福澤徹三のレビュー一覧
-
無料版購入済み
お腹が空く
原作小説を読んで面白かったので漫画も読んでみました。火野さんのビジュアルイメージがちょっと違いましたが笑美味しそうな描写はそのままでよかったです。
-
購入済み
臨場感
一般に読まれている実話怪談本は、体験談を書くものが主流だが、本書は取材そのものを記述している点に特徴がある。空振りに終わることもあるものの、霊体験より取材の方が怖いこともあり、なかなか目を離せない。
-
ネタバレ 購入済み
相変わらずの怖さ
さすがの怪談社で今回も怖かったです。語りとして聞いたことのあるお話もありましたが、活字として読むとまた違った味わいがありました。
それにしても、怪談の取材って本当に大変なんですね。本に載るのの何倍も取材されていらっしゃるでしょうし、ある意味怪異より生きた人間の方が怖い、という体験もされているでしょう。
そうやって集めたお話を聞かせていただけるのはありがたいし、幸せだなあ、と思いました。 -
Posted by ブクログ
福澤徹三『羊の国の「イリヤ」』小学館文庫。
奇妙なタイトル名と600ページのボリュームに一瞬躊躇したのだが、本書の紹介文を読むと非常に面白そうなので読んでみることにした。
同族経営の食品メーカーで働く50歳のサラリーマン・入矢悟が主人公にした絶体絶命、怒濤のエンタメ・ピカレスク小説。身悶えするくらい最後の最後まで面白い。
50歳ともなれば子供も巣立ち、いよいよ10年余りとなる会社生活でもう一旗上げようと決意を新たにしながらも、何処かで将来の安穏な暮らしを夢見てしまい、先々の生活に不安を感じる年頃。人生には何が起きるか解らない訳なのだが、本書の主人公のジェットコースターのような人生には驚愕させられる。
食品メーカーでマーケティング部の課長を務める入矢は、社長の指示による食材擬装に義憤を覚えて経営の刷新を図ろうとする役員に協力し、知人の週刊誌記者に不正をリークする。しかし、会社側は工場長のミスによる一時的な食材の混入という見解を示し、クーデターを企てた役員を排除し、入矢は子会社に左遷される。
出向先の子会社はパワハラとセクハラの吹き荒れるとんでもない会社で入矢はその状況を本社に訴え、本社に復帰しようと動き出すが、全く身に覚えの無い児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕される。
と、ここまではまだまだ序盤なのだが、盛りだくさんの不幸が主人公の入矢に襲い掛かる。
そして、やっとここでタイトルの『羊の国の「イリヤ」』の「イリヤ」は主人公の入矢のことかと気付く鈍い自分に笑う。この段階ではまだ『羊の国』の意味は解らない。
刑務所に送られる直前で不起訴となり、釈放された入矢を待ち受けていたのは失職と家庭崩壊からの離婚という現実。50歳にして無職の天涯孤独、孤立無援の入矢に新たな不幸が襲い掛かる。
中盤からの手に汗握る怒濤の展開。とあることから謎のヒットマン四科田了に半年ばかり命の猶予をもらった入矢は人間として大きく変貌を遂げる。同時に『羊の国』という意味も明らかになり、そういうことかと納得。
果たして、入矢の運命は如何に……
世の中は不条理にあふれ、ほんの一握りの搾取する側の人間が多くの搾取される側の人間を支配している。真面目に働いたからと言っても、生活が豊かになり、幸せになれるかと言えばそうではない。会社のために寝る間も休日を惜しんで働けば僅かばかり時間外給料は増えるが家庭生活は冷え込み、真面目に働いていても会社の業績悪化でリストラされたり、合併統合、事業売却とがっかりすることばかり。誰がこんな世の中にしたのか……
と、言いながらも『羊の国』で歯を食い縛って生きていかねばね。
本体価格980円
★★★★★ -
Posted by ブクログ
侠飯シリーズ、気に入っちゃってどんどん読んでる。今日からスキーだからいろんな本6冊くらい持ってきたんだけど、3巻以降も持って来ればよかったなー。
1巻でストーリーがいったん完結したから2巻以降はどんな展開になるんだろうと思っていたら、全く新しい登場人物が出てきた。今回の主人公は、会社から能力不足を理由に自主退職を迫られて、会社の地下三階にある謎の部署に左遷された28歳の順平。同じ部署に送られた不遇の同僚たちと昼休みにたまたま入ったキッチンカーで、柳刃と火野に出会う。今回もヤクザのふりをする二人に料理を教わったり脅迫されたりしながら、自らの今後と向き合う。
今回はメキシコやアフリカの料理がたくさん出てきて、前回とはまた違う真新しさと楽しさがあった。家族がチリコンカンが好きだからときどき温めるだけのを買ってくるけど、これを読んだらなんか気分でも作れそうな感じがした。豆を煮るのは時間がかかりそうだから水煮巻とかを使えば時短になるかも。前作もだけど、大さじいくつとかそういう記載がないだけで読んでてとっても楽。あの調味料を測る手間がどうにもこうにも面倒臭くてレシピ本なんかいくら買っても家帰ったら一向に開くに至らない。
2016年に生瀬さん主演でドラマ化もされてた。時間あったら観たいけど最近ドラマ観る習慣がないからなあ。とりあえず5巻まで本で読もうと思う! -
Posted by ブクログ
おもしろかったー!友達に借りたけど読み始めるタイミングがないまま返す日が来ちゃって、せっかくだから最後に目だけ通しとこうかなと思って行きの電車で読み始めたら案外おもしろくて、結局もうしばらく返さないままでいることにした。笑
主人公は、勉強にも就活にもやる気が出ない大学生の良一。ある夜、自宅付近でヤクザ同士の抗争に巻き込まれてしまう。柳刃と火野という二人のヤクザと共に命からがら逃げたものの、身を隠す必要があるという二人は良一の家に居座ってしまう。なぜか異常に料理が上手い柳刃は、良一が大学に行っている間に勝手に冷蔵庫や炊飯器を新調したり、何も知らない友達が遊びにくると「叔父だ」と言って豪勢な料理を振る舞ったり、なんか楽しいけどよく考えたらヤクザ、、、という奇妙な共同生活が始まる。
何より出てくる料理が本当に美味しそう。良一と火野がうまいうまい言いながら食べるから読んでいるだけで食欲をそそる。料理苦手だし好きでもないけどさすがに作ってみたくなってまずかまぼこのオムレツに挑戦した。これでもかっていうほどバターを敷いて九条ネギをがっつり入れたけど、いつもオムレツはプレーンしか食べない息子もこれはけっこう食べた。かまぼこってバターで焼くと美味しいんだな、、、大さじいくつとか細かい記載がないのも嬉しい。なんとなく作ってみてあとは食べるときに各自で醤油かけたりほりにし撒いたりすればなんとでもなる。タレとかソースとか使い回しが効くレシピや、ご飯の炊き方なんかも説明してくれる。しゃべり方がヤクザだから、普通のレシピ本よりずっとおもしろい。
5巻まで借りたから続きも読むのが楽しみ。というか1巻でストーリーはいったん完結しちゃったから、2巻以降はどういう話になるんだろう? -
購入済み
幽霊などとは違った怖さ
取材記録の羅列かと思いきや、読んでいくうちにおや?と思うことがちらほら。
最後にはぐるっと繋がる感覚があります。
日本古来の風習やそれにまつわる怪異などに興味がる方におすすめです。