福澤徹三のレビュー一覧
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交番勤務の真人が初めて逮捕したのは、
製薬会社MRの友永だった。
真人は痴漢容疑で友永を逮捕したが、
友永は一貫していないと無罪を主張する。
ある時、真人は友永を痴漢と訴えた女性と
目撃者が一緒にいるところを発見し、
自分が逮捕した友永は冤罪ではないか、
と疑問を感じ始める。
被疑者を犯人と思い込んだ上での取り調べや、
友永への扱いの記述が生々しい。
また、警察内での対応に逆らえないが
違和感を感じる真人は地域に住む弁護士の
五味へ助けを求める。
自己の保身のために人を陥れる人間、
人に責任を押し付ける人間、
善良ではいられない人間の自分勝手さは
醜くて生々しい。
でも、そんな組織 -
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突然部署から移動された先は
辞める事を迫られる部署。
なかなかに真っ黒けな会社ですが
社長が息子になってから、との事。
いやでもこの息子、ものすごく頑張る方向を
間違えている気がしてなりません。
会社の裏にあるランチワゴンについても
禁止が通達されるとか、ないです。
最初から録音してやりたい、という横暴っぷり。
そんな所に、キッチンカ―など見たら
ふらっとそちらに傾くのは当然。
ですが、商売ってそこまで甘くないような??
まぁ軸はそこではないでしょうし
頑張りだけ切り取ればよし、なのでしょうか。
当然1巻から職業は変わってないので
当然の最後といえば最後でした。
前の登場人物も、ちょっと -
購入済み
怖くなかった
実話を語ってくれる人を取材して、その話を、という内容。
冷房の効いた部屋を楽しみに飛び込んだら破れた団扇と壊れて極たまに微風がそよぐ位の扇風機が置かれていた部屋、という感じ。
表紙とタイトルと思わせ振りな写真が一番怖かった -
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ネタバレ『忌み地』それは、望むと望まざるとに関わらず、怪異が起こるとされている場所。住んでいる周辺が、あなたの家が、もしかしたらそうかもしれない。本書では再び、糸柳と上間が収集した、誰にでも起こりうる恐怖を紹介していこう。
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忌み地第二弾。前作が面白かったので、こちらも一気読み。こちらの話も怖いものが多く満足。ただ、今作は今世界中を混乱のさなかに陥れているコロナ禍の影響を受けており、二人の独特の取材方法である現地入りでの怪談収集を妨げた様子。どうやら過去に現地で収集した話が主なようだ。そのため、前作の様に一つの大きな根っこを持った怪談話たちというコンセプトは薄くなっており、仕方がないことだが、そ -
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侠飯シリーズ 第6弾
書き下ろし。
プロローグ ひきこもりと引きだし業者
➀ちょい足しとアレンジで絶品コンビニ飯
②自家製タレと焼きかたが秘訣。本格焼肉
③ジャンクな食材が大ごちそうに。手作りもんじゃ
④鍋とリゾットで二度美味しい。熱々ポトフ
⑤鯨ベーコンと貝柱とヅケマグロ。簡単海鮮づくし
⑥ステーキと本場のサルサが決め手。激旨タコス
⑦富士宮に横手に日田。ビールが止まらぬ名物焼きそば
⑧父と子の心をほぐす、この一膳。涙の親子丼
エピローグ 弱気を助け、強きをくじく。仁侠の道に挫折なし
司法試験に失敗し、ゲーム中毒になり、引きこもりになった蓮太郎は、悪徳引き出し業者によって連れ出される。