宮部みゆきのレビュー一覧

  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    ネタバレ

    三島屋変調百物語第2弾、第一話「逃げ水」では、淋しがり屋の神様「お旱さん」との出会いを通じて、神を敬い怖れる江戸時代の生き方が伝わってきた
    素直で純粋な少年と三島屋の人々の絆が温かく、読後感が良くほっこりした気持ちになる
    第四話「吼える仏」は、偽坊主・行然坊の回想から、仏様と共に暮らす人々の信仰と人の良心の脆さを描き、宗教の持つ複雑な力と時代を感じさせ、行然坊の最後の言葉に作者の思いが込められている
    心に残ったのは第三話「暗獣」、真っ黒なもののけ「くろすけ」と老夫婦の交流は、付喪神とは思えない愛らしさと切なさに溢れている
    くろすけの健気な姿や、夫婦との絆が深まるほどに訪れる別れの悲哀に、思わず

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    2025年05月05日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    ネタバレ

    ①曼珠沙華 藤吉、兄:吉蔵のお話し。
    ②凶宅 父:辰二郎、娘:おたかさん達家族、鍵の師匠:清六、その孫:清太郎のお話。
    ③邪恋 おちか、松太郎、良助のお話。
    ④魔境 お福、お彩、市太郎、鉄五郎、おかね、お吉のお話。
    ⑤家鳴り 蔵のお話。

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    2025年05月04日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    有名作家が執筆したホラーアンソロジー。不思議な話、怖くない話もある。
    個人的に好きなのは三津田信三さんと小池真理子さんの話。
    三津田さんの話は想像するだけで怖くゾッとした。似ているかもしれない、って序盤で言われてる「竈の中の顔」を読んでみたいなと思った。
    小池さんのはほんわかする話から一変して困惑したまま終わるのが良かった。

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    2025年05月04日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    内藤了の家ホラーが段違いで恐ろしかった。芦花公園の河童の話もここ最近の世相を反映したホラーという点で面白い。小池真理子の最後の作品は、アンソロジーの最後にふさわしい切なさがあってよかった。

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    2025年04月20日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    ☆4.8
    宮部みゆき氏のもしかしたら、最高傑作と云えるシリーズになるのかもしれない。
    「火車」が宮部氏の作品を知るきっかけでした。
    この作品には度肝を抜かれ、直後財前さんの2時間ドラマで、観てまた震えた。
    本作は、実に緻密に作り込まれたものかたりで、油断をしていると、これが伏線だったのと思うことが多い。
    隠れキリシタンの大名のものかたりなのだが、ここに述べられている宗教観は日本人の私にはなかなか理解に苦しむ。深い考え方の数々に、改めて、読み返すことがあるだろうと思う。

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    2025年03月14日
  • 三島屋変調百物語 4

    購入済み

    完結

    かの屋敷にみなが。これまでの話が全て伏線かのように。
    出てくる人たちは姿だけでは正直誰が誰やら・・・、なのが難点。
    もっと続いても良かった様に思うが、お疲れ様でした。

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    2025年03月06日
  • 三島屋変調百物語 3

    購入済み

    鏡というものの力や怪異としてはオーソドックスではあるが
    やはり人の情念を交えているので実におそろしくも哀しい。
    ヒキはクライマックスへ。

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    2025年03月06日
  • 三島屋変調百物語 1

    購入済み

    百物語

    コミカライズされてたのには気づかなかった。
    さっぱりした絵柄が好み。
    あとがきで、割愛された部分があるとのことだが、
    はじめから連載の長さが決まっていたのだろうか。

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    2025年03月05日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    ネタバレ

    おちかが三島屋夫婦の世話になり始め、おじがおちかに与えた変わり百物語の聞き手になって1年が経った。様々な話を聞きおちかは成長していた。
    「魂取の池」:叔父伊兵衛の囲碁仲間、その娘お文が語る祖母の話。自分が安心するだけのために相手を試して愛情を確認してはいけない。好きな人のことを信じなさいという教訓を噛み締めなきゃいけない。これまで何十の恋人が自分たちは大丈夫と試し、猪神様はまさに喰らいやがれ我が力とラスボス感を出しただろうか。
    「くりから御殿」:白粉問屋大阪屋の主長治郎の子どもの頃の話。東日本大震災を彷彿とさせる話で残された者の悲しみと罪悪感、なんでどうして自分だけという孤独感が痛い。そして、

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    2025年03月04日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    上・中・下巻読み終わった。
    一筋縄では解決できない深いテーマを扱っていながら、ファンタジーの世界観で飽きずに読むことができた。映画を見てるように頭の中に場面が次々と浮かんできて、楽しい読書体験だった。

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    2025年03月02日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    三島屋怪談語りの百物語、第7作。二代目聞き手の富次郎も板についてきた。
    妖しくも魅力的な怪異の話が続く中、先代聞き手のおちかにはめでたい話が。
    シリーズの中でも、全体的に穏やかな雰囲気が強い。
    ただ、最後にまさかのキャラ登場。これからどうなる?

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    2025年02月17日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    ネタバレ

    江戸の袋物屋三島屋、そこの主の伊兵衛と妻のお民の元には姪のおちかという娘が預けられていた。おちかには家を出て叔父夫婦に世話になる深い理由があった。
    「曼珠沙華」:この百物語の始まり、藤兵衛とその兄である吉蔵の話。尊敬する大好きだった兄が人を殺し、身内の犯した過ちに自身が苦しめられる。どうしても兄を恨んでしまうのは仕方ない感情だ。弟に苦労をかけた罪悪感を持つのも当たり前の感情だ。どちらの罪の意識にも共感できるだけに辛い話。
    「凶宅」:おたかとその家族が巻き込まれたお化け屋敷の話。おたかの話は過去の出来事だが、読んでいる方としてはダメぜったい!と何度止めたことか。お父さんがお金に目が眩んだせいで、

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    2025年02月16日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    相変わらず、怖い。
    本屋さんで見つけると嬉しくてすぐに買うのに、えいっと覚悟き決めて読むまでに時間がかかって、読み始めたらどんどん引き込まれる。
    感想を書くと、前もそうだったと思い出すのがおかしい。
    八百万の神様。人の世と似ているようで異なる理でいるから怖いし人のマイナスの気持ちとリンクしたら余計に恐ろしい。
    ほんの小さな掛け違いやズレで結果は変わっていくし、勇気や思いやりが必ずしも幸せに繋がるとは限らないけれど、自分を確りと持つ人達の強さと優しさは八方塞がりに見えることを打開していくのだと思いました。
    それにしても、虻の神様って!!!嫌~

    おちかさん、元気に出産して皆を安心させてね。

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    2025年02月16日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    ネタバレ

    中巻で一気に物語が進み、亘も大きく成長した。
    トローン、主役ではないけれど好きなキャラクターの一人で苦労人な感じがよい。それに最初の廃教会での戦闘は、RPGをプレイしているようで本当におもしろかった。スリルがたまらない。
    ミツルは相変わらず思い描いたような優等生でワタルよりも二歩も三歩も先を進んでいる。なんだかんだ現世でのお母さんのガス栓事件といい、魔病院といいワタルを助けてくれる。ミツルの装備が好き。
    自然を人間はいいようには変えられない。北の凶星はそれを象徴していて、不穏で、物語を一気に物々しい雰囲気に変えて、これからのワタルとミツルの行く先が気になる。みんなが幸せになる世界があればいいの

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    2025年02月14日
  • 三島屋変調百物語 4

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    原作はまだまだ続いているので、漫画もどこまで買い続けなきゃいけないんだろうかと危惧していたら、この巻で終わりだった。ちょうどいい話の切れ目だ。
    小説に忠実だったように思う。

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    2025年02月07日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    ネタバレ

    中学生の頃に大好きで何度も読んだ本。本屋でたまたま目に入り、表紙が今風になってる!と思いもう一度読み直したくなり、久々にページを捲った。
    懐かしさとあんなに読み込んだと思っていたのに忘れている部分があって何度読んでもおもしろい。
    特に幻界に続く扉を発見したシーンと、導師様に会うシーン。異世界への扉(冒険) と聞いたら胸ときめくものだと思うが、亘にとっては何気ない日常に仄暗い影が漂い始める合図でもあった。お母さんのやったことは許せないけど、自分の決断には責任を持たなければならないよお父さん…気持ちはわかるけど。中学生の頃は、亘の視線でしか見られなかったけど大人になった今、大人の事情もわかってしま

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    2025年02月13日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    好きな作家さんが何名か著者として表紙に名前があったので読んでみました。
    宮部みゆきさん、小池真理子さんは怖いだけじゃなくて読み終わった後の余韻もある味わいでさすがです。新名智さんの作品はゲームブック風、でも読み進めていくうちに…と驚きの展開でした。芦花公園さんは相変わらずワールド炸裂。一番怖かったのは内藤了さんの「函」でした。ONのシリーズが頭にあったのですが、全然違う味わいで、怖くて読みやめたいのに面白くてやめられないという大変な状況に。

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    2025年01月27日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    ネタバレ

    小説の題名どおり、これからワタルはどんどん勇敢になってくるのかなぁと思った。
    今は悲しいことがたくさん起こっているが、幻界に行ってワタルにはどのような変化があるのか楽しみ。

    あと、一人称が「亘」から「ワタル」になったのはなんでだ。

    ★印象に残ったフレーズ
    「なんにも悪いことしてない人が不幸になるのは、神様がバカでナマケモノだからでしょ?そんな神様拝んで、おじさんつまらなくないですか?」

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    2025年01月19日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    「竜狩人に祝福を」
    一番面白かった。
    ファンタジーのタイトルで内容も外国が舞台になってて、ゲームブックの構成だったから懐かしいな〜って思って楽しんでたらとんでもないことに…

    「函」
    久しぶりにめっちゃ怖い!夜中に読んでて途中で読むのやめて次の日に読みました。あんな家一泊もしたくない。

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    2025年01月15日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    ネタバレ

    面白かった。これでシリーズ完結は寂しい。お初と右京之助が結婚した後でもその2人の様子編読みたかった。物語としても、一つの事件から複数の事件へと繫がっていって、すごく読み応えがあった。見た目の美しさかわ全てではないっていうのは、若い時ほど理解し難い。見た目の美しさ以外のその人自身の魅力が分かる人というのも若い時にはあまり周りにいないように感じる。特に男性で内面を重んじて、内面の素敵な部分に目を向ける人は少ないように感じる。周りがそうだと、本人もどうしても影響される。それをどう自分は自分、自分の魅力に気づいてくれる人と関係を結んでいくことに繋げて行くことが大切なんだろうなあとは思いつつ難しいものだ

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    2025年01月14日