宮部みゆきのレビュー一覧

  • 三島屋変調百物語 2

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    『拝み屋横丁顛末記』の宮本福助が、
    『おそろし 三島屋変調百物語事始』をコミカライズ。
    心に傷を負った、おちか。
    彼女が聴くのは、人が心に密かに抱えている、もの語り。
    恐ろしいのは怪異、霊か、それとも人か?
    第五話 凶宅 中編  第六話 凶宅 後編
    第七話 邪恋 前編  第八話 邪恋 後編
    あとがき

    「凶宅」・・・1年だけ屋敷に暮らしてくれたら百両をあげよう。
    前巻から続く話はハッピーエンドで終わる?
    “そんなはずはない!”
    真実は悍ましいものであった。終わりが訪れる時は来るのか?
    そして甘らかな声は誘う。「おちかさん、おいでなさいまし」
    「邪恋」・・・黒白の間で、おちかがおしまに語る悲劇。

    0
    2024年01月14日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    前作までのような大きな転換点はないが、落ち着いて過ごす一年と語りが心地よい。
    次の一年はどんな年になることやら。

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    2024年01月09日
  • 三島屋変調百物語 2

    ネタバレ 購入済み

    つらいエピソードでした

    第2巻、どのエピソードがくるのかと思っていたら、どうやら原作どおりの順番で漫画化されて安心しました。
    このシリーズでは、震えるほど怖い話からちょっとクスリと笑える話や哀しい話などいろいろなエピソードがあります。
    今回はその中でも主人公のおちかの過去に関わる哀しいエピソードが入っていました。
    原作を読んで知っているのでどんな最後なのかわかっているにもかかわらず、あらためて胸がつぶれるような思いがしました。
    漫画の、作画の力だと思います。

    この先も全部漫画化してくれる事を期待してます。
    あんじゅうをぜひ絵で読ませてください!

    #深い #怖い #切ない

    1
    2024年01月06日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    緊迫感も悲壮感も漂う一作目から一転して、前向きな明るさを取り戻したおちかさんと愉快な仲間たち。
    新たな仲間を迎えて、美しく四季が移ろいゆく。
    人情ものとしても、怪談としても、江戸風俗史としても楽しめる。一噛みで何度も美味しい。
    あんじゅう、くろすけの話が切なくも面白かった。

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    2023年12月17日
  • あやし【電子特典付き】

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    世にも奇妙な9篇の怪談集。どの物語も面白くて読み始めると止まらない。短編で良かった。また睡眠不足になるところだ。
    人間が一番こわい。鬼にならないよう心して生きていかねばならぬ。

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    2023年12月11日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    ネットで見かけて。

    そりゃ、読むでしょ。
    「宮部みゆき」が読んで面白いと思った本なら。

    とりあえず興味を持ったのは、
    「絶対に行けない世界の非公開区域99」とか、
    「スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪」とか。

    好きな作家さんの読んだことのある本が出て来たのには、
    ちょっとガッツポーズをしてしまった。

    ただし、問題は、
    紹介する文章がとても面白いがゆえに期待値があがりすぎて、
    実際に読むと今一つに感じてしまうことがあるということ。
    自分も過去に痛い目に遭いました。

    もちろん、そんなことをおそれていては、
    読書はおろか人生も楽しめない。
    読みますよ、もちろん。

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    2023年12月14日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    たまにお江戸に浸る、そしてどこかホッとする

    少し恐くて不思議な短編集

    安定のシリーズ
    三島屋変調百物語

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    2023年12月10日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    ネタバレ

    初読。好きな作家さんがおすすめする本は読みたいといつも思うのだが、どうしてだか実際に読むまでに到達できない。でも今回はとりあえず購入までたどり着きました。『インソムニア』と『誰そ彼の殺人』。さていつ読めることか・・・。すべての本のおすすめ内容が見開き2ページにおさめられていて、簡潔さもよい。その中から何を選ぶかで自分の好みを再確認できそうです。

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    2023年12月07日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    ネタバレ

    2023/12/5
    今回はなかなか怖かったよ。
    時間もめっちゃかかったよ。
    なんか理不尽なんだもん。私すっきりしたいのに。
    「同行二人」だけは救いのあるいい話だった。
    次の強烈なのの前の中休みだ。
    新人の聞き手の試練なのでしょうか、私まで試練のご相伴に。
    あ、同じ苦労を共にしたような気がして小旦那さんに好意を感じる作戦?
    まあ感じてますよ。好意。
    お上手。
    次作もまんまと楽しみです。

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    2024年01月28日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    「三鬼 三島屋変調百物語四之続」(宮部 みゆき)を読んだ。
    
第二話の「食客ひだる神」がとても良い味わいだな。
    
第四話の「おくらさま」に関しては少し込み入ったむずかしいところがあってさ、『うーむ・・・』と暫し固まる。
    
わたし的には《そろそろおちかさんを放免してあげてもいいのでは?》なんて思うんだけど、まぁそれは出来ない相談だわな。
    
(って、本当に百物語すんの?)

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    2023年12月03日
  • ぼんぼん彩句

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    宮部みゆきさんの仲間の俳句を題材に派生し広がっていく物語。
    俳句って知識がないと内容を読み解けない。
    こんな風に物語がつくと改めて内容を理解し感じることができて楽しい。

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    2023年12月02日
  • ぼんぼん彩句

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    俳句を種に描いた短編12作。
    短編が先でそれを詠んだのかと思うくらいどれも見事にハマっていてかつ面白いのがさすが。
    鶏頭、月、薔薇を詠んだ句の話が特に好み。
    この先も続きそうで楽しみ。

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    2023年11月30日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    三島屋シリーズ七作目。前作の最終話がかなりハードで、なおかつ特殊な設定の話だったのですが、今回収録の三作は宮部さんの時代物の王道をいく三編だったと思います。

    愛や誰かを思う心が、必ずしもハッピーエンドを迎えるわけでもなく、時には悲劇を招いたり、なんとも言えない苦みのようなものが残る話も、多かったと思います。

    それでも、それぞれの作品に読後感の悪さというものは覚えませんでした。語り手それぞれの人生と感情が伝わり、静謐さを覚える。怖さ以上に哀感が心を打つお話ばかりで、改めて三島屋シリーズの底の深さを感じます。

    個人的に最も印象的だったのは「一途の念」
    貧困や病気など悲運が続く夫婦と、その子ど

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    2023年11月28日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    三島屋おちかの不思議百物語、第4作。
    「食客ひだる神」は、語り手の力量も相まって終始微笑ましい話。逆に「三鬼」は現代にも通じる、極限状態の人々が辿る悲しき性が恐ろしかった。
    また、レギュラー陣に少し変化もありますが、安定の不可思議譚でした。
    黒白の間での、「聞いて聞き捨て語って語り捨て」の形式は変わりませんが、おちかは聞き手としても人間としても成長が見られ、また周りの人々も時の流れで変わっていきます。
    百まではまだ当分あるので、大事に追いかけていきたいシリーズです。

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    2023年11月23日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」(宮部みゆき)を読んだ。
三島屋シリーズ第三弾。
    
表題作「泣き童子」怖かったよ。
    
おちかの周り、いい人がどんどん集まってくる。
シリーズ物の楽しみのひとつだな。
    
あと六冊くらい出てるので(まだ続いていくのかな)ゆるゆると読んでいく。
    
に、しても、宮部みゆき、すげーな。

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    2023年11月19日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    宮部書評集となると、それはもう読まない理由はない。短期間、読売新聞を取っていた頃、気になって手に取った作品も数作見つけられた。そしてさらに、読んでみたい作品が下記のごとくずらり。ノンフについては厳しめにピックアップしたんだけど、それでもこれだけあった。慌てず少しずつ、って感じやね。

    つくられる偽りの記憶 △
    絶対に行けない世界の非公開区域 △
    定職をもたない息子への手紙 △
    長くなるのでまたにする。 △
    ドクタースリープ ○
    へんな生きもの へんな生きざま ○
    深夜百太郎 ○
    謎の毒親 ○
    火打箱 △
    よこまち余話 △
    未確認動物UMAを科学する ○
    ぼくたちが越してきた日から〜 ○
    恐怖の

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    2023年11月17日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    どの話も好きだった。
    特に魂手形の疾走感が良かった。
    言いたいタイミングでズバリ当てはまる口汚い言葉は気持ちが良いはその通りだと思った。

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    2023年11月15日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    読み始め
    たまに挟まる、物語を客観的に見た視点からの意見が面白い。
    主人公の亘の家庭事情が激重で辛いが、めちゃくちゃにリアル。
    ファンタジー要素が5%くらいで、あとは、小学生が主人公のミステリーの序章を見ている感覚。
    最後の最後に剣を手にして、キ・キーマに出会って、やっとファンタジーっぽくなったところで、終話

    ファンタジーってご都合主義要素が非常に多いと勝手に考えていたが、
    重厚でリアルな作り、
    物語に一切妥協なしの書きぶりがたまらないです

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    2023年11月12日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    博多から名古屋への新幹線の中でよんだ。
    3話収録。

    火焔太鼓。
    某藩のお侍が訪ねてくる系の物語。
    結構この手の話が宮部みゆきに多い印象。
    読後感は悪くないけど、すっきりかと言われると何とも。

    一途の念。
    これは辛い話。
    でも底のところに人間の強さや優しさが感じられる。
    情念って怖い。

    魂手形
    語り手の軽やかさとも相俟って面白く読める幽霊話だけど、最後の最後でヒヤリとする。

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    2023年10月31日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

    H

    購入済み

    良かった

    おちかがどうなるか少し心配していましたが、よかったです。
    最初の「おそろし」は、私の波長と合わないと感じていましたが、「あんじゅう」から少し合うようになり、「泣き童子」以降は、一気読みとなりました。

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    2023年10月29日