宮部みゆきのレビュー一覧
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辛い経験をきっかけに心を閉ざしてしまった17才のおちかは、袋物屋「三島屋」の主人である叔父の元に身を寄せる。
叔父はおちかに三島屋を訪れる客から「変わり百物語」を聞くよう言い付ける。
三島屋を訪れる客達から辛く不思議な話を聞くうちに、おちかの心境にも変化が、、、。
三島屋シリーズ第一弾。
第一話『曼珠沙華』
第二話『凶宅』
第三話『邪恋』
第四話『魔鏡』
第五話『家鳴り』
江戸時代を舞台にしたお話しなので、慣れるのに時間がかかりましたが、内容自体はとても面白かったです。あと、昭和の死語だと思ってた言葉が江戸時代からの言葉だったと知りビックリしました。《おきゃん》《おちゃっぴぃ》《こ -
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宮部みゆきファンには必読本。でなくても、世のレビュアーには教科書になるような本です。
人は人を評しながら多くは自分を語っているという。本書も他人の書物を語りながら、自分の著作世界を語っている様な気がしてならない。時代小説、推理小説、SF小説作家としての宮部みゆきの創作の源泉のひとつは、類稀なる好奇心と読書欲だと常々思っている私にとっては、様(さも)ありなんというラインナップだった。
もう一つ感心したのは、500字から多くて800字という、極めて短いけれども、新聞書評欄としたら当然の長さの中に納めていること。これくらいの長さが、人が「序でに読んでやろう」と思えるギリギリのところなのだろう。し -
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心の闇、あやかし、どちらもおそろしい。
枠物語は枠でなく存在感あるメインストーリー。
ふくよかでこまやかな文章に、ええもん読んでる気分になれます。
事情あり他者と接したぁあらへんおちかに叔父の染物屋三島屋伊兵衛は、松田屋藤兵衛と曼珠沙華のできごとののち、変わり百物語を集めたいと言い出し訪ねてくる人々から怪談話を聞き出すよう命じる(おちかのリハビリ目的でしょう)。
心閉ざすおちかが他者の怖い話を聞くうち、なんやしらんけどいつの間にかタフになってもうてて怪談の方を救う。
メフィスト的なキャラが登場、おちかのライバルとなる?
曼珠沙華:曼珠沙華の影になにが見える?
凶宅:安藤坂の屋敷。おたかが語 -
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ネタバレ宮部さんのライフワークである「三島屋」シリーズの第7弾ですが、今回も面白かったです。
表題作の終盤で、義憤に燃えた吉富が葵の継母を懲らしめるシーンが爽快でした。
葵の継母は容姿は端麗ながら陰険な性格の持ち主で、葵が幼い頃から彼女を苛めていたのみならず、私利私欲のために、ごろつきを使って葵を貶めさせ、死に追いやってしまいます。その後、彼女は肥えた老婆となっていたので、きっと葵を殺したことを露ほども気に病んでいなかったんだと思います。
一方、吉富にも継母がいますが、彼の継母であるお竹は、吉富を苛める祖母に凄んで虐待を止めさせた大人物です。「おめえのはらわたには虫が湧いてる」だの「鉈で腕を -
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『拝み屋横丁顛末記』の宮本福助が、
『おそろし 三島屋変調百物語事始』をコミカライズ。
心に傷を負った、おちか。
彼女が聴くのは、人が心に密かに抱えている、もの語り。
恐ろしいのは怪異、霊か、それとも人か?
第五話 凶宅 中編 第六話 凶宅 後編
第七話 邪恋 前編 第八話 邪恋 後編
あとがき
「凶宅」・・・1年だけ屋敷に暮らしてくれたら百両をあげよう。
前巻から続く話はハッピーエンドで終わる?
“そんなはずはない!”
真実は悍ましいものであった。終わりが訪れる時は来るのか?
そして甘らかな声は誘う。「おちかさん、おいでなさいまし」
「邪恋」・・・黒白の間で、おちかがおしまに語る悲劇。 -
ネタバレ 購入済み
つらいエピソードでした
第2巻、どのエピソードがくるのかと思っていたら、どうやら原作どおりの順番で漫画化されて安心しました。
このシリーズでは、震えるほど怖い話からちょっとクスリと笑える話や哀しい話などいろいろなエピソードがあります。
今回はその中でも主人公のおちかの過去に関わる哀しいエピソードが入っていました。
原作を読んで知っているのでどんな最後なのかわかっているにもかかわらず、あらためて胸がつぶれるような思いがしました。
漫画の、作画の力だと思います。
この先も全部漫画化してくれる事を期待してます。
あんじゅうをぜひ絵で読ませてください! -
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ネットで見かけて。
そりゃ、読むでしょ。
「宮部みゆき」が読んで面白いと思った本なら。
とりあえず興味を持ったのは、
「絶対に行けない世界の非公開区域99」とか、
「スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪」とか。
好きな作家さんの読んだことのある本が出て来たのには、
ちょっとガッツポーズをしてしまった。
ただし、問題は、
紹介する文章がとても面白いがゆえに期待値があがりすぎて、
実際に読むと今一つに感じてしまうことがあるということ。
自分も過去に痛い目に遭いました。
もちろん、そんなことをおそれていては、
読書はおろか人生も楽しめない。
読みますよ、もちろん。