宮部みゆきのレビュー一覧

  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    三島屋怪談語りの百物語、第5作。禍々しい話からほんわかする話まで、常に優しさを持つ宮部節は変わらず、ずっと読み続けたいシリーズ。
    おちかが新しい門出を迎え、次作から百物語の聞き手は富次郎へ。はてさて、次はどんな話が待っている?

    今回で累計27話(文庫版最後に、これまでの一覧と簡単な粗筋が掲載されているのが有難い)で、まだ4分の1。
    続きはまだまだございます。

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    2024年02月27日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    長いシリーズになっているから、今から読み始めるのに抵抗があったが、なんのことはない。
    この巻でちゃんと広げた風呂敷がとりあえず畳まれている(大団円がちゃんとある)。そして次巻以降を読む価値もある、と思わせる面白さもある。なので、とりあえず一巻だけ…で全然よいのでした。
    どの話にも、語り手が「わざわざ三島屋に語りに来る」事情があって、それが怪談に語り手の後悔や恐怖心を乗っける仕掛けになっているから、ただの怪異短編集とは違う、新感覚の「ものがたり」として読める。

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    2024年02月25日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    辛い経験をきっかけに心を閉ざしてしまった17才のおちかは、袋物屋「三島屋」の主人である叔父の元に身を寄せる。

    叔父はおちかに三島屋を訪れる客から「変わり百物語」を聞くよう言い付ける。

    三島屋を訪れる客達から辛く不思議な話を聞くうちに、おちかの心境にも変化が、、、。

     三島屋シリーズ第一弾。
    第一話『曼珠沙華』
    第二話『凶宅』
    第三話『邪恋』
    第四話『魔鏡』
    第五話『家鳴り』

     江戸時代を舞台にしたお話しなので、慣れるのに時間がかかりましたが、内容自体はとても面白かったです。あと、昭和の死語だと思ってた言葉が江戸時代からの言葉だったと知りビックリしました。《おきゃん》《おちゃっぴぃ》《こ

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    2024年02月23日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    これだけ書くためには、この何倍もは読んでなければいけない。
    沢山の作品を書き、沢山の本を読む。
    確か、宮部さんはゲーマーでもあった気がする。
    自分だったら1日24時間では足りないですね。
    たまには人がおすすめする本を読んでみるのもいい。
    自分では思いつかなかった新しいジャンルが開ける。

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    2024年02月22日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    江戸の袋物屋で働く娘が、店に訪れる客から不思議な話を1話ずつ聞いていく、という形で進むホラー歴史小説。
    ホラーといいつつ、ただ怖いという話ではなく、人の心の機微が丁寧に描かれていて、気づくとあらゆる人物に感情移入しながら読んでしまいました。

    怪異譚としての肌触りは、創作怪談や都市伝説ホラーとはまた違った感覚。実話怪談を聞いた時のような、不気味さと「説明のつかなさ」がじわりと滲んでいるように思います。

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    2024年02月17日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    久しぶりに宮部みゆきの『震える岩』を再読。忘れているところも多く、楽しく読んだ。

    新潮文庫の『かまいたち』におさめられているお初のシリーズ、『迷い鳩』などとは、登場人物も若干違う。別のシリーズとのことで、お初の性格も少し勝気である。不思議な力を通しての、事件への関わり方も、より積極的。

    少し描写が長々と続くように感じる箇所もあったが、込み入った事件をほぐすには、これくらい丁寧な方がわかりやすい。
    続刊も読んでみます。

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    2024年02月16日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    遂に三島屋百物語も3冊目。怖い話が苦手なので大好きな宮部みゆきさんの江戸物でありながら読まずに来ましたが読めてよかった!本文に百物語を聴いてすす払いとありましたが、本当に同感。道ならぬ事、人の想念、あの世この世の不思議の中に感じることが多く、登場人物にも段々と親しみが出てきて面白くなってきました。

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    2024年02月12日
  • ぼんぼん彩句

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    ネタバレ

    安定の面白さ。事故で亡くなった同級生をいつまでも想い続ける男とその家族の話は気持ち悪くて特に妹が。最後は少しざまあーって感じでスッキリ。

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    2024年02月11日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    宮部みゆきファンには必読本。でなくても、世のレビュアーには教科書になるような本です。

    人は人を評しながら多くは自分を語っているという。本書も他人の書物を語りながら、自分の著作世界を語っている様な気がしてならない。時代小説、推理小説、SF小説作家としての宮部みゆきの創作の源泉のひとつは、類稀なる好奇心と読書欲だと常々思っている私にとっては、様(さも)ありなんというラインナップだった。

    もう一つ感心したのは、500字から多くて800字という、極めて短いけれども、新聞書評欄としたら当然の長さの中に納めていること。これくらいの長さが、人が「序でに読んでやろう」と思えるギリギリのところなのだろう。し

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    2024年02月05日
  • 三島屋変調百物語 2

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    原作に忠実だけど、屋敷の描写は文字を読んで自分がイメージしたものの方が鮮やかで豪華だった。漫画や実写は描写に限界があるから、自分のイマジネーションが勝った感じかな。

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    2024年01月31日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    シリーズ6作目。聞き手が替わった第一段。
    すごい面白かった!ですが、ホラーがそもそも苦手な私にとっては怖すぎた…
    宮部みゆきさんのホラー(特に時代小説)は、怖いけど、哀しくて優しい。「優しい」が強めのものが多い気がしていたのですが、今回、特に最後のお話は怖過ぎて。
    夜読みはじめて、怖すぎて止められなく…ん?やっぱり面白いのか!(笑)

    自分としては「同行二人」が好きでした。

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    2024年01月28日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    心の闇、あやかし、どちらもおそろしい。
    枠物語は枠でなく存在感あるメインストーリー。
    ふくよかでこまやかな文章に、ええもん読んでる気分になれます。

    事情あり他者と接したぁあらへんおちかに叔父の染物屋三島屋伊兵衛は、松田屋藤兵衛と曼珠沙華のできごとののち、変わり百物語を集めたいと言い出し訪ねてくる人々から怪談話を聞き出すよう命じる(おちかのリハビリ目的でしょう)。
    心閉ざすおちかが他者の怖い話を聞くうち、なんやしらんけどいつの間にかタフになってもうてて怪談の方を救う。
    メフィスト的なキャラが登場、おちかのライバルとなる?

    曼珠沙華:曼珠沙華の影になにが見える?
    凶宅:安藤坂の屋敷。おたかが語

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    2024年01月27日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    ただでさえ読みたい本がたくさんあるのに、この本を読んだら更に倍増。
    こんなにも世の中は読むたい本で溢れている。
    幸せなことだ。ともすれば偏りがちな私の読書範囲も著者おすすめによって違うジャンルのも手にとれる喜び。
    まずはS・キングの「ドクター・スリープ上下巻」と
    宮沢章夫の爆笑エッセイ「長くなるのでまたにする」
    と映画にもなった、「スポットライト世紀のスクープ、カトリック教会の大罪」をチェック。

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    2024年01月20日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    ネタバレ

     宮部さんのライフワークである「三島屋」シリーズの第7弾ですが、今回も面白かったです。

     表題作の終盤で、義憤に燃えた吉富が葵の継母を懲らしめるシーンが爽快でした。
     葵の継母は容姿は端麗ながら陰険な性格の持ち主で、葵が幼い頃から彼女を苛めていたのみならず、私利私欲のために、ごろつきを使って葵を貶めさせ、死に追いやってしまいます。その後、彼女は肥えた老婆となっていたので、きっと葵を殺したことを露ほども気に病んでいなかったんだと思います。
     一方、吉富にも継母がいますが、彼の継母であるお竹は、吉富を苛める祖母に凄んで虐待を止めさせた大人物です。「おめえのはらわたには虫が湧いてる」だの「鉈で腕を

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    2024年01月14日
  • 三島屋変調百物語 2

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    『拝み屋横丁顛末記』の宮本福助が、
    『おそろし 三島屋変調百物語事始』をコミカライズ。
    心に傷を負った、おちか。
    彼女が聴くのは、人が心に密かに抱えている、もの語り。
    恐ろしいのは怪異、霊か、それとも人か?
    第五話 凶宅 中編  第六話 凶宅 後編
    第七話 邪恋 前編  第八話 邪恋 後編
    あとがき

    「凶宅」・・・1年だけ屋敷に暮らしてくれたら百両をあげよう。
    前巻から続く話はハッピーエンドで終わる?
    “そんなはずはない!”
    真実は悍ましいものであった。終わりが訪れる時は来るのか?
    そして甘らかな声は誘う。「おちかさん、おいでなさいまし」
    「邪恋」・・・黒白の間で、おちかがおしまに語る悲劇。

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    2024年01月14日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    前作までのような大きな転換点はないが、落ち着いて過ごす一年と語りが心地よい。
    次の一年はどんな年になることやら。

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    2024年01月09日
  • 三島屋変調百物語 2

    ネタバレ 購入済み

    つらいエピソードでした

    第2巻、どのエピソードがくるのかと思っていたら、どうやら原作どおりの順番で漫画化されて安心しました。
    このシリーズでは、震えるほど怖い話からちょっとクスリと笑える話や哀しい話などいろいろなエピソードがあります。
    今回はその中でも主人公のおちかの過去に関わる哀しいエピソードが入っていました。
    原作を読んで知っているのでどんな最後なのかわかっているにもかかわらず、あらためて胸がつぶれるような思いがしました。
    漫画の、作画の力だと思います。

    この先も全部漫画化してくれる事を期待してます。
    あんじゅうをぜひ絵で読ませてください!

    #深い #切ない #怖い

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    2024年01月06日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    緊迫感も悲壮感も漂う一作目から一転して、前向きな明るさを取り戻したおちかさんと愉快な仲間たち。
    新たな仲間を迎えて、美しく四季が移ろいゆく。
    人情ものとしても、怪談としても、江戸風俗史としても楽しめる。一噛みで何度も美味しい。
    あんじゅう、くろすけの話が切なくも面白かった。

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    2023年12月17日
  • あやし【電子特典付き】

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    世にも奇妙な9篇の怪談集。どの物語も面白くて読み始めると止まらない。短編で良かった。また睡眠不足になるところだ。
    人間が一番こわい。鬼にならないよう心して生きていかねばならぬ。

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    2023年12月11日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    ネットで見かけて。

    そりゃ、読むでしょ。
    「宮部みゆき」が読んで面白いと思った本なら。

    とりあえず興味を持ったのは、
    「絶対に行けない世界の非公開区域99」とか、
    「スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪」とか。

    好きな作家さんの読んだことのある本が出て来たのには、
    ちょっとガッツポーズをしてしまった。

    ただし、問題は、
    紹介する文章がとても面白いがゆえに期待値があがりすぎて、
    実際に読むと今一つに感じてしまうことがあるということ。
    自分も過去に痛い目に遭いました。

    もちろん、そんなことをおそれていては、
    読書はおろか人生も楽しめない。
    読みますよ、もちろん。

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    2023年12月14日