宮部みゆきのレビュー一覧

  • プレゼント(新潮文庫)

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    「夏」をテーマにしたアンソロジー作品。

    好きな作家さんたちの名前が並んでいるのを見て、手に取った。

    同じ「夏」という一つのテーマでありながら、作品ごとに切り口も設定もまったく違う。そのことがとても面白かった。

    夏という言葉から思い浮かべるものは、人によってそれぞれ違う。暑さ、光、記憶、出会い、別れ、懐かしさ。作家それぞれが自分なりの「夏」を物語として立ち上げていて、短い作品の中にもきちんとその人らしい世界があった。

    共通するテーマがあるからこそ、むしろ作家ごとの表現の違いがよく見える。その振れ幅の大きさに、改めて小説を書く人たちの巧みさを感じた。

    中でも、町田そのこさんと米澤穂信さん

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    2026年08月11日
  • はじめての

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    「私だけの所有者」:自我を持つロボットが語る物語としてはこれで3作目になるが、ストーリーが最もシンプルだったため、肩の力を抜いて最後まで楽しむことができた。Lee Baconの『Interview with the Robot』では、主人公のロボットがほぼ最後まで自分を人間だと思い込んでいたため、終盤に差し掛かると胸が締め付けられるような思いをした記憶がある。また、石黒カズオの『Klara and the Sun』では、伴侶ロボットが最後まで誰にも選ばれず、販売所から廃棄場に至る過程が彼女の視点から語られており、衝撃的なほど斬新で、かつ重い読後感があった。これら二作と比べると、本作は機械知能の

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    2026年08月03日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    「句会で生まれた俳句をタイトルにして、原稿用紙30枚から40枚前後の短編小説を書く」というアイデアが実現した短編集です。
    宮部みゆきだから超絶うまいのは当然ながら、短編を読んだ後にその俳句を読んでも、完全に短編の世界にしか見えなくなってしまうのが凄いところです。

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    2026年07月26日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    ネタバレ

    霊験お初シリーズの第二弾です。
    今回は神隠しの事件を追います。可愛い猫の協力者もでてきて心強い。

    前作では気の強い主人公だなぁと感じてましたが、今作ではお初の優しさと勇敢さがより強く表現されてます。お初の行動力あっての円満な終わりかたでした。

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    2026年07月26日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    大好きな宮部みゆきの作品
    短編集だからどうかなって思いながら読んだ
    読みやすくはあるけど
    どうも一つ一つが中途半端で終わっているような
    感じがしてあまり楽しめなかった
    たぶん好みの問題なのだろう
    あとは読み手の想像次第という終わり方が
    どうも苦手である
    この後どうなるのよ
    エピローグまで知りたいのに
    という感じかな
    作品自体は余韻があっていいのでしょうね

    一つだけ
    自分にもはまったというか
    ラストがホッとした一話がある
    『薔薇落つる丑三つの刻誰ぞいぬ』
    このお話は1番ホラーっぽくて
    残酷でもあり、そこがドキドキして
    ラストに「あーよかった」ってホロっときて
    かつての宮部作品のように感じた

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    2026年07月19日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    思ったより怖くなかったです。1つ1つの短編が最初は入りにくいのですが、読むうちに背筋がゾッとしてきて一気に読み進めたくなる感じでした。
    怖さで言えば函かな。最後まで読んで唖然としたのは、オンリーユーかな。

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    2026年07月04日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    宮部さんはデビュー直後からずっと好きで追いかけてきた作家さんで、ずっと、文庫化されたときか単行本が発売されたときに買って読んでいた。ただ、ここ数年、どの本を読んでどの本を読んでいないのかわからなくなってしまって(家の書棚がなにせカオス状態なので)購入を停止して読んでいなかったので、久しぶりの宮部作品となった。
    書評などでよく「作家の透徹した目を通して描かれた」という風な表現を見かけるけれど、久しぶりに読んだ宮部作品はまさにそう表現されるにふさわしい感じだった。一編一つずつの俳句から発想された物語たちは、すべてを見通すような鋭さや厳しさ、客観性をもって描かれていて、ほのぼのしたものもあるし全編が

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    2026年07月03日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    久々に宮部みゆきさんの小説を読みました。面白かったです。
    俳句を題材にした12編の短編集。
    短編集なので、通勤時に電車の中で読むにはちょうど良かったです。

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    2026年06月09日
  • はじめての

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    著者のラインナップに惹かれて手に取った。本作は「はじめて」小説に触れる人を想定したアンソロジーのようだ。各編読みやすいながらも、それぞれの作家さんのカラーがしっかり出ていて、元々抱いていたイメージとすんなり繋がる。あまり小説を読んでいない人が、このうちのどれか一編が気に入って、同じ作家さんの本を読んだら、きっとその本にも満足できるはず。それぞれの作家さんの入り口になれる本だ。
    森絵都さんの描く中学生はやはり生き生きとしていて良いなと思った。私はこの話が好きかな。島本理生さんの作品は儚くて切ない。はじめて人を好きになったときか‥

    YOASOBIとのコラボとのことで、読後にYouTubeで全曲を

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    2026年06月08日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    面白かった。
    これは読む順次を気をつけた方が良さそう。次は「…弍之続」なのだろうけれど未入手。一話完結の短編集だと思ったら、一話完結の短編ではあるものの連属していて最後にアベンジャーズになるというマーベル方式だった。この構成が巻を跨いでるのだとすると楽しめないかもしれないから。
    江戸時代の風俗に関する表現が思ったより少なくて時代劇を期待していた部分はハズれた。けれども、江戸の心意気は伝わって来た。
    三島屋の真正直なお内儀のお民。
    本巻ハイライトの『家鳴り』の主人公お福が語る「捨てる神あれば拾う神あるってことですよ」は一昨年、脳出血を患い〜会社をクビになり今は別の会社で働く身にとっては響いた。お

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    2026年06月07日
  • ほのぼのお徒歩日記(新潮文庫)

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    目次を見てびっくり、「平成お徒歩日記」と同じでは。。。新装完全版とは知らずに手に取りました。書き下ろしだけ読ませてもらいました。25年の歳月で、文章も良い歳の重ねかたをしてると感じました。

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    2026年06月03日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    おばけがあり社会がありゲームブックがあり心の醜い人間があり怪人があり、とホラー小説の幅の広さを読ませる短編集ではあったものの、怖さのギミックには幅がないせいか怖くはなかった。みゆきはやはり小説が上手いと再認識した

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    2026年05月28日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    著者が仕事を通じて親しくなった同年代の人たちと作った「BBK会」。
    そのメンバーの俳句を元に、著者が小説を創作したというユニークな試み。
    12の俳句に12の小説。
    それぞれ文庫本20頁ほどの、趣向を凝らしたバラエティーに富んだ小説となっており、さすが稀代のストーリーテラーだと、改めて納得。

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    2026年05月19日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    どうしても入ってこない短編もありましたが、自分は断然ラストの「オンリー・ユー」にやられ、背筋がひんやりとして読み終わりました。

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    2026年05月14日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    まあ書評なので可もなく不可もなくです。私が読んだことある本は数冊しかなくて、確かこの続編ではもう少し多かったので意外だったが、残念ながら今回は新たに読みたいと思う本はなかった。でも、こういう書評を読むのは嫌いではない

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    2026年05月11日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    俳句から物語を作る。書ける人は凄いなぁと。
    短編集なので好みはありますが、私は 山降りる旅〜の話が好きでした。

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    2026年05月10日
  • 三島屋変調百物語 2

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    ネタバレ

    絵はいい。

    1.凶宅の続き
    この屋敷に1年住んでくれれば100両。

    何もないことを確かめたい?

    どんな錠前を持っていってもかからない。
    土蔵の錠前はときどき不意にひとりでに外れてしまう。土蔵の力が錠前の力に勝つ時かまあるとそうなるらしい。いつそうなるか屋敷の者にはわからないから落ち着いて住んでいられない。ときどき様子を見ると、錠前がひとりでにかかっている。その繰り返し。
    錠前を燃やしてしまうまでは。それで、土蔵は開放された。

    土蔵には沢山の着物。

    何も起こらなかった。

    おたかお近を屋敷に誘う。

    おたか、気の病。

    おたか。親子6人
    で住み込んだが1年経って戻ってきたのはおたかのみ

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    2026年05月08日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    中々面白かった。
    宮部みゆきさんが
    時代物の作品を描いている
    のに、まずびっくりした。

    自分の過去から逃げきれない
    主人公が周りの人達の
    咎を一緒に背負っていく
    様がいい。

    次作も早く読みたい。

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    2026年05月07日
  • 三島屋変調百物語 1

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    ネタバレ

    絵は悪くない。

    1.曼珠沙華
    なぜ、私が曼珠沙華の花を恐れるようになったか。

    兄、大工と口論になり、殺してしまう。

    15年島流し。

    急に兄のようにキレるかもといわれ、弟は仕事を転々とする。そのうち、犯罪者の兄を隠すようになる弟。

    兄、戻ってくる。みんなが兄を不憫に思っている。弟は自分の苦労も知らずにと怒り、兄にむくいがくることを願う。

    兄が首を吊って死んだ。
    そこに曼珠沙華。

    吉蔵兄が見ていた顔は曼珠沙華の陰から覗く顔は、私(弟)だった。殺された大工の亡者に頼むほどにねじくれた私の生霊が死人花(曼珠沙華)の陰から兄を睨み。兄が詫びても許さずとうとう死に追いやってしまった。

    最後

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    2026年05月06日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    俳句×短編12作。ちらほらとホラーが垣間見えてニヤリ。
    巻末にある詠み人の紹介にも(・∀・)ニヤニヤ。

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    2026年05月05日