福澤徹三のレビュー一覧

  • キッチンつれづれ

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    アミの会シリーズで1番ハマった!
    食に関する短編集。
    ほっこり話もあったけど、
    私としては放置子とか貧困とかの話のほうが
    しっくりきたなー。
    苦労って糧になる!

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    2024年07月02日
  • 侠飯4 魅惑の立ち呑み篇【電子特典 コミック収録版】

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    いやいやいやいや、面白かった。ものすごい一気読みしてしまった。

    相変わらずの時代劇構成(あらすじとオチは決まっていて、シチュエーションが毎回違う)なんやけど、今回の旬一郎くんは「甘ったれな若い子」じゃなくて、めちゃくちゃ正義感も意欲もある若い子やったので、そこが今までと違ってよかった。

    でもまあ、小梅ちゃんの出自には
    「えぇ…」
    ってなったけど(笑。そういうわかりやすさもこのシリーズの面白さとはいえ)、通常国会が終わったところで読むってのもおつやった。
    (おつではない)

    2017年の本なんやな…。何とも言えん。

    このシリーズはわりと庶民的な具材で料理をすることが多いこと思うけど、今回は

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    2024年06月23日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    前作を読んだのが約一年前なので、続きから読んでいけるか…
    って思ったけど、

    いけた。

    今回もめちゃくちゃ面白かった。
    なんちゅうか、ここまでの三冊ってどれも

    根性なしのキャラクタが登場する

    柳刃さんと出会う

    最初は柳刃さんに不信感を抱く

    料理を通して目覚める

    明日から心を入れ替えてがんばる

    って流れやのに、なんでどれも面白く読んでしまうんやろう(笑)。

    それはわたしが根性なしやからか。他の根性なしたちが性根を入れ替えて前に進むサクセスストーリーを本能で求めるのか(笑)。

    それもあるやろうけど、時代劇的安心感面白さもあるんかもしれへんね。


    じつは柳刃さんの立場すら

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    2024年06月01日
  • 侠飯4 魅惑の立ち呑み篇【電子特典 コミック収録版】

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    今回は結構単純な構成で
    何も考えず楽しむことができた
    ストーリーよりも柳刃さんのレシピのほうに重点を置いてしまって(^_^;)

    だって今回格別に美味しそうだったから
    実際に作ってみたものもあります
    マジで美味しかった

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    2024年04月12日
  • 晩夏の向日葵(ひまわり)~弁護人 五味陣介~

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    今回も新田真人とゴミジンこと五味陣介が活躍するお話。
    前作に比べてボリュームがかなり少ないものの十分楽しめました。
    ゴミジンと真人のコンビも板についてきて安定感がありますね。
    短い時間でサクッと読めます、おすすめです。

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    2024年03月25日
  • 侠飯

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    面白かった。柳刃さんの料理へのこだわりに感化され、料理をしたくなる。良太の仲間もみんな良い子だし、柳刃さん・火野との掛け合いも良い感じで、ぜひ続きも読みたい(聴きたい)。
    オーディブルで聴いたが、ナレーターが良い感じで、特に柳刃さんが渋くてたまらん。

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    2024年02月17日
  • 侠飯3 怒濤の賄い篇

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    今回なかなか柳刃と火野が登場しなかったので
    違うパターンなのかな?と思って読み進めたら
    登場しました
    まあこの2人が主要人物だから出ないってことはないか
    相変わらずの旨そうな賄い飯に集中してしまいましたが
    ストーリーは前の2作よりかなり濃い
    ヤミ金の店長をしていた青年が幹部に実の祖父の家を地上げしろと命じられる
    祖父はヤクザの組長
    しかし組は祖父の他にはじいさん組員が2人だけ
    簡単にできると思ったら
    そうは問屋がおろさなかった
    なぜか組に住み込んで行儀見習いをすることに
    そこに柳刃と火野がやってくる
    そこで人間らしい暮らしをするうちに
    すっかり性根を入れ替えた主人公
    人情譚と料理がいい具合に混

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    2024年02月10日
  • 侠飯2 ホット&スパイシー篇

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    このシリーズどう展開させるんだろう?
    と思っていたが
    柳刃さんと火野さんは変わらず
    他の主要メンバーは毎回変わるのか
    今回は設定が夏だったからか
    サブタイトル通りやたらスパイシーな料理ばかり出てきた
    美味しそうではあるけど
    ちょっとげっそりした
    でもストーリーは前より良かった
    普通こういうタイプのストーリーって
    主人公が危ない目に合うと柳刃と火野コンビで助けるパターンだと思う
    でもこれは違ってて
    主人公が自力で助かる
    そこら辺も自然な感じ
    万人が楽しめるシリーズだと思う

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    2024年01月10日
  • 侠飯

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    ちょうどお正月だったので、カマバターを真似して作ってみました。美味しかった!
    高価な食材を使ってなくたって、少しでも美味しくしようと工夫された献立を、出来立て熱々の状態で、誰かと一緒に食べるのって、心に一番効くよねと再確認。いただきますっときちんと感謝を表すこともすごく大切。

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    2024年01月08日
  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    美味しそう!かっこいい!頑張る力が湧いてくる(^^)♪今回は歌舞伎町で半グレ集団に関わった若者達を柳刃組が…(゜゜;)最初に登場した冷凍食品アレンジは近いうちに、やってみようっと♪

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    2023年11月25日
  • 超怖い物件

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    嘘か真か
    名手たちの家に纏わるオムニバス

    めっちゃおもしろい!
    体験談や明らかなフィクションなどバリエーションに富んでるから飽きないし、それぞれのクオリティが高くて読んでてワクワクした。

    一番好きなのは「やなぎっ記」
    トガハラミ、笛を吹く家、終の棲家、ろろるいの家が良かった。
    特にろろるいはかなり怖くてゾクゾクした。

    トガハラミから読んだせいでまたカニバリズム関連が目に触れることに…

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    2023年11月04日
  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    福澤徹三『侠飯 9 ヤバウマ歌舞伎町編』文春文庫。

    文庫書下ろしシリーズ第9弾。安定の面白さ。次々と描かれる食と酒に関する蘊蓄と食べたことのない簡単料理のレシピ。そして、何よりも痛快なストーリーが面白い。シリーズがこれだけ続く理由も解る。


    山口から東京に出て、専門学校を卒業したものの、就活が上手く行かずバイト暮らしの蓬創介は、求人サイトで見つけた企業の面接を受けるが、そこを運営していたのは極悪非道の半グレ集団だった。履歴書などで個人情報を握られ、逃げるに逃げられず、言われるままに日給6,000円で歌舞伎町のバーで凛花と2人で働いていたある日、買い物に出掛けた時にトラブルに巻込まれる。それ

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    2023年10月16日
  • 侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇

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    ネタバレ

    任侠✖️食✖️若者=今を生きる勇気

    短いエンタメの小説の中に、現代社会の課題に対しで、生きる為の食を大切に感謝し、そして自分の足で歩いていくための言葉と、主人公の気付きと成長が、無理なくキチンと伝わる形で織り込まれている。
    読むだけで、食欲と勇気が満たされる本。

    今回も、良い刺激を頂きました。
    うつ病になって漸く気がつけた眼差しを改めて教わる。

    誰からも必要とされてないと思うのは、他人になにかを求めてるからだ
    いずれにせよ他人になにかを求めている限り、成長はない

    自分の意思で変えられないことを悩むのは時間の無駄だ。古代ギリシャの哲学者、エピクテトスはこういった
    幸福への道は、ただひとつ

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    2023年10月16日
  • 忌み地 怪談社奇聞録

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    取材をしていく形式で進んでいく内容。一話一話が短いので隙間時間にピッタリな1冊です。涼しくなりたい夏の移動時間にオススメ

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    2023年09月27日
  • 七人怪談

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    このアンソロジーを一言で表すなら、「とても怖い」。とにかく怖い描写や不気味な描写が多い。
    澤村伊智『サヤさん』ある霊能者に出会った小学生の話。前半の怪異に襲われる不気味さ、不条理さと、後半の物語の真相、謎の残るラスト。どれをとっても怖い。『予言の島』を事前に読んでおくとなお良い。
    加門七海『貝田川』実話の様な怪談、その真偽は不明。フィクションだと思っているのに、そうだと断言することが出来ない。
    名梁和泉『燃頭のいた町』「現世」と「異界」の境界が曖昧になり、いつしか怪異に襲われる。だが、この話は怪異より人間のほうが怖いと思う。
    菊地秀行『旅の武士』旅をする武士を中心として語られる時代劇怪談。連続

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    2023年09月01日
  • 忌み地 屍 怪談社奇聞録

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    福澤徹三作家の文体がほんまに好きです。
    今回の忌み地はぐいぐいきました!
    心霊スポットには行かないようにしないとみんなそこでヤバいものをひろってる気がする。
    『Wくんのライン』知ってるひとがこういうことになるってめっちゃ怖いです。
    『悲鳴』
    『東十条の乗客』化かされただけならいいんですけど違いそうだから怖い。
    『きれいな部屋』
    『床下の音』床下に呪いの場所が!?
    『船上怪談』船に酔うから乗れないけどめっちゃ興味深いです。
    『恋人岬』
    『後ろの顔』鳥居の外側と内側では結界の威力が違う。
    『白い鳥居』このはなし、他でも読んだような気がします。面白い!
    次も楽しみにしてます!!

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    2023年08月22日
  • 七人怪談

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    ネタバレ

    面白かった。澤村さんの短編がお目当てだったけれど、どの作品にも背筋がヒヤッとさせられた。最近民俗学と絡めた小説が好きなので、霜島さんの作品は思わぬ収穫だった。

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    2023年08月07日
  • 侠飯(1)

    購入済み

    グルメマンガ?

    ヤクザの抗争を目撃してしまったせいで部屋にヤクザが住み着くことになってしまった。
    不衛生な生活を送ってるのでヤクザにご飯や掃除のお世話をされることに…

    #タメになる #カッコいい

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    2023年08月02日
  • 侠飯8 やみつき人情屋台篇

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    任俠道とは、人のために損をとれることというフレーズに痺れる。
    自分の偏見に気づかずに発する言葉が他人を傷つけることがある。
    将来への不安に囚われて今を粗末にするなということと、自らの経験、知見を踏まえて心構えを構築していくことなど、胆力の大事さを伝える。
    前時代的な価値観かもしれないが、その大切さをエンタメのフォーマットで伝えてくれる小説也。

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    2023年07月16日
  • 超怖い物件

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    全部怖い。
    どれがお気に入り!とは、ならないぐらい全ての作品が面白かった。
    こんな作家様も内容も全てが豪華な1冊。
    夜に読むと怖さ倍増ですね。

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    2023年06月23日