福澤徹三のレビュー一覧

  • そのひと皿にめぐりあうとき

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    次々と起こる出来事に心が痛くなるが、読んでよかった。
    素敵な結末がグッと来ました。
    今だからそこ読みたい1冊。

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    2023年03月27日
  • そのひと皿にめぐりあうとき

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    福澤徹三『そのひと皿にめぐりあうとき』光文社文庫。

    『侠飯』シリーズ、『作家ごはん』など面白いグルメ小説を書いている作家なので、タイトルからして同様の小説かと思ったのだが、全く違った。

    戦中、戦後の過酷な状況を生き抜く少年と現代のコロナ禍で息が詰まるような状況を生き抜く少年の2人の少年の物語。

    2人の少年の奇蹟のような邂逅……

    2人の主人公の少年の人生は、なかなか交わらずに、まるで同時進行で2つの小説を読んでいるかのように錯覚する。しかし、ラスト10ページで世界が変わる。

    解説は北上次郎。本作の紹介だけに留まらず、福澤徹三の小説の魅力について鋭い視点で解説している。

    1946年、父

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    2023年03月23日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    表題作の『再生』、過去に読んだことある作品だけどやっぱり何度読んでも大好き。
    最愛の妻の首なし死体と共に暮らすって構図が恐ろしくてグロテスクだけど美しすぎるよね……好き……
    結末の救われなさもほんとすき……

    他の作品もどれも面白くてハズレなし。流石!って感じでした。
    井上雅彦の『よけいなものが』と福澤徹三の『五月の陥穽』が特に好きかな。

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    2023年03月20日
  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

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    め…ちゃくちゃ面白かった。
    数年前から気になってたタイトルやけど(ドラマ化もしたっけ?)もっと早く読んでおけばよかった…! ていう具合には面白かった。(意味が分からん)

    いやいや、読書は縁のものやから、今、読んだからここまで刺さるんやろうな。それもわかってる。


    さてシリーズ二作目が、まさかこういう形で続くとは!
    てっきりあの大学生ちゃんたちのその後、みたいな流れと思ってたので、いい意味で裏切られた。

    著者の文章は読みやすいなあ。
    そのうえ文春文庫は文字が大きいので、初老が通勤電車の暗い車内でも読めるのが助かる。笑


    そして今回のテーマがリストラというか、仕事と人生を見直す、みたいな話

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    2023年03月04日
  • 廃屋の幽霊<新装版>

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    確かな筆力と細かい描写、そして最後の1ページでがツンとくる中編集。私はどれも大変面白かったです。特に「不登校の少女」の畳み掛ける不条理には呆然。

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    2023年03月04日
  • 白日の鴉

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    痴漢の冤罪で捕まった主人公。
    99%は有罪になるという裁判。
    無実を主張し続けて裁判に持ち込むも…
    いつまで経っても決定的な証拠は見つからず、
    もう駄目かと思った矢先…

    8割方読んでも形勢は変わらず。
    報われる瞬間を待ちわびて、一気に読んでしまった。

    四部作の二作目。圧巻であった。

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    2023年02月14日
  • 侠飯

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    これまた面白かったなー!

    まさかの(?)オチ。予想してないところの到着やった。
    しかも続編があるっていうのが、どう続いていくのか気になるのでソッコーリクエストしてる。

    読むぞ読むぞ。

    登場するごはんは案の定おいしそうやし、自炊スキルはほんまにすごいものやと思う(ゼロです)。

    物事の考え方から変わるっていうのが納得…。

    流行ったのはちょっと前やのに、ようやく読む機会に恵まれたよう。
    嬉しい。
    想像より読みやすい文体で、そこも意外かもしれない。

    若い人に響くのかどうかはちょっとわからんけど…。
    でもこの主人公の子、なんか憎めないな。

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    2023年02月11日
  • 群青の魚

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    登場人物がどこで交わり合うのか、ドキドキしながら読んでいた。キンドルで見つけた本ですが、シリーズ化されているので他も読む予定。ちなみに全4冊、これは3巻にあたりますが物語は楽しめます!!

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    2023年01月21日
  • 超怖い物件

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    ネタバレ

    「物件」に関する怪談小説のアンソロジー。おすすめ作品
    神永学『妹の部屋』死んだはずの妹の部屋がいつしか復元されている。おかしいのは自分か、家族か。ミステリ要素のあるホラー。
    澤村伊智『笛を吹く家』一番おすすめの作品。ラストにどんでん返しがあるホラーミステリー。
    郷内心瞳『トガハラミ』人間に取り憑いて人を喰らう物の怪、トガハラミの話。ラストシーンの伏線回収が美しい。語り手は美佐子に憑いたトガハラミで、「姉」はトガハラミが見せていた幻覚ではないか。
    芦花公園『終の棲家』最後の一文にゾッとする。怪異は話を聞いた者に取り憑き、伝染する。
    平山夢明『ろろるいの家』実話怪談風の作品。短編集の中で一番怖かっ

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    2022年12月09日
  • 群青の魚

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    面白かったー

    1/3くらいで高齢者殺しの犯人わかってしまったけどそれでも面白かった!

    読み始め
    すこし説明がくどすぎて
    挫折しそうになったけど
    読み進めていくうちに
    解決に向かって
    一気に読み切った

    映像が浮かぶくらい

    続編期待します!

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    2022年10月25日
  • Iターン 2

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    人間関係は1巻でできあがっているので、
    話がスムーズであっという間に世界に入り込み、1日で読み終えてしまいました。
    にしても、主人公の務めている会社、ひどいなぁ、、笑。

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    2022年10月25日
  • 超怖い物件

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    著者は著名な人ばかり、内容もそれぞれ毛色が違って、面白くて一気に読みました。

    物語形式とルポ形式、両方を一冊にまとめるというのは、なかなか良い試みだと思います。

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    2022年10月12日
  • 東京難民(下)

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    上巻から

    怒涛のイレギュラー人生になってどんどん逞しくなる主人公。本人はそんな事微塵も思っていないようだけど、読んでいるこっちはすげえな、の一言。

    警官からの職務質問
    中国へ行かされるかも

    このあたりが特に大きな分岐点の気がする。

    最後までハラハラして読みラストへ。

    ぐうたら学生からもう最高の精神状態になってく感じがたまらない。

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    2022年09月23日
  • 東京難民(上)

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    主人公は普通の大学生。突如親の支援が途絶えそこから一気に普通からかけ離れていく。

    読んでいて止まらなくなりました。
    自分も学生の時こんな風に親の支援が止まって行方がわからなくなっていたらどうなるだろう?

    こんなにならず普通に今があるが妙にハラハラしながら読みました。

    下巻へ

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    2022年09月23日
  • 侠飯(1)

    無料版購入済み

    お腹が空く

    原作小説を読んで面白かったので漫画も読んでみました。火野さんのビジュアルイメージがちょっと違いましたが笑美味しそうな描写はそのままでよかったです。

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    2022年09月08日
  • 侠飯8 やみつき人情屋台篇

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    シリーズも8作目。
    今回の主役は新卒で就職をするもコロナ禍により失職、そして底辺ユーチューバー。
    そんな彼が柳刃&日野の強面コンビと出合うことで人生の転機となるかもしれない。
    このシリーズ、もはや物語は水戸黄門的なお約束な展開。
    メインディッシュは、柳刃の手による変幻自在な任飯である。夜中に読むと完全な飯テロ小説だ。

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    2022年08月27日
  • 侠飯8 やみつき人情屋台篇

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    今回はフードフェス近くの屋台でお仕事中のお二人に、底辺ユーチューバーの浩司が…(^^;)屋台でお好み焼き(百円)を焼くなんて、ドンピシャ!そしてまた賄いが…(^q^)更に天然もののたい焼き(これも百円!) を焼く酒巻さんがカッコい~(*^^*)なかなか厳しい時代だけれど、頑張れ若者たち!o(*≧∀≦)ノ

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    2022年08月18日
  • 侠飯8 やみつき人情屋台篇

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    福澤徹三『侠飯8 やみつき人情屋台篇』文春文庫。

    シリーズ第8弾。本当に面白かった。痛快無比、勧善懲悪のドラマ。最後にほろりとさせられる。今回も柳刃の様々な料理が披露され、レシピの蘊蓄が語られる。その裏で繰り広げられる悪事。侠たるもの、こうあるべきと若者に強いメッセージを残し、風の如く姿を消す柳刃と火野……

    新卒で入社した全国でホテルチェーンを運営する大手企業がコロナ禍で休業となり、希望退職を選択をし、やむなく底辺ユーチューバーに甘んじる葉室浩司が今回の準主役。

    主役は勿論、柳刃と火野だ。柳刃と火野のコンビは、美食フェスの会場出口でたい焼き屋台を営むテキヤの酒巻庄之助の隣に屋台を構え、お

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    2022年08月12日
  • 侠飯

    ネタバレ 購入済み

    大学生におすすめの本かも。

    無料だったから手に取ってみたのですが、思いのほか面白くて一気読みしてしまいました。
    最近流行りのグルメ系と極道モノが一緒になってる本といえばそうなのですが、Fラン大学の学生が主人公だったり、就活のあれこれがリアルだったりして、軽い文体の割に、なんだか人生にとって大事なことをちょっと学べたような、素敵な本でした。
    にしても柳刃さんの作る料理、最初は真似してみたいと思ってましたが、材料がそこそこ高価なので、ニンニクのホイル焼きしか結局作れそうにありません…笑

    #アツい #笑える

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    2022年09月28日
  • 忌み地 惨 怪談社奇聞録

    購入済み

    臨場感

    一般に読まれている実話怪談本は、体験談を書くものが主流だが、本書は取材そのものを記述している点に特徴がある。空振りに終わることもあるものの、霊体験より取材の方が怖いこともあり、なかなか目を離せない。

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    2022年08月02日