主だったものは千葉のおせんころがし周辺、巻頭巻末の青木ケ原樹海くらいになっている。
    おせんころがし周辺は山やトンネルといった定番かつ不気味な話でなかなか。
    単なる伝承だけでなく、実際の事件現場というのもリアルさをプラスして別な怖さが増してくる。

    …しかし、読み終わるとこのカバーにとんでもない「詐欺」があることに気づく。これもおせんころがしの一件。
    「怖いワードがたくさん!こりゃ凄そうだ!」と買った時は思ったんだけどねぇ…上間さん。
    あとそれで思

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    2024年01月08日
  • 七人怪談

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    7つのホラーアンソロジー。
    「自分が最も怖いと思う怪談」という課題で集まっただけあって本当に怖いです。それぞれ全然毛色の異なる怪談なのですが、どれもズシンと肩が重くなるような、負のエネルギーを引っ張り込んでしまったような戦慄を感じます。

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    2024年01月03日
  • 忌み地 惨 怪談社奇聞録

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    福澤&怪談社、三巻目。
    まだコロナ禍のなか、取材はまだまだ本調子でないけれど、宮崎の怪しげな商店街周辺、お馴染みK市、埼玉N駅など、コンセプトの忌み地的な局所怪談はなかなかのインパクト。
    特に今回はそういう取材先の人物、怪談のなかの登場人物も怪しげでインパクトのある人がちらほら。
    こういう忌み地に住む人というのも怪談じみてくるのだろうか。

    個人的にすさまじさを感じたのは一話目の「押し入れの腕」。怪談ではなくその背後にあった事件だが、ちょうど柳田国男の「山」に関する本を読んでいたためか、この話も何か「山に憑かれた」ものを感じた。柳田国男ならこの話も「山の人生」に組み込んでいそうだ。

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    2023年12月24日
  • 超怖い物件

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    それぞれ個性ある文章と、短編だからこその潔さが面白さになっている。幽霊?ヒトコワ?妖怪?多彩なお話ですぐ読み終えてしまいました。個人的には、澤村さんの短編は、やられたー!でしたww

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    2023年12月22日
  • 忌み地 屍 怪談社奇聞録

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    前作同様 一作一作が非常に短い短編
    一応は場所縛りの要素はある
    残穢がいい仕事します
    この巻はあまり目立ってない気もする
    樹海の話が一番いやな話だった 怖かった

    実話だからか 落ちがない話も多くて
    え・・・それってその後どうなるの
    というのが怖いんですよね
    うっかり自分にもと思っちゃいます

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    2023年12月08日
  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

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    今度はキッチンカーで登場する謎の二人。追い出し部屋のメンバーへの厳しくも温かい言葉が刺さる。意志と想像力が大事。

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    2023年11月06日
  • 七人怪談

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    自分のこのみになってしまいますが
    読みやすい話や、さっと流してしまう話
    がありました

    でも、色々な作家さんの話が読めてよかった

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    2023年11月02日
  • 晩夏の向日葵(ひまわり)~弁護人 五味陣介~

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     条川署の警官・新田真人は、警官とは何をすべきなのかをわかっているが、交番の警察官のルールに縛られて、余分な仕事をすると上司から叱られる。警察って、随分縦割り社会なのだ。
     2年前に、目の前で飛び込み自殺した立花健作、52歳だった。健作はアパート経営したが、悪さされて経営がうまくいかず、借金のカタにアパートも取られてしまう。打越不動産の仕業だった。この男は、さまざまな事業で成功させている。そして、新田真人は、今度はオレオレ詐欺の若い男を捕まえる。それは、自殺した父親の息子立花康平でまだ大学生4年生だった。生活が苦しいので、少しでも高額なアルバイト、日当3万円に飛びついたのだった。オレオレ詐欺の

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    2023年11月01日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    カバーイラストは濱口真央。

    ■綾辻行人 「再生」 (『亀裂』、『眼球綺譚』)
    中高生の頃に既読。再読。
    思った以上に・・・・の「・・」で笑ってしまった。

    ■鈴木光司 「夢の島クルーズ」 (『仄暗い水の底から』)
    中高生の頃に既読。再読。
    当時はすごい大人の話だと思っていたが、マルチ勧誘というしょぼさとヨットという対比が、実に大人っぽい。
    またヨット好きの作者らしい描写(専門用語)もきりっとしている。

    ■井上雅彦 「よけいなものが」 (『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)★
    面白いアイデア。
    よく会話文が連続するときに陥りがちな混乱を逆手にとって。巧み。

    ■福澤徹三 「五月の陥穽」 (『怪談

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    2023年10月24日
  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    最新刊。
    就職活動の面接に行って、保険証とか免許証のコピーを取られて実家とか把握されたら確かに結構怖いなぁ。逃げ道たたれちゃうものな…
    今回の主人公君はある意味良い人に拾ってもらったんだろうな、という感じ。
    最後のたい焼きを一つづつ焼いてる屋台は前回の人か〜とちょっとほっこりしました。でも今回の主人公君たちはあまり調理してなかったけど大丈夫なのかな。
    肉うどん、美味しそう。

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    2023年10月14日