宮部みゆきのレビュー一覧

  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    大好きな三島屋シリーズの四巻。

    『迷いの旅籠』
    語り手の女の子がいいなぁ。

    『食客ひだる神』
    ユーモラスでかわいくてあたたかくて好き。

    『三鬼』
    人間の残虐性と因習村の話。つらい。

    『おくらさま』
    若先生との別れはショックだけど、従兄弟で小旦那の富次郎と、瓢箪古堂の勘一さんが登場してとてもいい感じ。

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    2024年08月12日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    宮部みゆきが描く人気の三島屋百物語・第8弾!

    第1話の「賽子と虻」は博打好きな神様達によって、村人達が苦しめられる。ここに出てくる虻の神様なんて想像もつかないが、善良な人が虻の呪いにかけられ不幸になっていき、それを助けようとする者がその呪いを引き受けてしまうという血も涙もない恐ろしい話。
    第2話の「土鍋女房」は土鍋の中にいる蛇の化身の女に巻きつかれてこの世から兄を奪われてしまう話。
    第3話の「よって件のごとし」は〈ひとでなし〉と呼ばれる化け物に村人が次々と襲わる。その事情を池に潜らないと行けない隣村に若い娘が勇敢にも知らせに来る。そこから〈ひとでなし〉との戦いが始まる。
    どの話も人と土地神の

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    2024年08月07日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    おなじみのシリーズ
    今回は3篇

    ゾワゾワっとする話
    ヒヤリとする話
    じっと成り行きを見守る話
    3篇とも、寝落ちしたら変な夢を見ると気合いを入れて読む場面が何度もあった。

    特に、表題作の よって件のごとしは
    恐怖が哀しみを背負って迫ってきた。
    哀しみに立ち向かう姿も悲しいが、悲しむきっかけをつかめずに意地をはる人の姿も胸に迫るものがあった。

    このシリーズは話しの聞き手の富次郎さんをはじめ
    女中さんや丁稚さんたちが、さりげなく魅力的に描かれていてほっこりできるので救いがある。
    今回で、ひと区切りのような終わりかたに見えたが
    もう次の単行本が出ているのでどのような展開になっていくのか楽しみ。

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    2024年12月06日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    [1]妙に不敵で飄々とした雰囲気になったおちかはん。これが本来の姿に近いのかもしれへんなあ。
    [2]チームおちかの新メンバー、お勝、青野利一郎、行念坊、いたずら三人組と新太。メンバーの増加はおちかの世界の広がりでもあり、成長でもある。青野はおちかのお相手役になるかも。清太郎には気が進まんみたいやし。
    [3]今回もふくよかな一冊でした。

    【逃げ水】金井屋の番頭、房五郎と丁稚の染松(平太)。平太が近寄るとあらゆる水が逃げてしまう。「お旱さん」という神様が憑いていると言う。三島屋の人たちの優しさが身にしむ。

    【藪から千本】隣家の住吉屋の娘、お梅が嫁に行ったがなんだかいろいろ腑に落ちない段取りだっ

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    2024年06月06日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    三島屋怪談語りの百物語、第6作。聞き手が三島屋次男坊の富次郎に変わり、話し手もやや通俗・老獪な人々に?
    4編収録。中でも表題作は300ページ超とスケールも大きく、謎も妖もたっぷりのハラハラドキドキ読み応え十分な大作でした。
    また、「同行二人」は悲しく寂しい背景があるにも関わらず、飄々とした力強さが感じられる良作でした。
    短編も中編も、高いレベルを維持し続ける宮部先生はやはりすごい。

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    2024年05月28日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    ファンタジー要素は映画のほうが好きだった。でもストーリー展開のためのプロセスであったり歴史の部分を知ることができ、よりブレイブストーリーを楽しむことに繋がった。

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    2024年05月25日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    三島屋変調百物語シリーズ六冊目。

    「姑の墓」が・・・ここまで障りがあるのかと恐ろしかった。
    「同行二人」は切なかった。

     「黒武御神火御殿」が320ページ。これだけで1冊でも良いくらい。気持ち悪くて不可思議で面白かった。

    第二十八話「泣きぼくろ」
    →再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命。

    第二十九話「姑の墓」
    →とある家の女たちだけが〈絶景の丘〉に登ってはならない理由。

    第三十話「同行二人」
    →妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異。

    第三十一話「黒武御神火御殿」
    →異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命。

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    2024年05月22日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部さんから始まり、他4人の作家さんたちが繋いでいくアンソロジー。どれも、意思を持っているかのように思える無機物に人生を翻弄されてしまった人たちが出てくるところが共通してたように思う。最後の宮内さんの作品だけ違ったかな。辻村さんの「ママ・はは」は「噛み合わない会話と〜」で読んだことがあったのだけど、今作で宮部さんの作品を受けて書いたものだと分かると理解が深まった気がして良かった。

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    2024年05月16日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    第一期完結にて、 ここまでの百物語まとめが巻末に。
    今回は「開けずの間」が怖かった。居座った行き逢い神が人の命と引き換え
    に立ち退いたものの、話を聞いただけでお勝に白髪が出来て抜け落ちるという。

    嫁入り道中の描写がとても良く「お幸せに」と祈りたくなる。
    ただ、プロポーズに至るまでの行動、心境なんかの描写が記憶に残っていなく、
    私には熟慮の末のプロポーズにはちょっと思えなくて・・・。だから★★★のところをご祝儀で。

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    2024年05月15日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    日経朝刊に連載されたもの。
    新聞で読んだ筈なのに、ほぼ覚えていなかったから改めて興味深く読むことができた。
    一つ一つの話も長いけれど、話の区切りが見つからず、
    ついつい一気読みしてしまうので他の案件が手につかない(苦笑)。

    今巻で改めて不思議に思ったことは消失と出現。
    「三鬼」の正体もさることながら話の最後で突然、出現した物。
    「おくらさま」で語り手が消えてから残された着物もいつの間にか、なくなっている。
    まぁこの世の常識が通じない話だと思えばよいのだろうな。

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    2024年05月15日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    単巻でも読めるような工夫が心憎い。
    他所で開かれている百物語の会に招かれるという新たな展開も登場。
    3.11後に書かれたという第二話は心に響く。
    第四話の傘地蔵のような話はホロリと来た。
    続巻が楽しみ。

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    2024年05月15日
  • あやし【電子特典付き】

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    スリルや勢いのある怖さと違って、現代の私たちにも通じる心の闇とか縁の恐ろしさとか、そういうのが後味にあって、よけいに忘れられないってお話が、一番怖いのよ~

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    2024年05月13日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    前作を読む前におちかさんの旦那さんを知ってしまったので、白無垢姿の女性が表紙のこちらまで一気に読みました(泣)

     人の弱さとか怖さのお話しが多いけど、『開けずの間』は珍しくお化けの怖さ。今までで一番怖かったかも?
    『だんまり姫』はかわいかった。

     三島屋変わり百物語シリーズの第一期が終わりました。色々な事情があって聞き手が変わるよ。次作も楽しみ。

    『開けずの間』
    『だんまり姫』
    『面の家』
    『あやかし草紙』
    『金目の猫』

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    2024年05月10日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    今回も色々な方が語りに来ます。13歳の女の子だったり、仕出し屋の亭主だったり、元武士だったり。

    1編200P超えのお話しもありましたが、楽しく読めました。地方の農村の人々の暮らしを垣間見れた気がします。

    おちかの縁談にも変化が・・・。
    でもね、でもね、、、次の本のタイトルを調べようとして出版社のHP見てたら、三島屋シリーズの相関図が出て来て思いがけず結末をしってしまいました・・・。

    『迷いの旅籠』
    『食客ひだる神』
    『三鬼』

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    2024年05月10日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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     「くりから御殿」は語り手が小さな頃に天災で幼馴染を亡くしてしまう切ないお話しでした。

     「悋気持ち」とか「ねずみ祭り」とか知らない言葉や風習にも出会えました。「泣き童子」が怖かった。やっぱり怖いのは人間よね。

    「魂取の池」
    「くりから御殿」
    「泣き童子」
    「小雪舞う日の怪談語り」
    「まぐる笛」
    「節気顔」

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    2024年05月10日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    タイトル通り、著者が読売新聞に書いた書評集。
    小説以外にも、歴史や社会、ペット、恐竜など、まさに著者が楽しんで読んでいたのが伝わってきます。そして、軽妙かつ優しさを感じるのは、小説と同じでした。

    タイトルに「2015-2019」がついているということは、何年か待てばまた続編が出る?

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    2024年04月20日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    お初捕物控2作目。失踪する理由もない二人が忽然と姿を消した事件の発端は、女性が持つ「迷い」嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。これらはすべて表裏一体で、だからこそ扱いが難しい。人の悲しみも苦しみも、恨みも嫉妬も赤裸々にして、最後には全部吸い取ってくれるような、スッキリするお話だった。猫の鉄くんが可愛くて良かった。お初さんシリーズも続編待ってます!

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    2024年04月16日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    数年ぶりに再読。宮部先生の時代小説の江戸の雰囲気が懐かしい。時代に沿った問題提起には考えさせられるところがあり、赤穂浪士に新たな解釈を加えたているのも興味深い…歴史は視点によって捉え方が変わるものなんだなあ、と再認識した。特殊な力を持つお初さんのキャラクターも良い。このシリーズも再開しないかなあ…

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    2024年04月14日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    傑作ホラーを集めたアンソロジー。1993年以降に発表された全8編を収録する。「七つのカップ」の姉妹編。
    浮遊する水(鈴木 光司)
    猿祈願(坂東 眞砂子)
    影牢(宮部 みゆき)
    集まった四人(三津田 信三)
    山荘奇譚(小池 真理子)
    バースデー・プレゼント(綾辻 行人)
    迷い子(加門 七海)
    赤い月、廃駅の上に(有栖川 有栖)

    読み終えると、なんとなくじんわりゾクッとくる作品ばかり。さすが実力派作家の皆様だと感じる。

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    2024年04月12日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    ネタバレ

    441ページ
    1700円
    5月25日〜6月1日

    人の悪事を見抜いて泣く童子。童子に悪事を見抜かれた娘は、階段から突き落として殺してしまう。そして娘にも子が生まれ三つになった時、その子は自分の母を見て泣きわめいた。

    不思議な話、怪談話、怖い話、色々あった。今までの変調百物語と違い、なかなか読み進めるのが難しかった。

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    2024年04月04日