福澤徹三のレビュー一覧
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ネタバレ任侠✖️食✖️若者=今を生きる勇気
短いエンタメの小説の中に、現代社会の課題に対しで、生きる為の食を大切に感謝し、そして自分の足で歩いていくための言葉と、主人公の気付きと成長が、無理なくキチンと伝わる形で織り込まれている。
読むだけで、食欲と勇気が満たされる本。
今回も、良い刺激を頂きました。
うつ病になって漸く気がつけた眼差しを改めて教わる。
誰からも必要とされてないと思うのは、他人になにかを求めてるからだ
いずれにせよ他人になにかを求めている限り、成長はない
自分の意思で変えられないことを悩むのは時間の無駄だ。古代ギリシャの哲学者、エピクテトスはこういった
幸福への道は、ただひとつ -
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このアンソロジーを一言で表すなら、「とても怖い」。とにかく怖い描写や不気味な描写が多い。
澤村伊智『サヤさん』ある霊能者に出会った小学生の話。前半の怪異に襲われる不気味さ、不条理さと、後半の物語の真相、謎の残るラスト。どれをとっても怖い。『予言の島』を事前に読んでおくとなお良い。
加門七海『貝田川』実話の様な怪談、その真偽は不明。フィクションだと思っているのに、そうだと断言することが出来ない。
名梁和泉『燃頭のいた町』「現世」と「異界」の境界が曖昧になり、いつしか怪異に襲われる。だが、この話は怪異より人間のほうが怖いと思う。
菊地秀行『旅の武士』旅をする武士を中心として語られる時代劇怪談。連続 -
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福澤徹三作家の文体がほんまに好きです。
今回の忌み地はぐいぐいきました!
心霊スポットには行かないようにしないとみんなそこでヤバいものをひろってる気がする。
『Wくんのライン』知ってるひとがこういうことになるってめっちゃ怖いです。
『悲鳴』
『東十条の乗客』化かされただけならいいんですけど違いそうだから怖い。
『きれいな部屋』
『床下の音』床下に呪いの場所が!?
『船上怪談』船に酔うから乗れないけどめっちゃ興味深いです。
『恋人岬』
『後ろの顔』鳥居の外側と内側では結界の威力が違う。
『白い鳥居』このはなし、他でも読んだような気がします。面白い!
次も楽しみにしてます!!
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福澤徹三『そのひと皿にめぐりあうとき』光文社文庫。
『侠飯』シリーズ、『作家ごはん』など面白いグルメ小説を書いている作家なので、タイトルからして同様の小説かと思ったのだが、全く違った。
戦中、戦後の過酷な状況を生き抜く少年と現代のコロナ禍で息が詰まるような状況を生き抜く少年の2人の少年の物語。
2人の少年の奇蹟のような邂逅……
2人の主人公の少年の人生は、なかなか交わらずに、まるで同時進行で2つの小説を読んでいるかのように錯覚する。しかし、ラスト10ページで世界が変わる。
解説は北上次郎。本作の紹介だけに留まらず、福澤徹三の小説の魅力について鋭い視点で解説している。
1946年、父 -
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め…ちゃくちゃ面白かった。
数年前から気になってたタイトルやけど(ドラマ化もしたっけ?)もっと早く読んでおけばよかった…! ていう具合には面白かった。(意味が分からん)
いやいや、読書は縁のものやから、今、読んだからここまで刺さるんやろうな。それもわかってる。
さてシリーズ二作目が、まさかこういう形で続くとは!
てっきりあの大学生ちゃんたちのその後、みたいな流れと思ってたので、いい意味で裏切られた。
著者の文章は読みやすいなあ。
そのうえ文春文庫は文字が大きいので、初老が通勤電車の暗い車内でも読めるのが助かる。笑
そして今回のテーマがリストラというか、仕事と人生を見直す、みたいな話 -
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ネタバレ「物件」に関する怪談小説のアンソロジー。おすすめ作品
神永学『妹の部屋』死んだはずの妹の部屋がいつしか復元されている。おかしいのは自分か、家族か。ミステリ要素のあるホラー。
澤村伊智『笛を吹く家』一番おすすめの作品。ラストにどんでん返しがあるホラーミステリー。
郷内心瞳『トガハラミ』人間に取り憑いて人を喰らう物の怪、トガハラミの話。ラストシーンの伏線回収が美しい。語り手は美佐子に憑いたトガハラミで、「姉」はトガハラミが見せていた幻覚ではないか。
芦花公園『終の棲家』最後の一文にゾッとする。怪異は話を聞いた者に取り憑き、伝染する。
平山夢明『ろろるいの家』実話怪談風の作品。短編集の中で一番怖かっ